「自分の文体で、読み始めてすぐ惹きこまれる物語を、一気読みできる分量で書く」
これが『去年の冬、きみと別れ』で掲げた中村文則さんの目標だった。
今回、文庫版で初めて読ませていただいたが、まさしくその目標をクリアした作品だったように私は思う。確かに、これは一気に読むにふさわしい作品だ。そのための分量だ。
そして、ミステリーとしての仕掛けが見事。最後の一文で、「なるほど!」となった。
ここからは多少、ネタバレになるかもしれないので、まだ読んでない方は読まないほうがよいでしょう。文庫版の「あとがき」も、私のように「なるほど!」と理解できない人のために詳しく解説してあるので、「あとがき」は本編を読んだ後に読んでください。
最初の献辞、中村文則さんの小説にしては珍しいなという違和感があった。「なんで、献辞なんて入れているんだ?」と。その違和感こそ、重要だった。そして、最後まで読むと、「それでか!」と驚き、よくこの仕掛けを考えたものだと感心した。
本編の作りにも、いろいろ疑問を抱かせられながら、そのため先が気になり、ずんずん引き込まれる要素が満載である。なぜ、「資料」なるものが章の間に挿入されるのか。なぜ、「11」の章だけ「(11)」と記されるのか。拘置所に送られてくる手紙は、初めはインタビュアーが送っているのだろうと思っていたら、別の人物から送られていることが途中で判明する。いったい誰が手紙を送っているのか。そして、突然現れる謎の人物の独白・・・。
この小説の中では様々な仕掛けが用意されていて、その謎の答えを求め、私は息もつかずに読み続けた。
そして、この事件に秘められた謎が解き明かされ、最後の最後で更なる仕掛けに驚く。
まさしく、これはよく練られた、中村文則さんらしいミステリーであった。
さて、ひとつこの小説で気にかかる表現がある。そこを引用してみる。
「蝶から目を離す。その時の蝶を、僕は所有していない。もっといえば、右側から撮った時、左側の姿を僕は撮っていないことになる。ならばビデオで撮ればいい、と思うだろうか?違うんだ。僕が欲しいのは一瞬だから。その蝶の一瞬が欲しいのだから。でもその蝶にとって一瞬は、無数にある。僕はその全てを、撮ることはできない。」(文庫版23p)
「きみから目を離す。その時のきみの安全を、僕は保障できない。君の生活、そこには、僕の知覚できないきみが毎秒毎秒存在し続けている。なぜ愛する人を目の前にして、僕達はその一部しか認識できないのだろう。」(文庫版144p)
この二つの部分は対をなしている。同じ表現、同じ感情を書きながら、それは決して交わらない二人の男から発せられる言葉だ。なぜ、ここまで同じことを中村さんは二人に語らせたのだろうか。わざわざ、傍点を振ってまで。
結局、この所有欲が、一人の人間を殺してしまったのだろうか。この異常なまでの執着が、人を狂わせるのだろうか。
果たして、これは本当に別の人物から発せられた言葉なのだろうか。
中村文則さんの作品にしては、主人公があっさりとして平凡ではある。が、その平凡な男が惹かれたものは、平凡ではなかった。
こういうスタイルで小説を書いたことは、のちの作品にも生きてくると思われる。
「あなたが消えた夜に」も、この作品があったからこそ出来上がったのかなと、今回読んで思わされた。
(2017.10.23追記)
私は毎回のことですが、当然選挙には行きましたよ。
でも、投票率の低さにがっかりしています。
これは自ら考え、政治に参加する権利の放棄です。それが残念でなりません。
どんなふうに世界が流されても、私もちゃんと「抵抗」します。
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去年の冬、きみと別れ 単行本 – 2013/9/26
中村 文則
(著)
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『掏摸(スリ)』で話題沸騰の中村文則、
2013年唯一の書き下ろし小説!
「僕はあなたについての本を書くと決めたのです」
ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。事件の全貌及び被告の素顔をあぶり出し、ノンフィクション作品として刊行することを出版社から依頼されたからだ。
被告の職業はカメラマン。その才能は海外からも高く評価されるほどのものだが、被写体への異常なまでの執着が乗り移ったかのような彼の写真は、見る物の心をざわつかせた。
彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けている。だが、何かがおかしい。調べを進めるほど、事件への違和感は強まる。そして、関係者たちの精神的な歪みが「僕」をのみ込んでいく。
彼は一体なぜ、女たちを殺したのか? それは本当に殺人だったのか?
何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、事件は混迷の度合いを深めていく。
事件の真相に分け入った時に見えてきたもの、それは――?
日本のみならず世界がその動向に注目する中村文則氏、渾身の書き下ろし小説!
2013年唯一の書き下ろし小説!
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事件の真相に分け入った時に見えてきたもの、それは――?
日本のみならず世界がその動向に注目する中村文則氏、渾身の書き下ろし小説!
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2013/9/26
- ISBN-104344024575
- ISBN-13978-4344024571
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著者について
1977年愛知県生まれ。福島大学卒。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸<スリ>』で大江健三郎賞を受賞。『掏摸<スリ>』は世界各国で翻訳され、アメリカ・アマゾンの月間ベスト10小説、アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」で2012年の年間ベスト10小説に選ばれ、さらに13年、ロサンゼルス・タイムズ・ブック・プライズにもノミネートされるなど、国内外で話題をさらった。他の著書に『何もかも憂鬱な夜に』『悪と仮面のルール』など。
公式HP:http://www.nakamurafuminori.jp/
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2013/9/26)
- 発売日 : 2013/9/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4344024575
- ISBN-13 : 978-4344024571
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2016年5月12日に日本でレビュー済み
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2024年3月4日に日本でレビュー済み
中村さんの作品はこれで三作目。
ノワールな印象の方なのですが、今回もかなりダークな作品でした。
・・・
連続殺人犯のルポを書くことになったライターと拘置所で死を待つ殺人犯。彼らの関係を断続的なスナップショットで綴るかのような描写。
その中で、奇妙(奇怪)な殺人者の姉がライターにとってターニングポイントになります。殺人犯の狂気と共に、その姉の狂気にもあてられ、ライターはこの姉の性に籠絡されてゆきます。
・・・
さて、私は次第に流れが良く分からなくなってきました。誰の視点でこの物語は書かれているのか?
実はこの視点の変化こそがこの作品のキーとなります。そして徐々に明らかになる、本作品の全体の構造。このあたりはじわじわ来ます。久方ぶりに感じた読書によるゾクゾクでありました。
何を書いているんだって? いやあ、ぜひとも読んでみて味わってください!
・・・
ということで中村作品を読了いたしました。
一見、狂人の独白かのような作風でありましたが、そんなところに留まらない大いなる?狂人が意図したスキームがありました。その構造が見えたとき、「なるほど」となる作品です。
ダークな作品が好きな方、ミステリ好きな方には楽しんで頂ける作品だと思います。
ノワールな印象の方なのですが、今回もかなりダークな作品でした。
・・・
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・・・
さて、私は次第に流れが良く分からなくなってきました。誰の視点でこの物語は書かれているのか?
実はこの視点の変化こそがこの作品のキーとなります。そして徐々に明らかになる、本作品の全体の構造。このあたりはじわじわ来ます。久方ぶりに感じた読書によるゾクゾクでありました。
何を書いているんだって? いやあ、ぜひとも読んでみて味わってください!
・・・
ということで中村作品を読了いたしました。
一見、狂人の独白かのような作風でありましたが、そんなところに留まらない大いなる?狂人が意図したスキームがありました。その構造が見えたとき、「なるほど」となる作品です。
ダークな作品が好きな方、ミステリ好きな方には楽しんで頂ける作品だと思います。
2023年5月18日に日本でレビュー済み
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女を二人殺し死刑を言い渡された元カメラマンに主人公がインタビューに行くところから話は始まる。
犯人のカメラマン、彼が偏愛する姉、人形師、ストーカーの男、様々な人間に会い、
また獄中の犯人からの手紙が間に挟まり、事件の輪郭が徐々に明らかになっていく……。
純文学✕ミステリーとも評される構成・人物描写・そこかしこに仕掛けが満ちた一作
……なのだが、ミステリー超好き! というほどではない自分は最後まで読んでもイマイチ楽しめず。
謎解きパートを見ても、序盤から中盤にかけての退屈さを覆すほどの驚きはなく
登場人物たちがどうもみんな投げやりというか、魅力的に思えないため、惰性で読んで一応読み終わったという読後感だった。
全体に漂うなんか疲れた雰囲気はすごく上手に表現できていたと思う。
犯人のカメラマン、彼が偏愛する姉、人形師、ストーカーの男、様々な人間に会い、
また獄中の犯人からの手紙が間に挟まり、事件の輪郭が徐々に明らかになっていく……。
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……なのだが、ミステリー超好き! というほどではない自分は最後まで読んでもイマイチ楽しめず。
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全体に漂うなんか疲れた雰囲気はすごく上手に表現できていたと思う。
2021年9月9日に日本でレビュー済み
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シンプルに面白い!
純分がどうとか言ってる人は多分読解力が足りないのだと思います。
普通に情景も思い描けるし美しい作品だと思いました。
純分がどうとか言ってる人は多分読解力が足りないのだと思います。
普通に情景も思い描けるし美しい作品だと思いました。
2018年5月18日に日本でレビュー済み
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本作品は、今年(2018年)映画化され、この映画の宣伝で、原作小説を知ったという経緯があり、調べてみると、私の好きな驚愕度の高いラストが用意されているらしいということが分かったので、読んでみることとしました。
主人公の「僕」は、ライターの仕事として、死刑囚の木原坂に面会に行く。
彼は、2件の殺人事件を犯した罪で、死刑判決を受けていたのだった。
「僕」は、木原坂の殺人事件を本にするために、面会を行うとともに、さらに関係者とも接触を図るが、木原坂のみならず、彼を取り巻く人々も、どこか奇妙で違和感のある者ばかり。
事件の真相は、なかなか判明せず、混迷を深めていくのだった…。
作風としては、作者が芥川賞作家であることもあり、「純文学+ミステリ」の感覚でした。
真相が分かっても、謎として残されたままの部分が多々あることは、純文学の要素が、そうさせているのではないか、という気がします。
また、これと同時に、私がその真意を読み取れ切れていないという面もあるかもしれません。
さて、肝心の驚愕のラストですが――仕掛けとしては、前例がないという意見もあるようですが、私がかつて読んだミステリの中に、全く同じではないにせよ、同じ発想のものがあったように思います。
その点から、この作品にミステリとして満点を与えることはできませんが、純粋なミステリとはちょっと違った作風の作品に出会えたことで、満足度はかなり高いものがありました。
これまでにない純文学的なミステリに関心を持たれたなら、読んで損はない作品であると思います。
主人公の「僕」は、ライターの仕事として、死刑囚の木原坂に面会に行く。
彼は、2件の殺人事件を犯した罪で、死刑判決を受けていたのだった。
「僕」は、木原坂の殺人事件を本にするために、面会を行うとともに、さらに関係者とも接触を図るが、木原坂のみならず、彼を取り巻く人々も、どこか奇妙で違和感のある者ばかり。
事件の真相は、なかなか判明せず、混迷を深めていくのだった…。
作風としては、作者が芥川賞作家であることもあり、「純文学+ミステリ」の感覚でした。
真相が分かっても、謎として残されたままの部分が多々あることは、純文学の要素が、そうさせているのではないか、という気がします。
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さて、肝心の驚愕のラストですが――仕掛けとしては、前例がないという意見もあるようですが、私がかつて読んだミステリの中に、全く同じではないにせよ、同じ発想のものがあったように思います。
その点から、この作品にミステリとして満点を与えることはできませんが、純粋なミステリとはちょっと違った作風の作品に出会えたことで、満足度はかなり高いものがありました。
これまでにない純文学的なミステリに関心を持たれたなら、読んで損はない作品であると思います。
2021年1月11日に日本でレビュー済み
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最近ちらほら耳にするようになった名前なのと、純文の方のミステリらしいので読んでみました。
はじめて読むし、いろいろと評判なので期待してましたが。
クソが!!(悪い意味で)
エログロナンセンス!!!(悪い意味で)
途中まででダウン。伏線とかが太字でわざとらしくて鼻につく。
どうせ叙述でしょ、一人称が三人称だったとかそういうんでしょ、とか思って、ネタバレだけ見りゃいいやと思って探したんだけど、なかなかない。ともかくわかりづらいっぽい。
もういいや。
何なの、この読みにくさ……。純文はやっぱ合わんわ。
はじめて読むし、いろいろと評判なので期待してましたが。
クソが!!(悪い意味で)
エログロナンセンス!!!(悪い意味で)
途中まででダウン。伏線とかが太字でわざとらしくて鼻につく。
どうせ叙述でしょ、一人称が三人称だったとかそういうんでしょ、とか思って、ネタバレだけ見りゃいいやと思って探したんだけど、なかなかない。ともかくわかりづらいっぽい。
もういいや。
何なの、この読みにくさ……。純文はやっぱ合わんわ。
2019年6月7日に日本でレビュー済み
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もともと好きな作家でしたが、本作は読んでいてつらかったです。
「
あと出しじゃんけんが過ぎるように思いました。
「
あと出しじゃんけんが過ぎるように思いました。
2023年11月17日に日本でレビュー済み
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文章量が多くないので読了時間も短かった。作者が純文学系だからか、読み終わってもどこか釈然としないミステリーだった。最後まで読むと一応仕掛けはわかるのだが、やはりレビューにあるように〈後出しジャンケン〉の感は否めない。あくまでおれの私見だけども。