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スズメの謎: 身近な野鳥が減っている!? 単行本 – 2012/12/1
三上 修
(著)
- 本の長さ143ページ
- 言語日本語
- 出版社誠文堂新光社
- 発売日2012/12/1
- ISBN-104416212690
- ISBN-13978-4416212691
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登録情報
- 出版社 : 誠文堂新光社 (2012/12/1)
- 発売日 : 2012/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 143ページ
- ISBN-10 : 4416212690
- ISBN-13 : 978-4416212691
- Amazon 売れ筋ランキング: - 318,773位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
児童書として刊行されたようですが(主な漢字にルビがふってある)大人でも十分楽しめます。コラムがなかなか面白く、野外調査で野犬に襲われそうになった後日談など著者の横顔が見えるようで楽しく読めました。「人間にとっての便利で快適な生活は他の生き物の生息地を奪ってできているのではないか」という提言には考えさせられました。
2018年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽しく読めました。雀のことがよくわかりました。楽しく読めました。
2013年1月17日に日本でレビュー済み
専門家ではないので学術的なことはわかりませんが、素人が思う範囲のスズメについての疑問は、8割方は書き記されているかと思います。文章も読みやすく、コラムも面白いです。フィールドワークについてのコラムは、特に面白いものです。「8割」に少し矛盾しますが、スズメを通して、色々と考えさせられるといった読み方も面白いものです。
しかし、値段が高いことは紛れも無い事実でしょう。ページ数≒情報量に対して、値段が高いです。
だからといって、児童向けの本であるかと問われると、良くも悪くもそうではないので、この値段の理由にはならないでしょう。
以上のことから、五つ星とはならないにしても、身近な自然に興味を持つ少年やその心を持つ大人にとっては、金さえあれば有用な本でしょう。
なお、この本はハードカバーかつお洒落なデザインになっています。値段を上げるためによくある戦略です。
筆者の作品は始めて読んだかと思いますが、面白いものです。次の作品にも期待します。
しかし、値段が高いことは紛れも無い事実でしょう。ページ数≒情報量に対して、値段が高いです。
だからといって、児童向けの本であるかと問われると、良くも悪くもそうではないので、この値段の理由にはならないでしょう。
以上のことから、五つ星とはならないにしても、身近な自然に興味を持つ少年やその心を持つ大人にとっては、金さえあれば有用な本でしょう。
なお、この本はハードカバーかつお洒落なデザインになっています。値段を上げるためによくある戦略です。
筆者の作品は始めて読んだかと思いますが、面白いものです。次の作品にも期待します。
2014年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めてスズメのことを調べるには、充分すぎる内容だと思う。とても、興味深く読むことができた。
2014年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
野鳥観察のファシリテーターなどを務めており、テーマに大変興味を持ち早速注文いた沿いました。
本の到着までもスムーズで、本の状態も大変よい状態でした。
内容からいいますと、やや物足りない感はありますが、興味深い報告もあり
前評判から言うと、平均的なところかなになりました。
中古のもう少し価格の安いクラスのものでもよかったかなといったところでの評価です。
本の到着までもスムーズで、本の状態も大変よい状態でした。
内容からいいますと、やや物足りない感はありますが、興味深い報告もあり
前評判から言うと、平均的なところかなになりました。
中古のもう少し価格の安いクラスのものでもよかったかなといったところでの評価です。
2014年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普段家のベランダによく来るありふれた野鳥の雀について、本書により、知っているつもりで知らなかったさまざまな事実や考証を得ることができた。カラーの写真や図解が多く、見て・読んでよくわかるので、スズメ入門書として申し分ない。
2013年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
野鳥を楽しむことだけではなく、自然界で起きている変化について、科学の目で見ることを教えてくれる内容で、平明に書かれているが内容は、かなり深い。スズメを対象にした研究書は、佐野昌男さんが2冊出しているが、これまで出た他のスズメの本は、ほとんど教養本だった。特定のフィールドだけを対象としたものではなく、スズメ全般についての様々な現象について考えるヒントを与えてくれる画期的な書。
2014年2月11日に日本でレビュー済み
私はスズメが好きだ。農家の敵として評判が悪く、バード・ウォッチャーからも一般の人からも「ありふれた鳥」と軽んじられているが、私は好きだ。じっと見詰めていると、仕種のかわいらしさに気がつくはずだ。そして、子スズメの動作は愛くるしい。鳴き声だって、よく聞いてみると、意外に美声だ。
『スズメの謎――身近な野鳥が減っている!?』(三上修著、誠文堂新光社)は、スズメに焦点を当てた珍しい本である。
スズメは日本に何羽いるのか? 著者は、いろいろと工夫を重ねて、1,800万羽と推定している。
最近よく言われるように、スズメは本当に減少しているのか? 著者は、科学的な検討を踏まえて、「このようにして、スズメの減少は確からしいことがわかってきました。個々の記録を見るとさまざまな問題点もあると思います。しかし、4つすべての結果が、スズメの減少を表しているのであれば、現段階では、スズメは減少していると考えるべき」という結論に達している。どれくらい減っているのかについては、「私は、いろんな記録を総合して考えてみて、1990年から2010年の20年間に、少なくとも5割は減少したと考えています。つまり約20年間で半分になったということです」と述べている。
なぜスズメは減少しているのか? 「なぜ減っているかという原因を解明するのは、かなりやっかいな作業なのです。なぜ難しいかを説明するために、まずは、科学において、原因を探し出す方法を説明しましょう。そして、スズメの減少の原因を見つけるのがなぜ難しいのか、そのような中で、どのようにして原因を見つけたのかをお話していきます」。この原因に迫る科学の方法が、本書の真骨頂である。観測のAルートは、「物事をよく観察して仮説を立てる」→「その仮説が正しいと仮定したときに、どんなことが観測されるかを予測する」→「観測をする」→「予測どおり」→「仮説は正しいようだ」→「本当に正しいか、別の面から検討する」という流れ。観測のBルートは、途中から違う道を辿る。すなわち、「観測をする」→「予測と違う」→「仮説は間違っているようだ」→「新しい仮説を考える」という流れだ。もう一方の実験のCルートは、「物事をよく観察して仮説を立てる」→「その仮説が正しいと仮定したときに、どんな実験をしたら、どんな結果が得られるかを予測する」→「実験をする」→「予測どおり」→「仮説は正しいようだ」→「本当に正しいか、別の面から検討する」という流れ。実験のDルートは、途中から別の道へと分かれていく。すなわち、「実験をする」→「予測と違う」→「仮説は間違っているようだ」→「新しい仮説を考える」となる。
これらの検証から、著者はスズメの減少の要因を、①少子化、②巣を作れる場所の減少、③餌を取る環境の減少――に求めている。
「この本では、スズメの話を通して、科学的なものの見方を随所にちりばめたつもりです。世界をそんな風に見ることを試してみてください。そして、自分で解き明かしていってみてください。・・・そして、よければ研究者の道を志してください。研究者になるのは平坦な道ではありません。が、そこには大きな楽しさがあります」。著者は、高校生たちに、大学に進んで「鳥の研究者」を目指してほしいと呼びかけているのだ。
『スズメの謎――身近な野鳥が減っている!?』(三上修著、誠文堂新光社)は、スズメに焦点を当てた珍しい本である。
スズメは日本に何羽いるのか? 著者は、いろいろと工夫を重ねて、1,800万羽と推定している。
最近よく言われるように、スズメは本当に減少しているのか? 著者は、科学的な検討を踏まえて、「このようにして、スズメの減少は確からしいことがわかってきました。個々の記録を見るとさまざまな問題点もあると思います。しかし、4つすべての結果が、スズメの減少を表しているのであれば、現段階では、スズメは減少していると考えるべき」という結論に達している。どれくらい減っているのかについては、「私は、いろんな記録を総合して考えてみて、1990年から2010年の20年間に、少なくとも5割は減少したと考えています。つまり約20年間で半分になったということです」と述べている。
なぜスズメは減少しているのか? 「なぜ減っているかという原因を解明するのは、かなりやっかいな作業なのです。なぜ難しいかを説明するために、まずは、科学において、原因を探し出す方法を説明しましょう。そして、スズメの減少の原因を見つけるのがなぜ難しいのか、そのような中で、どのようにして原因を見つけたのかをお話していきます」。この原因に迫る科学の方法が、本書の真骨頂である。観測のAルートは、「物事をよく観察して仮説を立てる」→「その仮説が正しいと仮定したときに、どんなことが観測されるかを予測する」→「観測をする」→「予測どおり」→「仮説は正しいようだ」→「本当に正しいか、別の面から検討する」という流れ。観測のBルートは、途中から違う道を辿る。すなわち、「観測をする」→「予測と違う」→「仮説は間違っているようだ」→「新しい仮説を考える」という流れだ。もう一方の実験のCルートは、「物事をよく観察して仮説を立てる」→「その仮説が正しいと仮定したときに、どんな実験をしたら、どんな結果が得られるかを予測する」→「実験をする」→「予測どおり」→「仮説は正しいようだ」→「本当に正しいか、別の面から検討する」という流れ。実験のDルートは、途中から別の道へと分かれていく。すなわち、「実験をする」→「予測と違う」→「仮説は間違っているようだ」→「新しい仮説を考える」となる。
これらの検証から、著者はスズメの減少の要因を、①少子化、②巣を作れる場所の減少、③餌を取る環境の減少――に求めている。
「この本では、スズメの話を通して、科学的なものの見方を随所にちりばめたつもりです。世界をそんな風に見ることを試してみてください。そして、自分で解き明かしていってみてください。・・・そして、よければ研究者の道を志してください。研究者になるのは平坦な道ではありません。が、そこには大きな楽しさがあります」。著者は、高校生たちに、大学に進んで「鳥の研究者」を目指してほしいと呼びかけているのだ。