”こんにちわ 堺雅人です。僕はふだん俳優をしてます。”
このまえがきだけでも 堺雅人ファンはしびれますね。
文・堺雅人では 師というところに伊藤一彦さんが出てきますが
その師弟関係の絆を強めているのが牧水である。
牧水の歌とその背景を問答し
二人で「意味ある偶然」と「あくがれ」を語る。
牧水は旅が好きだったという話で
堺雅人さんは演じることが旅であり、伊藤一彦さんは歌を詠むことが旅である。
と言っている。
この本は不思議な堺雅人さんを牧水と伊藤一彦氏が紐(ひも)解いてくれている。
それと牧水のことを ”なるほど・・”二人が身近にさせてくれる本です。

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ぼく、牧水! 歌人に学ぶ「まろび」の美学 (角川oneテーマ21 A 122) 新書 – 2010/9/10
恋の苦悩、自然との一体感、未知の世界への憧憬、酒に溶けゆく魂・・自らの「あくがれ(=憧れ)」を求めて突き進んだ歌人・若山牧水の魅力を、堺雅人が恩師の歌人・伊藤一彦と3夜連続で語り合った師弟対談書!
- 本の長さ246ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2010/9/10
- ISBN-104047102539
- ISBN-13978-4047102538
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商品の説明
著者について
伊藤一彦・・歌人、若山牧水記念文学館館長。堺氏は宮崎南高校教師時代の教え子。堺雅人氏・・俳優。伊藤氏に文学的薫陶を受け、牧水に傾倒する。映画『ゴールデンスランバー』主役など、多くの話題作で活躍。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/9/10)
- 発売日 : 2010/9/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 246ページ
- ISBN-10 : 4047102539
- ISBN-13 : 978-4047102538
- Amazon 売れ筋ランキング: - 386,090位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 883位角川新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若山牧水については教科書に載っていたことくらいしか知らなかったのですが、この本の「子弟」対談で、とても興味深く牧水という人物とその歌を知ることができました。話し言葉が元になっているので読みやすいし、中身もとても面白かったです!
2012年5月14日に日本でレビュー済み
堺さんが好きで買った高校生です。
最初、なんとなく購入して(4月初旬、書店にて)
なんとなく読んでいて(4月中旬から)興味を持てなかったのですが、
この本の対談の第一夜の終わりごろからだんだん面白く思えてきて
今では毎日通学の電車の中で愛読しています。
通学時間以外は本を読む時間はありませんが、
もう半分くらい読みました。
去年、高校の授業で若山牧水さんの
「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」
という歌をテスト前に覚えさせられ、面倒でしたが
若山さんの歌だけは何か光るものがありました。
話は変わりますが、堺さんは本当に俳優という枠だけでは収まりきらない
才能の塊のような方だと思いました。
また、堺さんの恩師の伊藤一彦先生も
本当に才能に満ち溢れている方です。
本当に堺さんと伊藤先生のような師弟関係が今でも続いていらっしゃるなんてとてもうらやましいです。
また、牧水さんの"自然と一体化して生きる"という生き方に
非常に感心しました。有名歌人なのにそれをご本人は自覚しておらず、
ご自分のありのままに生活しその様子をありのままに
歌に詠んでいらっしゃる。凄い方だなと思いました。
また、牧水さんの奥さまの若山喜志子さんも素晴らしい方だと思いました。
旦那の牧水さんはすぐ旅に出てしまう方で
家を空けることが多々あったそうですが、文句ひとつ言わずに
牧水さんの帰りを待つ。
また、牧水さんはお子さんを本当に大事にしておられ
自由にのびのびとやりたいことをさせたそうです。
そして、この本に出会って新たに知って気に入った歌は
「手を切れ、双脚を切れ、野のつちに投げ棄てておけ、秋と親しまむ」です。
初めて読んだとき"切れ⇔親しまむ"は対の言葉だと思っていましたが
堺さんのご解釈で"生と死が共存している"と分かり、
生と死はセットであり、生きるということを"親しむ"という言葉で
表わされているところがすごいと思いました。
本当に牧水さんは素晴らしい方です。
まさか堺さんつながりで若山牧水さんを好きになるとは思いませんでした。
この本を読み終わったら関連図書も早速読んでみたいと思います。
この本を読んで、人生の大変さや良さを学ぶことができて良かったです。
残り半分も早く読みたいです。
堺雅人さん、伊藤一彦先生、若山牧水先生
ありがとうございました。
最初、なんとなく購入して(4月初旬、書店にて)
なんとなく読んでいて(4月中旬から)興味を持てなかったのですが、
この本の対談の第一夜の終わりごろからだんだん面白く思えてきて
今では毎日通学の電車の中で愛読しています。
通学時間以外は本を読む時間はありませんが、
もう半分くらい読みました。
去年、高校の授業で若山牧水さんの
「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」
という歌をテスト前に覚えさせられ、面倒でしたが
若山さんの歌だけは何か光るものがありました。
話は変わりますが、堺さんは本当に俳優という枠だけでは収まりきらない
才能の塊のような方だと思いました。
また、堺さんの恩師の伊藤一彦先生も
本当に才能に満ち溢れている方です。
本当に堺さんと伊藤先生のような師弟関係が今でも続いていらっしゃるなんてとてもうらやましいです。
また、牧水さんの"自然と一体化して生きる"という生き方に
非常に感心しました。有名歌人なのにそれをご本人は自覚しておらず、
ご自分のありのままに生活しその様子をありのままに
歌に詠んでいらっしゃる。凄い方だなと思いました。
また、牧水さんの奥さまの若山喜志子さんも素晴らしい方だと思いました。
旦那の牧水さんはすぐ旅に出てしまう方で
家を空けることが多々あったそうですが、文句ひとつ言わずに
牧水さんの帰りを待つ。
また、牧水さんはお子さんを本当に大事にしておられ
自由にのびのびとやりたいことをさせたそうです。
そして、この本に出会って新たに知って気に入った歌は
「手を切れ、双脚を切れ、野のつちに投げ棄てておけ、秋と親しまむ」です。
初めて読んだとき"切れ⇔親しまむ"は対の言葉だと思っていましたが
堺さんのご解釈で"生と死が共存している"と分かり、
生と死はセットであり、生きるということを"親しむ"という言葉で
表わされているところがすごいと思いました。
本当に牧水さんは素晴らしい方です。
まさか堺さんつながりで若山牧水さんを好きになるとは思いませんでした。
この本を読み終わったら関連図書も早速読んでみたいと思います。
この本を読んで、人生の大変さや良さを学ぶことができて良かったです。
残り半分も早く読みたいです。
堺雅人さん、伊藤一彦先生、若山牧水先生
ありがとうございました。
2018年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
堺雅人さんが好きで、若山牧水をリスペクトしていると聞き、購入しました。
2013年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本にするほどなのか疑問を持ったが、俳句の世界に興味がある人は面白く感じるかもしれない
2014年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぼく、牧水! 歌人に学ぶ「まろび」の美学
きれいでした。結構でした。文句なし。
きれいでした。結構でした。文句なし。
2012年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若山牧水研究者で「若山牧水記念館」館長の伊藤一彦さんはかつて県立宮崎南高校で高校教師をしていたが、その時の教え子に堺雅人さんがいた。牧水を「理想の大人」と仰ぎみる堺さんは俳優。NHK朝ドラの「オードリー」、大河ドラマ「篤姫」(徳川家定役)でブレイクし、今度は映画「武士の家計簿」で主演をつとめる。
高校時代、堺さんは演劇部に所属していたが、いっぷう変わった生徒で、伊藤先生はカウンセリングの仕事をしていて、堺さんはカウンセリングルームをしばしば訪れて、話をしたという。高校で出会い、同じ大学(早稲田大学)に籍をおいた二人が、若山牧水(牧水も早稲田出身)について縦横無尽に語り合って、できあがったのが本書である。3カ所で、三日間、酒を酌み交わしながらの対談という企画。牧水のひととなりが浮かび上がってくる。
牧水を知らない日本人はいないであろうが、その歌は教科書に出てきた2,3のものを除いてあまり知られていない。本書のタイトルは、名ばかり有名で、「実像」が知られていない牧水が、ムックリ起き上ってつぶやいた声と受取ってもらってもいい、と末尾に書かれている(p.237)。
自然に心にわきあがってくる気持ちを歌にした牧水は、酒、自然、女性を愛した歌人であった。その精神は「あくがれ」、在所を離る(あくをかる)という意味で、ここではないどこかをもとめて旅をする歌人、それが牧水である。旅から帰ってそこにいる、しかし心はもう次の旅に向かっている、その引き裂かれた感情は、「まろび」ながらの「なまくら」ぶりであったようである。「どうでもしながれ」の哲学とも言える。悲恋の相手、園田小夜子との愛、牧水のそいとげた喜志子との愛、北原白秋、石川「啄木との親交のエピソード、牧水の多くの歌がはさみこまれ、牧水の実像が生き生きと伝わってくる。一彦先生の短歌論、雅人君の演技論も楽しい。
高校時代、堺さんは演劇部に所属していたが、いっぷう変わった生徒で、伊藤先生はカウンセリングの仕事をしていて、堺さんはカウンセリングルームをしばしば訪れて、話をしたという。高校で出会い、同じ大学(早稲田大学)に籍をおいた二人が、若山牧水(牧水も早稲田出身)について縦横無尽に語り合って、できあがったのが本書である。3カ所で、三日間、酒を酌み交わしながらの対談という企画。牧水のひととなりが浮かび上がってくる。
牧水を知らない日本人はいないであろうが、その歌は教科書に出てきた2,3のものを除いてあまり知られていない。本書のタイトルは、名ばかり有名で、「実像」が知られていない牧水が、ムックリ起き上ってつぶやいた声と受取ってもらってもいい、と末尾に書かれている(p.237)。
自然に心にわきあがってくる気持ちを歌にした牧水は、酒、自然、女性を愛した歌人であった。その精神は「あくがれ」、在所を離る(あくをかる)という意味で、ここではないどこかをもとめて旅をする歌人、それが牧水である。旅から帰ってそこにいる、しかし心はもう次の旅に向かっている、その引き裂かれた感情は、「まろび」ながらの「なまくら」ぶりであったようである。「どうでもしながれ」の哲学とも言える。悲恋の相手、園田小夜子との愛、牧水のそいとげた喜志子との愛、北原白秋、石川「啄木との親交のエピソード、牧水の多くの歌がはさみこまれ、牧水の実像が生き生きと伝わってくる。一彦先生の短歌論、雅人君の演技論も楽しい。
2013年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
堺雅人さんのファンで、どういう思考の方なのか興味を持って購入しました。
読んでみて、知識と思慮の深さに改めて驚きと感動を覚え、ますます虜になってしまいました。歌を通して、人生観に繋がる対談文。
文才の有る方だからこそ、できる!と思います。
読んでみて、知識と思慮の深さに改めて驚きと感動を覚え、ますます虜になってしまいました。歌を通して、人生観に繋がる対談文。
文才の有る方だからこそ、できる!と思います。