法科大学院でゼミ仲間と本書を使い、答案を作成しています(教授添削あり)。
大体の感想は他の方が既にレビューで仰る通りかと存じます。
問題文が長く、事実も多く、小問も多い。
標準回答時間が各問に設定されているものの、なかなかタイトな時間設定が多い(特に事例15)w
そのため、全ての小問に法的三段論法で回答しようとすれば、答案が予想外の枚数に達することもしばしば。
答案構成レベルに留める使い方も十分に有用だと思います。
ただ、予想外の枚数に達する程の事実を法的三段論法で処理し続けているうちに、
大量の事実を淡々と処理することを当たり前にできるようになってきました。
その結果、本書よりも問題分の短い他の科目の過去問や演習書にあたる際には、
「なんだ、この程度の問題分量でいいのか」と少し気持ちが軽くなる瞬間すら覚えるようになりました。
使って良かったと思える一冊です。
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事例で考える会社法 (法学教室ライブラリィ) 単行本(ソフトカバー) – 2011/12/19
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法科大学院生必読の事例演習書
『法学教室』で好評連載された「事例で考える会社法」を単行本化。会社法の重要論点・最新論点を扱った事例問題と解説の構成,全24問。単行本化にあたり6問に参考答案を付した。自習用・グループ学習用教材としても最適。
『法学教室』で好評連載された「事例で考える会社法」を単行本化。会社法の重要論点・最新論点を扱った事例問題と解説の構成,全24問。単行本化にあたり6問に参考答案を付した。自習用・グループ学習用教材としても最適。
- ISBN-104641136114
- ISBN-13978-4641136113
- 出版社有斐閣
- 発売日2011/12/19
- 言語日本語
- 本の長さ506ページ
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登録情報
- 出版社 : 有斐閣 (2011/12/19)
- 発売日 : 2011/12/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 506ページ
- ISBN-10 : 4641136114
- ISBN-13 : 978-4641136113
- Amazon 売れ筋ランキング: - 916,834位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 23,129位社会・政治の法律
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学部4年の司法試験受験生です。
私は、一通り会社法を学び、ロープラクティス商法を解いたうえで、この本を選びました。この本は難しいとか、司法試験レベルを超えるとかよく耳にしていましたが、実際に読んでみて、確かに司法試験レベルを超えるような部分はあるけれども、会社法の理解をより一層深めるためにはほんとにすばらしい本であると思いました。そこで、具体的に良いポイントを2つ挙げてみます。
'まず、リーガルクエスト会社法との整合性が抜群であるということです。本書には、問題分の次ページに予習箇所が指定されており、リーガルクエストの読んでおくべき該当ページが記載されています。これをまず読み予習したうえで問題を解くと、理解がものすごく深まります。すべての問題を解き終わる頃にはリーガルクエストの方もほとんど通読した形になるので、おすすめです。
また、記述が厚いという点です。個人的にロープラクティスの記述は薄すぎたため、実際に論述として書きづらいなあと思っていました。その点、本書は本文をそのまま自己の論述に生かすことができると思います。
それに対してデメリットとしては部分的に明らかに司法試験レベルを超えていたり、難解な個所があるということです。特になかりせば価格のとことか・・・・なので非常に1問1問を読み進めていくのが大変かと思います。そこで、メリハリをつけて、読んでいくことも大事かと思います。時には理解できねえよ!ってとりあえず諦めて…(笑)
ですが、しっかり丁寧に本書をこなしていくことができれば、確実に会社法の力をつけることができると思います。是非、参考にしてみてください。
私は、一通り会社法を学び、ロープラクティス商法を解いたうえで、この本を選びました。この本は難しいとか、司法試験レベルを超えるとかよく耳にしていましたが、実際に読んでみて、確かに司法試験レベルを超えるような部分はあるけれども、会社法の理解をより一層深めるためにはほんとにすばらしい本であると思いました。そこで、具体的に良いポイントを2つ挙げてみます。
'まず、リーガルクエスト会社法との整合性が抜群であるということです。本書には、問題分の次ページに予習箇所が指定されており、リーガルクエストの読んでおくべき該当ページが記載されています。これをまず読み予習したうえで問題を解くと、理解がものすごく深まります。すべての問題を解き終わる頃にはリーガルクエストの方もほとんど通読した形になるので、おすすめです。
また、記述が厚いという点です。個人的にロープラクティスの記述は薄すぎたため、実際に論述として書きづらいなあと思っていました。その点、本書は本文をそのまま自己の論述に生かすことができると思います。
それに対してデメリットとしては部分的に明らかに司法試験レベルを超えていたり、難解な個所があるということです。特になかりせば価格のとことか・・・・なので非常に1問1問を読み進めていくのが大変かと思います。そこで、メリハリをつけて、読んでいくことも大事かと思います。時には理解できねえよ!ってとりあえず諦めて…(笑)
ですが、しっかり丁寧に本書をこなしていくことができれば、確実に会社法の力をつけることができると思います。是非、参考にしてみてください。
2013年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先生によって難易度や解説の切り口、視点が異なります。教授の先生方は非常に理解しやすいのですが、准教授の先生方の解説は正直、もう少しだけ工夫していただけるとありがたいです。例えば、(解釈に必要なのでしょうが)会社法の沿革を非常に非常に詳しく説明していたり、下の注欄の小さな文字数が本文の文字数よりも多いページがあったり、自説が長かったり……教授の先生方の解説と見比べれて頂ければ一目瞭然ですが、やはり「別物」と言わざるをえません。もう少しだけでいいので工夫していただけるとありがたいです。内容は素晴らしいとは思いますが、受験生が読むということを少しだけ念頭に置いていただければ、と思います。
2015年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リークエ会社法の参考に買った。リークエと一緒に読んでいけばいいかもしれない。
2012年7月24日に日本でレビュー済み
以下は2週間ほどかけて本書全24問につきフルスケール答案を書いた後の感想である。
まずリーガルクエスト会社法が初学者にも取り組みやすい良著であることから
演習書についても著者のかぶる本書の利用を検討される読者も多いこととおもう。
しかしながら本書は現時点において存在する会社法演習書のうち
会社法事例演習教材を超えるといってよいクォリティを誇り、難易度は最高水準である。
会社法事例演習教材は条文なり判例に基づく処理の指摘で解答が終わる問題も多いが、
本書にはそのような肩慣らしの問題は一切存在しない。小問一つ一つが極めて密度が濃い。
判例上も学説上も明確な解答が存在せず、各自が徹底的に考え抜く必要のある問題が散りばめられているため
ファーストステップの演習書として用いるには、あまりにも重たく
一問一問丁寧に検討していくと何時間でもすぐに過ぎてしまうような骨太の問題が中心である。
法解釈レベルで429条1項に経営判断原則の適用を認める等
一般的な基本書ではあまりお目にかかれない構成を採ってみせたりすることは勿論、
事実認定レベルでも、典型的事案を絶妙にズラし読者によりあてはめが二分されるような事実、
認定次第で採るべき法解釈構成自体が変わってくるような事実、がふんだんに盛り込まれており、
読者自身が納得のいく答案を作り上げるには想定解答時間では全く足りないものとおもう。ゼミ向け素材として最も適するともいえる。
しかし、フルスケールで1問ずつ、丁寧に、悩みながら答案を書いていくことで、まさに「事例で」「考える」力が確実につく。
事案全体の妙を消化するためにもBasic Standard Advancedの分類には拘らず、あまりにも「学説的」で細かすぎるAdvancedを一読に留める等して
正面から全力で検討することを強くすすめる。基礎の習得に徹した演習を求めるならば、Basic Standardを中心にした答案をつくり
Advancedは端的にまとめる、といった方法も考えられるが、この場合は他書を選択したほうが効率的だろう。
よって本書は既に習得済の基本的知識・典型論点を総動員して、会社法の「使いこなし方」を鍛える素材として取り組むべき一冊であり
法解釈・事実認定を両輪として会社法をマスターする最終段階、総仕上げに用いるべき演習書である。
後半へと進んでゆくにつれ、複雑な条文操作、法解釈、事実認定の重層的角度から高度な負荷が課されてゆくので
基本が出来ていない段階で安易に手を出すのは挫折必定、危険である。
会社法演習に不安のある読者ならばロープラクティス商法等、基礎を基礎として習得する演習書を経由したほうが無理が少ない。
ただ、リーガルクエスト会社法のコラムで端的に示された問題意識が事例問題の形で
立体的に展開されている問題も多いので(事例20、22等)リーガルクエスト会社法の
愛読者であれば、思い切って演習の中心を最初から本書に置くのも選択の一つだろう。
本書の24問で必要な基本的知識・思考の導線は、リーガルクエスト会社法および本書の解説できっちりと提示されているため
訴訟物・商事要件事実・事実認定を意識して、時間をかけてでも自習で全問潰しきることで
初学者段階から一気に上級者レベルへと駆け上がり、民法にも通じる実力を体得することも不可能ではない。
例えば最初に問題1、4、5を解くといった配置を換えた取り組み方をすれば429条1項の運用には鉄壁の理解を得られる筈である。
また、解説のわかりやすさは著者毎に明確な差があり 松井先生執筆部分は感動するほどにわかりやすいが
伊藤真紀、田中亘両先生執筆部分は事案に即した解説になっておらず理解がとりにくいことが多いので
一定程度検討したらバッサリと見切ることも必要になるかとおもう。
ともあれ使いこんでいけば 底流には独習者への思いやり、配慮がきっちりと流れていることを実感できる
良書であるのは間違いないので 手に負えるかどうか読者各位で吟味されてからの購入をすすめる。
以上の次第で個人的には文句なしの☆5である。
まずリーガルクエスト会社法が初学者にも取り組みやすい良著であることから
演習書についても著者のかぶる本書の利用を検討される読者も多いこととおもう。
しかしながら本書は現時点において存在する会社法演習書のうち
会社法事例演習教材を超えるといってよいクォリティを誇り、難易度は最高水準である。
会社法事例演習教材は条文なり判例に基づく処理の指摘で解答が終わる問題も多いが、
本書にはそのような肩慣らしの問題は一切存在しない。小問一つ一つが極めて密度が濃い。
判例上も学説上も明確な解答が存在せず、各自が徹底的に考え抜く必要のある問題が散りばめられているため
ファーストステップの演習書として用いるには、あまりにも重たく
一問一問丁寧に検討していくと何時間でもすぐに過ぎてしまうような骨太の問題が中心である。
法解釈レベルで429条1項に経営判断原則の適用を認める等
一般的な基本書ではあまりお目にかかれない構成を採ってみせたりすることは勿論、
事実認定レベルでも、典型的事案を絶妙にズラし読者によりあてはめが二分されるような事実、
認定次第で採るべき法解釈構成自体が変わってくるような事実、がふんだんに盛り込まれており、
読者自身が納得のいく答案を作り上げるには想定解答時間では全く足りないものとおもう。ゼミ向け素材として最も適するともいえる。
しかし、フルスケールで1問ずつ、丁寧に、悩みながら答案を書いていくことで、まさに「事例で」「考える」力が確実につく。
事案全体の妙を消化するためにもBasic Standard Advancedの分類には拘らず、あまりにも「学説的」で細かすぎるAdvancedを一読に留める等して
正面から全力で検討することを強くすすめる。基礎の習得に徹した演習を求めるならば、Basic Standardを中心にした答案をつくり
Advancedは端的にまとめる、といった方法も考えられるが、この場合は他書を選択したほうが効率的だろう。
よって本書は既に習得済の基本的知識・典型論点を総動員して、会社法の「使いこなし方」を鍛える素材として取り組むべき一冊であり
法解釈・事実認定を両輪として会社法をマスターする最終段階、総仕上げに用いるべき演習書である。
後半へと進んでゆくにつれ、複雑な条文操作、法解釈、事実認定の重層的角度から高度な負荷が課されてゆくので
基本が出来ていない段階で安易に手を出すのは挫折必定、危険である。
会社法演習に不安のある読者ならばロープラクティス商法等、基礎を基礎として習得する演習書を経由したほうが無理が少ない。
ただ、リーガルクエスト会社法のコラムで端的に示された問題意識が事例問題の形で
立体的に展開されている問題も多いので(事例20、22等)リーガルクエスト会社法の
愛読者であれば、思い切って演習の中心を最初から本書に置くのも選択の一つだろう。
本書の24問で必要な基本的知識・思考の導線は、リーガルクエスト会社法および本書の解説できっちりと提示されているため
訴訟物・商事要件事実・事実認定を意識して、時間をかけてでも自習で全問潰しきることで
初学者段階から一気に上級者レベルへと駆け上がり、民法にも通じる実力を体得することも不可能ではない。
例えば最初に問題1、4、5を解くといった配置を換えた取り組み方をすれば429条1項の運用には鉄壁の理解を得られる筈である。
また、解説のわかりやすさは著者毎に明確な差があり 松井先生執筆部分は感動するほどにわかりやすいが
伊藤真紀、田中亘両先生執筆部分は事案に即した解説になっておらず理解がとりにくいことが多いので
一定程度検討したらバッサリと見切ることも必要になるかとおもう。
ともあれ使いこんでいけば 底流には独習者への思いやり、配慮がきっちりと流れていることを実感できる
良書であるのは間違いないので 手に負えるかどうか読者各位で吟味されてからの購入をすすめる。
以上の次第で個人的には文句なしの☆5である。
2012年8月16日に日本でレビュー済み
【レビュアー】
平成25年都内某法科大学院修了→同年司法試験合格
【設問】
とても高度。
基本的な知識があることを前提にして、その知識を事案に応じて「使いこなす」ことに主眼が置かれている。ただ、解説部分にはそれぞれのトピックにつき難易度ランクが付いているので、初めはベーシックだけ見るといった使い方も可能であると思われる。
もっとも、本書の問題の良さは、各小問間で「典型的な事案→特殊事情がある場合」というように構成されていることにあると考えられるので、基本的にはバラバラでなく、一気に解くと言った方が効果が上がるのではないか。
なお、新司法試験のための長文問題集であるものの、新司法試験より明らかに難しい問題も含まれており、また問題形式も統一感が無いので、答案構成に留める程度で良いのではないだろうか。
【設問の解説】
リークエ執筆陣に齊藤准教授と伊藤准教授が加わっている。
個人的な感想ではあるが、松井教授の解説は驚くほど分かりやすい。この解説で「ああ、そうだよね」とならなければおそらく自分の基礎知識不足であろうと思われるほど分かりやすい。
他方、齊藤准教授・田中准教授のお二人の解説はかなり学問色が強く、解説自体が難解である場合があると感じた。
もっとも、問題意識や解釈内容が難解であると言うだけであり、いわゆる「解説がへたくそ」という類の「難解」と言うわけではない。
上記以外の方の解説も総じて分かりやすいものになっている。
【総評】
初学者が売れているからと言って手を出すと会社法が嫌いになってしまう可能性がある一冊であるが、基礎知識がある場合にはとてもいい問題集であり、論点本でもあると思う。
おススメの一冊。
平成25年都内某法科大学院修了→同年司法試験合格
【設問】
とても高度。
基本的な知識があることを前提にして、その知識を事案に応じて「使いこなす」ことに主眼が置かれている。ただ、解説部分にはそれぞれのトピックにつき難易度ランクが付いているので、初めはベーシックだけ見るといった使い方も可能であると思われる。
もっとも、本書の問題の良さは、各小問間で「典型的な事案→特殊事情がある場合」というように構成されていることにあると考えられるので、基本的にはバラバラでなく、一気に解くと言った方が効果が上がるのではないか。
なお、新司法試験のための長文問題集であるものの、新司法試験より明らかに難しい問題も含まれており、また問題形式も統一感が無いので、答案構成に留める程度で良いのではないだろうか。
【設問の解説】
リークエ執筆陣に齊藤准教授と伊藤准教授が加わっている。
個人的な感想ではあるが、松井教授の解説は驚くほど分かりやすい。この解説で「ああ、そうだよね」とならなければおそらく自分の基礎知識不足であろうと思われるほど分かりやすい。
他方、齊藤准教授・田中准教授のお二人の解説はかなり学問色が強く、解説自体が難解である場合があると感じた。
もっとも、問題意識や解釈内容が難解であると言うだけであり、いわゆる「解説がへたくそ」という類の「難解」と言うわけではない。
上記以外の方の解説も総じて分かりやすいものになっている。
【総評】
初学者が売れているからと言って手を出すと会社法が嫌いになってしまう可能性がある一冊であるが、基礎知識がある場合にはとてもいい問題集であり、論点本でもあると思う。
おススメの一冊。
2012年12月15日に日本でレビュー済み
巷では京大教授陣が執筆した、会社法事例演習教材と本書が
会社法教材として有名だが、以下の点で私は本書の方が優れていると感じた。
会社法事例演習教材は問題が簡単で、条文さえ指摘できれば良い様な問題が多い。
一方で本書の設問は長文の事例問題が中心で、しかも事実認定をしっかりする必要がある問題が多い。
近年の司法試験会社法論文では、条文が指摘できるか否かで勝負が決まる傾向があるので、
本書は司法試験レベルを超えるのかもしれないが、
事案分析・事実認定は法律事例問題を解く上では必須なので本書を利用すれば
会社法の重要論点をつぶせる上に、他の試験科目にも通じる汎用性の高い技術を身につけることが出来る。
会社法事例演習教材には解説が無いが、本書にはリークエ会社法執筆陣による解説が付されている。
わかりやすいと評判のリークエ会社法の執筆陣ゆえに、本書の解説も相当高度なことが噛み砕いて
説明されているように感じられる。それゆえ自学習、独習でも利用できるになっている。
前述の通り、近年の司法試験会社法論文は、「択一化」と言われるほど条文知識だけが問われる傾向にある。
しかし第1回、第2回司法試験の様に判例や学説状況を踏まえ、事案分析をする問題に傾向が戻る可能性も否定できない。
したがって本書は司法試験受験生に必須と言えるのではないだろうか。
会社法教材として有名だが、以下の点で私は本書の方が優れていると感じた。
会社法事例演習教材は問題が簡単で、条文さえ指摘できれば良い様な問題が多い。
一方で本書の設問は長文の事例問題が中心で、しかも事実認定をしっかりする必要がある問題が多い。
近年の司法試験会社法論文では、条文が指摘できるか否かで勝負が決まる傾向があるので、
本書は司法試験レベルを超えるのかもしれないが、
事案分析・事実認定は法律事例問題を解く上では必須なので本書を利用すれば
会社法の重要論点をつぶせる上に、他の試験科目にも通じる汎用性の高い技術を身につけることが出来る。
会社法事例演習教材には解説が無いが、本書にはリークエ会社法執筆陣による解説が付されている。
わかりやすいと評判のリークエ会社法の執筆陣ゆえに、本書の解説も相当高度なことが噛み砕いて
説明されているように感じられる。それゆえ自学習、独習でも利用できるになっている。
前述の通り、近年の司法試験会社法論文は、「択一化」と言われるほど条文知識だけが問われる傾向にある。
しかし第1回、第2回司法試験の様に判例や学説状況を踏まえ、事案分析をする問題に傾向が戻る可能性も否定できない。
したがって本書は司法試験受験生に必須と言えるのではないだろうか。
2014年5月16日に日本でレビュー済み
会社法の試験はこれが一冊あれば十分である。最初の六問以外は解答がないが、解説が丁寧かつ実戦的なので過不足はない。
学部から司法試験対策まで幅広く対応できる。
学部から司法試験対策まで幅広く対応できる。