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([る]1-3)8・1・3の謎 怪盗ルパン全集シリーズ(3) (ポプラ文庫クラシック る 1-3 怪盗ルパン全集) 文庫 – 2009/12/24
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ダイヤモンド王・ケスルバッハがホテルで惨殺された。部屋にはルパンの名刺と謎の数字「813」が。事件をめぐって鬼刑事ルノルマン、名探偵ホームズ、そして冷酷無比の殺人鬼が決死の闘争を繰り広げる。そこにはヨーロッパ中を巻き込む大陰謀が隠されていた・・・。
【解説/池上永一】
【解説/池上永一】
- 本の長さ341ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2009/12/24
- 寸法10.7 x 1.9 x 15.2 cm
- ISBN-104591114988
- ISBN-13978-4591114988
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![([る]1-3)8・1・3の謎 怪盗ルパン全集シリーズ(3) (ポプラ文庫クラシック る 1-3 怪盗ルパン全集)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/710GZx8iJAL._AC_UL116_SR116,116_.jpg)
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2009/12/24)
- 発売日 : 2009/12/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 341ページ
- ISBN-10 : 4591114988
- ISBN-13 : 978-4591114988
- 寸法 : 10.7 x 1.9 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 217,308位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18位ポプラ文庫クラシック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
モーリスルブランのルパン、なつかしいです。キンドルで読めて嬉しいです。
2014年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数十年前の小学生時代に、南洋一郎氏訳の同じ本を夢中で読んでました。原書を訳したものに比べるとボリュームが減り、ストーリーも簡略化され、訳者の意図が大きく反映されたものになってますが、私は推理小説の面白さをこのシリーズで知りました。もともと小中学生の読者を前提としているので、量・質も十分です。今回の購入は小学6年の娘へのプレゼントです。
2018年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューで小中学生向きの本とありましたが一度読んでみたいと思っていたので購入しました。子供向きでひらがながおういとレビューに書いてある通りですが老眼鏡が必要な歳にはサクサク読めて良いです。内容もなかなか面白いです。
2011年5月7日に日本でレビュー済み
小学生の時に夢中になって読んで以来、数十年ぶりの再読である。当然、「黒マントの殺人魔」の正体には初読時の驚愕が大きかったせいか、多少記憶が残っていて、登場人物一覧のページを見て、「はは〜ん、そやそや」と思いつつ読んでいたが、最後で正体が明かされる段になって、自分の記憶が少しずれていたことを知り、嬉しい意外感があった。
他方、暗号の「813」や「APO ON」についての記憶は全く残っていなかったが、それもそのはず、結構ショボイ解決であった。しかも、それらの謎が物語りの中盤で明かされるので、タイトルにもやや違和感が残った。
ま、小学生時代あれほど夢中になった物語も、成人しミステリも色々読みなれた今読めば、やはり子供だまし。荒唐無稽なチャンバラ小説という印象が強い。ただ南洋一郎の独特の語り口にノスタルジアは感じられた。例えば267ページにある以下のような記述も今じゃ、NGだろうなあ。
「そうだ、あいつも気ちがいだったんだ。マルライヒ一家には、おそろしい精神病の血がながれていたのだ。かれらの父親はアルコール中毒患者だった。母親は気が狂って自殺した。女の子は精神薄弱児で小児麻痺で、おしだった。長男のアルテンハイムは悪党だった。次男のルイ・マルライヒは殺人魔だ。みんな気ちがいだ。はけものだ。ああ、なんという因果な一家だろう」
他方、暗号の「813」や「APO ON」についての記憶は全く残っていなかったが、それもそのはず、結構ショボイ解決であった。しかも、それらの謎が物語りの中盤で明かされるので、タイトルにもやや違和感が残った。
ま、小学生時代あれほど夢中になった物語も、成人しミステリも色々読みなれた今読めば、やはり子供だまし。荒唐無稽なチャンバラ小説という印象が強い。ただ南洋一郎の独特の語り口にノスタルジアは感じられた。例えば267ページにある以下のような記述も今じゃ、NGだろうなあ。
「そうだ、あいつも気ちがいだったんだ。マルライヒ一家には、おそろしい精神病の血がながれていたのだ。かれらの父親はアルコール中毒患者だった。母親は気が狂って自殺した。女の子は精神薄弱児で小児麻痺で、おしだった。長男のアルテンハイムは悪党だった。次男のルイ・マルライヒは殺人魔だ。みんな気ちがいだ。はけものだ。ああ、なんという因果な一家だろう」
2016年2月11日に日本でレビュー済み
この作品と奇巌城 三十棺桶島ほどいろんな感情が湧き出て読み進めた作品は、後にも先にもない。
みなさんが書いておられるが、このシリーズはルブラン作というよりも、もはや南洋一郎なくしてはこれほどかつての少年少女たちの心に残らなかったのではないだろうか。「胸躍る」という表現がぴったり。
欲望のために命を何とも思わない情け容赦のない犯人、ルパンのためなら命もいとわない部下たち(上司がルパンだと知らない場合もあったけれど)、無実の人間を助けるためにフルスピードで駆け抜ける車、毒殺されかけて頭がもうろうとするルパン、ナポレオンの秘密、薄幸の美少女、ばあや、大帝国建設の夢、それら全てがこの一冊に。
大人になってこれが二冊分を一冊にまとめたものだと知ったけれど、もし南氏がこの一冊にまとめなければ、これほどのスピード感で読むことができず、何十年経っても心に残る、なんてことはなかったと思います。
みなさんが書いておられるが、このシリーズはルブラン作というよりも、もはや南洋一郎なくしてはこれほどかつての少年少女たちの心に残らなかったのではないだろうか。「胸躍る」という表現がぴったり。
欲望のために命を何とも思わない情け容赦のない犯人、ルパンのためなら命もいとわない部下たち(上司がルパンだと知らない場合もあったけれど)、無実の人間を助けるためにフルスピードで駆け抜ける車、毒殺されかけて頭がもうろうとするルパン、ナポレオンの秘密、薄幸の美少女、ばあや、大帝国建設の夢、それら全てがこの一冊に。
大人になってこれが二冊分を一冊にまとめたものだと知ったけれど、もし南氏がこの一冊にまとめなければ、これほどのスピード感で読むことができず、何十年経っても心に残る、なんてことはなかったと思います。
2010年5月22日に日本でレビュー済み
怪盗ルパンものの文庫化第三弾。今回は、シリーズの中でも有名な作品。
ダイヤモンド王の殺人事件をめぐって、警察、ホームズ、そしてルパンが、恐ろしい殺人鬼を追いかける。ルパンは、怪盗という立場でもありながら、犯人を追う探偵役もこなす。
複雑なストーリーの中、薄幸な少女の将来のために、策をこらすルパン。
解説で池上永一氏が書くように、ルパンの魅力はこういった恵まれない境遇にある者たち、弱者たちへの暖かい視線だ。この解説は、そのルパンの魅力を池上永一氏らしく表現していて、とても良かった。
ダイヤモンド王の殺人事件をめぐって、警察、ホームズ、そしてルパンが、恐ろしい殺人鬼を追いかける。ルパンは、怪盗という立場でもありながら、犯人を追う探偵役もこなす。
複雑なストーリーの中、薄幸な少女の将来のために、策をこらすルパン。
解説で池上永一氏が書くように、ルパンの魅力はこういった恵まれない境遇にある者たち、弱者たちへの暖かい視線だ。この解説は、そのルパンの魅力を池上永一氏らしく表現していて、とても良かった。
2012年2月2日に日本でレビュー済み
いまから30年前、小学5年生のころ、図書館にあるルパンシリーズを夢中で読んで、ほとんど読破しました。「虎の牙」、「黄金三角」が小学生なりに名作だと思い、3回ぐらい読んだ記憶があるのですが、今は内容は全く覚えていません。しかし、この「813の謎」だけは意外な犯人も、813の意味も今も鮮明に覚えています。この表紙も当時のままで懐かしいです。
2021年3月10日に日本でレビュー済み
この文庫版を読んでいて違和感を感じたので所有している同じタイトルの単行本版(昭和61年の第83刷)と交互に読み比べてみたのですが、翻訳や挿絵が所々変更されていました。
印象深い挿絵や南洋一郎さんオリジナルの特徴ある軽妙な言い回しの表現などと違う所があるので、昔読んだものと同じと思っているとがっかりするかもしれません。少なくとも私はとてもがっかりしました。
南洋一郎さん訳の怪盗ルパンシリーズは名作なので変な変更をせずにそのまま文庫本化して欲しかったです。
印象深い挿絵や南洋一郎さんオリジナルの特徴ある軽妙な言い回しの表現などと違う所があるので、昔読んだものと同じと思っているとがっかりするかもしれません。少なくとも私はとてもがっかりしました。
南洋一郎さん訳の怪盗ルパンシリーズは名作なので変な変更をせずにそのまま文庫本化して欲しかったです。