先に絵本を読んでジョン万次郎さんの波乱に富んだ人生に感銘を受けて、井伏鱒二さんのジョン万次郎漂流記を購入しました。
直木賞受賞作とは、このような作品なのだと感心しながら、楽しく読めました。素晴らしい作品です。
子供の頃、国語の教科書で井伏鱒二さんの「山椒魚」を読みました。今、再び、井伏鱒二さんの作品を読むことができて、幸せに思いました。
Kindleはよいですね。文字が大きくできて、目が疲れません。
追記:2022年5月に、家族で沖縄へ旅行に行ったとき、観光タクシーのドライバーさんが、糸満市のジョン万次郎が上陸したは浜辺(記念碑が建っています)へ連れて行ってくれました。美しい浜辺でした。船を近づけるには岩がごつごつしていて難しそうに思いました。数年前、留学中の子供に会いにサンフランシスコへ行ったとき市庁舎のゴールドラッシュの石碑前で記念写真を撮ったことを思い出しました。その時は、ジョン万次郎さんが日本への帰国費用を作るために、金山で金を掘っていたとは知りませんでした。ジョン万次郎さんをテーマに旅行をすると楽しそうです。
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さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記 (新潮文庫) 文庫 – 1986/9/29
井伏 鱒二
(著)
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もし井伏鱒二の手にかからなかったら、
「ジョン万次郎」の生涯はこれほど生彩を帯びなかっただろう―。
都を落ちのび瀬戸内海を転戦する平家一門の衰亡を、戦陣にあって心身ともに成長して行く若き公達の日記形式で綴った「さざなみ軍記」。
土佐沖で遭難後、異人船に救助され、アメリカ本土で新知識を身につけて幕末の日米交渉に活躍する少年漁夫の数奇な生涯を描く直木賞受賞作「ジョン万次郎漂流記」。
他にSFタイムスリップ小説の先駆とも言うべき「二つの話」を収める会心の歴史名作集。
目次
さざなみ軍記
ジョン万次郎漂流記
二つの話
解説 河盛好蔵
本書収録「ジョン万次郎漂流記」より
二 万次郎等、絶海の孤島に助船を求めること
この島は周囲一里ばかりと思われる無人島であった。突兀(とっこつ)たる磐石が争ってそそり立ち、草木といってはわずかに茅(かや)が生えているだけで、地獄絵に見る剣の山というのはこれを見て創案したのではないかとさえ思われた。漂着した五人のものは先ず飲料水を見つけるため、それぞれ手分けして岩間の清水をさがしまわった。すると磯を見おろす岩根のかたわらに、二間四方もある岩窟が見つかった。
本書「解説」より
「さざなみ軍記」…この作品は昭和五年(作者三十歳)から十三年まで、足かけ九カ年の歳月を費して完成された労作である。そして作者は作品の内容としては、戦陣にある少年が心身ともに次第に成長して行く過程を精密に描くことを志し、それを表現する文体には、作者が遍歴して来た文体を意識的に再用する、言いかえれば少年の成長につれて作者自身の文体も成長してゆくという困難きわまる技法を用い、この前人未踏の手法に見事に成功したのである。
「二つの話」…この大人の童話のような作品は、当時の作者のさまざまな試みの一つだったかもしれない。私はこの作品のなかに、敗戦国日本についての作者の憂苦がにじみ出ているのを感じる。「二つの話」は昭和二十一年四月、『展望』に発表された。
――河盛好蔵(文芸評論家)
井伏鱒二(1898-1993)
広島県生れ。本名、満寿二。中学時代は画家を志したが、長兄のすすめで志望を文学に変え、1917(大正6)年早大予科に進む。1929(昭和4)年「山椒魚」等で文壇に登場。1938年「ジョン万次郎漂流記」で直木賞を、1950年「本日休診」他により読売文学賞を、1966年には「黒い雨」で野間文芸賞を受けるなど、受賞多数。1966年、文化勲章受賞。
「ジョン万次郎」の生涯はこれほど生彩を帯びなかっただろう―。
都を落ちのび瀬戸内海を転戦する平家一門の衰亡を、戦陣にあって心身ともに成長して行く若き公達の日記形式で綴った「さざなみ軍記」。
土佐沖で遭難後、異人船に救助され、アメリカ本土で新知識を身につけて幕末の日米交渉に活躍する少年漁夫の数奇な生涯を描く直木賞受賞作「ジョン万次郎漂流記」。
他にSFタイムスリップ小説の先駆とも言うべき「二つの話」を収める会心の歴史名作集。
目次
さざなみ軍記
ジョン万次郎漂流記
二つの話
解説 河盛好蔵
本書収録「ジョン万次郎漂流記」より
二 万次郎等、絶海の孤島に助船を求めること
この島は周囲一里ばかりと思われる無人島であった。突兀(とっこつ)たる磐石が争ってそそり立ち、草木といってはわずかに茅(かや)が生えているだけで、地獄絵に見る剣の山というのはこれを見て創案したのではないかとさえ思われた。漂着した五人のものは先ず飲料水を見つけるため、それぞれ手分けして岩間の清水をさがしまわった。すると磯を見おろす岩根のかたわらに、二間四方もある岩窟が見つかった。
本書「解説」より
「さざなみ軍記」…この作品は昭和五年(作者三十歳)から十三年まで、足かけ九カ年の歳月を費して完成された労作である。そして作者は作品の内容としては、戦陣にある少年が心身ともに次第に成長して行く過程を精密に描くことを志し、それを表現する文体には、作者が遍歴して来た文体を意識的に再用する、言いかえれば少年の成長につれて作者自身の文体も成長してゆくという困難きわまる技法を用い、この前人未踏の手法に見事に成功したのである。
「二つの話」…この大人の童話のような作品は、当時の作者のさまざまな試みの一つだったかもしれない。私はこの作品のなかに、敗戦国日本についての作者の憂苦がにじみ出ているのを感じる。「二つの話」は昭和二十一年四月、『展望』に発表された。
――河盛好蔵(文芸評論家)
井伏鱒二(1898-1993)
広島県生れ。本名、満寿二。中学時代は画家を志したが、長兄のすすめで志望を文学に変え、1917(大正6)年早大予科に進む。1929(昭和4)年「山椒魚」等で文壇に登場。1938年「ジョン万次郎漂流記」で直木賞を、1950年「本日休診」他により読売文学賞を、1966年には「黒い雨」で野間文芸賞を受けるなど、受賞多数。1966年、文化勲章受賞。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1986/9/29
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101034079
- ISBN-13978-4101034072
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山椒魚 | 駅前旅館 | 黒い雨 | さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記 | 荻窪風土記 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
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62
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価格 | ¥539¥539 | ¥473¥473 | ¥880¥880 | ¥693¥693 | ¥605¥605 |
【新潮文庫】井伏鱒二 作品 | 大きくなりすぎて岩屋の棲家から永久に出られなくなった山椒魚の狼狽をユーモア漂う筆で描く処女作「山椒魚」など初期作品12編。 | 昭和30年代初頭。東京は上野駅前の旅館を舞台に、番頭たちの奇妙な生態や団体客が巻き起こす珍騒動を描いた傑作ユーモア小説。 | 一瞬の閃光に街は焼けくずれ、放射能の雨の中を人人はさまよい歩く。罪なき広島市民が負った原爆の悲劇の実相を精緻に描く名作。〈野間文芸賞受賞〉 | 都を追われて瀬戸内海を転戦するなま若い平家の公達の胸中や、数奇な運命に翻弄される少年漁夫の行末等、著者会心の歴史名作集。〈直木賞受賞〉 | 時世の大きなうねりの中に、荻窪の風土と市井の変遷を捉え、土地っ子や文学仲間との交遊を綴る。半生の思いをこめた自伝的長編。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1986/9/29)
- 発売日 : 1986/9/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4101034079
- ISBN-13 : 978-4101034072
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,490位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年7月29日に日本でレビュー済み
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2018年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ読んではいませんが、自分の運命を信じ全力を尽くした男の話、内容を期待しています。
2023年11月22日に日本でレビュー済み
「ジョン万次郎漂流記」は、井伏鱒二が木村毅(き)の集めた資料に依存(p316)して書いた中編小説。内容は、万次郎が漁の最中に嵐により漂流し、アメリカ船に助けられ渡米、在米生活数年を経てから日本に帰国して数年活躍する話が中心。特に冒頭の鳥島に漂着し、アホウドリ(小説では「藤九郎」と表現されている)を食べて生き延びたことなど救助された前後のサバイバルの話は、単なる資料の小説化というレベルを超えて楽しめる。また、短い記載ながらもゴールドラッシュの時代に万次郎がカリフォルニアで金の採取をした話(p207)も書かれており、当時のアメリカの時代背景がわかる。また、万次郎の当時のアメリカの政治体制についての記載もある(p228で「ハワイの政治」となっているのは「アメリカの政治」の誤り)。一方、本書ではロシアのサハリン(樺太)を「サガレンp247」と表現するなどしており、日本で当時、どのような呼称が使われていたのかを歴史的に知ることもできる(こうした部分にも注釈が欲しいところ)。万次郎が、日本に帰国して落ち着いてからの部分は短い記載で、大山巌らとヨーロッパに行った帰途にアメリカに立ち寄り船長やハワイの知人を訪問したことなどが数行で語られている。
本書では、島の原住民である有色人種に対する差別的な表現があり、現在の基準では問題となる呼称は数カ所ある(p168, 184)2016年に沖縄県の米軍北部訓練場のヘリパッド移設工事をめぐり、現場を警備する大阪府警の警備隊員が工事反対派に「土人」と発言した事件があったが、本書のp219は沖縄の人を本書では「土人」と表現している。本書の読者層に若年者がいることを考えれば「土人」などの表現は人種差別であるとする注釈が必要。興味深い記述としては、「ヌウ・ギネア」の「人喰い人種」を見た(p190)という部分。ニューギニア島のFore族では、家族のメンバーが亡くなると、遺族が弔いの儀式としてカニバリズムが行われており、この結果として、クール―という致死性の神経病(蛋白質が本体とされるプリオンによる感染症)が起こったことは医学史上有名(現在、カニバリズムの習慣は廃止されたので、クール―もなくなった)。本書に登場する人種がFore族と関係があるかは不明であるが「人喰い」の習慣がニューギニア島にあったことは事実。
なお、私は高知県土佐清水市の「ジョン万次郎資料館」を訪れる機会があったが、本書のファンにはおススメ。同館で紹介されていた万次郎関連の書籍で、写真が豊富で簡潔に万次郎の生涯が把握できるものに、万次郎の子孫である中濱京が書いた「ジョン万次郎 日米両国の友好の原点」があった。こちらは写真・図が豊富であり、「資料館」を訪れることのできない人にとっては、小説を補足するものである。
本書では、島の原住民である有色人種に対する差別的な表現があり、現在の基準では問題となる呼称は数カ所ある(p168, 184)2016年に沖縄県の米軍北部訓練場のヘリパッド移設工事をめぐり、現場を警備する大阪府警の警備隊員が工事反対派に「土人」と発言した事件があったが、本書のp219は沖縄の人を本書では「土人」と表現している。本書の読者層に若年者がいることを考えれば「土人」などの表現は人種差別であるとする注釈が必要。興味深い記述としては、「ヌウ・ギネア」の「人喰い人種」を見た(p190)という部分。ニューギニア島のFore族では、家族のメンバーが亡くなると、遺族が弔いの儀式としてカニバリズムが行われており、この結果として、クール―という致死性の神経病(蛋白質が本体とされるプリオンによる感染症)が起こったことは医学史上有名(現在、カニバリズムの習慣は廃止されたので、クール―もなくなった)。本書に登場する人種がFore族と関係があるかは不明であるが「人喰い」の習慣がニューギニア島にあったことは事実。
なお、私は高知県土佐清水市の「ジョン万次郎資料館」を訪れる機会があったが、本書のファンにはおススメ。同館で紹介されていた万次郎関連の書籍で、写真が豊富で簡潔に万次郎の生涯が把握できるものに、万次郎の子孫である中濱京が書いた「ジョン万次郎 日米両国の友好の原点」があった。こちらは写真・図が豊富であり、「資料館」を訪れることのできない人にとっては、小説を補足するものである。
2020年12月14日に日本でレビュー済み
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井伏鱒二 自宅に居る時間が多いので気になっていた作家だったので読んでみました
さざなみ軍記 崖っぷちでも薄化粧の平家の公達
果てしない浪漫を感じました
さざなみ軍記 崖っぷちでも薄化粧の平家の公達
果てしない浪漫を感じました
2022年11月27日に日本でレビュー済み
直木賞受賞作を含む短編集。
「ジョン万次郎漂流記」は、遭難した漁師が救出されてアメリカで過ごし、幕末に活躍したという、日本史の教科書でも有名な物語。ロマン溢るる史実に、著者のまるで側で見てきたような想像力に感嘆してしまう。前半はワクワクするのだが、後半は歴史書の赴きで興奮がトーンダウンしてしまった。
「さざなみ軍記」は、平家滅亡を背景とした成長物語。著者が九年かけた労作だとか。一人の少年の逃亡の日々を、日記として綴っている。こちらも臨場感たっぷりだ。
「二つの話」は、二人の少年を想像力でタイムスリップさせるという体。歴史ものとして発表当時は斬新だったのだろうな。
【直木賞】
「ジョン万次郎漂流記」は、遭難した漁師が救出されてアメリカで過ごし、幕末に活躍したという、日本史の教科書でも有名な物語。ロマン溢るる史実に、著者のまるで側で見てきたような想像力に感嘆してしまう。前半はワクワクするのだが、後半は歴史書の赴きで興奮がトーンダウンしてしまった。
「さざなみ軍記」は、平家滅亡を背景とした成長物語。著者が九年かけた労作だとか。一人の少年の逃亡の日々を、日記として綴っている。こちらも臨場感たっぷりだ。
「二つの話」は、二人の少年を想像力でタイムスリップさせるという体。歴史ものとして発表当時は斬新だったのだろうな。
【直木賞】
2023年8月14日に日本でレビュー済み
さざなみ軍記とジョン万次郎漂流記は、いま読んでも素晴らしいのですが、併録されている二つの話は、時の経過のためにタイムスリップするアイディア自体古ボケて退屈で冗長かつどうでもいい印象しか残らない。編集を見直して別の短編を入れる方がいい。
2020年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前から興味があったジョン万次郎ですが、史実に裏打ちされた臨場感溢れる文体で、楽しく読むことができました。おススメです。
2021年9月24日に日本でレビュー済み
さざなみ軍記
平家の都落ちの、ある一瞬を描いた歴史小説。現場報告的趣きです。戦陣用語、古語なども多く、少々読みづらく、また冗長な感じがしました。歴史図表なども引っ張り出して読みました。歴史の勉強にもなりました。
ジョン万次郎漂流記
土佐の5人の漁師の遭難から始まり、アメリカから帰国するまでの数奇な運命の物語。5人の生き方が、私にはとっても寂しいものに感じられました。胸が締め付けられる思いでした。でも万次郎は、帰国後も活躍をされており、あるいは充実した人生だったと言えるのかもしれません。
それにしても、漂流して上陸した絶海の孤島で、鳥の生肉と海藻、雨水だけで数ヶ月間も生き延びた彼らの生命力には感嘆します。帰国せずハワイに残った寅右衛門、帰国してしまった五右衛門の妻となっていた現地の女人は、その後どうなったのでしょう。
陽気で実直なアメリカ人の風俗もよく描かれています。200年近く以前の、アメリカ、ハワイで懸命に生きた、5人の漁師の物語です。
二つの話
作者の試行的作品の由ですが、全くの失敗作だと思います。
平家の都落ちの、ある一瞬を描いた歴史小説。現場報告的趣きです。戦陣用語、古語なども多く、少々読みづらく、また冗長な感じがしました。歴史図表なども引っ張り出して読みました。歴史の勉強にもなりました。
ジョン万次郎漂流記
土佐の5人の漁師の遭難から始まり、アメリカから帰国するまでの数奇な運命の物語。5人の生き方が、私にはとっても寂しいものに感じられました。胸が締め付けられる思いでした。でも万次郎は、帰国後も活躍をされており、あるいは充実した人生だったと言えるのかもしれません。
それにしても、漂流して上陸した絶海の孤島で、鳥の生肉と海藻、雨水だけで数ヶ月間も生き延びた彼らの生命力には感嘆します。帰国せずハワイに残った寅右衛門、帰国してしまった五右衛門の妻となっていた現地の女人は、その後どうなったのでしょう。
陽気で実直なアメリカ人の風俗もよく描かれています。200年近く以前の、アメリカ、ハワイで懸命に生きた、5人の漁師の物語です。
二つの話
作者の試行的作品の由ですが、全くの失敗作だと思います。