新品:
¥814¥814 税込
ポイント: 8pt
(1%)
無料お届け日:
4月3日 - 5日
発送元: アジアンショップアマゾン店 販売者: アジアンショップアマゾン店
新品:
¥814¥814 税込
ポイント: 8pt
(1%)
無料お届け日:
4月3日 - 5日
発送元: アジアンショップアマゾン店
販売者: アジアンショップアマゾン店
中古品: ¥153
中古品:
¥153

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
新版 原発のどこが危険か 世界の事故と福島原発 (朝日選書) 単行本 – 2011/4/8
桜井 淳
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥814","priceAmount":814.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"814","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"FTJc1Y0L%2FQWPwgZnIezypjz4IStZ52zbYF36wtrkmUcU0M%2F0Kgl6zzJYtyJdiGse6IRKfPKipcQZFlnME1OOZ%2Fqv8paVycdsxFx3YbY8YzYZgwCjh1EyqgtUNJ28lgguXPlkEhmunJj0mqghC5CjJiGMi4JHhj%2FeNOrez1RqfBKnS3%2FGNwj10aUASO4wFksG","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥153","priceAmount":153.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"153","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"FTJc1Y0L%2FQWPwgZnIezypjz4IStZ52zb5BbBzOXmyeFCR%2F1xpWj77enkQ%2BdqPoId%2FkBb9DFYewMTmgINTIhLfsFIb38XknPQIHYYFALqUZyOPOm88D85%2BW3Xv9is%2FgZ72%2BMmKvMzgvKe0kHF%2BHdpvZvu7GYBFFW%2Bhxs9ysjIDwk%2BAUgjV5L0Uw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
福島の危険性は、本書が指摘していた! 1995年刊行の旧版に、2011年の福島原発事故に関する詳細な考察を加え、新版として緊急出版する。過去の事故を総ざらいして、原発の危険性と問題点を明確に指摘する。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2011/4/8
- ISBN-104022599766
- ISBN-13978-4022599766
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2011/4/8)
- 発売日 : 2011/4/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4022599766
- ISBN-13 : 978-4022599766
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,053,824位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
間もなく福島第一原発事故から10年になる。あの過酷事故を防ぐ手立てはあったはずだ。それは、原発の危険な部分を精査し、あらかじめ対策を講じておくことである。この本は、世界各国の原発事故を調べ、多様でかつそれぞれ代表的な事故を抽出している。ブランズフェリーのケーブル火災事故、チェルノブイリ原発の反応度投入事故、米国スリーマイル島原発2号機の事故(補助給水系の出口弁のメンテナンス後の開け忘れ)、福島第二原発3号機の再循環ポンプの軸受け静翼の共振と隅肉溶接、美浜2号の配管減肉事故(米サリー原発でも20年以上前に前例があった)などなど。事故原因はいつも「想定外」とされるが、決してそうではない。PRAの事故シーケンスには、ステーションブラックアウトで高圧・低圧ECCS不作動という事故シーケンスが、日本原子力学会のPRA標準に記載されていた。しかし、複数基の非常用ディーゼル発電機が共倒れする確率は非常に小さいとして見過ごされてきた。わが国では、原発推進・反対の激しい二項対立のなかで、原発の危険性を見抜き、そしてそれを防ぐ手立てを推進・反対を問わずやっておくことが必要であったのだ。20年、30年と地震による配管破断の可能性に関する不毛な議論が訴訟の場で永年の争点となっていた。しかし、ステーションブラックアウトがどれだけ厳しいものであるか、それを3.11前から具体的に指摘されていたのは、桜井氏だけではないであろうか。著者の先見の明を感じる、重みのある本書の内容である。福島第一原発事故のステーションブラックアウトは、津波という共通原因事象によって、非常用ディーゼル発電機の共倒れに依っていとも簡単に発生した。東北電力では、女川原発の敷地高さを決めるにあたって貞観津波の遡上高さまで、津波漂流物や石碑によって調べ、震源に最も近い原発でありながら、津波の侵入による共倒れを防いだ。茨城県では、県の指導で、東海第二原発の津波対策を実施し、2つの防護壁のうち1つができたところで津波に襲われたが、海水ポンプが1系統生き残り、また納入されて検収処理をしていないピカピカの電源車が電気を供給して、安全停止を達成した。茨城県の原子力防災のレベルの高さとその指導に従った原電東海第二の対応は、桜井氏のステーションブラックアウトの指摘に応えたものとなった。米国原子力規制委員会(NRC)の鉄則は、原発の安全対策は最もリスクの高いものから、対策するというのが鉄則である。機器の分解点検の検査リストの書類を高さ10mに積み上げるだけの品質保証(QMS)では、津波を防ぐことはできなかったのである。当時の原子力安全・保安院も膨大な書類検査の行政指導の前に、本書を読んでおくべきであった。高さ15mの津波が原発の敷地を襲うと、海水侵入によって何が起きるか、その結果起こるステーションブラックアウトにどう対処すべきか、机上検討をするだけで、かなりのことが予見され、その対策ができたはずだ。福島第一原発事故は、決して「想定外」ではなかった。貞観津波に学び、女川原発や東海第二原発のように津波の対策とステーションブラックアウトに対処する電源車を高台に配備しておけば、福島第一原発事故は防げたはずである。名著があったのに、防げなかった。残念でならない。「歴史を忘れると、歴史が教えに来る」津波という歴史にきちんと向き合い、ステーションブラックアウトに備えるべきであった。
2012年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
独自の視点で書かれていてなかなか面白かったです。
圧力容器のやきなましなど、自分はしらなっかたのでためになりました。、
圧力容器のやきなましなど、自分はしらなっかたのでためになりました。、
2011年4月14日に日本でレビュー済み
雑誌を除いて、福島第一原発の事故についてふれた本は、本書が最初だ
と思います。しかし、センセーショナルな本ではありません。
【概要】
1.図表を用いた原子炉の詳しい解説
2.燃料棒を入れる圧力容器の経年劣化(中性子線による)
3.劣化のため耐用年数以下で部品交換必要となることもある
4.スリーマイル島事故
5.チェルノブイリ事故
6.配管のギロチン破断、その他の深刻な事故
…そして福島第一での事故。
以上が国内外の多数の事例をもとに詳しく解説してあります。
【読み終えて】
福島第一の事故を「私たちはまだ何も分かっていない」ことが分かった。
当事者の東電も、政府機関も、権威ある専門家もそうだろう、と分かった。
(それだけに、発電所従業員の皆様のご苦労に頭が下がります。)
水漏れは圧力容器に損傷があるのか、あるいは配管か?それも分かってない。
また、著者は「非常用ディーゼル発電機の故障もはじめは津波のためといわれて
いたが…ディーゼル冷却用の海水が取り入れられなかったためではないか…」と
推測しています。炉は覗けず計器は故障し、現場は推測しながらの対処でしょう。
事故は収束向かっているのか、悪化しているのか。状況の好転を祈ります。
昨日(4/13)英科学誌ネイチャー(電子版)に、今回の事故を収束させるのに
数十年〜100年はかかると専門家の見解が掲載されたそうです(読売、朝日)。
年数の幅が広いのは、故障箇所と故障原因がまだ特定できないからでしょうか。
【本書の題名】
「原子力安全保安院」「原子力安全委員会」「原子力安全白書」他の国は知りません
が、日本では「危険」はタブーなのですね。
…題名に込めた著者の意図が伝わってきます。
安全だと言うより、危険だと思っていた方が安全ですよね。車の運転と同じ。
推進、廃絶、どんな考えの人にも一読をおすすめします。
追記 4/17
一号炉で4/6から窒素の注入が続いています。燃料棒の金属と水の反応で発生した水素による爆発の予防のためです。私には疑問がありました。圧力容器に窒素注入と言うことは、容器内の圧力が上昇します。容器は耐えられるのか?注入は可能なのか?昨日TV(日テレニュース24)で原子力安全保安院の会見を見ました。私の疑問と同様な質問に答えて、担当者はこう答えていました。
「(…抜けている、ということですから)今後も窒素の注入を継続することもあります。」
びっくりしました。本書の該当部分をみると、
「…(圧力容器や格納容器の周辺は)非常に多くの配管が通されている。…水素が接合部分の隙間を通り抜けるのは、容易なことだ。」
”放射能は完全に封じ込めます。”
という電力会社の説明は嘘だったんだ。
通常運転の場合は、恒常的に漏れる放射は微量かもしれないが(あっ、そのために排気筒があるのか!)、燃料が一部溶融している状態では桁違いの放射能が放出されているはずなのに、気密性はその程度だったのか。注水すると水漏れ、窒素注入では気体が漏れる。どちらも放射能を含む。猛毒の放射能を封じ込めるというテクノロジーは、砂上の楼閣に見えてくる。あるいは、”知らしむべからず”でしょうか。何らかの利益のために、国民に真実を明かしてなかったのでしょう。
と思います。しかし、センセーショナルな本ではありません。
【概要】
1.図表を用いた原子炉の詳しい解説
2.燃料棒を入れる圧力容器の経年劣化(中性子線による)
3.劣化のため耐用年数以下で部品交換必要となることもある
4.スリーマイル島事故
5.チェルノブイリ事故
6.配管のギロチン破断、その他の深刻な事故
…そして福島第一での事故。
以上が国内外の多数の事例をもとに詳しく解説してあります。
【読み終えて】
福島第一の事故を「私たちはまだ何も分かっていない」ことが分かった。
当事者の東電も、政府機関も、権威ある専門家もそうだろう、と分かった。
(それだけに、発電所従業員の皆様のご苦労に頭が下がります。)
水漏れは圧力容器に損傷があるのか、あるいは配管か?それも分かってない。
また、著者は「非常用ディーゼル発電機の故障もはじめは津波のためといわれて
いたが…ディーゼル冷却用の海水が取り入れられなかったためではないか…」と
推測しています。炉は覗けず計器は故障し、現場は推測しながらの対処でしょう。
事故は収束向かっているのか、悪化しているのか。状況の好転を祈ります。
昨日(4/13)英科学誌ネイチャー(電子版)に、今回の事故を収束させるのに
数十年〜100年はかかると専門家の見解が掲載されたそうです(読売、朝日)。
年数の幅が広いのは、故障箇所と故障原因がまだ特定できないからでしょうか。
【本書の題名】
「原子力安全保安院」「原子力安全委員会」「原子力安全白書」他の国は知りません
が、日本では「危険」はタブーなのですね。
…題名に込めた著者の意図が伝わってきます。
安全だと言うより、危険だと思っていた方が安全ですよね。車の運転と同じ。
推進、廃絶、どんな考えの人にも一読をおすすめします。
追記 4/17
一号炉で4/6から窒素の注入が続いています。燃料棒の金属と水の反応で発生した水素による爆発の予防のためです。私には疑問がありました。圧力容器に窒素注入と言うことは、容器内の圧力が上昇します。容器は耐えられるのか?注入は可能なのか?昨日TV(日テレニュース24)で原子力安全保安院の会見を見ました。私の疑問と同様な質問に答えて、担当者はこう答えていました。
「(…抜けている、ということですから)今後も窒素の注入を継続することもあります。」
びっくりしました。本書の該当部分をみると、
「…(圧力容器や格納容器の周辺は)非常に多くの配管が通されている。…水素が接合部分の隙間を通り抜けるのは、容易なことだ。」
”放射能は完全に封じ込めます。”
という電力会社の説明は嘘だったんだ。
通常運転の場合は、恒常的に漏れる放射は微量かもしれないが(あっ、そのために排気筒があるのか!)、燃料が一部溶融している状態では桁違いの放射能が放出されているはずなのに、気密性はその程度だったのか。注水すると水漏れ、窒素注入では気体が漏れる。どちらも放射能を含む。猛毒の放射能を封じ込めるというテクノロジーは、砂上の楼閣に見えてくる。あるいは、”知らしむべからず”でしょうか。何らかの利益のために、国民に真実を明かしてなかったのでしょう。
2011年10月5日に日本でレビュー済み
本書を含め数冊の桜井氏の著書を
過去に読んだ。桜井氏は過去20年
以上、原子力発電の問題について
意見を表明してきた。しかしながら、
NPO法人原子力資料情報室の設立者
である高木仁三郎というずば抜けた
才能と圧倒的なエネルギーをもつ
社会運動家が高木氏の2000年の
逝去まで常に原子力問題について
論壇をリードしてきた中で、
高木氏の著書にくらべると
比較的桜井氏の著書は脚光を
浴びることが少なかったという
印象を私は持っている。
高木氏逝去後、原子力問題に関する
論壇は、いわばリーダー的存在が不在の
状態が今日まで続いていると私にはみえる。
そこで今回の原発事故は上述の経緯から
著者にとっては高木氏亡き後、
原子力問題に関する論壇の
リーダーシップを確立する
絶好のチャンスとみえたであろう
と推察される。
以上のような経緯の中での朝日新聞出版
からの本書新版の緊急出版となった
わけであるが、本書の基本的姿勢について、
その長所、限界・欠点を
以下に簡潔に述べる。
長所:
原子力発電推進の是非について
著書を出版している人たちの中には
工学系の知識が不足していながら
かなり独断的に議論を展開して
いく人たちが多い傾向にあると
私は感じる。その中では比較的
科学的な視点から原子力問題を
論じようとする姿勢が本書には
みられる。
限界・欠点:
本書の基本的欠点は原子力
発電推進の是非を政策的視点から
述べるために必要な、社会科学系の
知識および素養が著者には
欠如しているようにみえる点である。
本質的に社会運動家のアジテートが
一貫した著者の執筆動機となっており、
文科系のもつ社会問題には絶対的な
「解答」はなく、ただ「見解」のみが
あるといった相対的認識のセンスとか、
「自分が無知であることを
知る」といった謙虚かつ真摯に
学問に取り組む情熱をもつ人の
精神に触れて影響を受けた
経験がなかったように感じられる。
過去に読んだ。桜井氏は過去20年
以上、原子力発電の問題について
意見を表明してきた。しかしながら、
NPO法人原子力資料情報室の設立者
である高木仁三郎というずば抜けた
才能と圧倒的なエネルギーをもつ
社会運動家が高木氏の2000年の
逝去まで常に原子力問題について
論壇をリードしてきた中で、
高木氏の著書にくらべると
比較的桜井氏の著書は脚光を
浴びることが少なかったという
印象を私は持っている。
高木氏逝去後、原子力問題に関する
論壇は、いわばリーダー的存在が不在の
状態が今日まで続いていると私にはみえる。
そこで今回の原発事故は上述の経緯から
著者にとっては高木氏亡き後、
原子力問題に関する論壇の
リーダーシップを確立する
絶好のチャンスとみえたであろう
と推察される。
以上のような経緯の中での朝日新聞出版
からの本書新版の緊急出版となった
わけであるが、本書の基本的姿勢について、
その長所、限界・欠点を
以下に簡潔に述べる。
長所:
原子力発電推進の是非について
著書を出版している人たちの中には
工学系の知識が不足していながら
かなり独断的に議論を展開して
いく人たちが多い傾向にあると
私は感じる。その中では比較的
科学的な視点から原子力問題を
論じようとする姿勢が本書には
みられる。
限界・欠点:
本書の基本的欠点は原子力
発電推進の是非を政策的視点から
述べるために必要な、社会科学系の
知識および素養が著者には
欠如しているようにみえる点である。
本質的に社会運動家のアジテートが
一貫した著者の執筆動機となっており、
文科系のもつ社会問題には絶対的な
「解答」はなく、ただ「見解」のみが
あるといった相対的認識のセンスとか、
「自分が無知であることを
知る」といった謙虚かつ真摯に
学問に取り組む情熱をもつ人の
精神に触れて影響を受けた
経験がなかったように感じられる。
2011年5月13日に日本でレビュー済み
2011年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源とする大地震が日本を襲った。
この大地震の衝撃によって、非常用ディーゼル発電機が作動しなくなり、緊急炉心冷却装置も機能しなくなった。
マグニチュード9の想定外の大地震に、ゼネラルエレクトリック社製のポンコツ原発が耐えられず、故障してしまった。
これが今日まで続いている大惨事の元凶である。
要するに、耐震設計に問題があったのだ。
もう一つオマケで気になるのは、使用済み核燃料の今後の身の振り方である。
貯蔵プール内で冷却保管が難しくなったら、どうするのだろうか?
外部施設への一時移転も検討されているが・・
使用済み核燃料は、長期間の冷却管理を要するので、厄介な代物である。
原発のみならず、原発の副産物もまた、将来にわたって禍根を残している。
この大地震の衝撃によって、非常用ディーゼル発電機が作動しなくなり、緊急炉心冷却装置も機能しなくなった。
マグニチュード9の想定外の大地震に、ゼネラルエレクトリック社製のポンコツ原発が耐えられず、故障してしまった。
これが今日まで続いている大惨事の元凶である。
要するに、耐震設計に問題があったのだ。
もう一つオマケで気になるのは、使用済み核燃料の今後の身の振り方である。
貯蔵プール内で冷却保管が難しくなったら、どうするのだろうか?
外部施設への一時移転も検討されているが・・
使用済み核燃料は、長期間の冷却管理を要するので、厄介な代物である。
原発のみならず、原発の副産物もまた、将来にわたって禍根を残している。
2015年1月6日に日本でレビュー済み
旧版「原発の何処が危険か」(1995年刊)に「2011年福島原発事故、どこが盲点だったか」を加筆し、福島関連の写真と図解を付け加えたもの。
奇しくも、旧版執筆時点で電源喪失の際の危険が指摘されていたのに、それが一顧だにされなかったのは返す返すも残念である。
また、「原子力発電の安全基準を規定するのは安全性ではなく経済性である」である点も様々な事故、それに対する対応によって明らかにしており、それについても今回の事故のその後の経過が図らずも本書の記述の正当性を実証している。
とかく、原発に関しては科学的な見地よりも、非科学的な感情論と言うより宗教論争のような雰囲気もあるので、私は、一歩身を引いていたが、今回の事故で、反対論が感情論でも宗教論でもなく現実的なものであったこと、「原発の安全性」の方がかえって感情論宗教論に近いものであったことが図らずも証明されてしまった。
奇しくも、旧版執筆時点で電源喪失の際の危険が指摘されていたのに、それが一顧だにされなかったのは返す返すも残念である。
また、「原子力発電の安全基準を規定するのは安全性ではなく経済性である」である点も様々な事故、それに対する対応によって明らかにしており、それについても今回の事故のその後の経過が図らずも本書の記述の正当性を実証している。
とかく、原発に関しては科学的な見地よりも、非科学的な感情論と言うより宗教論争のような雰囲気もあるので、私は、一歩身を引いていたが、今回の事故で、反対論が感情論でも宗教論でもなく現実的なものであったこと、「原発の安全性」の方がかえって感情論宗教論に近いものであったことが図らずも証明されてしまった。