美しく、尖ったナイフのような男たちの間に交わされる脆く繊細な絆を
潔癖なタッチで追った懐かしい時代の耽美でロックな佳作集。

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T.V.eye (マーガレットコミックス) コミック – 1993/9/1
楠本 まき
(著)
退廃的なグループで生きる、片目を眼帯で隠した少年・イサオ。ある日ふとした事から、ひとりの少年と猫を拾い、仲間として暮らし始めるが、やがて少年に自分の眼帯の訳を語る――その目がテレビ電波を受信する事を。
- 本の長さ147ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1993/9/1
- ISBN-104088481372
- ISBN-13978-4088481371
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年4月27日に日本でレビュー済み
前衛文学が好きな方にオススメです。あるいはゴダールの映画が好きな方。
三部の作品が収録されているのですが、閉鎖感、無機質、日常のやるせなさ、惰性、そんなものがどことなく非日常的な生活感なく描かれる登場人物(殺人を夢見る空箱のような部屋に住む少年や、同じ名の同じ顔の双子など・・・)
たちから伝わってきます。しかし、その先に行こうとする前向きな意思のようなものも感じられる。比喩的に言えば(特に後の二編は)何らかの(TVに象徴されるような)「ハコ」に閉じ込められた人々(人生飲む意味性という箱、他者と自分の境界の曖昧さという箱…)の脱出までを独特の乾いた視点で描いているという感じです。最後になりましたが、言うまでもなく絵が素晴らしい。本当に素敵な一冊です。
三部の作品が収録されているのですが、閉鎖感、無機質、日常のやるせなさ、惰性、そんなものがどことなく非日常的な生活感なく描かれる登場人物(殺人を夢見る空箱のような部屋に住む少年や、同じ名の同じ顔の双子など・・・)
たちから伝わってきます。しかし、その先に行こうとする前向きな意思のようなものも感じられる。比喩的に言えば(特に後の二編は)何らかの(TVに象徴されるような)「ハコ」に閉じ込められた人々(人生飲む意味性という箱、他者と自分の境界の曖昧さという箱…)の脱出までを独特の乾いた視点で描いているという感じです。最後になりましたが、言うまでもなく絵が素晴らしい。本当に素敵な一冊です。
2001年10月28日に日本でレビュー済み
この単行本のなかにある作品は
全部良いと思う。
ハっとする終わりかたをしている。
続きを描いて欲しいような描いて欲しくないような。
全部良いと思う。
ハっとする終わりかたをしている。
続きを描いて欲しいような描いて欲しくないような。
2022年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この中で特に好きなのはチャンネル11。双子の少年ナジとナジが共依存の殻を破って成長していく。
ナジという名前は「おなじ」から取ったと昔、作者がインタビューで冗談交じりに語っていた。
ナジが通うバーの名前がヴィシャス、マスターはデヴィッド・ボウイにそっくり。
作者の楠本まきはロンドンに住んでいるようだが、そちらの風土の方が合うだろう。
ナジという名前は「おなじ」から取ったと昔、作者がインタビューで冗談交じりに語っていた。
ナジが通うバーの名前がヴィシャス、マスターはデヴィッド・ボウイにそっくり。
作者の楠本まきはロンドンに住んでいるようだが、そちらの風土の方が合うだろう。