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ブンナよ、木からおりてこい (新潮文庫) 文庫 – 1981/8/27
水上 勉
(著)
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購入オプションとあわせ買い
『雁の寺』『飢餓海峡』『五番町夕霧楼』などで知られる日本を代表する文学者が、母と子供たちのために綴った童話。
トノサマがえるのブンナは、跳躍と木登りが得意で、大の冒険好き。高い椎の木のてっぺんに登ったばかりに、恐ろしい事件に会い、世の中の不思議を知った。生きてあるとは、かくも尊いものなのか――。
作者水上勉が、すべての母親と子供たちに心をこめて贈る、感動の名作。本書は《青年座》で劇化され、芸術祭優秀賞をはじめ数々の賞を受賞した。巻末に「母たちへの一文」を付す。
目次
第一章 ブンナ木にのぼること
第二章 ブンナいよいよ冒険をこころみること
第三章 雀と百舌がながい後悔のはてにむかし話をすること
第四章 ブンナよ、いつでも死ぬ覚悟ができているか
第五章 鼠がぐちをもらしたあとでさめざめ泣くこと
第六章 月夜に鼠が思案したすえに木からおちること
第七章 へびが美しいことをいったあとで
第八章 牛がえるとへびが母をじまんしあうこと
第九章 つぐみのうたったうたをもう一ど
第十章 ながい冬をブンナが木の上でかんがえたこと
第十一章 ブンナよ、大地におりて太陽へさけべ
母たちへの一文
改訂版 あとがき
解説 桑原三郎
本文より
ブンナははじめて、自分がこころみた冒険が、いかにそらおそろしいことだったかに気づきました。
〈ブンナよ、無理をするな……おりてこい……〉
土がえるたちが、下からさけんでいた声が耳にのこっています。やっぱり、自分は、みんなのいうことをきいたほうがよかった。ブンナは後悔しました。しかし、いくら後悔したってはじまらない。ブンナはおそろしい鳶がどこかへとぶのを待って、すばやく木をおりるしかなかったのです。
(第二章「ブンナいよいよ冒険をこころみること」)
著者の言葉
いったい誰が人なみでいることをわるいときめたか。また、人なみでないことをダメだときめたか。そこのところをも、私は子供とともに考えたいと思った。生きとし生けるもの、すべて太陽の下(もと)にあって、平等に生きている。蛙も鳶も同じである。だが、この世は、平等に生きているといっても、弱肉強食である。賢い者は愚かな者を蹴落し、強い者は弱い者をいじめて生きている。動物の世界だけではない。人間の世界がそれである。
(「母たちへの一文―あとがきにかえて」)
本書「解説」より
考えてみれば、私達人間にしても、死ぬことは一定、鳶にさらわれて椎の木の上に一時を放り出されているような情況にあるのだと、言えば言えないこともない。先はもう分っている。死ぬことしかないのだ。それでいて、そのことを忘れて、修羅の世界にあくせく生きているのである。
――桑原三郎(児童文学者)
水上勉(1919-2004)
福井県生れ。少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞、1971年『宇野浩二伝』で菊池寛賞、1975年『一休』で谷崎賞、1977年『寺泊』で川端賞、1983年『良寛』で毎日芸術賞を受賞する。『金閣炎上』『ブンナよ、木からおりてこい』『土を喰う日々』など著書多数。2004(平成16)年9月永眠。
トノサマがえるのブンナは、跳躍と木登りが得意で、大の冒険好き。高い椎の木のてっぺんに登ったばかりに、恐ろしい事件に会い、世の中の不思議を知った。生きてあるとは、かくも尊いものなのか――。
作者水上勉が、すべての母親と子供たちに心をこめて贈る、感動の名作。本書は《青年座》で劇化され、芸術祭優秀賞をはじめ数々の賞を受賞した。巻末に「母たちへの一文」を付す。
目次
第一章 ブンナ木にのぼること
第二章 ブンナいよいよ冒険をこころみること
第三章 雀と百舌がながい後悔のはてにむかし話をすること
第四章 ブンナよ、いつでも死ぬ覚悟ができているか
第五章 鼠がぐちをもらしたあとでさめざめ泣くこと
第六章 月夜に鼠が思案したすえに木からおちること
第七章 へびが美しいことをいったあとで
第八章 牛がえるとへびが母をじまんしあうこと
第九章 つぐみのうたったうたをもう一ど
第十章 ながい冬をブンナが木の上でかんがえたこと
第十一章 ブンナよ、大地におりて太陽へさけべ
母たちへの一文
改訂版 あとがき
解説 桑原三郎
本文より
ブンナははじめて、自分がこころみた冒険が、いかにそらおそろしいことだったかに気づきました。
〈ブンナよ、無理をするな……おりてこい……〉
土がえるたちが、下からさけんでいた声が耳にのこっています。やっぱり、自分は、みんなのいうことをきいたほうがよかった。ブンナは後悔しました。しかし、いくら後悔したってはじまらない。ブンナはおそろしい鳶がどこかへとぶのを待って、すばやく木をおりるしかなかったのです。
(第二章「ブンナいよいよ冒険をこころみること」)
著者の言葉
いったい誰が人なみでいることをわるいときめたか。また、人なみでないことをダメだときめたか。そこのところをも、私は子供とともに考えたいと思った。生きとし生けるもの、すべて太陽の下(もと)にあって、平等に生きている。蛙も鳶も同じである。だが、この世は、平等に生きているといっても、弱肉強食である。賢い者は愚かな者を蹴落し、強い者は弱い者をいじめて生きている。動物の世界だけではない。人間の世界がそれである。
(「母たちへの一文―あとがきにかえて」)
本書「解説」より
考えてみれば、私達人間にしても、死ぬことは一定、鳶にさらわれて椎の木の上に一時を放り出されているような情況にあるのだと、言えば言えないこともない。先はもう分っている。死ぬことしかないのだ。それでいて、そのことを忘れて、修羅の世界にあくせく生きているのである。
――桑原三郎(児童文学者)
水上勉(1919-2004)
福井県生れ。少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞、1971年『宇野浩二伝』で菊池寛賞、1975年『一休』で谷崎賞、1977年『寺泊』で川端賞、1983年『良寛』で毎日芸術賞を受賞する。『金閣炎上』『ブンナよ、木からおりてこい』『土を喰う日々』など著書多数。2004(平成16)年9月永眠。
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1981/8/27
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101141142
- ISBN-13978-4101141145
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櫻守 | ブンナよ、木からおりてこい | 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月― | 飢餓海峡〔上〕 | 飢餓海峡〔下〕 | |
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価格 | ¥781¥781 | ¥539¥539 | ¥693¥693 | ¥990¥990 | ¥990¥990 |
【新潮文庫】水上勉 作品 | 桜を守り、桜を育てることに情熱を傾けつくした一庭師の真情を、滅びゆく自然への哀惜の念と共に描いた表題作と「凩」を収録する。 | 椎の木のてっぺんに登ったトノサマがえるのブンナは、恐ろしい事件や世の中の不思議に出会った……。母と子へ贈る水上童話の世界。 | 京都の禅寺で小僧をしていた頃に習いおぼえた精進料理の数々を、著者自ら包丁を持ち、つくってみせた異色のクッキング・ブック。 | 貧困の底から、功なり名遂げた樽見京一郎は、殺人犯であった暗い過去をもっていた……。洞爺丸事件に想をえて描く雄大な社会小説。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1981/8/27)
- 発売日 : 1981/8/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 244ページ
- ISBN-10 : 4101141142
- ISBN-13 : 978-4101141145
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 125,136位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1919-2004)福井県生れ。
少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞、1971年『宇野浩二伝』で菊池寛賞、1975年『一休』で谷崎賞、1977年『寺泊』で川端賞、1983年『良寛』で毎日芸術賞を受賞する。『金閣炎上』『ブンナよ、木からおりてこい』『土を喰う日々』など著書多数。2004(平成16)年9月永眠。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月27日に日本でレビュー済み
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子育てになやむお父さん、お母さんにぜひ読んでいただき、子どもさんに読み聞かせしていただきたいと思います。自分の死生観にも、とても参考になりました。
2023年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生きることの意味を再確認する。井の中の蛙にならぬように。
2023年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カエルが木に登って、そこでいろいろ体験して、降りてくる
という話なんです、一行にまとめると。
トノサマガエルのブンタは沼の辺にそびえ立つ木に登るのが大好きでしたが
てっぺんまでは、一度も行ったことがなくて
調子のいい日に、てっぺんまで登ってみたのです。
木のてっぺんは、広場のようになっていて、土があって草もはえていて
自分だけの秘密基地ができたみたいで嬉しくなっていたのですが
その場所はなんと!!
トンビがえものを捕まえてとりあえず置いとく場所だったのです( ̄0 ̄)
えさとして運ばれてきた動物たちがそれぞれに
身の上話をしたり、今から食われることについての心境を語るんだけど
人間の本性を表しているようで、生きることの縮図がある感じ、、、
「ブンナ」はお釈迦様の弟子の一人のお名前だそうですね、、、
という話なんです、一行にまとめると。
トノサマガエルのブンタは沼の辺にそびえ立つ木に登るのが大好きでしたが
てっぺんまでは、一度も行ったことがなくて
調子のいい日に、てっぺんまで登ってみたのです。
木のてっぺんは、広場のようになっていて、土があって草もはえていて
自分だけの秘密基地ができたみたいで嬉しくなっていたのですが
その場所はなんと!!
トンビがえものを捕まえてとりあえず置いとく場所だったのです( ̄0 ̄)
えさとして運ばれてきた動物たちがそれぞれに
身の上話をしたり、今から食われることについての心境を語るんだけど
人間の本性を表しているようで、生きることの縮図がある感じ、、、
「ブンナ」はお釈迦様の弟子の一人のお名前だそうですね、、、
2023年1月2日に日本でレビュー済み
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子供用に書かれたものなのでしょうけど、命について考える作品。とても面白かったです。
2019年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
水上さんの本が好きなので、これも読んでみました。木登りが上手なカエルが、木のてっぺんまで登り、そこで色んな事を経験し、精神的に成長するお話です。とても文章も、展開も、すごく独特な感じがしました。雀やら、百舌やら、ガマガエルやら、色んなキャラが出てきますが、どれも人間臭くて憎めないです。
人生の教訓みたいなことが、たくさん込めらているので、また何回か読んで、そのメッセージを読み取りたいと思います。
人生の教訓みたいなことが、たくさん込めらているので、また何回か読んで、そのメッセージを読み取りたいと思います。
2019年4月3日に日本でレビュー済み
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閉鎖された空間で捕らえられた動物たちの心理が面白かった。
昔読んだ時と違った読後感が有りました。
昔読んだ時と違った読後感が有りました。
2018年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名作です。10年ごとに読み直すと、異なる読後感が得られます。