死刑台のエレベーター ブルーレイ [Blu-ray]
フォーマット | ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | フェリックス・マルタン, リノ・ヴァンチュラ, エルガ・アンデルセン, ジョルジュ・プージュリー, ジャンヌ・モロー, ルイ・マル, モーリス・ロネ |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 31 分 |
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商品の説明
ルイ・マル監督生誕80周年記念。
ジャンヌ・モローの美貌とマイルス・デイヴィスのトランペットが見事に調和した奇跡の監督デビュー作が、待望の初Blu-ray化!
●映画史における最高傑作を、連続初Blu-rayリリース <シネフィル・イマジカ レーベル>第1弾!
映画史の中で、今もなお最高傑作とされる洋画を、充実した仕様のもと初ブルーレイ化する<シネフィル・イマジカ レーベル>。
何度観てもすばらしい! 映画ファンを虜にしてきた数々の名作が、高音質・高画質で蘇ります。
●ルイ・マルが若干25歳にして衝撃のデビューを飾った犯罪サスペンス、『死刑台のエレベーター』が初Blu-ray化!
“新しい波"を意味するフランスにおける映画運動、ヌーヴェルヴァーグは本作とゴダールの『勝手にしやがれ』から始まった。
マイルス・デイヴィスの即興演奏の採用など、種々の新しい試みによって、本作は1957年ルイ・デリュック賞、1958年度ACCディスク大賞受賞を得ている。
また同時に、ヒロインを演じたジャンヌ・モロー(当時29歳)の素晴らしさは圧巻で、当時実生活で監督ルイ・マルの恋人でもあった彼女は本作でブレイクした後、『恋人たち』『突然炎のごとく』でヌーヴェル・ヴァーグののミューズとなったほど。
製作から50年あまりを経た今日でも映画自体の新鮮さは失われておらず、2010年には阿部寛、吉瀬美智子主演で日本でリメイクが実現した。
●特製ブックレットを封入した充実の仕様!
●特典
・12ページ特製ブックレット(表紙を人気イラストレーター100%ORANGEが『死刑台のエレベーター』をモチーフに描き下ろし)
<100%ORANGEとは>第13回日本絵本賞大賞を受賞し、「新潮文庫Yonda?」のパンダのイラストでも知られる人気イラストレーター。本作の本編オープニングにも、シネフィル・イマジカのレーベルロゴとして100%ORANGEが本レーベルのために作ったショートアニメが使用される。
・特製透明ケース仕様
●ストーリー
不倫関係にある社長の右腕ジュリアンと社長夫人のフロランスは、邪魔者の社長殺害を計画、完全犯罪のトリックは成功したかに見えた。
フロランスとの待ち合わせに急ぐジュリアンだったが、重大なミスに気づいて引き返し、無人となったビルのエレベーターに閉じ込められてしまう。
一方、ジュリアンの車を盗んだ若いカップルは、衝動的に罪を犯す……。
●スタッフ
監督: ルイ・マル 製作: ジャン・スイリエール 原作: ノエル・カレフ 脚本: ロジェ・ニミエ、ルイ・マル 撮影: アンリ・ドカエ 音楽: マイルス・デイヴィス
●出演
ジャンヌ・モロー『現金に手を出すな』、モーリス・ロネ『宿命』、 ジョルジュ・プージュリー『素直な悪女』、
フェリックス・マルタン『親分』、リノ・ヴァンチュラ『死の放蕩者』、エルガ・アンデルセン『悲しみよこんにちは』 他
© 1958 Nouvelles Editions de Films
*仕様・デザインなどは変更の可能性があります。ご了承ください。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : フランス語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 82 g
- EAN : 4988111111685
- 監督 : ルイ・マル
- メディア形式 : ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 31 分
- 発売日 : 2012/11/22
- 出演 : ジャンヌ・モロー, モーリス・ロネ, ジョルジュ・プージュリー, フェリックス・マルタン, リノ・ヴァンチュラ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : フランス語 (Mono)
- 販売元 : 角川書店
- ASIN : B0095QT75O
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 126,860位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 699位外国の犯罪・ギャング映画
- - 4,539位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 9,153位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
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-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
画面は白黒ですが、ブルーレイらしく、とても美しい。
「第二次世界大戦の英雄」である主人公が陥る犯罪の罠、
武器を売る「死の商人」の使用人に過ぎない主人公
「死の商人」の妻と恋に落ちる主人公
二人で「死の商人」の夫の完全殺人を計画する妻と主人公、
「俺たちに明日は無い」ばりの無計画無鉄砲な若者の犯す殺人、
愛のために何もかも捨てる女、、、、
戦後デカダンスの中でうごめく群像、
マイルス デービスのトランペットが、無限に続く悦楽と煉獄の闇を歌い上げる。
戦争に勝っても負けても、何も人は変わらなかったのだ。
愛ゆえの愚かな犯罪、無頼ゆえの愚かな犯罪、罪から逃げようとする愚かな犯罪者、
罪の上に罪が重なり、偶然さえも犯罪を犯す側に加担する、
なんと不器用な人々。
この原作は、ナチスに協力したとして戦後追求されたノエル・カレフです。
反戦主義者は、実はナチスに評価されなかった無能人間だったから、
結果として反戦だったかもしれない。
体制派、反体制派、非協力派、それらの区分の危うさと闇を、
ノエル・カレフは、鋭く突いた故に、
戦後フランスで、攻撃されたのではないだろうか、、、、、等々、
いろいろ考えさせてくれる名作です。
ここにあるデカダンスは、望むと望まざるとにかかわらす
戦争で人を殺し殺され、生き延びてきてしまった不器用な人々の、
戸惑いと、心の中の深い闇から来ている。
ニーチェは言う、
「誰であれ怪物と戦うものは、その過程において、自らが怪物とならぬように注意すべきである。
長い間奈落を覗き込んでいると、奈落もまたこちらを覗き込むものだ。」
時代に変わり身早く対応できなく、
不器用な生き方しかできないあなた、強くお勧めします。
出演∶ジャンヌ·モロー、モーリス・ロネ、ジョルジュ·プージュリー、ヨリ·ベルタン、リノ・ヴァンチュラ、ジャン·ヴァール、イワン·ペトロヴィッチ、エルガ·アンデルセン、ジャン=クロード·ブリアリ、シルヴィアーヌ・アイゼンシュタイン
監督∶ルイ·マル
'40〜'50年代にハリウッド映画で流行したフィルム·ノワールと呼ばれる犯罪サスペンス。これは、そのフランス映画版(フレンチ·ノワール?)ってとこか? しかし、本家アメリカの典型的ノワール作品のように、ニヒルな私立探偵·プロの犯罪者·悪徳警官·正体不明の謎の美女(ファム·ファタール)などの"お決まりの登場人物"は出てこない。
不倫カップルの男女が、完全犯罪の殺人を企てる。男はアリバイ工作をして殺害を実行するが、停止したエレベーターに閉じ込められてしまう。その頃、路上駐車していた男のクルマが不良カップルに盗まれ、車内に置いてあった男の拳銃が別の犯罪に使われて……!…というタイトな犯罪サスペンス映画だ。
[物語] 土地開発会社社長夫人のフロランス·カララ(モロー)は、夫の有能な部下で軍人出身の技師ジュリアン·タヴェルニエ(ロネ)と不倫関係にあった。二人は邪魔な夫、シモン·カララ社長(ヴァール)を殺す完全犯罪を企てていた。金曜日夕刻、アリバイ工作のため社内の自室に籠ったジュリアンは、バルコニーからロープで上階に登り、社長室を訪れる。
一人で出張に発つ準備をする社長を射殺し、拳銃を握らせて自殺を偽装したジュリアンは、
施錠して"密室"を作り、再びロープで降りると他の社員と共に退社してアリバイ工作を完了する。近くに路上駐車してあった車で立ち去ろうとした時、バルコニーのロープの回収を忘れたことに気づく。密かに社内に戻ったジュリアンはエレベーターで上階へ……。
その時、最後に退社する警備員が社内の電源を切って出ていってしまう。エレベーターは中途半端な位置で急停止。ジュリアンは、週末の無人のビル内に閉じ込められてしまう。その頃、フロランスは期待と不安を胸に、約束の場所で彼を待ち続けるのであった…。
花屋の店員ヴェロニク(ベルタン)の恋人でチンピラのルイ(プージュリー)は、ジュリアンが置いていった車を盗み、粋がって彼女と週末のお楽しみに繰り出す。車内にあった実弾入りの拳銃と撮りかけのフィルム入りのカメラを手に。それが、どのような災いをもたらすかも知らずに……。彼ら皆にとっての長い夜が始まる……。
見る者を、導入部からストレートに犯罪の世界に巻き込んでゆくスピーディな展開。1時間半というコンパクトな尺だが、決して駆け足にはならない。不倫から犯罪に走るオトナの男女、盗んだ車で刹那的な享楽に走る若いカップル、いい歳をして最新スポーツカーを若者に見せびらかして優越感に浸る初老の旅行者夫妻。彼らがジワジワと深みにハマってゆくサマを丁寧に追う……。
2013年にイギリスの新聞The Guardian紙が選んだという「フィルム·ノワール TOP 10」に、『三つ数えろ』『深夜の告白』『第三の男』などと並んでランクインしたそうです(7位)。唯一のフランス作品だったようです。(ジャン·ギャバンやアラン·ドロンなどの主演作にもけっこう面白いノワール作品はあると思うんですが、『死刑台のエレベーター』だけだったみたいです)
[余談] 昔、この映画を初めて見た時、あの名作『禁じられた遊び』のミシェール少年=ジョルジュ·プージュリーが成長した姿で出ているのが、なんとなく嬉しかったです。成長した彼は、窃盗や殺人という"禁じられたオトナの遊び"に走ってましたが……(笑)
パリの夜をさまよう主人公(ジャンヌ・モロー)、その退廃的で少しオシャレさも覗かせる雰囲気にジャズはピッタリと合っています。
ニューシネマと呼ばれるジャンルが本作から始まったとか、複雑に絡み合うストーリーとか色々見所はあるようですが、音楽と映画の持つ雰囲気を楽しむだけでも本作を観る価値はあると思います。
私も彼女のファンの一人。
だからこのブルーレイで彼女が最高に美しく、ジャンヌ・モロゥの魅力を
最大に引き出してくれている事がまず嬉しかった!
映画の内容はすでに一度見ている方が多いと思いますし、
他のレビューで紹介されていますのであえてここで書きません。
見所は、ジャンヌの恋人が夫を殺した後、エレベーターに閉じこめられてしまう。
落ち合うはずだった彼を、一晩中捜し歩くジャンヌの演技。
マイルスの音だけが、彼女の不安と情熱を浮かび上がらせてゆく・・・。
恋する女の悲哀。
なんとも美しいジャンヌ。
マイルスの音の音質がまた素晴らしい。
普通、昔の名画を見ていると、どうしても音の調整がダメでこちらで音量を調整しながら
見ていることが多いのですが、このブルーレイの作品では最初から最後までそういう音に
対するストレスが全くありませんでした。
どの場面でも微妙なところまで完璧に調整されており、音質も良く、画質も最高で、
作品を鑑賞することに没頭できました。
そのせいかも知れません、古き良きパリの街がブレッソンの写真のようで
妙に懐かしさを感じさせてくれました。
もうひとつ、名車好きには堪らない「メルセデス300SL」が実際に走っている
姿が見られます!
悲恋の物語だけではない、戦後の様々な時代背景が描写された名画です。
後悔。
想像以上の傑作でした。
愛する二人が最後まで、出会うことは無い。
しびれる。
クラシックベンツ。
格好良すぎ。
登場人物の女性。
皆、美しすぎ。
弱冠25歳の監督作品。
驚愕。
こんな映画があったことに、感動。
アラン・ドロンの映画とか観てきたけど。
本作がフランス映画の最高傑作。
他の国からのトップレビュー


Un bijou cinématographique dont on ne sort jamais indemne même après plusieurs visions.
Et puis la trompette de Miles Davis envoûtante, déchirante

The film is brooding with unfortunate twists of fate as you would expect from the style of French film noir. The DVD quotes Halliwell’s guide to the film as “Cold, Clever and rather Elegant:” I agree! The music score by Miles Davis undertones a brood of menace, and seems to follow you everywhere without escape –ubiquitously!
The film and the music appear to be inseparable -and this is how the music affects me: “Night time, night train – black and sinister – the train approaching, it has a blue light of menace, lingering and watching, like a mechanical, revolving eye of evil -but too late: the blue eye has spotted me from afar, and I await –frozen in thoughts of dreams, in black terror and shadows, as I walk across yards of railway lines, in criminal and devious mind, to escape the black train....”
Of course, there is no train in this film, but when I hear Miles Davis pumping out prolonged sounds from his trumpet, and then the music stops -and in silence - my mind goes into a guilty state of panic as though I have been caught; but strangely with the music playing, I get some solace that I am still fearfully running away from the crime....my idea comes from the main and throbbing theme ( 'Nuit Sur Les Champs-Elysees' ) while Jeanne Moreau is parading down the avenue in despair: (... there is a clap of thunder in the sky, and rain is near: ) The music certainly enhances the quality of the film!
The film takes you on a journey of dread: dark humour, hate, and murder - and it all starts with a premeditated murder, and then a spontaneous one....the unfortunate turn of fate begins when the elevator ( lift ) in the office -shuts down along with the electrical current at close of office time -with the murderer inside the lift, who is keen to flee the scene with a remarkable alibi in hand.
The journey will also involve a couple of tear-away lovers who steal the murderer's car outside the office - and so we have the beginnings of two dramas -interlinked, and with a casual and indiscreet police department involved here and there; it is like a double-pieced jigsaw puzzle that fits either way, but with different pictures and patterns? The film seems to reflect a tough period in France that had been influenced in an undertone of past occupation following their involvement with Algeria:
That is a rough sketch of the plot, except that the story and film is attractive to a remarkable and exquisite feeling of being there in the film, and in the present - and draws the viewer closely into the tension of drama.
I just love how the film unfolds with remarkable cinematography in black and white, mesmerizing and sensational, as though the photography is in a singular formation of imaginary: Sensational!
It is wonderful to have a DVD copy of the film, ( and the CD music as well. ) Louis Malle, the film director had a thought of genius to ask Miles Davis to write and play the music score while Miles was in Paris: The result is astonishing!
The film is angry, arrogant: dry, and has a fresh feeling to French New Wave cinema: film buffs will love this film in awe of classic French cinema and photography, and I would highly recommend. Timeless, never dated I say!
I dedicate my review to Lynn in Cirencester ( on behalf of Oxam ) of whom, on heartfelt zeal - she kindly provided me with a copy of the DVD, and upon speaking to the lady herself, she assured me of its postal delivery: I thank her!
NB. I do acknowledge that the movie comes under 'French film noir' -or 'French New Wave' - but I have just gained a very much needed sense of humour and lightness with regard to the compulsory, but casual need of French I/D cards and to the theatrical police procedures during a prevalent time of history in France: ( remembering that France is a Republic! )

