英雄の証明 [DVD]
フォーマット | ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン, 色 |
コントリビュータ | レイフ・ファインズ, ジェラルド・バトラー, ヴァネッサ・レッドグレイヴ, ブライアン・コックス, ジェシカ・チャステイン |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 3 分 |
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商品の説明
シェイクスピア × アクション
レイフ・ファインズ VS ジェラルド・バトラー
シェイクスピア最後の悲劇「コリオレイナス」をレイフ・ファインズ、ジェラルド・バトラーほか豪華キャストで完全映画化。
戦うことでしか生きられない男たちの、魂を揺さぶる戦争アクションの傑作が誕生!
◎シェイクスピア最後の悲劇を舞台を現代に換えて完全映画化した本格戦争アクション!
シェイクスピアが最後に執筆した悲劇「コリオレイナス」を時代設定を現代に置き換えて完全映画化。架空の都市国家ローマと、敵対する国ヴォルサイとの熾烈な戦争を描く。脚本・製作は『グラディエーター』のジョン・ローガン、撮影は『ハート・ロッカー』のバリー・アクロイドが手掛け、激しい銃撃戦や肉体をぶつけ合う格闘をリアルに再現。
◎レイフ・ファインズ VS ジェラルド・バトラーほか、実力派俳優陣が魅せるシェイクスピア劇!
名優レイフ・ファインズと肉体派セクシー俳優ジェラルド・バトラーが愛憎まみえるシェイクスピア劇に挑戦。ともに舞台出身の実力派だけに、観客を引き込む存在感は圧倒的。レイフ・ファインズは本作で監督としてもデビューを果たし、英国インディペンデント映画賞でリチャード・ハリス賞を受賞、新人監督賞にノミネートされるなどその手腕が高く評価されている。脇を固める俳優陣も、オスカー女優ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジェシカ・チャステイン他、舞台で実力を培ってきた名優揃い。
【ストーリー】
ローマ侵略を狙う敵国のリーダー・オーフィディアス(ジェラルド・バトラー)は愛する国民のため、幾度となく戦いを繰り返していた。しかし、ローマの独裁者コリオレイナス(レイフ・ファインズ)を打ち負かせずにいた。数々の武勲により、着実に権力をつけていくコリオレイナスだったが、彼の独裁性に危機を感じた政治家たちの策略により、暴徒と化した国民に飲み込まれていく。もはや、彼の味方は政治的野心溢れる母親・ヴォルムニア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)、ただ彼の無事を祈る美しい妻・ヴァージリア(ジェシカ・チャステイン)、そして政治家の師と仰ぐメニーニアス(ブライアン・コックス)だけであった。しかし彼らの助けも虚しく、ついには国を追放されてしまう。裏切りと絶望に包まれたコリオレイナスが一人訪れた先は宿敵オーフィディアスの所であった。果たして彼の目的とは…。
【キャスト】
レイフ・ファインズ、ジェラルド・バトラー、ブライアン・コックス、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジェシカ・チャステイン
【スタッフ】
監督・製作: レイフ・ファインズ(初監督作品)、脚本・製作: ジョン・ローガン、原作: ウィリアム・シェイクスピア
【特典映像】
キャストインタビュー、日本版劇場予告編
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 83.16 g
- EAN : 4907953042544
- 監督 : レイフ・ファインズ
- メディア形式 : ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン, 色
- 時間 : 2 時間 3 分
- 発売日 : 2012/7/3
- 出演 : レイフ・ファインズ, ジェラルド・バトラー, ブライアン・コックス, ヴァネッサ・レッドグレイヴ, ジェシカ・チャステイン
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : Happinet(SB)(D)
- ASIN : B007KXJ0ME
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 139,913位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 5,024位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 10,914位外国のアクション映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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内容はとても深く、初見で理解するのは難しいところもあるのかもしれないが、最後まで見れたのは、なんといってもシェイクスピアは、英語のセリフが美しく、カッコいい!
トロイでアガメムノンやってた俳優の、心の奥深くまで語りかける口調、マーシャスのオカンは目力が凄いし、役柄も女性政治家の鏡だ、脇役のそれぞれの役者に惚れ惚れする。もちろんレイフファインズの野蛮とゆわれるような単語を使った傲慢なセリフや、悲しみのセリフも心に刺さる。
それなのに、字幕が普通すぎて、迫力が全然伝わってこない。これじゃリスニングができる人しかおもしろくないでしょう。
訳すのが難しい作品だろうし、商業的な問題、時間が足りなかったとかあるのかもしれないが、日本の配給会社の怠慢でしかない。これでOKだしたらダメでしょ、やりなおしたら感動する人増えるでしょ。シェイクスピアを理解してる先生の協力が必要でしょ。自分自身も、もっと勉強したい、いろんな分野に深く理解のある先生の講義がききたい。
そんな思いにさせてくれる良い作品です。
武田信玄と上杉謙信、織田信長、自分の好きな武将に通じるシーンがたくさんあったのも最後まで見れた要因だと思います。
ツバを吐き捨てる女性市民代表は悪魔のようだし、マーシャスの戦友の涙、そして母は、この世で最も偉大である。
マザコンとか、そんなレベルではなく、男にとって母の愛にまさるものはないとゆうことです。
政治、経済を理解してる女性の意見もきいてみたい。
最後のシーンは特に見る者に語りかけるし、とても良い作品です。感動して、すぐに2回目みました。
シェイクスピアのコリオレイナスを読んでから3回目みますよ!ありがとうレイフファインズ!!
英雄と英雄のぶつかり合い。
人間の妬み、卑怯な人間、意志の高い人間、プライド、それぞれが重なっている、
戦争映画として見てはいけない。
戦闘シーンが、ほとんど歩兵の銃撃戦しかないのでしょぼい。
そして大将同士の格闘戦を始める意味不明シーン。
古代ローマの世界観でやったほうがずっとマシだった。
市民が簡単に煽動されるのも安っぽい。
映画としては、シェイクスピアのような古典や演劇が好きかどうかで評価は分かれる様に思う。
個人的には、一般的な映画としてではなく「古典戯曲の映画化」と言う意味において面白いと思ったし
2時間弱の内容も長く感じず、「良く出来ている」んじゃないかと思った。
ただ、本作を語るにはベースが古典戯曲にある事を理解した上で「演劇とかが比較的嫌いじゃない」と言った
要素が必要なんじゃないかな。普通に見たら「面白くない事も無いけどなんか変わった映画」位の印象しか
持てないかも知れない。高評価ばかりじゃないのも何となくうなずけるような・・・
シェイクスピア劇は、現在では演劇も含めてシェイクスピアの完全オリジナルの時代設定・環境設定で
演じられる事の方がはるかに少なく、現代風にアレンジされている事の方がかえって一般的ですらある。
そういう意味で時代設定の変更は良いのだが、本作における時代設定も完全に現代であるが、演劇と違って
映画では背景やら服装やら戦闘装備など細部のディティールまで分かってしまうので、その辺りが逆に、
実在の都市を舞台にした感じを希薄にしてしまっており、リアルな現在ではあるものの地球上のどこにも
存在しない的な、「架空」の何とも言い難い SF っぽいような「フィクション感」が付き纏ってしまっている。
原作の舞台は主に都市国家であった古代ローマで、まだ周辺諸国の侵略に悩まされている時代である。
しかし映画での設定は現代であるが政治システムは古代ローマのそれなので「ヨーロッパのどこにもねぇだろ、
そんな国」感が異常に強い。しかもちょくちょく映る町並みや車などはなんかイギリスっぽいのである www
これなら現在でも実在する都市名「ローマ」を使わない方が却ってえかったんじゃないのかいな。。。
ちなみに、下町っぽいシーンがどうもローマっぽく無いなと思っていたら、やはり下町と戦闘など
多くのシーンをセルビアでロケを行ったそうである。あぁ、なるほど、そんな感じだわ。。。
また、主人公が軍人なのでバリバリの戦闘シーンもあるのだが、なぜか服装・銃火器一式は米軍仕様である。
対して宿敵とも言うべき隣国は、服装もまばらで銃は AK が主力で RPG もぶっ放す近代戦とか。。。
まあ、主役が M4 、敵は服が統一されてなくて AK とか判り易い設定ではあるんだけどなぁ・・・ www
主役の将軍コリオレイナスが陥した都市コリオライは中東風、敵将の拠点アンシアムは東欧風と、これもまぁ
判らないでもない設定なんだが、「架空の都市・国家間の戦争」と言うイメージを払拭できないし、それでいて
どこかで見たような近代装備のリアリティのある銃撃戦がどうにもちぐはぐで「フィクション感」が・・・
まあ、シェイクスピアのオリジナルは古代ローマの話だから、全部を現代に置き換えるのに無理がある感は
否めないし、演劇ではなく「映画」であるが故に細部が判ってしまうと言うのもあるだろう。そういう細かい
部分はシェイクスピアの「テーマ」とは別物なんで余り細かく突っ込むべき部分でも無いのだろうが。。。
ストーリー的には、演劇風の展開ではなく普通にストーリー仕立てで進行し、オリジナルに比較的忠実に
作ってあるのが好ましい。もちろん細部は現代風にアレンジされてるが、元が古典で完成度が高いだけに、
やたらと弄って「ベースにしただけ」で全く違う話になってしまう物よりは、よほど良く出来ている。
また、登場人物の台詞が大なり小なり演劇っぽいセリフ回しと言うか、抑揚の付け方が普通の台詞の場面でも
どこかしら劇っぽいのだ。元が戯曲なんだから当然! と思うかもしれないが、映画仕立ての場合は多くが
セリフの内容はそのままでも、発声や抑揚は「自然な」日常会話的に演じられる事が多いのだ。
間とか抑揚のなんとなしの劇っぽさは全編を通じてであるから、意図的な演出であろうと思われる。
そして所々に原作に忠実な台詞を「いかにもシェイクスピア劇っぽい」イントネーションでねじ込んでいる
のだが、不自然ではなくこれが演劇好きにはニヤリとさせられる。多分、演じる方も相当気合が入っているので
あろう。監督以下、演者一同のシェイクスピア劇への「リスペクト」がひしひしと伝わってきて、
見ていて気持ちが良い。主要登場人物は押し並べて「熱演」と呼ぶにふさわしい。
説明するまでも無く、演劇を志す者にとってシェイクスピアは「特別」な存在なのだ。
監督・主演のレイフ・ファインズを始めとする演劇畑出身者が多く出演しているからこその成果であろう。
ちなみにレイフ・ファインズも、母役のヴァネッサ・レッドグレイヴも、イギリスの超一流名門劇団
シェイクスピア劇に関しては世界一の「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」の出身である。
ジェラルド・バトラーは・・・俳優としての演技は良いんだが、演劇は未経験なんだろな www
「非常に勇猛・有能な敵将」と言う意味でのキャスティングだけなら「どストライク!」なんだけど
なんちゅうか、演劇っぽさが足りない感じが出ちゃってるんだよね。。。全体からすると微妙に残念。。。
シェイクスピア劇は作中に込めた人間の内面的描写が多く、それらのいずれもが深淵だが、後期は「赦し」を
作品の要素に組み込んでいる事が多い。この作品でも主人公は故国を燃やし尽くす程の復讐の念に燃えるが、
最後にはその恨みを全て洗い流して、それが自らを破滅に導く事を承知していながらも「赦し」を与えている。
映画としてではなく、シェイクスピアの作品としてこの作中で個人的に理解出来ないのがその部分である。
家族愛、特に母親への気持ちが最終的にコリオレイナスの復讐に凝り固まった心を溶かすのだが、
理屈は判るんだよなぁ、でもあのおっかさんはどっちかと言うと変質狂的な人物なんだよなぁ。
息子を「自分が叶える事が出来なかった夢」を「代理」で叶えさせる為の道具としか見てないんだよ、あれは。
あのオカンの夢は、ローマの歴史に名が残るほどの「功績を挙げる」事で、「虚栄心の塊」でもある。
母親は捻じれた愛情を息子に注いでいるが、息子の方も母親への偏愛・盲信が異常レベルなんだよね・・・
だからこその断ち切れぬ母子の情愛という事なんだろか? 欠点があると知りつつもそこも含めて赦す事こそ
「真の赦し」という事なのだろうか・・・ シェイクスピアは深いんだよな、とつくづく思う。
およそ人間に於いて、憎んだ相手をも許すと言うほど崇高かつ極めて困難な行為は無い。社会が複雑化し、
価値観も多様化した現代においてはなおさらである。400年前を生きたシェイクスピアは不明な部分が
多い人物ではあるが、そういう事が出来る人間でありたいと願っていたのではないだろうか。
監督・主演のレイフ・ファインズも、だからこそ数あるシェイクスピア作品の中でも比較的マイナーなこの
「コリオレイナス」を選び、「赦す」きっかけはともかくとしても「現代のどこかの連中」の血で血を洗う
終わりの見えない戦争のイメージを容易に想起させる背景・服・装備で映画を造った様な気がする。。。
報復への報復の無限ループが続く今現在の世界情勢であるからこそ、その負の連鎖を断ち切るには
憎しみを抱く相手をこそ「赦す」事が何よりも崇高で最も勇気ある行為だと・・・
評価は★4。 が、演劇等に興味がなければ星が少なくてもしょうがないか・・・とも思う。
出来自体は悪くないのだが、同じくシェイクスピアを好んで題材に取った故黒澤明監督などと比べると、
テーマの重厚さや映像の美しさなどにおいて見劣りしちゃう、いわゆる「格調の高さ」が低いのが減点です。。。
戦いに「誇り」のあった古代ではなく、「血生臭い」だけの近代戦闘を取り入れたせいなんだろうな。。
最後に一つだけ難点を。
敵軍の拠点の一つコリオライ攻略中に敵将オーフィディアスとコリオレイナスがナイフで一騎打ちになるのだが、
これは原作に忠実であり劇中のお約束ではあるのだが・・・何もそこまでやらんでも・・・ www
双方カービン銃を撃ちまくり、手榴弾もグレネードランチャーもアリの近代戦闘中に、わざわざ銃を置いて
ナイフで一騎打ちはさすがに無いわぁ www 双方の兵士達も銃を片手に固唾を飲んで見守ってるし www
シュワちゃんやスタローンのアクション物じゃないんだからさ。さすがにここだけはワロテしもうた www
この一騎打ちは原作においてはコリオレイナスの誇り高さを物語る重要なシーンで、作中のハイライトの一つ
ではあるので割愛出来んかったのかも知らんが、現代に置き換えたこの映画ではいかにも蛇足っぽい www
ヴォルデモートとレオ二ダス王の最強ナイフデスマッチ・・・と見れば、それはそれで面白いが www
いや、ヴォルデモート相手ならキングオブエジプトのセト神が妥当かな?・・・ w
いずれにしても、この部分だけはもう少しうまく現代風のアレンジ出来なかったんかと・・・ www
人間の本質が今も昔も変わらないからではなく、昔はこうだったけど今は皆さんご存じのとおりだと言いたかったからではないか。
リア王しかり、ロミオとジュリエットしかり、人は感情移入できる部分があればこそ引き込まれるが、全く同じだと言いたいだけの作品にカタルシスは起こせない。
話を現代に置き換えて近代兵器の飛び交う中で戯曲ユリオレイナスを語るのであれば、いかに話を似せようともSDG'sや温暖化や人種差別/レイシズムやLGBTQや男女同権やテロリズムを反映せずにはだめでしょう。
ぎりぎり男ばかりの世界でも成り立つから女性高官など登場させずに済んではいるが、何やらスタートレックの中で夕日のガンマン見てるような、サラリーマンがチャンバラやったり仕事でミスして切腹したりするのを見ているような、やっぱりこれは無いだろうという不自然さが全体に感じられました。
ないない。英雄の証明じゃなくてマザコンの証明。戦士なんだから、情にほだされちゃ戦えない。
強引にシェイクスピアの世界観を現代に移している点や、セリフもどこか古典的な言い回しが多く、聞いてきて入ってこない。娯楽として見るにはストレスだった。