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バトル・ロワイアル 新書 – 1999/4/1
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- 本の長さ666ページ
- 言語日本語
- 出版社太田出版
- 発売日1999/4/1
- ISBN-104872334523
- ISBN-13978-4872334524
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商品の説明
商品説明
続発する少年犯罪は現代においてもはや遠い世界のできごとではありえず、不快感なしにこの作品を読み進めることは不可能に近い。その意味で、本作品がさる文学賞の選考会で委員から徹底的に否定されたことはうなずける。だが、反社会性というマイナスを補って余りある魅力が、たしかにこの作品にはある。たとえば少年たちの多くは大人や社会に対して名状しがたい嫌悪感を抱く存在として描かれている。その一方で、ある者は絶望的状況を打開すべく全力を尽くし、ある者は深く秘めた恋に身を焦がして、読み手の心を締めつけずにおけない。不条理に直面してもなお人を、未来を信じたいという彼らの思いは、そのまま著者からのメッセージでもあろう。
表現の稚拙さは時折目につくが、スピード感ある筆致にはただただ驚かされる。ストーリー運びの巧みさは非凡だ。加えて、最も高く評価したいのは、中学生たちの心理描写に横溢(おういつ)するユーモアだろう。その脳天気さと過剰ぶりは殺し合いという極限状態に置かれた中学生の心理としてはやや不自然だが、身もふたもない物語を第一級のエンターテイメントたらしめているのは、まさにこのたぐい稀なユーモアセンスなのである。前途有望な作家の手腕に心から敬意を表したい。(西村 匠)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 太田出版 (1999/4/1)
- 発売日 : 1999/4/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 666ページ
- ISBN-10 : 4872334523
- ISBN-13 : 978-4872334524
- Amazon 売れ筋ランキング: - 113,047位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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で楽しめました。
映画と違い、一人ひとりの心情にも細かくスポットが当てられていて、生徒一人一人の視点からのストーリーも組まれている。
過去に映画を観て楽しかったという人もそうでなかった人も、是非読んでほしいです。
物語では、好きながいる→その子を助ける→誰かに殺される、展開にが多いです。
また、登場人物の多くも平和主義者で、殺し合いなどせず、二人のサイコパスに一方的に殺されるばかりです。
なので前半はインパクトのある設定にワクワクする一方、中盤からは前半と似たような展開が出てくるために、少し飽き飽きしてきます。
ページ数も多く、生徒一人一人をピックアップしている分、もう少しバリエーションに富んだ展開があってもいいじゃないかと
個人的に思いました。
とても良質なエンタテインメント作品です!
僕は現在35歳ですが、若い人ほど面白いと感じるんじゃないでしょうか?
こんな映画の原作として最高な素材までも骨抜きにしてしまう日本映画界ってホント終わってると思う。この小説をいじくらず素直に映画化すれば誰がつくっても面白くなるはずだぞ!
恥ずかしながら登場人物たちの運命に声あげてないてしまいました。
全体的に悲惨な話ですが、友や恋人を信じる若者の純粋な姿が描かれており、殺伐とした感じはありません。普通の少年少女の日常的な心情(世知にたける前の純粋な気持ち、それを素直に表現できない恥じらい)が死を目前に鮮やかに浮き彫りにされます。
また敵方のキャラクターが日本人なら爆笑ものです。映画でも武田鉄也に演じてほしかった!
痛快な1級のエンタテインメントです。
多くのことを感じさせられます。
若い人にこそ読んでほしい!前向きに生きようと思うはず・・・・
一度読んだことがあるけれど、文句なしに面白いです
残忍・残酷な描写も多いのですが、最後まで一気に読みました
また最初に読んだ当時は中3に妹がいたので、この理不尽なプログラム設定に
恐怖を感じたのを懐かしく思いました
映画も合わせて再度見てみようと思います
実際、本作は日本ホラー小説大賞を受賞出来なかった事で当時有名になった作品である。ある選考委員からは徹底的に否定された問題作ともいえるだろう。
だが、結果としてその事が本作の知名度を上げることにつながった。本作は後に別の出版社から出版され、映画化及び漫画化もされた。
確かに本作が扱っているテーマは物議を醸すものではあるが、だからといって「臭いものにはふた」といった対応をするのは如何なものだろうか。毒にも薬にもならないような作品を読んでも感受性などは育まれない。寧ろ、本作のような劇薬のような作品こそが大きく人の感受性に訴えかける力がある。
本作についても表面だけをみれば、同じクラスの中学生同士が殺しあうという凄惨なものであるがその裏にはしっかりとした生命に対してのメッセージが存在している。
本作は劇薬であり、人を選ぶかもしれないが青少年にこそ読んでほしい作品ではないだろうか。
わたし自身、リアルタイムで本作が物議を醸している最中に作品を購入して一日で読んだクチだ。読んだからこそわかる感動とダイナミズムが本作にはある。
食わず嫌いで本作を敬遠している方は間違いなく損をしている。万人受けする作品ではないが、あえて劇薬と知った上で「読んでみたい」という強者にこそお薦めしたい傑作!
(2017.10.8記)
私が気になったのは文とキャラについてです。
キャラについては中学生でハッキング出来る人がいたり、売春をしている人がいたり、一クラスにここまで中学生離れした人が集まるものかと思ってしまいました。小説のたいがいはそいうなので言っているをキリがないんですが私はそこが気になりました。
それと文については二つ気になったことがあります。
一つ目は無駄に()が多いことです。書きたい、言いたい事はわかるのですが()でも説明が多過ぎて少しうんざりしてしまいます。
二つ目はなんと言えばいいのかよくわからないのですがラップのような、DJのような話口調がところどころで挟まれることです。中学生視点の時に多用されていたので中学生らしさをだしたかったのかもしれないですが個人的にはかえって読みにくかったです。
ただ、よくあるたくさんの人々は助かり、めでたしめでたしというベタなオチにはなっていなかったので意外性はあったと思います。
ですが購入は個人的にはあまりオススメできません。
そういった点から見ると、ホラー大賞の審査員が全否定したのは当たらない。
ただ、良識ある大人の観点からこの小説は受け入れがたいものがあるのも理解できる。
小説のアイデアとしては面白いが、いかんせんこの作者の文体、文章はひどすぎる。
書いたとき、30歳を越えていたらしいが、仮にも新聞社で文章修行した人間とは信じられない稚拙さであり、途中で何度も読む気をなくした。
ただ、中学生、高校生が読みやすいようにと考えてこういった文体にしたのかもしれないが。
いずれにしろ、この作者はこれ以上インパクトのある小説は書けないだろうし、まったくジャンルの異なった分野では読むに耐えうる作品は書けないと感じた。