次の1手問題で正しい手（王手ではない）を指さないと自分が負けになるというギリギリの終盤戦を想定しています。正解手が一つしかないということなので問題を成立させるために製作者はかなり苦労されたと拝察します。
正解手とそれに対する相手の最強の応手を読んで初めて満点になります。詰将棋中心の勉強だと正解は必ず王手と決まっているので読みが偏ってしまいがちです。本書だと彼我の陣形を比較検討して決め手を選ばなくてはいけないのでより実践的な訓練になるでしょう。
電子版：私はkindle版を購入しました。当然ながら図面が多いので固定レイアウト（任意で大きさを変えられない）です。kindle paperwhiteの6インチの画面でも十分読みやすいです。が、データ容量が通常の書籍よりかなり大きく74,447KB食います。
ちなみに普通のテキスト書籍だと1冊だいたい500KBぐらい。挿絵入りの本でも3,000KBぐらいです。
将棋本は今後も電子化が進んでいく期待は持てますが大量に持ち歩くには容量の大きいタブレットのほうがいいかもしれません。
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