百田尚樹のデビュー作がベストセラーになっていると話題になり、手に取った事があるのですが、第一章「亡霊」と書かれた事から、先入観で昔の兵隊が現代に蘇るお話だろうと思い込んでしまった事から、20年近く読み遅れました。
祖父の歴史を戦友の語る話を辿るロードムービー的に描かれ、臆病者と揶揄された人物の本物の姿が浮かび上がっていきます。
同時に堕落した生活を送る主人公の変化が感じ取れていきます。
作中語られる話は文献や膨大な資料から作られているため生々しく、こんな事が起こっていたんだと涙が止まりませんでした。
知覧特攻平和会館で見た、若いのにしっかりしているなと感じた記憶を思い出し、しっかりしなければいけない葛藤を想像して、胸が熱くなり、また訪れたいと思っています。
歴史書ではないのですか、
何が起こったのか自分で理解しないといけない気持ちになり、
YouTubeを観ながら深めたくなる両者だと思っています。

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永遠の0 (ゼロ) 単行本 – 2006/8/24
百田 尚樹
(著)
「生きて妻のもとへ帰る」
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた……。
人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。
はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた……。
人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。
はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!
- 本の長さ448ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日2006/8/24
- ISBN-104778310268
- ISBN-13978-4778310264
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商品の説明
著者からのコメント
この小説のテーマは「約束」です。
言葉も愛も、現代(いま)よりずっと重たかった時代の物語です。
言葉も愛も、現代(いま)よりずっと重たかった時代の物語です。
出版社からのコメント
驚嘆すべきデビュー作です。
密度の濃い背景描写、驚愕の結末、命をかけて守ろうとした妻との約束、大きな感動とともに読み終えるであろうことをお約束します。
今年度一押しの傑作長編小説です!
密度の濃い背景描写、驚愕の結末、命をかけて守ろうとした妻との約束、大きな感動とともに読み終えるであろうことをお約束します。
今年度一押しの傑作長編小説です!
著者について
昭和31年大阪生まれ。同志社大学中退。現在、放送作家。『探偵! ナイトスクープ』(朝日放送:平成3年度日本民間放送連盟賞最優秀賞受賞)をはじめ多数の番組を構成。
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (2006/8/24)
- 発売日 : 2006/8/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 448ページ
- ISBN-10 : 4778310268
- ISBN-13 : 978-4778310264
- Amazon 売れ筋ランキング: - 96,048位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 578位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 2,332位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1956年、大阪生まれ。同志社大学中退。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数を構成。2006年、特攻隊の零戦乗りを描いた『永遠 の0(ゼロ)』で作家デビュー。高校ボクシングの世界を舞台にした青春小説『ボックス!』が圧倒的な支持を集め、2010年、映画公開(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『影法師』(ISBN-10:4062162245)が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー

5 星
この本を読む前に知覧にいきました。
百田尚樹さんの本は沢山もってます、日本国紀もちシリアルナンバー愛蔵版など、なのに百田尚樹さんを世に知らしめたこのゼロもってませんでした、この本最初の数ページ読み、何かに動かされたのか、父の故郷指宿へと、岐阜の山奥から、鹿児島知覧🇯🇵に行き、どんな思いで祖国、我が日本の為に若い命を捧げたのか、その侍魂を知りたく知覧へいきました。若い頃には、考えもしなかった、この歳だからこそ思います。この永遠のゼロを皆さんに読んでもらいたいです。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実際の資料を基に書かれているので、戦争経験者の大事な証言がわかります。
2024年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな美しい心、芯を持った生き方をしたいと強く思えるような人柄を持つ宮部がただただ尊い。
自分ってなんなんだろうと迷った時に、読み返したい一冊。道標をもらえる。
自分ってなんなんだろうと迷った時に、読み返したい一冊。道標をもらえる。
2024年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の宮部久蔵は、思いやりに溢れた優しい日本男子。他人の評価など気にしない。自らの幸せを自ら考えて、掴もうとする。しかし、それをさせない時代と愚かな日本軍の士官。純粋で誰にも迷惑をかけず自らのスジを通そうとする主人公を、嫌が上にも不幸と悲劇が襲う。そこに神風に対する作者の怒りと、同時に相反する感謝を感じる事が出来る。タイトルの永遠の0。神風ではなく、ゼロ。かつて世界最強を誇った日本の戦闘機。今も続く日本の魂はやがてまた、大空をかける。そんな希望と願いが込められている気がする。
2024年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本が如何に戦わなければ成らなかったのか、そして戦い続けたか。最後の結末が素晴らしい。
2024年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国のための前に家族のために戦っているのは自然な心理だと思う
2023年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そして時々涙がでて本を閉じます。
また読み始めて涙が出て・・・・これを繰り返して読み終わりました。
最後に色んな話がつながって深い想いが残ります。
いい本に巡り会えました。
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いい本に巡り会えました。
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sets
5つ星のうち5.0
Great Story of a Man who Loved HIs Wife & Daughter in Wrong Time and Wrong Place
2015年10月24日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
As other readers indicated, I wish this book would be translated in English someday to let people know that not all the Japanese soldiers were willing to sacrifice for the country and die in Tokko-Tai (suicidal mission by airplane) during World War II. It was a tear-jerked story of a top-skilled zero-sen pilot who said that he would try to survive in war for the sake of his beloved wife (only married for one week) and daughter(never saw her) no matter how much he was criticized by peers or beat up by his superiors and how his life was extended to the next 2 generations. I really did not know how Japanese Military system was during the WWII that those pilots were not supposed to come back once they got their mission to crash into enemy's vessels but many young boys died into ocean without accomplishment of their mission. After 70 years of WWII to read this story, it must be totally different situation when many men died from daily missions, and death would become almost a matter of life at that time as seeing fellow pilots who showed up in breakfast table would be gone by dinner time, or his students at flight school would be all gone in one mission on the same day...

Aju
5つ星のうち5.0
Really moved
2013年6月6日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This book is so good. I cry a lot when I was reading. I really want everyone read this book.