シベリアに抑留された元独軍兵が、脱走してシベリアからドイツへの奇跡の生還を果たしたという物語です。
主人公はかなり運に恵まれた人物の様に見えますが、抑留から脱走を試みたであろう人はかなり多かったと思われ、多くは失敗しても中にはこの様に成功した人もいたのかなと思いました。別途読んだ「捕虜」という書の中で、戦後はソ連人自体も身を隠して移動している人が多かったので、本人が強い意志と体力をもっていればこの様な事が可能だったのかもしれないとも思いました。
シベリア抑留の炭鉱の生活、抑留地に輸送されるの様子、仲間の人格も変わっていく感じは物悲しいですが、ドイツ映画だけにかっこよくせず、見るに堪える範囲内の映像としてはリアル感を出していると思いました。
漫画の「ゴールデンカムイ」に出てくる様な、ロシア版のアイヌ民族的な人々が実写で出てくるのは新鮮だと思いました。
ロシアの壮大な自然を背景にした静かなシーンとハラハラさせられるシーンのコントラストが絶妙です。
9000マイルの約束 [DVD]
¥2,980 ¥2,980 税込
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ミハエル・メンドル, ハーディ・マーティンス, バスティアン・クレーヴェ, ヨゼフ・マーティン・バウアー, ベルント・シュヴァム, ベルンハルト・ベターマン, アナトリー・コテニョフ |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 38 分 |
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商品の説明
レビュー
製作・監督・脚本: ハーディ・マーティンス 製作: ジミー・C・ゲルム 原作: ヨゼフ・マーティン・バウアー 脚本: バスティアン・クレーヴェ/ベルント・シュヴァム 撮影: パーヴェル・レーベシェフ 音楽: エドゥアルド・アルテミエフ 出演: ベルンハルト・ベターマン/ミハエル・メンドル/アナトリー・コテニョフ/ハンス・ペーター・ハルヴァクス/イリス・ベーム
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4907953001886
- 監督 : ハーディ・マーティンス
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 38 分
- 発売日 : 2004/9/24
- 出演 : ベルンハルト・ベターマン, ミハエル・メンドル, アナトリー・コテニョフ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ショウゲート
- ASIN : B0002T224Q
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 143,066位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 14,038位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年2月23日に日本でレビュー済み
2019年12月29日に日本でレビュー済み
いやはや、すごく過酷な脱走劇。
これが実話が基になってるということなので、尚更驚きです。
158分と長いので、どうかな~・・って思ったんですが、
脱走までがちょっと長いかなぁと思ったものの、全体的には
時間の長さを感じさせないものでした。
次々と起こることに目が離せなかったですし、そして次は何が
待ち受けてるんだろう?、無事たどり着けるんだろうか?と
最後まではらはらしながら見ることができたので。
多分、映画にするときに付け足したものもあったのかもしれませんが、
突然現れる動物、人物たちには、驚かされたり、捕まらないで!と
願ったり、良い人でありますように・・と思ったりもしたし、
本当に親切な良い人たちにも出逢ったり、脱走してからは、
過酷すぎるロードムービーとなっていて、そこがやはり一番の見どころ。
こんな風にシベリアに送られた人たちは、本当に多かったでしょうし、
日本兵もたくさん送られてますよね。話には聞いてましたが、こうやって
映像でシベリアでの過酷な労働を目の当たりにすると、どれだけ
苦しかっただろう、どれだけ望郷の念に駆られただろうと、想像に難くありませんでした。
彼を故郷への道へと手助けするポーランド系ユダヤ人のエピソードも印象的。
クレメンスが同胞を大量に虐殺したドイツ人(兵)であるのをわかってて手助けする。
「何故?」と問うクレメンスに、彼はもしも生還できたら答えを自分で見つけるようにと
諭す部分。なかなか意味深長でした。
中には本人(クレメンス)が知り得ない内容も映画のエピソードに
入っていたので、そのあたりは脚色されて作られたんだろうなぁって
思いましたが、特に気にならない程度でしたし、この壮大な脱走劇の本質は
良く出ていた映画だったですし、なかなかの見応えのある作品となっていました。
ラストで一番感動するかな?と思ってたんですが、一番グッときたシーンは
脱走する直前の医師とクレメンスの、目と目だけで交わす会話の部分だったかなぁ。
シベリアに送られるまでの雪原の風景も凄かったですが、彼が脱走してからの
シベリアの地の自然の厳しさと美しさも存分に出てましたし、様々な人に
出会ったクレメンスを通じて、人は一人では生きていけないということを
痛感もし、人の優しさや本質など、いろいろなことを感じる事ができる作品になっていました。
これが実話が基になってるということなので、尚更驚きです。
158分と長いので、どうかな~・・って思ったんですが、
脱走までがちょっと長いかなぁと思ったものの、全体的には
時間の長さを感じさせないものでした。
次々と起こることに目が離せなかったですし、そして次は何が
待ち受けてるんだろう?、無事たどり着けるんだろうか?と
最後まではらはらしながら見ることができたので。
多分、映画にするときに付け足したものもあったのかもしれませんが、
突然現れる動物、人物たちには、驚かされたり、捕まらないで!と
願ったり、良い人でありますように・・と思ったりもしたし、
本当に親切な良い人たちにも出逢ったり、脱走してからは、
過酷すぎるロードムービーとなっていて、そこがやはり一番の見どころ。
こんな風にシベリアに送られた人たちは、本当に多かったでしょうし、
日本兵もたくさん送られてますよね。話には聞いてましたが、こうやって
映像でシベリアでの過酷な労働を目の当たりにすると、どれだけ
苦しかっただろう、どれだけ望郷の念に駆られただろうと、想像に難くありませんでした。
彼を故郷への道へと手助けするポーランド系ユダヤ人のエピソードも印象的。
クレメンスが同胞を大量に虐殺したドイツ人(兵)であるのをわかってて手助けする。
「何故?」と問うクレメンスに、彼はもしも生還できたら答えを自分で見つけるようにと
諭す部分。なかなか意味深長でした。
中には本人(クレメンス)が知り得ない内容も映画のエピソードに
入っていたので、そのあたりは脚色されて作られたんだろうなぁって
思いましたが、特に気にならない程度でしたし、この壮大な脱走劇の本質は
良く出ていた映画だったですし、なかなかの見応えのある作品となっていました。
ラストで一番感動するかな?と思ってたんですが、一番グッときたシーンは
脱走する直前の医師とクレメンスの、目と目だけで交わす会話の部分だったかなぁ。
シベリアに送られるまでの雪原の風景も凄かったですが、彼が脱走してからの
シベリアの地の自然の厳しさと美しさも存分に出てましたし、様々な人に
出会ったクレメンスを通じて、人は一人では生きていけないということを
痛感もし、人の優しさや本質など、いろいろなことを感じる事ができる作品になっていました。
2010年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロシア映画やドイツ映画ってハリウッドが忘れ去った人間のピュアな情感をもっていて最近気に入っています。
この作品は特に最上級のヒューマンドラマだと思います。
敵側のロシアにも何故か憎悪感や嫌悪感は生まれてきません。ただ見ていて一緒に教会のマリア様に祈りたくなる、
そんな作品です。
この作品は特に最上級のヒューマンドラマだと思います。
敵側のロシアにも何故か憎悪感や嫌悪感は生まれてきません。ただ見ていて一緒に教会のマリア様に祈りたくなる、
そんな作品です。
2006年3月17日に日本でレビュー済み
敗戦後、東部戦線に従軍した独軍兵士は、旧ソ連に引き渡され、その多くがシベリアに抑留されたが、本作はその史実を描いている。ナチも悪行を繰り返したが、それに負けず劣らずスターリンも同等以上の無法ぶりで、米ソ冷戦後、続々と事が明らかになったのは記憶に新しい。また、本作品の様なシベリア抑留は、勝戦国の暗黙の了解のもとに行われたともいえるだろう。
主人公のクレメンス・フォレルは戦乱を生き抜く以上に過酷な環境下でも、不屈の闘士で進み続け故郷へ戻るが、その心境が劇中ではフラッシュバックで再現され、ジャベール警部の如く執拗に彼を追う、カメリアフ中尉は最後の土壇場で策略をめぐらし、ソ連のスパイ容疑をクレメンスに掛けようとする。
中だるみもあるが、ドイツによる製作もあってか、生真面目で淡白な語りに好感が持てる良品。
尚、本作は『ヒューストン国際映画祭』のグランプリ、『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』の審査員特別賞、その他幾つかの賞を受賞している。84点。
主人公のクレメンス・フォレルは戦乱を生き抜く以上に過酷な環境下でも、不屈の闘士で進み続け故郷へ戻るが、その心境が劇中ではフラッシュバックで再現され、ジャベール警部の如く執拗に彼を追う、カメリアフ中尉は最後の土壇場で策略をめぐらし、ソ連のスパイ容疑をクレメンスに掛けようとする。
中だるみもあるが、ドイツによる製作もあってか、生真面目で淡白な語りに好感が持てる良品。
尚、本作は『ヒューストン国際映画祭』のグランプリ、『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』の審査員特別賞、その他幾つかの賞を受賞している。84点。
2004年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実話を基にベストセラ‐小説を完全に映画化しています。シベリアの収容所にいる男が、家族と再開するために脱獄してしまう。「必ず帰る・・・」ひとりの男の信念が、奇跡を起こす。
主演のベルンハルト・ベタ‐マンがとても良かったです。
みごたえのある1本です。
主演のベルンハルト・ベタ‐マンがとても良かったです。
みごたえのある1本です。
2005年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
例えばスターリングラードでのドイツ兵捕虜約20万人のうち故郷に帰れたのは6千人ほどです。これを考えるとシベリア抑留日本人捕虜の方がはるかにましだったと言えるのでしょうか?(表現は悪いですが)
ただし、公平を期す為に言うと、ドイツ軍の捕虜となったソ連兵のほとんども十分な食料のない収容所での生活で死亡しています
だからと言って、この非人道的な扱いが許されることではありません。(もちろんアウシュビッツを考慮しても別問題とすべきです)
さて、この映画で登場する異常な執念を見せるソ連将校をこの映画ではポイントとしているようです。ただし史実に沿って多くのロシア人との交流も描いてます。ロシアの大地は広大で非常に多くの民族と、また体制の統制の届かない人々の存在があります。
ドイツナチスの残虐性のみが強調される映画が多い中で多くの人々にこの映画を見て正確な史実を知って欲しいと望みます。
最後の捕虜がソ連からドイツに帰還したのは戦後11年後のことです。
誰だって家族と会いたかったでしょう。
戦争はいいことないです。
ただし、公平を期す為に言うと、ドイツ軍の捕虜となったソ連兵のほとんども十分な食料のない収容所での生活で死亡しています
だからと言って、この非人道的な扱いが許されることではありません。(もちろんアウシュビッツを考慮しても別問題とすべきです)
さて、この映画で登場する異常な執念を見せるソ連将校をこの映画ではポイントとしているようです。ただし史実に沿って多くのロシア人との交流も描いてます。ロシアの大地は広大で非常に多くの民族と、また体制の統制の届かない人々の存在があります。
ドイツナチスの残虐性のみが強調される映画が多い中で多くの人々にこの映画を見て正確な史実を知って欲しいと望みます。
最後の捕虜がソ連からドイツに帰還したのは戦後11年後のことです。
誰だって家族と会いたかったでしょう。
戦争はいいことないです。
2018年3月8日に日本でレビュー済み
監督は評価が低かったアクション映画カスゲーターのH・マーティンス。
今回は前作の破天荒なアクションとはガラリと変わって壮大な実話の映画化
ということでちょっと驚き。ただ監督はスタントマン出身なので厳しい自然
の中でのアクションなどは手馴れた感じだ。かなり細部にまでこだわりを
見せる映画で、たとえばアザラシの肉でキズを癒すシーンなどは実際に
イヌイットが実践しているノウハウだとか。ヒューマンドラマとしても見ごたえ
があり、総距離64000kmにも及んだ、一年間にわたるオールロケには脱帽。
今回は前作の破天荒なアクションとはガラリと変わって壮大な実話の映画化
ということでちょっと驚き。ただ監督はスタントマン出身なので厳しい自然
の中でのアクションなどは手馴れた感じだ。かなり細部にまでこだわりを
見せる映画で、たとえばアザラシの肉でキズを癒すシーンなどは実際に
イヌイットが実践しているノウハウだとか。ヒューマンドラマとしても見ごたえ
があり、総距離64000kmにも及んだ、一年間にわたるオールロケには脱帽。