何度もがんの攻撃を受けながらも、客観的に自分の状態を見て、信頼できる専門医たちと話し合いながら冷静に闘う様がリアルに書かれていて、勇気づけられた。ジャーナリストが自分を書いているので、どんな読み手にも近く感じると思う。
一番好きなところはp284の「何だか分からないというのがいちばん怖い。闘う相手の正体が分からなければ、闘いようもない。事態の深刻さは、胸にどすんとくる重みを持っているが、闘う相手がはっきりしたので、やがて私のファイティング・スピリットも戻ってくるだろう。」

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よく死ぬことは、よく生きることだ (文春文庫 ち 2-4) 文庫 – 1990/2/1
千葉 敦子
(著)
三度のガン再発にも敢然と闘い最期の日まで原稿を書きつづけたジャーナリストの講演「死への準備」、ホスピス見学記、闘病日記を収録
- 本の長さ314ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1990/2/1
- ISBN-104167461048
- ISBN-13978-4167461041
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1990/2/1)
- 発売日 : 1990/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 314ページ
- ISBN-10 : 4167461048
- ISBN-13 : 978-4167461041
- Amazon 売れ筋ランキング: - 42,022位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 50位医学
- - 584位文春文庫
- - 1,490位エッセー・随筆 (本)
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2019年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死と隣り合わせに生きていながら、絶望しないで、前向きに生きていく態度に感銘を受けました。
2012年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジャーナリストの半分でも千葉敦子さんのような使命感をもっていれば日本という国は今頃どうなっていただろう。。。ジャーナリストとして自らの体験を徹底して客観的に見つめようとされた。ニューヨークの医療事情と日本のそれとを、国籍を超えて一人の患者としての立場から観察され考察されている。この本が出版されたのは1990年。2012年も暮れようとしている現在、日本の医療のあり方はどう変わっただろうか。日本人の意識のあり方は?千葉敦子さんの著作は今も古びない。このように同国人に正直に問題提起をしてくれる広い視野を持ったジャーナリストがもっと増えて欲しい。なるべく多くの方に手にとってもらいたいと思うし、ずっと読み継がれていくべき本だと思います。図書館で借りましたが購入して手元においておきたいと思います。
2012年2月28日に日本でレビュー済み
あなたは、万一明日という日がなくなっても後悔しない自信がありますか。――『よく死ぬことは、よく生きることだ』(千葉敦子著、文春文庫。出版元品切れだが、amazonで入手可能)の裏表紙に書かれている本書の紹介文の一節である。
自分の乳がんの積極的な闘病リポートを多く発表し、本書出版の3カ月後に46歳で亡くなったジャーナリスト・千葉敦子は、こう述べている。
「私なども、ガンの攻撃を受けるたびに、だんだん生き方がシンプルなものになっていくのを経験した。命が有限なものであることを深く認識すれば、世間的な成功とか、物的な裕福さとか、ばか騒ぎなどが、どんなに意味のないものであるかが、おのずからはっきりしてくる。自分は何をするために生きているのか、残された時間に何をすべきなのか、を考えるようになる」。
自分の乳がんの積極的な闘病リポートを多く発表し、本書出版の3カ月後に46歳で亡くなったジャーナリスト・千葉敦子は、こう述べている。
「私なども、ガンの攻撃を受けるたびに、だんだん生き方がシンプルなものになっていくのを経験した。命が有限なものであることを深く認識すれば、世間的な成功とか、物的な裕福さとか、ばか騒ぎなどが、どんなに意味のないものであるかが、おのずからはっきりしてくる。自分は何をするために生きているのか、残された時間に何をすべきなのか、を考えるようになる」。
2007年10月6日に日本でレビュー済み
乳がん発症後もニューヨークで文筆活動をこなしていた人ということも知っていました。
ただ、テーマが重かったので中々本屋さんで手が届きませんでした。
千葉さんの本が何冊か出ている中で、今回初めて手に取りました。
死に至る病気ということを重々承知で、しかしジャーナリストとして生きる道を選んだ千葉さん。
非常に冷静に自分の状態(肉体的・精神的)を見つめようとしている姿がすごい。
また、癌という病気に対する医療の姿勢を克明に紹介している。
毎日を無駄な時間を過ごさないよう良く計画をたてて生きる。
生きることを大事にする。
与えられた命を生きる。
そんな強い意志が胸を打ちます。
ふらふら生きている自分の姿が恥ずかしくなるような気持ちになります。
ただ、テーマが重かったので中々本屋さんで手が届きませんでした。
千葉さんの本が何冊か出ている中で、今回初めて手に取りました。
死に至る病気ということを重々承知で、しかしジャーナリストとして生きる道を選んだ千葉さん。
非常に冷静に自分の状態(肉体的・精神的)を見つめようとしている姿がすごい。
また、癌という病気に対する医療の姿勢を克明に紹介している。
毎日を無駄な時間を過ごさないよう良く計画をたてて生きる。
生きることを大事にする。
与えられた命を生きる。
そんな強い意志が胸を打ちます。
ふらふら生きている自分の姿が恥ずかしくなるような気持ちになります。
2001年10月13日に日本でレビュー済み
乳ガンと闘いつつ、ニューヨークでのさまざまな楽しみを満喫する著者の暮らしぶりが簡潔かつ具体的に伝えられている。また、希望のともしびを燃やし続ける著者が読んだ本・考えたこと・著者を囲む友人たちの言動を通して生きている時間を豊かに過ごすことを何度も提案してくれている。読んだ後さわやかな気持ちにさせてくれ、ガン患者とその家族、そしてすべての女性を勇気づけてくれる、素晴らしい本だと思う。