袋をかぶった男が袋をかぶった女と出会い・・・
袋がないとアイデンティティが・・ってまさかの予想通りの展開。
最後は文芸作品にありがちな支離滅裂。
やれやれ、です。

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さよならアメリカ 単行本 – 2005/7/1
樋口 直哉
(著)
第48回群像新人文学賞受賞作
新世代の感覚と文学の伝統。これぞ小説の未来形。
ぼくは袋を被って生活している。袋の後ろには「SAYONARAアメリカ」というロゴが。噂で聞いた、袋族の少女と出会うために、ぼくは街を彷徨う。突然現れた、異母弟を名乗る男との共同生活。巡り会うことのできた袋族の少女への思い。
純粋な感性と倒錯的視点が現出させた、現代文学の新しい姿。
新世代の感覚と文学の伝統。これぞ小説の未来形。
ぼくは袋を被って生活している。袋の後ろには「SAYONARAアメリカ」というロゴが。噂で聞いた、袋族の少女と出会うために、ぼくは街を彷徨う。突然現れた、異母弟を名乗る男との共同生活。巡り会うことのできた袋族の少女への思い。
純粋な感性と倒錯的視点が現出させた、現代文学の新しい姿。
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/7/1
- ISBN-104062130262
- ISBN-13978-4062130264
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/7/1)
- 発売日 : 2005/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 198ページ
- ISBN-10 : 4062130262
- ISBN-13 : 978-4062130264
- Amazon 売れ筋ランキング: - 934,208位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 21,699位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年7月17日に日本でレビュー済み
樋口直哉「さよならアメリカ」を一読して思ったのは、まさに安部公房の「箱男」との類似だった。
いや、類似というのは間違っているのかもしれない。この作品は、安部公房というビッグネームの代表作である「箱男」に真っ向から挑戦した作品なのではないだろうか。
と言っても、まったく「箱男」には敵わない。惨敗だろう。それは当たり前だ。この作品は作者のデビュー作品である。そう、デビュー作、新人なのだ。
新人が「安部公房」という名の「箱男」に挑んだことは評価すべきである。普通はできることではない。
SAYONARA アメリカ
作中のこの言葉が示すように、作者は安部公房の作り出した「新しい世界」を超えようとしたのではないかと私は考える。
なお、この作品は落選こそしたものの、第133回芥川賞の候補作品に選出された。
いや、類似というのは間違っているのかもしれない。この作品は、安部公房というビッグネームの代表作である「箱男」に真っ向から挑戦した作品なのではないだろうか。
と言っても、まったく「箱男」には敵わない。惨敗だろう。それは当たり前だ。この作品は作者のデビュー作品である。そう、デビュー作、新人なのだ。
新人が「安部公房」という名の「箱男」に挑んだことは評価すべきである。普通はできることではない。
SAYONARA アメリカ
作中のこの言葉が示すように、作者は安部公房の作り出した「新しい世界」を超えようとしたのではないかと私は考える。
なお、この作品は落選こそしたものの、第133回芥川賞の候補作品に選出された。
2005年8月27日に日本でレビュー済み
群像新人文学賞受賞作品です。帯に「純粋な感性と倒錯的視点が現出させた、現代文学の新しい姿」とあり、読み出して直ぐに何の話なのか納得出来るまで少し時間が必要な作品でした。
袋を被った状態から覗き見た世界と、袋をとった世界との単純な比較では無いのは明白で有るが、これが倒錯的視点とは言えない様にも感じる。
何故なら多かれ少なかれ人は心の何処かで、現実社会という存在そのものを、そして自分自身の存在さえ、時として疎ましく思ったり逃げたいと思ったりした事が有るのではないだろうか!
そしてそんな自分が唯一落ち着ける場所・・・・それが袋だったのではないかと思う。その意味で現実社会の中の自分という者を再考させてくれる作品で有った事は間違い無いと思う。
袋を被った状態から覗き見た世界と、袋をとった世界との単純な比較では無いのは明白で有るが、これが倒錯的視点とは言えない様にも感じる。
何故なら多かれ少なかれ人は心の何処かで、現実社会という存在そのものを、そして自分自身の存在さえ、時として疎ましく思ったり逃げたいと思ったりした事が有るのではないだろうか!
そしてそんな自分が唯一落ち着ける場所・・・・それが袋だったのではないかと思う。その意味で現実社会の中の自分という者を再考させてくれる作品で有った事は間違い無いと思う。