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創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21) 新書 – 2012/10/10
村上 隆
(著)
なぜ日本人は世界レベルの戦いで勝つことができないのか。日本では失われてしまったハイレベルな創造を生み出すために必要な心構えと、組織や環境のつくり方を伝授!
- 本の長さ217ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2012/10/10
- ISBN-104041103304
- ISBN-13978-4041103302
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商品の説明
著者について
アーティスト。有限会社カイカイキキ代表。1962年、東京都生まれ。93年、東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。世界レベルで活躍する数少ない日本人アーティストの一人。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/10/10)
- 発売日 : 2012/10/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 217ページ
- ISBN-10 : 4041103304
- ISBN-13 : 978-4041103302
- Amazon 売れ筋ランキング: - 84,125位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 196位角川新書
- - 421位起業
- - 16,906位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書では、アトリエを運営する経営者としての村上隆の組織論が書かれている。
彼のアトリエに所属した新人アーティストは、ここで働くかぎり、村上隆の指示に
絶対服従しなければならいことを様々な方法で伝えられる。
それは、村上隆が作品制作の過程でつかみ取った経験を新人アーティストに
しみこませることが唯一芸術家として大成する道であると考えているからである。
また、彼がそのような、どちらかといえばブラック企業的な方法でアーティストを
指導する背景として、芸大・美大の教育に問題があることを示唆している。
ここに書かれていることは「あいさつをきちんとする」「指示をよく聞き、必ずメモ
を取る」「進捗は必ず報告する」など、人が組織で働く上での基本動作が大部分
を占める。しかし、このことを彼が強調するのは、このような簡単なことをおこなえる
人間の少なさと、これを徹底して続けることの重要さであろう。
ただ、本書を読んで気になったのは「人に喜ばれることはなんでもやるべき」と
書きつつも、本書が読み手に受け入れられるような配慮が少ないのではないかと
いう点。
「自分が嫌われるのは本当のことを書くから」という面もあるかもしれないが、
多くの読み手にとって受け入れられるように配慮した表現で村上氏の主張を
文章化することは、村上氏だけでなく日本の芸術界全体にとって意味のあること
ではないでしょうか。
村上氏が新しい表現で著作をすることを期待して、星は3つです。
彼のアトリエに所属した新人アーティストは、ここで働くかぎり、村上隆の指示に
絶対服従しなければならいことを様々な方法で伝えられる。
それは、村上隆が作品制作の過程でつかみ取った経験を新人アーティストに
しみこませることが唯一芸術家として大成する道であると考えているからである。
また、彼がそのような、どちらかといえばブラック企業的な方法でアーティストを
指導する背景として、芸大・美大の教育に問題があることを示唆している。
ここに書かれていることは「あいさつをきちんとする」「指示をよく聞き、必ずメモ
を取る」「進捗は必ず報告する」など、人が組織で働く上での基本動作が大部分
を占める。しかし、このことを彼が強調するのは、このような簡単なことをおこなえる
人間の少なさと、これを徹底して続けることの重要さであろう。
ただ、本書を読んで気になったのは「人に喜ばれることはなんでもやるべき」と
書きつつも、本書が読み手に受け入れられるような配慮が少ないのではないかと
いう点。
「自分が嫌われるのは本当のことを書くから」という面もあるかもしれないが、
多くの読み手にとって受け入れられるように配慮した表現で村上氏の主張を
文章化することは、村上氏だけでなく日本の芸術界全体にとって意味のあること
ではないでしょうか。
村上氏が新しい表現で著作をすることを期待して、星は3つです。
2013年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直想像していたより、とても体育会系な方だと感じた。
しかも、知的な体育会系である。
本作品で述べられている通り、画力にコンプレックスがあることからの、「努力」の人であり、非常に「戦略」というマーケティングを重要視する方だと思う。
即ち、芸術家は自由に表現すればいいのではなく、何が求められているのかを的確に把握し、形にすることが必要であり、さらに言えば顧客をどのように獲得するのか、そのためにも「人を喜ばせる力」が重要だと述べている。
著者に対して、日本では特に批判が強い事は従前から承知していたが、本書の述べられているような「過激性」がその一因だと感じた。
しかし、著者のように継続して成功し続ける人は、ムラには感情的に受け入れられない、突き抜ける流儀を必ずもっているものである。
最後に、非常に素晴らしい作品ではあるのだが、新書であるためやや重厚さにかけた主張と感じる部分があるため、★はひとつ下げた。
しかも、知的な体育会系である。
本作品で述べられている通り、画力にコンプレックスがあることからの、「努力」の人であり、非常に「戦略」というマーケティングを重要視する方だと思う。
即ち、芸術家は自由に表現すればいいのではなく、何が求められているのかを的確に把握し、形にすることが必要であり、さらに言えば顧客をどのように獲得するのか、そのためにも「人を喜ばせる力」が重要だと述べている。
著者に対して、日本では特に批判が強い事は従前から承知していたが、本書の述べられているような「過激性」がその一因だと感じた。
しかし、著者のように継続して成功し続ける人は、ムラには感情的に受け入れられない、突き抜ける流儀を必ずもっているものである。
最後に、非常に素晴らしい作品ではあるのだが、新書であるためやや重厚さにかけた主張と感じる部分があるため、★はひとつ下げた。
2021年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
配送はスムーズで感謝です。期待したより本の内容がなく残念。
2013年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新卒向けの書籍です。一人前の社会人が読んでも全く勉強になりません。
2017年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代の日本の、アートで飯を食っていこうとする人達の考え方を知ることができ、彼らと付き合う機会があれば参考になると思った。
2013年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作前々作に比べると、内容は遥かに薄いものであると思います。
新書ですし、現代日本社会のこのあまりにも元気のないムードに対して
声を上げたくなったので書いた、という感じの内容でした。
あるいは、映画制作の資金繰りでしょうか、、、?
内容として新しいところも無く、今の日本社会には創造性がない、
というその辺のビジネス新書と同じような内容です。
評価としては、良くも悪くもなく、内容もあるようで無いよう、
という感想で、いつもの著者の挑戦的な態度に興味を持っている私としては
物足りない内容でした。
現代美術をビジネスと絡めて論じた前々作は当時はある衝撃があったと
思いますが、あれから数年たった現在ではそうしたムードが共有されて
いるので、もう少しつっこんだ内容が欲しいところです。
西欧の文脈上に位置する作家として、西欧の文脈上へのアプローチの
仕方を語るということや、欧米のルールが支配している現状を
ビジネスの文脈で語ることが日本人には無かった発想で新しかったのでしょうが、
それだけでは日本に創造性が無いのはなぜか?という問いの答えにはなっていない
と思います。ビジネスと美術という材料から語るだけでは
現状を語るには材料が足りないのではないでしょうか。
第一線で活躍している作家として、もう少し幅の広い視野を提示してほしかった。
新書ですし、現代日本社会のこのあまりにも元気のないムードに対して
声を上げたくなったので書いた、という感じの内容でした。
あるいは、映画制作の資金繰りでしょうか、、、?
内容として新しいところも無く、今の日本社会には創造性がない、
というその辺のビジネス新書と同じような内容です。
評価としては、良くも悪くもなく、内容もあるようで無いよう、
という感想で、いつもの著者の挑戦的な態度に興味を持っている私としては
物足りない内容でした。
現代美術をビジネスと絡めて論じた前々作は当時はある衝撃があったと
思いますが、あれから数年たった現在ではそうしたムードが共有されて
いるので、もう少しつっこんだ内容が欲しいところです。
西欧の文脈上に位置する作家として、西欧の文脈上へのアプローチの
仕方を語るということや、欧米のルールが支配している現状を
ビジネスの文脈で語ることが日本人には無かった発想で新しかったのでしょうが、
それだけでは日本に創造性が無いのはなぜか?という問いの答えにはなっていない
と思います。ビジネスと美術という材料から語るだけでは
現状を語るには材料が足りないのではないでしょうか。
第一線で活躍している作家として、もう少し幅の広い視野を提示してほしかった。
2012年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アートに興味がない、という方にも読んでもらいたい一冊です。
もちろん、著者はアートの世界について多くのことを語っています。
(アーティストを目指す若手の育成や今年発表された「五百羅漢図」について等)
と同時に、感情ばかりが先走ることで安易な行動をおこしがちな、
いまの社会、人々が抱える問題点が多く記されていると思います。
その問題を知り、考えることはアートの世界に興味があるかないかは関係ありません。
だからこそ、アートへの興味の有無に関わらず、手にとる価値のある書籍だと思います。
もちろん、著者はアートの世界について多くのことを語っています。
(アーティストを目指す若手の育成や今年発表された「五百羅漢図」について等)
と同時に、感情ばかりが先走ることで安易な行動をおこしがちな、
いまの社会、人々が抱える問題点が多く記されていると思います。
その問題を知り、考えることはアートの世界に興味があるかないかは関係ありません。
だからこそ、アートへの興味の有無に関わらず、手にとる価値のある書籍だと思います。