本製品は1998年の初版から20年以上が経過しましたが、現在でも1/48スケールのモスキートとしてはベストと呼べるキットです。
本製品は傑作機シリーズのターニングポイントともなったキットで、今までは目立たないディテールを極力省略して組み立て易さを追求するスタイルでしたが、本製品以降は目立たない箇所まで精密に再現したディテール重視のキットとなっており、そのスタイルは現在でも変わっていない様に思います。
個人的にはサクッと完成できる旧スタイルも好きでしたね。
もっともディテール重視の為にパーツ数は増えましたが、タミヤらしい高いパーツ精度は相変わらずなので、組み立てのストレスは最低限です。
同スケールのモスキートは、古くはモノグラムとエアフィックス、近年ではドイツレベル等もありますが、総合的に勝る本製品がお薦めと言えるでしょう。