初期「巨人の星」のような、漫画と劇画をいり混ざた未完成の絵柄。
藤村甲子園生誕から、南波高校入学まで。あゆみ、左文字、豆タン、池畑らはすで登場している。弟の球二、球三以外に、のちに消える妹キャラもいる。
藤村のせりふで「ガタガタぬかすと強盗罪で自衛隊の出場要請したるで」とあるのは、学生運動に参加した佐々木守の原作作品だけのことはある。反体制の中学生たちが「教師によって作られた卒業式をわれわれの手にとりかえせ」とアジる場面もあり。
解説は村山実。「野球バカはみんな(藤村甲子園のように)あそこまでしていた」。

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男どアホウ甲子園 1 (秋田文庫 6-32) 文庫 – 1996/7/1
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社秋田書店
- 発売日1996/7/1
- ISBN-104253172660
- ISBN-13978-4253172660
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2016年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初期の水島先生の傑作!
物語のまじまりです。
絵の描写も、初期を感じさせます。
ファン必読だと思います。
物語のまじまりです。
絵の描写も、初期を感じさせます。
ファン必読だと思います。
2016年2月18日に日本でレビュー済み
「ドカベン」でおなじみ巨匠・水島新司先生が、ドカベンの前に描かれた野球漫画。
絵柄がどことなくですが、当時、野球漫画の代名詞であった「巨人の星」チックにも感じます。
読む前は、原作者が別とはいえ、もちろんドカベンや一球さんなんかのように、迫力ある試合の描写とは裏腹にどこかほのぼのした雰囲気もある、暖かい漫画を想像していました。
ところがページを1枚1枚めくるごとに、私のその想像は見事に裏切られます。
主人公含めた登場人物の大半が、エキセントリックというかパッションがほとばしっているというか……。とにかく口数が多いし、発言の一つ一つがとげとげしい。ついでに、手も出れば足も出る。
金曜の夜、満員電車に疲れた体を揺さぶられながらこの漫画を読んで、癒しが得られるかと言えば、ノーと言わざるを得ません。むしろ思わず本を閉じてしまうでしょう。
要するに、読む側にも根気が求められます。きょうび見かけない、そんなタイプの漫画です。
内容に少し面食らいつつ、巻末の村山実氏による解説に目を通せば「昔はこうだった」というニュアンスの語りをされているので、二重にビックリ。
男が一つのモノを極めようとすれば、一筋縄ではいかない。前途多難、波瀾万丈。そんなことを教わった気がします。
絵柄がどことなくですが、当時、野球漫画の代名詞であった「巨人の星」チックにも感じます。
読む前は、原作者が別とはいえ、もちろんドカベンや一球さんなんかのように、迫力ある試合の描写とは裏腹にどこかほのぼのした雰囲気もある、暖かい漫画を想像していました。
ところがページを1枚1枚めくるごとに、私のその想像は見事に裏切られます。
主人公含めた登場人物の大半が、エキセントリックというかパッションがほとばしっているというか……。とにかく口数が多いし、発言の一つ一つがとげとげしい。ついでに、手も出れば足も出る。
金曜の夜、満員電車に疲れた体を揺さぶられながらこの漫画を読んで、癒しが得られるかと言えば、ノーと言わざるを得ません。むしろ思わず本を閉じてしまうでしょう。
要するに、読む側にも根気が求められます。きょうび見かけない、そんなタイプの漫画です。
内容に少し面食らいつつ、巻末の村山実氏による解説に目を通せば「昔はこうだった」というニュアンスの語りをされているので、二重にビックリ。
男が一つのモノを極めようとすれば、一筋縄ではいかない。前途多難、波瀾万丈。そんなことを教わった気がします。
2015年7月12日に日本でレビュー済み
この作品は、高校野球を舞台にしたものですが、
甲子園の名が示す通り、阪神タイガースでエースとなって巨人を倒すという
夢を背負った若者の成長ぶりを描いています。
高校野球でありながら、プロ野球が交錯するのが面白いです。
主人公の誕生の時に国旗に鯉のぼりをつるして喜びを表します。
名作のファーストシーンはどれも良いですが、この作品もいいです。
それを観ると当時のプロ野球は試合開始前に国歌斉唱と国旗掲揚を行っているのがわかります。
メジャーリーグやサッカーで、試合開始前は国歌斉唱・国旗掲揚が普通に行われることが改めてわかりましたが、
以前は日本でもやっていたのです。
それがなぜ消えたのか?気になります。
甲子園の名が示す通り、阪神タイガースでエースとなって巨人を倒すという
夢を背負った若者の成長ぶりを描いています。
高校野球でありながら、プロ野球が交錯するのが面白いです。
主人公の誕生の時に国旗に鯉のぼりをつるして喜びを表します。
名作のファーストシーンはどれも良いですが、この作品もいいです。
それを観ると当時のプロ野球は試合開始前に国歌斉唱と国旗掲揚を行っているのがわかります。
メジャーリーグやサッカーで、試合開始前は国歌斉唱・国旗掲揚が普通に行われることが改めてわかりましたが、
以前は日本でもやっていたのです。
それがなぜ消えたのか?気になります。
2006年3月19日に日本でレビュー済み
伊集院さんのこのマンガの解説に
「『ドカベン』の魅力を満喫しながらも、それとは両立し得ない、ダークサイドを求めだしていたのだ。
まさにその時僕の前に現れたダークサイドの野球漫画というのがこれだ。」というように確かにそういえる漫画です。
『甲子園』の名と剛速球を持ちながらもこの主人公は、右翼や番長の抗争や学校の陰謀に巻き込まれたりして、直前で甲子園出場をのがします。もし、ドカベンには無いものを求めるのならぜひご購入下さい。
「『ドカベン』の魅力を満喫しながらも、それとは両立し得ない、ダークサイドを求めだしていたのだ。
まさにその時僕の前に現れたダークサイドの野球漫画というのがこれだ。」というように確かにそういえる漫画です。
『甲子園』の名と剛速球を持ちながらもこの主人公は、右翼や番長の抗争や学校の陰謀に巻き込まれたりして、直前で甲子園出場をのがします。もし、ドカベンには無いものを求めるのならぜひご購入下さい。