すっきりとした清楚な顔立ちで、すずらんの頃からファンです。
多くの男性と付き合ってーという話も、芸能人だし美人だし・・・程度に思っていました。
本を読んで、ひどく心を病んでいることや気持ちの動きなどを知り、驚きました。
母親から醜いと言われたそうですが、子役時代の画像を見てもどこが醜いのかわかりません。
自分にも当てはまりますが、子供の頃に言われたマイナスの言葉は人生を破茶滅茶にするほどの力があります。誰かに大事にしてもらう体験はどんな人にも成長には必要なことでしょう。
私自身いまだに苦しんでいるので、とても共感できる部分が大きかったです。
見た目がキレイなことから、普通の人とは違ったことに巻き込まれてしまうのも多いのだと思いました。
それでも弟さんとは仲が良くて良かった。
編集者の方の力もあるのでしょうが、そこあたりのスカスカのタレント本とは違って語彙も内容もとても知的で濃いです。
今、激痩せしているようですが、毎日少しずつでも回復されることを祈っています。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥1,540¥1,540 税込
ポイント: 93pt
(6%)
無料お届け日:
3月30日 土曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥1,540¥1,540 税込
ポイント: 93pt
(6%)
無料お届け日:
3月30日 土曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥1,247
中古品:
¥1,247

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ 単行本(ソフトカバー) – 2013/3/26
遠野 なぎこ
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,540","priceAmount":1540.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,540","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"7BxmcqY7Yc5fNt0KG5tRqxfncTgQXWOlMBI7xwmxZZGcyG%2FFvSBVCRFoNR%2BpfzUNFLvfdXIC%2FGCjQoWDHa4aOJIOkbKkrXGRhpU4BXL6n9RP8gQOJULyXwvRojdjj%2FsKD9Yc1bDup50%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1,247","priceAmount":1247.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,247","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"7BxmcqY7Yc5fNt0KG5tRqxfncTgQXWOlZvY1oqE4NmawspnajVrw%2FFRsFjfAS8BfvXxc3H7CR165ULTtcJ0TDjFOkAC%2BtrOBnqOQaOh8fUqjvDfXF0cMLEl%2BAYCFNneaHC2gj0awZ%2BeHRuzdlDbFGsDe0hGMudPDxe0OA3lpmNdKe9zWA9oO%2Fg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
幼少期に母から受けた傷…女優・遠野なぎこが摂食障害、醜形恐怖を綴る衝撃の一冊。
母から愛されなかった娘は、愛を探すことが、こんなにも難しい…。
虐待、育児放棄、家庭崩壊、不倫。
「お前は醜い」と実の母から言われ続け、鏡を見ることさえ怖かった少女はなぜ、女優となったのか?
「七股女優」というレッテルを貼られた遠野なぎこが初めて明かす、衝撃の半生。
母から愛されなかった娘は、愛を探すことが、こんなにも難しい…。
虐待、育児放棄、家庭崩壊、不倫。
「お前は醜い」と実の母から言われ続け、鏡を見ることさえ怖かった少女はなぜ、女優となったのか?
「七股女優」というレッテルを貼られた遠野なぎこが初めて明かす、衝撃の半生。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社ブックマン社
- 発売日2013/3/26
- 寸法1.5 x 12.8 x 18.8 cm
- ISBN-104893087983
- ISBN-13978-4893087980
よく一緒に購入されている商品

対象商品: 一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ
¥1,540¥1,540
最短で3月30日 土曜日のお届け予定です
残り14点(入荷予定あり)
¥1,430¥1,430
一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。
注文確定後、入荷時期が確定次第、お届け予定日をEメールでお知らせします。万が一、入荷できないことが判明した場合、やむを得ず、ご注文をキャンセルさせていただくことがあります。商品の代金は発送時に請求いたします。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
「愛が、よくわからない」。
だって、母親にさえ愛されたことのない私が、男の人から愛してもらえるわけがないじゃない?
近づくと傷つけられる。傷つけられると傷つけ返してしまう。
そんな関係性はもう、母親だけで十分だ。
―――遠野なぎこが全身全霊で綴った母の罪、我が恋のあやまち。
親に十分な愛情をもらえずに成長したゆえに、恋にも家族にもうまく向き合えず、毎日をもがくようにして生きている女性は、あなたの隣にだっているはずです。
親への愛と憎しみは紙一重。憎くても憎くても、母への愛を断ち切ることができずに苦しむ娘。そんな娘は、誰かに恋し、誰かを愛することにも高い壁ができてしまう。
不器用で、痛々しくて、馬鹿正直な彼女のことを、世間は後ろ指さして嘲笑する。 「ほら、あの子が、誰とでも寝る女優だよ」と見て知ったように言う。
―― 遠野なぎこさんには、人には言えない何かがある。そう感じて、本書の執筆を依頼しました。
彼女は悩んだ末、すべてを書くことを決断してくれました。 そこに書かれていたことは、想像を超える壮絶な母と娘の愛憎物語でした。
氷のような家庭環境で育った「なぎこ」はどうやって母と決別できるのか?
本書を書きあげたことは、遠野さんにとって、母への愛と憎しみを断ち切るため、少女時代の弱かった自分を葬るための通過儀礼となりました。
だって、母親にさえ愛されたことのない私が、男の人から愛してもらえるわけがないじゃない?
近づくと傷つけられる。傷つけられると傷つけ返してしまう。
そんな関係性はもう、母親だけで十分だ。
―――遠野なぎこが全身全霊で綴った母の罪、我が恋のあやまち。
親に十分な愛情をもらえずに成長したゆえに、恋にも家族にもうまく向き合えず、毎日をもがくようにして生きている女性は、あなたの隣にだっているはずです。
親への愛と憎しみは紙一重。憎くても憎くても、母への愛を断ち切ることができずに苦しむ娘。そんな娘は、誰かに恋し、誰かを愛することにも高い壁ができてしまう。
不器用で、痛々しくて、馬鹿正直な彼女のことを、世間は後ろ指さして嘲笑する。 「ほら、あの子が、誰とでも寝る女優だよ」と見て知ったように言う。
―― 遠野なぎこさんには、人には言えない何かがある。そう感じて、本書の執筆を依頼しました。
彼女は悩んだ末、すべてを書くことを決断してくれました。 そこに書かれていたことは、想像を超える壮絶な母と娘の愛憎物語でした。
氷のような家庭環境で育った「なぎこ」はどうやって母と決別できるのか?
本書を書きあげたことは、遠野さんにとって、母への愛と憎しみを断ち切るため、少女時代の弱かった自分を葬るための通過儀礼となりました。
著者について
1979年11月22日生まれ。女優。
1999年、NHK連続テレビ小説『すずらん』(NHK)でヒロイン“常盤萌"役に起用され、実直な女性像を伸びやかに演じた。
2001年 映画『日本の黒い夏-冤罪-』で日本映画批評家協会新人賞を受賞。
その後、東海テレビ連続ドラマ『冬の輪舞』で主演を務め、舞台では、明治座『黒革の手帖』で女性同士の壮絶なバトルを繰り広げた。
映画・TV・舞台等あらゆるジャンルで活動を行っている。
1999年、NHK連続テレビ小説『すずらん』(NHK)でヒロイン“常盤萌"役に起用され、実直な女性像を伸びやかに演じた。
2001年 映画『日本の黒い夏-冤罪-』で日本映画批評家協会新人賞を受賞。
その後、東海テレビ連続ドラマ『冬の輪舞』で主演を務め、舞台では、明治座『黒革の手帖』で女性同士の壮絶なバトルを繰り広げた。
映画・TV・舞台等あらゆるジャンルで活動を行っている。
登録情報
- 出版社 : ブックマン社 (2013/3/26)
- 発売日 : 2013/3/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4893087983
- ISBN-13 : 978-4893087980
- 寸法 : 1.5 x 12.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 142,560位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 960位タレント本 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どこまで本音で真実なのかは定かではないが
「私はこういう人間です。」と、ここまでぶっちゃけた事が凄い。
ただ個人的に引っかかる部分で題名にもある通り
「私は親には愛されないが男からは愛されています。」とする描写が多いが
正直、彼女が「愛される良い女」とは思えない。
所謂「小悪魔」なんて言われる女性にありがちだが
「トキメキがなくなるからデートは数回で終わり」なんて言ったところで
ぶっちゃけ男から飽きられる前に逃げているだけでしょ?って感じです
自分は「勝ち逃げ」のつもりでいても結局は何も得られない
「小悪魔」なんて煽てられ強がったところで結局は男に都合の良く遊ばれる存在にしかなれない。
「愛し方がわからない」のではなく「愛され方がわかっていない」だけで
「愛されることを放棄した女」は「愛することを放棄した男」にしか
相手にされなくなることを知る必要があるし、
そんな愛のない上っ面な男達と恋愛ごっこをしてる女や
性の対象として男の性欲と安いプライドを満たすために存在する安い女が
間違っても「良い女」であるはずがないでしょ?
煽てられていい気になって
ズルい男に騙されて
馬鹿な男からは傷つけられて
真面目な男からは相手にされない。
結局は誰にも愛されちゃいない。その自覚のなさが愚かしい。
自分は恵まれた環境に生まれ育ったタイプで
彼女にとやかく言える人間ではないし
親の業を子が背負うという因果があるとは言え
やはり彼女の生き方は間違っていると言うか
幸せになれない生き方です。
反面教師としての価値は非常に高い本だが
共感してそれで終わりにしてはダメです。
了
「私はこういう人間です。」と、ここまでぶっちゃけた事が凄い。
ただ個人的に引っかかる部分で題名にもある通り
「私は親には愛されないが男からは愛されています。」とする描写が多いが
正直、彼女が「愛される良い女」とは思えない。
所謂「小悪魔」なんて言われる女性にありがちだが
「トキメキがなくなるからデートは数回で終わり」なんて言ったところで
ぶっちゃけ男から飽きられる前に逃げているだけでしょ?って感じです
自分は「勝ち逃げ」のつもりでいても結局は何も得られない
「小悪魔」なんて煽てられ強がったところで結局は男に都合の良く遊ばれる存在にしかなれない。
「愛し方がわからない」のではなく「愛され方がわかっていない」だけで
「愛されることを放棄した女」は「愛することを放棄した男」にしか
相手にされなくなることを知る必要があるし、
そんな愛のない上っ面な男達と恋愛ごっこをしてる女や
性の対象として男の性欲と安いプライドを満たすために存在する安い女が
間違っても「良い女」であるはずがないでしょ?
煽てられていい気になって
ズルい男に騙されて
馬鹿な男からは傷つけられて
真面目な男からは相手にされない。
結局は誰にも愛されちゃいない。その自覚のなさが愚かしい。
自分は恵まれた環境に生まれ育ったタイプで
彼女にとやかく言える人間ではないし
親の業を子が背負うという因果があるとは言え
やはり彼女の生き方は間違っていると言うか
幸せになれない生き方です。
反面教師としての価値は非常に高い本だが
共感してそれで終わりにしてはダメです。
了
2023年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小さい頃、彼女と近所に住んでいました。子役をしているということは近所でよく知られていました。彼女の方が少し年上で直接遊ぶ仲ではありませんでしたが、とてもかわいく凛としていて華があり、歩いているところに出くわすと思わず目で追ってしまうオーラがありました。
我が家は引っ越したこともあり、彼女の家庭の事情をよく知らずにいたので、その後もCMやドラマで遠野さんを見るたび、すごいね、がんばってるねと家族で話していました。
近年になってテレビなどでとても辛い幼少期を過ごされたと知り、あの時のあの子はそんなに辛い思いをしていたんだと絶句しました。あのオーラは彼女の華だけではなくて、張り詰めた日々を生きていることから出ていたのかもしれないと何とも切なくなりました。
今回ようやくこの本を読んで、想像以上に苦しまれたことがわかりました。非常に繊細な心の機微が伝わる文章で、やはり表現者なのだと感じました。
憧れといえるほど接点はありませんでしたが、今でも好きで応援しています。
我が家は引っ越したこともあり、彼女の家庭の事情をよく知らずにいたので、その後もCMやドラマで遠野さんを見るたび、すごいね、がんばってるねと家族で話していました。
近年になってテレビなどでとても辛い幼少期を過ごされたと知り、あの時のあの子はそんなに辛い思いをしていたんだと絶句しました。あのオーラは彼女の華だけではなくて、張り詰めた日々を生きていることから出ていたのかもしれないと何とも切なくなりました。
今回ようやくこの本を読んで、想像以上に苦しまれたことがわかりました。非常に繊細な心の機微が伝わる文章で、やはり表現者なのだと感じました。
憧れといえるほど接点はありませんでしたが、今でも好きで応援しています。
2013年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何よりも、このタイプの人間の半生は初めて読みました。
このタイプの人間のことは、さんざん加藤諦三さんが書いた本で勉強したことがあるのですが、
心理学の本ですので断片的なエピソードしか出てきません。
そういった意味では、彼女の半生をつづったこの本は価値があるものだと思います。
親から愛情を受けられずに育つとどうなるのか?
そして愛情を受け取ることができなった子供の周りの人間はどういう人たちなのか、
その子供はどういう境遇で育っていくのか、
やがて大人になり、愛情不足がどう影響してくるのかなど、
一つの物語として語られています。
勝手ながら、ある意味学門的な価値があると思います。
彼女はそんなつもりで書いたのではないでしょうが、多くの人に読んでいただき、
彼女のような人間を減らすことができるかもしれないと考えれば、
私はとても価値がある本だと思います。
母親は身勝手で、自分が甘い恋に酔って軽率な行動の結果、
駆け落ちしてギリギリの生活に追い詰められ、自業自得なのに
長女のなぎこさんに憎しみへ向いた。
「この子さえ身ごもらなければ、私の人生はバラ色だったのに」と言わんばかりに、
なぎこさんが書いた本を通して私に伝わってきました
なぎこさんの母親にしてみれば、やりきれなかったかもしれませんが、
自分の子供に当たるのはよくないです。
そもそも自分が招いた結果なのですから。
それを他人のせいにするのは言語道断です。
愛は一歩間違えれば、破滅の道になることもあるということを、
よくわかってなかった自分の無知を悔やむべきだと思います。
母親は、まるで爬虫類のように冷たくて、人をいたぶるのが楽しいという残酷な一面があります。
ただ非常に計算高いので、周囲の人々には決してその残酷な一面は見せることなく、
むしろその逆であるものすごく「いい人」を演じ、いじめて抜いてる人を孤立させて、
その人を支配していきます。
つまり、スケープゴート、意味は「羊のいけにえ」です。
ちなみに、スケープゴートはいくらでもあります。
最近、問題になってる学校でのイジメの問題、ブラック企業が従業員を使い捨てぞうきんのように
扱う行為や、夫と姑の言いなりになってる妻もそうです。
ドラマ「ラストフレンズ」にDV男のエピソードがありましたが、あれもそうです。
自分が欲しい物のためなら、平気で相手を利用したり、相手を傷つけたりする。
そんな母親だったなぎこさんは本当にいたたまれなかったと思います。
しかし、私が心にひっかかったのは、なぎこさんが結婚した時に、母親がご祝儀を贈ったことです。
「???」と感じました。
自分の欲望のために子供すら利用して欲しいものを手に入れてきた彼女が、
なぜ毛嫌いしてるなぎこさんにご祝儀を贈ったのだろうか?
本当にひどい母親なら、夫からご祝儀を預かった時点で、自分のものにするはず。
そして、夫に適当に「渡しておいたよ」と言えばよかったはずです。
そして、子供の頃なら、放っておいてしまえば、保護責任を問われるため、しぶしぶ生活費を出していたと
考えられますが、大人になってしまえば関係ないはずです。
さらに、ひどい母親かもしれませんが、最低と言えるかというと微妙ですよね。
本当に最低なら、とっくに子供を捨てて保護責任者遺棄致死罪で罪になっているはずですから。
何かひっかかるんですよね…
考えられるのは、これでも母親は自分なりに精一杯子供を育てていたつもりなのではないかということです。
そう考えないとつじつまが合わない。
事実、子供たちは大人になり巣立ち、今も生きてます。
母親と実の父親との駆け落ちだって、子供をきちんと育てる気があったからこそしたんだと思います。
そんな気がないなら堕ろすはずです。
ただ、まだ若かった二人は、現実の結婚生活がどんなものなのか知る由もなく、
愛という激情に駆られ、駆け落ちしました。
しかし、まだ大人としては未熟で遊び盛りだった二人は、質素で堅実な結婚生活に耐えられなかった。
大人になりきれなかった二人にはあまりにも過酷な現実だった。
母親は子育てで自分の時間もなく、夫は酒ばかり飲んで働かない、
それで母親はスナックで働きましたが、働けど働けど一向に暮らしはよくならない。
しかし、現実の結婚生活に失望しつつも、もう後戻りはできない。
だからつい、まだ幼かったなぎこさんを憎むことでしか、やっていけなかったのではないでしょうか?
確信はあります。
本には書かれてませんが、テレビやなぎこさんのブログで、「何故かなぎこさんだけ辛く当たった」と
話がありました。
つまり、このような底辺の生活に陥ったのは、なぎこさんのせいにしてたのです。
なぎこさんは母親のことが「大嫌いだけど、大好き」なんだと思います。矛盾してますが。
だって、世界でたった一人のお母さんなのですから。
なぎこさんは母親からの愛情に飢えて、ひたすら、母親の代わりに弟たちの面倒を見、家庭を切り盛りし、
母親を守ってきました。
だけど、母親は自分の人生を台無しにした原因であるなぎこさんが憎い。
少なくとも母親にとってはなぎこさんが原因なのです。
だから、なぎこさんがどんなに尽くしても、母親は労いの言葉もなかったし、抱きしめることもなかった。
母親からすれば、自分の人生を台無しにしたのだから、それぐらいの償いは当然だと思っていたのだと思います。
そう考えてみれば、すべてつじつまが合います。
しかし、なぎこさんは、そんな母親の冷たい態度に、積年の恨みが積もっていった。
だから、憎い、同時に苦しい。
でも心のどこかで、いつか母親が自分のことを愛してくれるかもと、期待してた。
でも、愛してくれなかった。
そのやりきれない想い、なげき、苦しみ、悲しみを、
リストカットやボーイフレンドに向けることで晴らしていたのではないでしょうか?
憎むのではなく、相手を許すことでしか、苦しみから逃れないと思います。
憎んでいては、永遠に降り積もる雪のように、ますます苦しくなっていくだけです。
私自身は許すことで憎しみから解放されました。
あの人の気持ちを理解した時、「あぁ、この人も苦しんでたんだな」と思い、
自然と憎しみは消え、残ったのは愛おしさでした。
間違っても、無理に許すことではありませんよ。
無理やり「許してあげなさい」と押しつけるのは、はっきりいって迷惑です。
迷惑どころか、かえってその人の心を抑圧し、また苦しみや憤り、憎しみが芽生えるだけです。
そうやって、無理に押しつけるのは自分が自己満足したいだけです。
そういうのを何というのか知ってますか?
「偽善」です。
自分が正義だと言いながら、人を傷つけてる、とんでもない人です。
心の闇を持つ人に、正論を振りかざすのは間違った行為です。
自分が心の闇を経験をしたことがないため、言葉の暴力になってるのを気づかない。
理解できないから、正論を振りかざして傷つけてるのですから、
無神経・無理解となじられても返す言葉はありませんよ。
そんなことするぐらいなら、放っておけばいいのです。
変に心の闇に興味を持って近づくから、いつのまにか加害者になってることに気づいてない。
世間がいう正論・正義なんて、こちらの世界では、しょせんそんなもんですよ。
わかりやすく例えるなら、うつ病患者に「がんばれ」と言って、逆効果になってるようなものです。
それに何で頼んでもないのに説教をするのでしょうか?
自分が満足したいだけでしょう?
自分は「なんていい人なんだ!」と格好つけて、勝手に妄想にひたって自己満足してるだけでしょう。
残念ながら、いい人どころか、その逆の自分のことしか考えてない冷たい人にしかうつってませんよ。
だから、彼女は傷つくのです。何もわかってない…と。
さらに言わせてもらえば、何でも正論が通用するほど、世の中は単純ではないですよ。
それくらいなら普通の人でもわかるでしょう?
お金を稼ぐことって大変ですもんね。
それと許すかどうかは、なぎこさん自身が決めることです。
彼女自身の人生なのですから、彼女の人生の決定権は彼女にあります。
私の考えとしては、「許さない」という選択もありだと思います。
むしろ、その方が自然だと思います。
当事者にとっては決して許すわけにはいかないのです。
自殺まで追いこまれたのですから。
憎むことで生きるエネルギーにもなっていますからね。
そして、自分を支配する人からの脱却するためには、非常に効果的な方法なのです。
されに、外へ憎しみを発散することで、憎しみという邪気が抜けて楽になってきますからね。
フフフ、なぜそんなことを言えるのかって?
だって、私自身がそうやって人生を切り開いてきたからです。
なぎこさんの考え方・行動は、自分に似てますからね。
これも、同じ心の闇を持っている者同士だからかもしれません。
私は、tounyudaisukiさんのレビューで痛烈な批判としてコメントした者です。
あれから「はい」「いいえ」の投票率は逆転しましたが、まだ「はい」に入れてる人がいるのは
正直呆れました。
正論はいいことだと信じて疑わない、その思い込みこそが、
自分では気づかないうちに平気で人を傷つけてることを、よくわかってないようでしたので、
改めてレビューを書かせていただきました。
言っておきますが、その思い込みは妄想であって、現実の彼女の心に寄り添ってるわけではないのです。
単に自分が信じたいものを信じてるだけです。
押し付けるのは、自分は正しいと安心したいだけなのです。
だから、いつまでたっても彼女の心は見えてこないのです。
なぜなら、、「恋は盲目」のように、信じることによって、現実が見えなくなるのですから。
そういった意味では、地下鉄サリン事件を起こしたオウム信者に似てますね、フフフ。
あの事件だって、彼らなりの正義(人々の救済)によって行ったわけですからね。
長文にも関わらず最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
(7/6追記)
まだ「いいえ」入れてる方がいるみたいなので追記しますが、
なぎこさんは虐待されています。
それも、殴られて鼻血が大量に出て青いバケツに溜めるほどです。
親以前に人として問題があります。
常識的に考えれば、こんなひどい仕打ちをした人を「許しなさい」と言い寄るほうが、どうかしているのではないでしょうか?
このタイプの人間のことは、さんざん加藤諦三さんが書いた本で勉強したことがあるのですが、
心理学の本ですので断片的なエピソードしか出てきません。
そういった意味では、彼女の半生をつづったこの本は価値があるものだと思います。
親から愛情を受けられずに育つとどうなるのか?
そして愛情を受け取ることができなった子供の周りの人間はどういう人たちなのか、
その子供はどういう境遇で育っていくのか、
やがて大人になり、愛情不足がどう影響してくるのかなど、
一つの物語として語られています。
勝手ながら、ある意味学門的な価値があると思います。
彼女はそんなつもりで書いたのではないでしょうが、多くの人に読んでいただき、
彼女のような人間を減らすことができるかもしれないと考えれば、
私はとても価値がある本だと思います。
母親は身勝手で、自分が甘い恋に酔って軽率な行動の結果、
駆け落ちしてギリギリの生活に追い詰められ、自業自得なのに
長女のなぎこさんに憎しみへ向いた。
「この子さえ身ごもらなければ、私の人生はバラ色だったのに」と言わんばかりに、
なぎこさんが書いた本を通して私に伝わってきました
なぎこさんの母親にしてみれば、やりきれなかったかもしれませんが、
自分の子供に当たるのはよくないです。
そもそも自分が招いた結果なのですから。
それを他人のせいにするのは言語道断です。
愛は一歩間違えれば、破滅の道になることもあるということを、
よくわかってなかった自分の無知を悔やむべきだと思います。
母親は、まるで爬虫類のように冷たくて、人をいたぶるのが楽しいという残酷な一面があります。
ただ非常に計算高いので、周囲の人々には決してその残酷な一面は見せることなく、
むしろその逆であるものすごく「いい人」を演じ、いじめて抜いてる人を孤立させて、
その人を支配していきます。
つまり、スケープゴート、意味は「羊のいけにえ」です。
ちなみに、スケープゴートはいくらでもあります。
最近、問題になってる学校でのイジメの問題、ブラック企業が従業員を使い捨てぞうきんのように
扱う行為や、夫と姑の言いなりになってる妻もそうです。
ドラマ「ラストフレンズ」にDV男のエピソードがありましたが、あれもそうです。
自分が欲しい物のためなら、平気で相手を利用したり、相手を傷つけたりする。
そんな母親だったなぎこさんは本当にいたたまれなかったと思います。
しかし、私が心にひっかかったのは、なぎこさんが結婚した時に、母親がご祝儀を贈ったことです。
「???」と感じました。
自分の欲望のために子供すら利用して欲しいものを手に入れてきた彼女が、
なぜ毛嫌いしてるなぎこさんにご祝儀を贈ったのだろうか?
本当にひどい母親なら、夫からご祝儀を預かった時点で、自分のものにするはず。
そして、夫に適当に「渡しておいたよ」と言えばよかったはずです。
そして、子供の頃なら、放っておいてしまえば、保護責任を問われるため、しぶしぶ生活費を出していたと
考えられますが、大人になってしまえば関係ないはずです。
さらに、ひどい母親かもしれませんが、最低と言えるかというと微妙ですよね。
本当に最低なら、とっくに子供を捨てて保護責任者遺棄致死罪で罪になっているはずですから。
何かひっかかるんですよね…
考えられるのは、これでも母親は自分なりに精一杯子供を育てていたつもりなのではないかということです。
そう考えないとつじつまが合わない。
事実、子供たちは大人になり巣立ち、今も生きてます。
母親と実の父親との駆け落ちだって、子供をきちんと育てる気があったからこそしたんだと思います。
そんな気がないなら堕ろすはずです。
ただ、まだ若かった二人は、現実の結婚生活がどんなものなのか知る由もなく、
愛という激情に駆られ、駆け落ちしました。
しかし、まだ大人としては未熟で遊び盛りだった二人は、質素で堅実な結婚生活に耐えられなかった。
大人になりきれなかった二人にはあまりにも過酷な現実だった。
母親は子育てで自分の時間もなく、夫は酒ばかり飲んで働かない、
それで母親はスナックで働きましたが、働けど働けど一向に暮らしはよくならない。
しかし、現実の結婚生活に失望しつつも、もう後戻りはできない。
だからつい、まだ幼かったなぎこさんを憎むことでしか、やっていけなかったのではないでしょうか?
確信はあります。
本には書かれてませんが、テレビやなぎこさんのブログで、「何故かなぎこさんだけ辛く当たった」と
話がありました。
つまり、このような底辺の生活に陥ったのは、なぎこさんのせいにしてたのです。
なぎこさんは母親のことが「大嫌いだけど、大好き」なんだと思います。矛盾してますが。
だって、世界でたった一人のお母さんなのですから。
なぎこさんは母親からの愛情に飢えて、ひたすら、母親の代わりに弟たちの面倒を見、家庭を切り盛りし、
母親を守ってきました。
だけど、母親は自分の人生を台無しにした原因であるなぎこさんが憎い。
少なくとも母親にとってはなぎこさんが原因なのです。
だから、なぎこさんがどんなに尽くしても、母親は労いの言葉もなかったし、抱きしめることもなかった。
母親からすれば、自分の人生を台無しにしたのだから、それぐらいの償いは当然だと思っていたのだと思います。
そう考えてみれば、すべてつじつまが合います。
しかし、なぎこさんは、そんな母親の冷たい態度に、積年の恨みが積もっていった。
だから、憎い、同時に苦しい。
でも心のどこかで、いつか母親が自分のことを愛してくれるかもと、期待してた。
でも、愛してくれなかった。
そのやりきれない想い、なげき、苦しみ、悲しみを、
リストカットやボーイフレンドに向けることで晴らしていたのではないでしょうか?
憎むのではなく、相手を許すことでしか、苦しみから逃れないと思います。
憎んでいては、永遠に降り積もる雪のように、ますます苦しくなっていくだけです。
私自身は許すことで憎しみから解放されました。
あの人の気持ちを理解した時、「あぁ、この人も苦しんでたんだな」と思い、
自然と憎しみは消え、残ったのは愛おしさでした。
間違っても、無理に許すことではありませんよ。
無理やり「許してあげなさい」と押しつけるのは、はっきりいって迷惑です。
迷惑どころか、かえってその人の心を抑圧し、また苦しみや憤り、憎しみが芽生えるだけです。
そうやって、無理に押しつけるのは自分が自己満足したいだけです。
そういうのを何というのか知ってますか?
「偽善」です。
自分が正義だと言いながら、人を傷つけてる、とんでもない人です。
心の闇を持つ人に、正論を振りかざすのは間違った行為です。
自分が心の闇を経験をしたことがないため、言葉の暴力になってるのを気づかない。
理解できないから、正論を振りかざして傷つけてるのですから、
無神経・無理解となじられても返す言葉はありませんよ。
そんなことするぐらいなら、放っておけばいいのです。
変に心の闇に興味を持って近づくから、いつのまにか加害者になってることに気づいてない。
世間がいう正論・正義なんて、こちらの世界では、しょせんそんなもんですよ。
わかりやすく例えるなら、うつ病患者に「がんばれ」と言って、逆効果になってるようなものです。
それに何で頼んでもないのに説教をするのでしょうか?
自分が満足したいだけでしょう?
自分は「なんていい人なんだ!」と格好つけて、勝手に妄想にひたって自己満足してるだけでしょう。
残念ながら、いい人どころか、その逆の自分のことしか考えてない冷たい人にしかうつってませんよ。
だから、彼女は傷つくのです。何もわかってない…と。
さらに言わせてもらえば、何でも正論が通用するほど、世の中は単純ではないですよ。
それくらいなら普通の人でもわかるでしょう?
お金を稼ぐことって大変ですもんね。
それと許すかどうかは、なぎこさん自身が決めることです。
彼女自身の人生なのですから、彼女の人生の決定権は彼女にあります。
私の考えとしては、「許さない」という選択もありだと思います。
むしろ、その方が自然だと思います。
当事者にとっては決して許すわけにはいかないのです。
自殺まで追いこまれたのですから。
憎むことで生きるエネルギーにもなっていますからね。
そして、自分を支配する人からの脱却するためには、非常に効果的な方法なのです。
されに、外へ憎しみを発散することで、憎しみという邪気が抜けて楽になってきますからね。
フフフ、なぜそんなことを言えるのかって?
だって、私自身がそうやって人生を切り開いてきたからです。
なぎこさんの考え方・行動は、自分に似てますからね。
これも、同じ心の闇を持っている者同士だからかもしれません。
私は、tounyudaisukiさんのレビューで痛烈な批判としてコメントした者です。
あれから「はい」「いいえ」の投票率は逆転しましたが、まだ「はい」に入れてる人がいるのは
正直呆れました。
正論はいいことだと信じて疑わない、その思い込みこそが、
自分では気づかないうちに平気で人を傷つけてることを、よくわかってないようでしたので、
改めてレビューを書かせていただきました。
言っておきますが、その思い込みは妄想であって、現実の彼女の心に寄り添ってるわけではないのです。
単に自分が信じたいものを信じてるだけです。
押し付けるのは、自分は正しいと安心したいだけなのです。
だから、いつまでたっても彼女の心は見えてこないのです。
なぜなら、、「恋は盲目」のように、信じることによって、現実が見えなくなるのですから。
そういった意味では、地下鉄サリン事件を起こしたオウム信者に似てますね、フフフ。
あの事件だって、彼らなりの正義(人々の救済)によって行ったわけですからね。
長文にも関わらず最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
(7/6追記)
まだ「いいえ」入れてる方がいるみたいなので追記しますが、
なぎこさんは虐待されています。
それも、殴られて鼻血が大量に出て青いバケツに溜めるほどです。
親以前に人として問題があります。
常識的に考えれば、こんなひどい仕打ちをした人を「許しなさい」と言い寄るほうが、どうかしているのではないでしょうか?
2016年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読む前に遠野なぎこ自身が摂食障害と身体醜形障害なので専門書読んでからのほうがすんなり内容が入ってきます。ちゃんと理解するならそっちから読む方をオススメします。
世間一般に摂食障害の認知度を広めてくれた人。といっても、まだまだ知らないし関係ないねーっていう人が大半だとは思いますが…
少し太ってきて悩んでいるところに母親に「吐けばいいのよ」と言われ、それから吐き癖がついて摂食障害になり、幼少の頃からかわいくない、鼻が低くて目が細すぎる、肌が汚い、脚が短い、…などの言葉をシャワーのように浴び続けて、自分の容姿に自信がなくなり、身体醜形障害に。
母親も摂食障害で、その苦しみは本人も分かっているはずなのに、その世界へ娘も導くのはさすがに鬼畜の所業としか言わざるえない。
大半の人は母親を許せないという意見だと思う。
しかし、木村藤子のキセキ相談という番組の時に、母親も母親で苦しんでいた。母親が超えられなかったカルマを、あなたなら超えていけると思う。って、言ってたのを観てすげえなって。
母親は母親で、親からの負の遺産を受け継いで、摂食障害で精神のバランスが悪いのにも関わらず子育てをして、心の余裕がなくなって、長女であるなぎこに当たってしまった。だからと言って母親がやったことが許されることじゃない。
毒になる親で、「あなたに負わされたものは、その原因となった人間に返さない限り、あなたはそれをつぎの人に渡してしまう」人生のパートナー(妻や夫)や自分の子供の上に吐き出してしまうことになる可能性が非常に高いのである。
って書いてあったけど、遠野なぎこは付き合った男や旦那に見事に返してます。
人間、やっちゃいけないことって絶対にある。
母親同様許されるべきじゃないし、一生その罪は背負って生き続けなければならない。と思う。
遠野なぎこが子どもを産むことになって、子どもに母親からの負の遺産を渡さなければ、それが一番の母親への抵抗であり、母親の呪縛から解き放たれることに繋がるんじゃないのかな。
世間一般に摂食障害の認知度を広めてくれた人。といっても、まだまだ知らないし関係ないねーっていう人が大半だとは思いますが…
少し太ってきて悩んでいるところに母親に「吐けばいいのよ」と言われ、それから吐き癖がついて摂食障害になり、幼少の頃からかわいくない、鼻が低くて目が細すぎる、肌が汚い、脚が短い、…などの言葉をシャワーのように浴び続けて、自分の容姿に自信がなくなり、身体醜形障害に。
母親も摂食障害で、その苦しみは本人も分かっているはずなのに、その世界へ娘も導くのはさすがに鬼畜の所業としか言わざるえない。
大半の人は母親を許せないという意見だと思う。
しかし、木村藤子のキセキ相談という番組の時に、母親も母親で苦しんでいた。母親が超えられなかったカルマを、あなたなら超えていけると思う。って、言ってたのを観てすげえなって。
母親は母親で、親からの負の遺産を受け継いで、摂食障害で精神のバランスが悪いのにも関わらず子育てをして、心の余裕がなくなって、長女であるなぎこに当たってしまった。だからと言って母親がやったことが許されることじゃない。
毒になる親で、「あなたに負わされたものは、その原因となった人間に返さない限り、あなたはそれをつぎの人に渡してしまう」人生のパートナー(妻や夫)や自分の子供の上に吐き出してしまうことになる可能性が非常に高いのである。
って書いてあったけど、遠野なぎこは付き合った男や旦那に見事に返してます。
人間、やっちゃいけないことって絶対にある。
母親同様許されるべきじゃないし、一生その罪は背負って生き続けなければならない。と思う。
遠野なぎこが子どもを産むことになって、子どもに母親からの負の遺産を渡さなければ、それが一番の母親への抵抗であり、母親の呪縛から解き放たれることに繋がるんじゃないのかな。