副題が「選ばれ続けるためのダイヤモンドプレゼンテーション」。「プレゼン?自分は営業じゃないし、関係ないや」と本を置こうとした方は、ちょっと待ってほしい。この本は、あらゆることで「自分が選ばれる人間になりたい」と思っている人の、必読書なのだから。
我々は、どんな時に「選択される」のか?一番わかりやすいのは、「面接」。仕事上では、自分や自社(商品)が「選ばれるかどうか」という場面に、しばしば出くわすだろう。仕事を離れたら?それでも、お稽古事の「コンクール出場」とか、冠婚葬祭のお呼ばれ等。人との付き合いもしかり。同性にしろ異性にしろ、自分が選ぶと同時に、相手にも選択権があるはずである。他人によって「選ばれる」とは、実は、我々の身近に、意外に多い現象なのだ。
私は、販売を職業としている。正に、毎日毎日、顧客から「選ばれて」いる訳である。だからこの本の内容は、とても身近なことに感じられたし、大いに反省させられた。私は、自社商品の本当の価値を、顧客にも、そして一緒に働く同僚にも、伝え切れているのか?
そもそも我々は、自分の価値を、本気になって、会社、そしてお客様にアピールしているのか?「選ばれる」ために、仕事に自分の持てる能力全てを注いでいるのか?自分の能力を、認めて貰うための努力をしているのか?何もしないで、ただ、自分の置かれた環境に文句を言っているだけなのではないだろうか?
私の書いたことに、少しでも心当たりのある方は、ぜひ本書をお読み頂きたい。この中には、「選ばれる」ための秘訣が、網羅されている。「私には、才能がないから」とおっしゃるのは、当書を読み終わった後にして頂きたい。読んだ後には、恐らく、そうした気持ちは消し飛んでいるはずだから。
著者は言う。「必要な視点が足りないのであれば、それは戦略を学ぶことで補うことができる。我々は天才パティシエと同じセンスは持ち合わせてないが、天才パティシエのレシピを手に入れることで、ある程度まで似た味を再現させることができる。」この本が、正しくその「レシピ」だという訳である。
「パティシエのレシピなんて、難しいんじゃないか?」という心配も、杞憂である。著者は言う。「複雑なものが解きほぐされていく中に、これほどの美しさがあるのかと…そして、単に美しさだけではありません。…分解した瞬間に解答が自ずと明確になる。そのわかりやすさに心を奪われたのです。…適切に切り分けられた美しさとわかりやすさには、それほどのインパクトがあるということです。」と。
この言葉通り、著者は、かつて「トップ1%の限られたプレゼンターだけのものだった」プレゼン技術を、明瞭に、わかりやすく、惜しげもなく提供している。それは、かつて著者自身が、一流のプレゼンターになるために、必死にもがいた経験からだろう。
「プレゼンテーションの語源はプレゼント。贈り物をするときには、相手を喜ばせることだけを考える。」ーー著者からあなたへの、渾身のプレゼント。受け取ったあなたは、この後、誰にプレゼントするのだろうか?

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これだけ! プレゼンの本質 単行本 – 2014/2/21
野村 尚義
(著)
プレゼンテーションでは、「話し方」や「資料の作り方」のような〈テクニック〉よりもはるかに大事なことがあります。それが〈戦略〉。
目の前の相手に求められ、選ばれるための戦略が明確でなければ、いかにテクニックに長けていたところで相手に選ばれることはありません。
相手に選ばれる思考法、プレゼンの本質がわかる一冊です。
目の前の相手に求められ、選ばれるための戦略が明確でなければ、いかにテクニックに長けていたところで相手に選ばれることはありません。
相手に選ばれる思考法、プレゼンの本質がわかる一冊です。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社すばる舎
- 発売日2014/2/21
- ISBN-104799103199
- ISBN-13978-4799103197
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商品の説明
著者について
野村尚義(のむら・たかよし)
上場企業のトップマネジメントや中小企業社長、独立コンサルタントなど、民間から行政まで10年間で12,000人を指導するプレゼン指導の専門家。
クライアントも気付かないメッセージの価値を引き出す手法に定評があり、クライアントのビジネスコンペ連戦連勝・業界最大手とのパートナーシップ契約成立・経営ビジョンの組織浸透などをサポートしている。
12,000人への指導経験、リンカーンからジョブズまで歴史的演説家やトップ1%の現役プレゼンターのプレゼン分析を通じて、選ばれる人になるための成果直結型メソッド〈ダイヤモンド・プレゼンテーション戦略〉を体系化。
プレゼンを話し方ではなく〝業績向上のための戦略〟と捉える独自の視点と、クライアントの課題を本質から瞬時に改善アドバイスする分析力から、エグゼクティブ層の多大な支持を得ている。
神戸大学理学部数学科卒。コンサルタントを経て、2003年にプレゼンテーション専門の教育コンサルティング機関マーキュリッチを創業。現在に至る。
上場企業のトップマネジメントや中小企業社長、独立コンサルタントなど、民間から行政まで10年間で12,000人を指導するプレゼン指導の専門家。
クライアントも気付かないメッセージの価値を引き出す手法に定評があり、クライアントのビジネスコンペ連戦連勝・業界最大手とのパートナーシップ契約成立・経営ビジョンの組織浸透などをサポートしている。
12,000人への指導経験、リンカーンからジョブズまで歴史的演説家やトップ1%の現役プレゼンターのプレゼン分析を通じて、選ばれる人になるための成果直結型メソッド〈ダイヤモンド・プレゼンテーション戦略〉を体系化。
プレゼンを話し方ではなく〝業績向上のための戦略〟と捉える独自の視点と、クライアントの課題を本質から瞬時に改善アドバイスする分析力から、エグゼクティブ層の多大な支持を得ている。
神戸大学理学部数学科卒。コンサルタントを経て、2003年にプレゼンテーション専門の教育コンサルティング機関マーキュリッチを創業。現在に至る。
登録情報
- 出版社 : すばる舎 (2014/2/21)
- 発売日 : 2014/2/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4799103199
- ISBN-13 : 978-4799103197
- Amazon 売れ筋ランキング: - 363,578位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,260位オペレーションズ (本)
- - 9,474位ビジネス実用本
- カスタマーレビュー:
著者について
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野村尚義
上場企業のトップマネジメントや中小企業社長、独立コンサルタントなど、民間から行政まで10年間で12,000人を指導するプレゼン指導の専門家。
話し手自身も気付かなかったメッセージの価値を引き出す手法に定評があり、クライアントのビジネスコンペ連戦連勝・業界最大手とのパートナーシップ契約成立・経営ビジョンの組織浸透などを、裏からサポートしている。
12,000人への指導経験、リンカーンからジョブズまで歴史的演説家やトップ1%の現役プレゼンターのプレゼン分析を通じて、選ばれる人になるための成果直結型メソッド"ダイヤモンドプレゼンテーション戦略"を体系化。
プレゼンを話し方ではなく"業績向上のための戦略"と捉える独自の視点と、クライアントの課題を本質から瞬時に改善アドバイスする分析力から、エグゼキュティブ層の多大な支持を得ている。
神戸大学理学部数学科卒。コンサルタントを経て、2003年にプレゼンテーション専門の教育コンサルティング機関マーキュリッチを創業。
●Official Site
http://www.strategic-presentation.com/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プレゼンの本です
具体的にいうとプレゼンのストーリー設計の本です
実際は、この本の通りに完璧に設計することは、実務上困難なケースも若干ありましたが、理想論として読むと良いと思います
なぜならば、何度か本の通りに実践してみましたが、ちょっと無理かな???という感じの箇所がありました(わたしの力量不足かも、、、)
参考になる部分も多いと思います(とくに前半)
具体的にいうとプレゼンのストーリー設計の本です
実際は、この本の通りに完璧に設計することは、実務上困難なケースも若干ありましたが、理想論として読むと良いと思います
なぜならば、何度か本の通りに実践してみましたが、ちょっと無理かな???という感じの箇所がありました(わたしの力量不足かも、、、)
参考になる部分も多いと思います(とくに前半)
2014年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私がやっているプレゼンや、資料の作り方など、頭に考えていることをこの本の力を借りて、言葉に出来そうです。
→人に伝えらる資料を作成します‼︎
また、これからの自分のプレゼン力アップに役立ちました。ノート作ってまとめよう^ ^
→人に伝えらる資料を作成します‼︎
また、これからの自分のプレゼン力アップに役立ちました。ノート作ってまとめよう^ ^
2014年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルは「プレゼンの本質」と一見するとよく言い回しの本になっていますが、内容は10年以上プレゼンビジネスに関り、伝える力が圧倒的なトッププレゼンタ-を徹底的に研究された筆者の経験及び見解が書かれた重厚な本でした。
最初に衝撃を受けたのは、冒頭でプレゼン本なのに話し方やスライド作り関連のことは重点はおかないと語っている点でした。そうした技術はないよりあるにこしたことはないが、表層の部分にしか過ぎず、むしろプレゼンで提案するものに価値があれば選ばれて、価値がなければ選ばれない。提案の根幹である価値を考えるこのプロセスこそプレゼンが伝わるか伝わらないかの8割を決めると断言されていた点です。
このように書かれますと自分にそこまで価値のあるものは持っていないと考える人もいるかもしれませんが、本書で語られているプロセスとは今ない価値をプレゼンの為に無理矢理作るのではなく、すでにそこにある価値を掘り起こす作業を意味しています。
いわば自分の中にあるダイヤモンドの原石を発見し,それを磨く。同時に相手にこのダイヤモンド(価値)をプレゼントにするには、そのまま渡すのではなく、相手の指のサイズを知りサイズに合わせて指輪を作ってあげないと相手が喜んでプレゼントして受け取ってくれないのではないですかと提唱しているのが私の感じた本書の概要です。
私も過去にプレゼン本の類はいくつも読みましたが、本書レベルの内容が書かれたプレゼン本にはこれまで巡りあったことはありません。スティ-ヴ・ジョブズをはじめとした圧倒的成果を出すプレゼンテ-タ-がプレゼンの際にここまで考えているのを知り、圧倒されると同時に本書で書かれていることを学べば、そうした人たちに近づけることが出来るという可能性を感じることが出来る。
それが本書の優れた点ではないかと思いました。
最初に衝撃を受けたのは、冒頭でプレゼン本なのに話し方やスライド作り関連のことは重点はおかないと語っている点でした。そうした技術はないよりあるにこしたことはないが、表層の部分にしか過ぎず、むしろプレゼンで提案するものに価値があれば選ばれて、価値がなければ選ばれない。提案の根幹である価値を考えるこのプロセスこそプレゼンが伝わるか伝わらないかの8割を決めると断言されていた点です。
このように書かれますと自分にそこまで価値のあるものは持っていないと考える人もいるかもしれませんが、本書で語られているプロセスとは今ない価値をプレゼンの為に無理矢理作るのではなく、すでにそこにある価値を掘り起こす作業を意味しています。
いわば自分の中にあるダイヤモンドの原石を発見し,それを磨く。同時に相手にこのダイヤモンド(価値)をプレゼントにするには、そのまま渡すのではなく、相手の指のサイズを知りサイズに合わせて指輪を作ってあげないと相手が喜んでプレゼントして受け取ってくれないのではないですかと提唱しているのが私の感じた本書の概要です。
私も過去にプレゼン本の類はいくつも読みましたが、本書レベルの内容が書かれたプレゼン本にはこれまで巡りあったことはありません。スティ-ヴ・ジョブズをはじめとした圧倒的成果を出すプレゼンテ-タ-がプレゼンの際にここまで考えているのを知り、圧倒されると同時に本書で書かれていることを学べば、そうした人たちに近づけることが出来るという可能性を感じることが出来る。
それが本書の優れた点ではないかと思いました。
2014年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルこそプレゼン専門の本のようですが、仕事上のコミュニケーションにとって大事なことが学べる本です。
本書ではコンセプトや価値の発掘を何度も強調しています。
人に選ばれるために本当に価値のある要素を見つけ出し、磨き上げる必要があることがわかります。
僕自身はIT技術者でした。IT技術は目に見えないものが多く、技術者以外の方にはなかなか価値を感じてもらいにくいものです。
そして、価値を理解されないことにより技術者の立場が向上しにくく、結果としてIT技術で遅れをとる事象があちこちで起きていると感じます。
これを解消するためにはIT技術者自身がまず、自分自身の価値を正しく認識し、磨き上げ、周りに伝えていくことが大事ではないかと思います。
そのために必要な視点、考え方、方法論がこの本には十分に詰まっています。
もし自分自身を誰かに認めさせたい、もっと活躍の場を広げたいと思うならば、必読の本でしょう。
本書ではコンセプトや価値の発掘を何度も強調しています。
人に選ばれるために本当に価値のある要素を見つけ出し、磨き上げる必要があることがわかります。
僕自身はIT技術者でした。IT技術は目に見えないものが多く、技術者以外の方にはなかなか価値を感じてもらいにくいものです。
そして、価値を理解されないことにより技術者の立場が向上しにくく、結果としてIT技術で遅れをとる事象があちこちで起きていると感じます。
これを解消するためにはIT技術者自身がまず、自分自身の価値を正しく認識し、磨き上げ、周りに伝えていくことが大事ではないかと思います。
そのために必要な視点、考え方、方法論がこの本には十分に詰まっています。
もし自分自身を誰かに認めさせたい、もっと活躍の場を広げたいと思うならば、必読の本でしょう。
2014年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで小手先で集めていたプレゼンのコツであるとか、ツールが体系的に、かつ具体例を示しつつまとめられた良本。
なるほど、今までの自分がいかに「型無し」であったかが良く分かった。
私はものづくり(研究開発)を仕事にしているが、顧客へのプレゼンや、技術ディスカッションを見直すきっかけになった。
これまでのプレゼンは、全て、主語が"I"であり、機能レベルの話しか出来ていなかった。
主語を"YOU"にすることを考えたら、急に、製品に求められていることが分かった気がした。
この本の内容をとことん実践、消化しつつ、自分の中の型を作り上げたい。
なるほど、今までの自分がいかに「型無し」であったかが良く分かった。
私はものづくり(研究開発)を仕事にしているが、顧客へのプレゼンや、技術ディスカッションを見直すきっかけになった。
これまでのプレゼンは、全て、主語が"I"であり、機能レベルの話しか出来ていなかった。
主語を"YOU"にすることを考えたら、急に、製品に求められていることが分かった気がした。
この本の内容をとことん実践、消化しつつ、自分の中の型を作り上げたい。
2014年8月17日に日本でレビュー済み
高い評価がついているので読んでみました。
最初に感じたことは、著者は話し言葉での表現には慣れているんだろうけど、
書き言葉での表現には慣れていないんだろうなと思いました。
「ですます」調「である」調と体言止めが混ざっていて読みにくいです。
プロの方に校正してもらっていれば、もう少し読みやすくなっていたと思います。
書いてあることは正しいと感じますが、入門書レベルのことばかりです。
プレゼンに関する講義を聴いて、実践している人には当然のことばかりです。
この本を読んで感銘したと言う方は、社内教育などでそのような講義を受けたことがないのでしょうか?
そのような方は、プレゼンに関する社内教育を上司などに提案してみたらいかがでしょうか?
著者は社内教育などの方が専門のようなので、講師としてうってつけだと思います。
最初に感じたことは、著者は話し言葉での表現には慣れているんだろうけど、
書き言葉での表現には慣れていないんだろうなと思いました。
「ですます」調「である」調と体言止めが混ざっていて読みにくいです。
プロの方に校正してもらっていれば、もう少し読みやすくなっていたと思います。
書いてあることは正しいと感じますが、入門書レベルのことばかりです。
プレゼンに関する講義を聴いて、実践している人には当然のことばかりです。
この本を読んで感銘したと言う方は、社内教育などでそのような講義を受けたことがないのでしょうか?
そのような方は、プレゼンに関する社内教育を上司などに提案してみたらいかがでしょうか?
著者は社内教育などの方が専門のようなので、講師としてうってつけだと思います。
2014年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プレゼンテーションはその目的に応じていろいろ手法を使い分けますが、多くの人は時と場所と人が変わっても同じ手法でプレゼンを行っています。本書は、そのようなことに気づかずに、なかなかこちらの意図が伝わらないと悩んでいる人には参考になるとおもいます。一方、日頃からプレゼンが業務の一部になっている人には、常日頃考えていることが整理されているので、少し物足りないかもしれません。
プレゼンの目的は発表することではなく、誰かに動いてもらうことだということを再認識するにはいい本だと思います。
プレゼンの目的は発表することではなく、誰かに動いてもらうことだということを再認識するにはいい本だと思います。