谷川俊太郎さんの詩と塚本やすしさんの絵が素晴らしく、カカオ農園で、働く子どもたちの実態が伝わってきます。
子どもたちに読み聞かせ児童労働を知るきっかけとしたいと思いました。

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そのこ 大型本 – 2011/6/4
世界中で約2億1500万人もの子どもが、自分の意思に反した労働を強いられています。 遠く西アフリカのガーナでカカオを収穫している「そのこ」と、日本にいる「ぼく」との日常を描いた谷川俊太郎さんの詩が絵本になりました。
- 本の長さ1ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日2011/6/4
- ISBN-104794967667
- ISBN-13978-4794967664
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商品の説明
出版社からのコメント
中保佐和子さん(詩人・翻訳家)による英訳付です。
登録情報
- 出版社 : 晶文社 (2011/6/4)
- 発売日 : 2011/6/4
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 1ページ
- ISBN-10 : 4794967667
- ISBN-13 : 978-4794967664
- Amazon 売れ筋ランキング: - 537,468位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,614位絵本 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1931年、東京生まれ。詩人。詩集『二十億光年の孤独』を刊行以来、詩やエッセー、翻訳、脚本など幅広く活動する(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 かずのえほん いくつかな? (ISBN-13: 978-4774317434 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
絵本作家、画家、児童文学作家、イラストレーター。東京都生まれ。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
谷川俊太郎氏が、児童労働について詩を書いていることを教えてくれたのは知人の小学校教諭です。
塚本やすし氏の絵もすてきな一冊です。
小学生にも知ってほしい本です。
塚本やすし氏の絵もすてきな一冊です。
小学生にも知ってほしい本です。
2018年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当たり前が当たり前ではない世界があるということ。今の自分を見つめ直す機会を与えてくれる本だと思います。
ぜひ子どもだけでなく、大人にも読んでほしい!
ぜひ子どもだけでなく、大人にも読んでほしい!
2018年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
考えさせられる内容でした。
子どもの小学校で暗唱させてあったので、どんな中身なのか気になりました。
子どもの小学校で暗唱させてあったので、どんな中身なのか気になりました。
2015年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本は豊かで便利。でも少し広く世界を見てみるとさまざまな生活があります。
子供であっても生活を支えなくてはいけない国もあります。絵本で考えるきっかけが作れたらいいかなと思い購入しました。
高学年の読み聞かせで使いました。
子供であっても生活を支えなくてはいけない国もあります。絵本で考えるきっかけが作れたらいいかなと思い購入しました。
高学年の読み聞かせで使いました。
2011年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
谷川氏の衝撃的なラストの一行の詩。塚本氏の絵の構成力。素晴らしい一冊です。
まるで名画を観ているような感動的で、劇的な絵本登場です。推薦致します。
テーマは、児童労働を無くそうです。Child Labour
まるで名画を観ているような感動的で、劇的な絵本登場です。推薦致します。
テーマは、児童労働を無くそうです。Child Labour
2011年8月5日に日本でレビュー済み
まず始めに言っとくと、楽しむための絵本ではないです。
開発途上国でいまなお存在している不法な児童労働を知ってもらい、
問題解決への呼びかけをしている絵本で、基本はNGOの活動を背景と
したものです。そうした取り組みをどう受止めるかは、各々考えるところ
があるでしょうから、ここはあえてメッセージが絵本としていかに
表現されているかという観点で述べたいと思います。
「そのこ」というのは、遠くの国で労働する子どもを指しています。
会ったこともなく名前も知らず、ただちょと気になる存在の子。
「そのこ」という言葉の距離感は、重い荷物を運ぶ子どもから来ています。
印象的なのは、そのこは始めから終わりまで後ろ姿で登場していること。
こちらから、どんどん遠ざかっていくように見えます。
どんな表情をしているのかは直接描写されていません。
ただ、語り手である日本にいる「ぼく」という子どもの暮らしや、
その国でもちゃんと学校へ行っている子どもの絵との対比が、
逆説的に距離感をうめるよう働いています。
「そのこ」は作物を手に入れるために手をのばしているのではないと
伝えるページは絵本的な表現として圧巻でした。
読後はチョコレートの甘さを素直に堪能できなくなるかもしれません。
開発途上国でいまなお存在している不法な児童労働を知ってもらい、
問題解決への呼びかけをしている絵本で、基本はNGOの活動を背景と
したものです。そうした取り組みをどう受止めるかは、各々考えるところ
があるでしょうから、ここはあえてメッセージが絵本としていかに
表現されているかという観点で述べたいと思います。
「そのこ」というのは、遠くの国で労働する子どもを指しています。
会ったこともなく名前も知らず、ただちょと気になる存在の子。
「そのこ」という言葉の距離感は、重い荷物を運ぶ子どもから来ています。
印象的なのは、そのこは始めから終わりまで後ろ姿で登場していること。
こちらから、どんどん遠ざかっていくように見えます。
どんな表情をしているのかは直接描写されていません。
ただ、語り手である日本にいる「ぼく」という子どもの暮らしや、
その国でもちゃんと学校へ行っている子どもの絵との対比が、
逆説的に距離感をうめるよう働いています。
「そのこ」は作物を手に入れるために手をのばしているのではないと
伝えるページは絵本的な表現として圧巻でした。
読後はチョコレートの甘さを素直に堪能できなくなるかもしれません。