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ガキの自叙伝 単行本 – 2002/1/1
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2002/1/1
- ISBN-104532164044
- ISBN-13978-4532164041
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商品の説明
商品説明
この言葉が示すように、稲盛和夫は哲学の人であり、本書ではその哲学が個人から同僚へ、従業員へ、出資者へ、そしてやがては企業グループ全体に浸透していく様子をうかがうことができる。取引先の信頼にこたえるべく仲間を説得し、スト破りをしてまで生産を続けた松風工業時代、「26、7の若造に何ができる」と一喝されながらも技術にかける情熱を伝え、出資を取りつけた創業時代、あまりのハードワークに反乱を起こした若手とひざをつき合わせて語った創業3年目、深夜まで現場の技術者につき添ってIBMの厳しい検査をクリアした「京セラサブストレート神話」の時代、そして海外展開、多角化の時代――。いつの時代も京セラの発展を支えていたのは、稲盛和夫の哲学だった。
タイトルは「ガキの自叙伝」となっているが、内容は、日本経済新聞に掲載された「私の履歴書」を大幅に加筆修正したものである。人を動かし、企業を動かす哲学の重要性を感じさせる1冊だ。(土井英司)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2002/1/1)
- 発売日 : 2002/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 247ページ
- ISBN-10 : 4532164044
- ISBN-13 : 978-4532164041
- Amazon 売れ筋ランキング: - 398,119位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 625位ビジネス人物伝 (本)
- - 19,588位歴史・地理 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、 84年には第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。2010年2月より日本航空会長に就任。京都商工会議所名誉会頭。ス ウェーデン王立科学技術アカデミー海外特別会員。ワシントン・カーネギー協会名誉理事。全米工学アカデミー海外会員。1984年には稲盛財団を設立し理事 長に就任(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『地球文明の危機(倫理編) 新たな倫理をどう構築するか』(ISBN-10:4492223096)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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子供時代が非常に豊穣(貧しくても)である。誠実な職人の父は、結核の弟を、自らの死をも覚悟して最期まで献身的に世話をした。薩摩隼人の末裔である。明朗で気丈な母は、12月24日、校長講談で深夜に凍てついて帰宅する子供を門の前で待ち続ける。ぜんざいを用意し、むさぼる息子と笑いながら見守る。兄とは魚とりなど自然の中で遊びまわり、やがてガキ大将となり、人情の機微を豊富に経験する。そして、自身は死の病といわれた結核におかされ死の淵を漂う。受験の失敗、ある教師の愛。本来聡明な人間を、このような試練の中で醸成させれば、大吟醸になるのもうなずける。稲盛氏の「青春の門」であり、これでは一流大学に合格しない。またする必要もなかった。卒業研究を見た内野先生は驚嘆する「東大生をはるかに凌駕している」。
松風工業で特殊磁気製品開発で熱中し業績をあげるも、軽薄な新技術部長は「駅弁大学出の君の力は知れている」程度の評価力しかない人であった。そして、独立。26、7歳の若造を周りの理解者は支える。たとえば、西枝氏は自宅を抵当に入れてお金を作った。成功の保証はもちろんない。奥さんに「この家とられるかもしれんぞ」とわびると、「男が男に惚れたのですから、私はかまいません」と笑ったという。これはもう異次元の世界である。山本周五郎の世界を連想させる。武士道の世界のようだ。
実に、このところまでで勝負は基本的についたと思う。それで、ここまでの波乱万丈の物語を、稲盛氏に、さらに詳しく物語っていただきたいと熱望する次第です。類まれな人間形成の物語なので。
余談、稲盛氏は京セラを受けた中村修二氏の面接をされたという。京セラは、さすがに眼力があり、中村氏を合格させたが、中村氏の都合で入社しなかったという。志士の出会いであった。
人生、生き方を考えさせてくれる、本物の本である。
ここの所自分の中で氏を再度見直す必要があり本書を購入させていただきました。
私が誤解していた部分も含めて氏のことを理解する一助となりました。
もう少し詳しいといいのですが、ベースが「私の履歴書」ということなので仕方ないのかとも思います。
京セラとKDDIの創業者だから堅い本かと思ったら、ガキ大将のころから70歳になるまで子供のような心で生きてきた人で、とっても共感が持てました。人との出会いを大切にしてきたから、会社も成功してきたんだなと思いました。
わかりやすい内容で、読みやすく、ひとつひとつの章が物語みたいで一晩で読めました。小さいころの生い立ちから、名経営者が生まれるまで、その成長の姿が詳細に描かれています。子育て中のお母さん、お父さんにも参考になるのでは・・・。
思いました。
私財200億円を投じて稲盛財団を設立し、
毎年、京都賞を授与して社会貢献をされている話。
第二電電(現KDDI)設立当時の苦労話。
創業当時、無名の京セラは、他社が出来ないのも、
断ったものを受注し、他社の設備を夜間貸してもらって、
徹夜で製品を作った話。
1ドル360円時代、アメリカに営業に行き、成果ゼロだった話。
など、
現在の発展の裏に、知られざる苦労がたくさんあったこと、
また経営者としての思いを知ることが出来ます。
ただ生活をするために、仕事をしてお金を稼いでいるだけでは
ないことがよく分かります。
とても立派な方だと思いました。