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アンダー・ザ・ドーム 1 (文春文庫 キ 2-40) 文庫 – 2013/10/10
スピルバーグ製作TV化。10月よりBS Dlifeで放映開始
小さな町を突如覆った巨大で透明なドーム。破壊不能のドームに封鎖された空間に恐怖と狂乱が充満する。帝王キングの新たなる代表作!
小さな町を突如覆った巨大で透明なドーム。破壊不能のドームに封鎖された空間に恐怖と狂乱が充満する。帝王キングの新たなる代表作!
- 本の長さ478ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2013/10/10
- ISBN-104167812266
- ISBN-13978-4167812263
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2013/10/10)
- 発売日 : 2013/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 478ページ
- ISBN-10 : 4167812266
- ISBN-13 : 978-4167812263
- Amazon 売れ筋ランキング: - 192,620位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,724位文春文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年11月25日に日本でレビュー済み
前の方も書いておられますが、まずコアになる?の始まりは小松左京さんの
「物体O」、「首都消失」と同じと見て間違いありません。
しかしそこから展開するストーリーはキングならではの世界。アメリカの銃
社会を象徴とする「血と暴力」の歪んだ社会の寓話です。
現実の災害が起きても日本では人々の冷静で落ち着いた行動が話題になりま
すが、ニュース映像で見る諸外国の様子からはパニックといった心理状況に
満ちた行動があふれていて恐怖を感じます。
それから個人的に面白いと思ったのは未知の壁の形状が小松氏の作品では巨
大な円柱型をしていますが、キング氏の作品ではドーム状をしていることで
す。何かの自然現象としての処理を考えるならドームのほうがアリかなと思
います。でも小松氏の作品を知っているので空間的に上空だけでなく地下は
どうするんだとツッコミを入れたくなります。
キングの描きたいのはそんなところじゃないというのは理解しているつもり
ですので続きを楽しんで読んでいこうと思っています。
「物体O」、「首都消失」と同じと見て間違いありません。
しかしそこから展開するストーリーはキングならではの世界。アメリカの銃
社会を象徴とする「血と暴力」の歪んだ社会の寓話です。
現実の災害が起きても日本では人々の冷静で落ち着いた行動が話題になりま
すが、ニュース映像で見る諸外国の様子からはパニックといった心理状況に
満ちた行動があふれていて恐怖を感じます。
それから個人的に面白いと思ったのは未知の壁の形状が小松氏の作品では巨
大な円柱型をしていますが、キング氏の作品ではドーム状をしていることで
す。何かの自然現象としての処理を考えるならドームのほうがアリかなと思
います。でも小松氏の作品を知っているので空間的に上空だけでなく地下は
どうするんだとツッコミを入れたくなります。
キングの描きたいのはそんなところじゃないというのは理解しているつもり
ですので続きを楽しんで読んでいこうと思っています。
2014年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドラマのファーストシーズンを見てから読みました。
ラストは小説と違っていて、キングはじめ3人位しか知らないという記事を読んで
ドラマを見た後だけど大丈夫だろうと思って読み始めました。
チェスターズ・ミルがドームに覆われるという基本設定以外色々なところが違っているので
ラストどころか最初から別の話として楽しめます。
ドームの設定自体はSFですが、無人島や交通が遮断された閉鎖空間をつくるためのもので、
実際は人間ドラマを描いた物語なので面白く読みました。
ラストは小説と違っていて、キングはじめ3人位しか知らないという記事を読んで
ドラマを見た後だけど大丈夫だろうと思って読み始めました。
チェスターズ・ミルがドームに覆われるという基本設定以外色々なところが違っているので
ラストどころか最初から別の話として楽しめます。
ドームの設定自体はSFですが、無人島や交通が遮断された閉鎖空間をつくるためのもので、
実際は人間ドラマを描いた物語なので面白く読みました。
2021年12月16日に日本でレビュー済み
ドラマを観て、なんだかなぁって思って読んでなかったんですが、時間が出来たんで読んでみました。
全く違う! ドラマとの共通点はドームとビッグジムの存在のみって言って良いかも。
とにかくスケールが大きくて映画を観るように映像が浮かぶ小説です。
ただ、キングらしく登場人物は異常に多くて誰が誰だか分からなくなることがしばしばあります。
ただ、無意味な人物やエピソードがあまりないため読んでて嫌になることはありません。
主役はやっぱりビッグジムですね。 最悪の人物像を描いていくのが良い意味で胸糞悪くなります。
閉じ込められた状況の人間心理がリアルに感じられますし、絶望から微かな希望に向かう人たちを凄く上手く書かれていて私は気に入りました。
ドラマの改変は何一つ良いところがないと思わせる原作の完璧さです。
この物語のオチを納得できれば、傑作だと思いますが、賛否は分かれそうですね。
全く違う! ドラマとの共通点はドームとビッグジムの存在のみって言って良いかも。
とにかくスケールが大きくて映画を観るように映像が浮かぶ小説です。
ただ、キングらしく登場人物は異常に多くて誰が誰だか分からなくなることがしばしばあります。
ただ、無意味な人物やエピソードがあまりないため読んでて嫌になることはありません。
主役はやっぱりビッグジムですね。 最悪の人物像を描いていくのが良い意味で胸糞悪くなります。
閉じ込められた状況の人間心理がリアルに感じられますし、絶望から微かな希望に向かう人たちを凄く上手く書かれていて私は気に入りました。
ドラマの改変は何一つ良いところがないと思わせる原作の完璧さです。
この物語のオチを納得できれば、傑作だと思いますが、賛否は分かれそうですね。
2013年10月15日に日本でレビュー済み
米国北東部の田舎町が、いきなりすっぽり人知の及ばない「なんらかのドーム」で蓋われて孤立してしまうのだが、そこは腐敗政治に冒された町で…という設定。さすがアメリカだけあって、村といってもいいくらいの狭い範囲なのに、拳銃をぶっ放す場面の多さに圧倒された。日本製品がいろいろと出てくるのも意外だった。もし、これがさまざまな問題をかかえた日本の田舎町だったら…と考えて、読後もあれこれと想像しながらずいぶんと楽しませてもらった。さしずめ、出てくる製品の9割は メイド・イン・チャイナで、ときおりヴェトナム製がはさまる、といったところか。
この「とある集団が周囲から完全に孤立してしまう」という設定は、S.キング氏が長年あたためてきた題材とのことで、わたしは読む前からかなり期待していたのだが、期待にたがわぬどころか、期待以上の出来であった。あまりにも長いので中だるみがあるかと思ったが、中だるみを一切感じさせない長編SFとなっている。キング氏があとがきで書いていたが、草稿の段階で編集者から中だるみしている部分の指摘を受け、ジェットコースターに乗っているような流れを意識させられたとのこと。それが功を奏している。また、知人の科学者からアドバイスを受けて、ドーム内の環境設定やその他の事象についてもリアリティーを失わないよう努めたとのこと。
キングの魅力はストーリー展開や恐怖を生み出す状況設定だけでなく、独特の比喩表現や日常の一瞬一瞬をうまく摘み取る描写力にあると思うのだが、原著では、歌舞伎役者がミエを切るようにところどころで「どうだっ!」と言わんばかりの「気の利いた言い回し」も織り交ぜてくれており、読んでいて楽しいことこの上ない。仮に作家ご本人による朗読会があれば、きっとキングさんはここでニヤリと笑みを浮かべて聴衆を一瞥すること請け合い…といった箇所が随所にある。
何しろ長くて登場人物が多いので、すきま時間に少しずつ読み進めていく人は人物相関がゴッチャになるかも。わたしは自分用にエクセルで登場人物一覧表を作りながら読み進めていった。しかし、今の時代だからネットで検索すればこういう一覧が簡単に手に入るだろう。
知らないアメ車や米国の人気テレビ番組のキャラクターなどがちょくちょく出てくる。ひと昔まえだったら、いろんなところを調べまくって活字の説明をいくら読んでもラチが明かなかったりしたものだが、今はネットがあるお陰で視覚的にパッと理解できる。「ジョーン・ジェット似の」と形容される少女が出てきて、洋楽にうといものだから20年前ならお手上げだったが、今は大丈夫。いい時代になったものだ。
ケネディ暗殺をテーマにした「11/22/63」も、時間旅行という使い古されたセッティングであるにもかかわらずすばらしい世界を作り出していたが、本作品も間違いなく多くの読者を楽しませてくれるはずだ。すごい作家です、キングさんというのは。
これ、映像化したら面白そうだなあと思っていたら、2013年の6月下旬からアメリカCBSでTVシリーズが始まり、相当な視聴率を記録したらしい。すでにシーズン1が終わったとのことだが、DVD化されて日本で見られるのは何時になるのだろう。オーイ、早くしてくれーィ!
この「とある集団が周囲から完全に孤立してしまう」という設定は、S.キング氏が長年あたためてきた題材とのことで、わたしは読む前からかなり期待していたのだが、期待にたがわぬどころか、期待以上の出来であった。あまりにも長いので中だるみがあるかと思ったが、中だるみを一切感じさせない長編SFとなっている。キング氏があとがきで書いていたが、草稿の段階で編集者から中だるみしている部分の指摘を受け、ジェットコースターに乗っているような流れを意識させられたとのこと。それが功を奏している。また、知人の科学者からアドバイスを受けて、ドーム内の環境設定やその他の事象についてもリアリティーを失わないよう努めたとのこと。
キングの魅力はストーリー展開や恐怖を生み出す状況設定だけでなく、独特の比喩表現や日常の一瞬一瞬をうまく摘み取る描写力にあると思うのだが、原著では、歌舞伎役者がミエを切るようにところどころで「どうだっ!」と言わんばかりの「気の利いた言い回し」も織り交ぜてくれており、読んでいて楽しいことこの上ない。仮に作家ご本人による朗読会があれば、きっとキングさんはここでニヤリと笑みを浮かべて聴衆を一瞥すること請け合い…といった箇所が随所にある。
何しろ長くて登場人物が多いので、すきま時間に少しずつ読み進めていく人は人物相関がゴッチャになるかも。わたしは自分用にエクセルで登場人物一覧表を作りながら読み進めていった。しかし、今の時代だからネットで検索すればこういう一覧が簡単に手に入るだろう。
知らないアメ車や米国の人気テレビ番組のキャラクターなどがちょくちょく出てくる。ひと昔まえだったら、いろんなところを調べまくって活字の説明をいくら読んでもラチが明かなかったりしたものだが、今はネットがあるお陰で視覚的にパッと理解できる。「ジョーン・ジェット似の」と形容される少女が出てきて、洋楽にうといものだから20年前ならお手上げだったが、今は大丈夫。いい時代になったものだ。
ケネディ暗殺をテーマにした「11/22/63」も、時間旅行という使い古されたセッティングであるにもかかわらずすばらしい世界を作り出していたが、本作品も間違いなく多くの読者を楽しませてくれるはずだ。すごい作家です、キングさんというのは。
これ、映像化したら面白そうだなあと思っていたら、2013年の6月下旬からアメリカCBSでTVシリーズが始まり、相当な視聴率を記録したらしい。すでにシーズン1が終わったとのことだが、DVD化されて日本で見られるのは何時になるのだろう。オーイ、早くしてくれーィ!
2013年12月2日に日本でレビュー済み
キング氏の翻訳された作品を全て読んで来たけど、ちょいガッカリ。
ストーリー自体はほぼ文句無しで面白かった。目に見えないドームだけど、
電波は透過し、空気もほんの僅かだけど透過する。ちょいご都合主義かと
思えるけど、ここもまぁいいか。
ただ、本作はアメリカ政府と軍が「善」と描かれていた事。「ザ・スタンド」
にしろ「霧」(映画名ミスト)にしろ、軍の秘密兵器、秘密実験が元で惨事
になっていた。軍の失敗を政府が隠蔽し、自国民さえ密殺してきていた。
本作では権力側が善になっているのがなんだかなぁ。ドーム内の悪役が前ブッシュ
大統領や共和党を指示している描写。
オバマ政権、民主党政権になったら権力側を「善」とするあたりで、なんか嫌な
政治色を感じてしまった。
ストーリー自体はほぼ文句無しで面白かった。目に見えないドームだけど、
電波は透過し、空気もほんの僅かだけど透過する。ちょいご都合主義かと
思えるけど、ここもまぁいいか。
ただ、本作はアメリカ政府と軍が「善」と描かれていた事。「ザ・スタンド」
にしろ「霧」(映画名ミスト)にしろ、軍の秘密兵器、秘密実験が元で惨事
になっていた。軍の失敗を政府が隠蔽し、自国民さえ密殺してきていた。
本作では権力側が善になっているのがなんだかなぁ。ドーム内の悪役が前ブッシュ
大統領や共和党を指示している描写。
オバマ政権、民主党政権になったら権力側を「善」とするあたりで、なんか嫌な
政治色を感じてしまった。
2014年1月8日に日本でレビュー済み
ドラマとは内容が全く異なり,原作は,ビックジムはより極悪で,ジュニアは完全に狂っていて,多くの人々はとても愚かです.
現実の世界も同じで,ほとんどの人々はとても愚かで考える能力が無いので,頭の良い人格異常者に騙されています.
ドームの存在が人々の愚かさを明らかにさせたわけです.
とてもリアリティな作品です.
現代社会では人間の進化が望めないので,この愚かな人々には積極的な対策が必要です.
現実の世界も同じで,ほとんどの人々はとても愚かで考える能力が無いので,頭の良い人格異常者に騙されています.
ドームの存在が人々の愚かさを明らかにさせたわけです.
とてもリアリティな作品です.
現代社会では人間の進化が望めないので,この愚かな人々には積極的な対策が必要です.
2013年10月15日に日本でレビュー済み
この作品、ストーリーだけ見ると小松左京氏の 「首都消失」に似ていなくはないか? 設定を内と外逆にしただけだと思うが・・・。