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「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書) 新書 – 2012/7/4
マーティン・ファクラー
(著)
3・11、そして福島第一原発事故を経て、日本人は新聞の限界を知った――。
なぜ日本の新聞は国民が知りたい事実を伝えず、「権力者の代弁」ばかりをたれ流すような報道に終始するのか。
日本取材歴12年の米国人ジャーナリストが明らかにする「国民総新聞不信」の真実!
新聞は誰のためにあるのか
この当たり前の問いに対し、はたして日本の新聞は胸を張って答えを出せるだろうか。
「社会の木鐸」と例えられ、権力を監視し、市民社会をより良きものにするために存在するはずの新聞。
だが、福島第一原発事故をめぐる報道では、当局の発表をそのまま報じる「記者クラブメディア」の限界を国民の前に自ら晒すことになった。
著者のマーティン・ファクラーはそんな「発表報道」に背を向け、東北の被災地を自分の足で回り、地元の人々や行政機関の窮状や奮闘を全世界に向けて発し続けた。
単身乗り込んだ南相馬市役所では、原発事故により記者クラブにいるはずの記者はみなすでに退避していた。
桜井勝延市長は、著者にこう訴えた。
「日本のジャーナリズムは全然駄目ですよ! 彼らはみんな逃げてしまった! 」(本書p42より)
著者は12年間にわたり日本を取材し続けている。
この国において、アウトサイダーと自覚するからこそ見えた、日本の新聞が抱える「ジャーナリズムの欠落」という根源的な問題。
そのための議論を起こすために、あえて実体験に基づいた厳しい指摘をいくつもしている。
同時に、志をもって働く日本人ジャーナリストたちと、3・11から立ち上がりつつある第二の故郷・日本にエールを送る。
【目次】 第1章 青い目の3・11取材記
第2章 情報寡占組織・記者クラブ
第3章 かくもおかしい新聞
第4章 ジャーナリストがいない国
第5章 日本の新聞 生き残りの道
なぜ日本の新聞は国民が知りたい事実を伝えず、「権力者の代弁」ばかりをたれ流すような報道に終始するのか。
日本取材歴12年の米国人ジャーナリストが明らかにする「国民総新聞不信」の真実!
新聞は誰のためにあるのか
この当たり前の問いに対し、はたして日本の新聞は胸を張って答えを出せるだろうか。
「社会の木鐸」と例えられ、権力を監視し、市民社会をより良きものにするために存在するはずの新聞。
だが、福島第一原発事故をめぐる報道では、当局の発表をそのまま報じる「記者クラブメディア」の限界を国民の前に自ら晒すことになった。
著者のマーティン・ファクラーはそんな「発表報道」に背を向け、東北の被災地を自分の足で回り、地元の人々や行政機関の窮状や奮闘を全世界に向けて発し続けた。
単身乗り込んだ南相馬市役所では、原発事故により記者クラブにいるはずの記者はみなすでに退避していた。
桜井勝延市長は、著者にこう訴えた。
「日本のジャーナリズムは全然駄目ですよ! 彼らはみんな逃げてしまった! 」(本書p42より)
著者は12年間にわたり日本を取材し続けている。
この国において、アウトサイダーと自覚するからこそ見えた、日本の新聞が抱える「ジャーナリズムの欠落」という根源的な問題。
そのための議論を起こすために、あえて実体験に基づいた厳しい指摘をいくつもしている。
同時に、志をもって働く日本人ジャーナリストたちと、3・11から立ち上がりつつある第二の故郷・日本にエールを送る。
【目次】 第1章 青い目の3・11取材記
第2章 情報寡占組織・記者クラブ
第3章 かくもおかしい新聞
第4章 ジャーナリストがいない国
第5章 日本の新聞 生き残りの道
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2012/7/4
- 寸法11 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-10457515394X
- ISBN-13978-4575153941
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商品の説明
著者について
1966年、米国アイオワ州出身。ニューヨーク・タイムズ東京支局長。
イリノイ大学、カリフォルニア大学で修士号を取得したのち、ブルームバーグ東京支局、AP通信社各支局を経てニューヨーク・タイムズ日本支局記者になる。
09年より現職。2012年、3・11にまつわる一連の報道に関わった自身を含む東京支局スタッフはピュリッツァー賞国際部門のファイナリスト(次点)に選出された。
イリノイ大学、カリフォルニア大学で修士号を取得したのち、ブルームバーグ東京支局、AP通信社各支局を経てニューヨーク・タイムズ日本支局記者になる。
09年より現職。2012年、3・11にまつわる一連の報道に関わった自身を含む東京支局スタッフはピュリッツァー賞国際部門のファイナリスト(次点)に選出された。
登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2012/7/4)
- 発売日 : 2012/7/4
- 言語 : 日本語
- 新書 : 221ページ
- ISBN-10 : 457515394X
- ISBN-13 : 978-4575153941
- 寸法 : 11 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 253,271位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9位双葉新書
- - 41,691位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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米国ジョージア州出身。
ダートマス大学卒業後、東京大学大学院に国費留学。1996年からジャーナリストになり、AP通信やウォールストリートジャーナル、ブルームバーグ通信に勤め、2005年からニューヨークタイムズに入り、2009年から2015年まで東京支局長を務めた。
2011年の東日本大震災直後から被災地を取材し、東北各地の被害を伝えるとともに、福島第一原子力発電所の事故、また日本の原子力行政や原発を巡る利権構造などについて調査報道を続け、2012年ピューリッツア賞のファイナリスト(次点)にノミネートされた。
著書『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』(2012年)、『データ・リテラシー フェイクニュース時代を生き抜く』(2020年)、『吠えない犬 安倍政権7年8カ月とメディア・コントロール』(2020年)など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長年、日本のメディアの報道の自由度が、なぜ低いのか疑問に思っていましたが、一気に解決しました。
2017年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年1月8日、講談社発行の浜田宏一著「アメリカは日本経済の復活を知っている」を読み明治政府の施策などを明治時代に政府から勧められて発行した当時新聞というものに無知だった記者教育と官僚の利益のための情報管制のために作られた「記者クラブ」が述べられていた。
2012年1月17日に講談社から発行された元日経新聞のワシントン支局長の牧野洋著「官報複合体」にも日本の記者クラブに対する批判の内容が出ているので購入した。
浜田宏一、マーチティン・ファクラー、牧野洋3氏の著書は日本中の新聞の書評欄に一切出ていなかった。
第二次大戦後日本を占領統治したアメリカのマッカーサーも「占領政策をスムースに進めることができるので「記者クラブ」を解散させなかったので各新聞社はアメリカの占領が終わっても明治以来の「記者クラブ」を利用しているのだろう。
マッカーサーが解散させなかったことを金科玉条にしてしているものと推測する。
日本の政治家も自分たちに利用しやすい「記者クラブ」を活用しているのだろう。
日本統治時代に韓国に作られた「記者クラブ」は戦後報道陣に申し入れにより解散したようだ。
現在も「記者クラブ」を存在させている日本はソ連、中国以外の世界中からバカにされているであろう。何しろ新聞TVでも記者クラブを利用して利益を得ているのを放置している国民の責任も重いと思うがここに挙げた3冊の本を買う知識人が日本には殆どいないのだろう。
最近、東京湾・三河湾などの水質が良くなっていることはNHKTVでも報道されている。その理由は東京中央区、愛知県・三重県の民間人たちが政府を頼らず、協力して水質を改善する安い薬剤を放流していることが水質改善の根本理由だ。その薬剤は30年前に沖縄の研究者が安価・安全・無害で効果が高い農薬として発明したものだが農林官僚が一切論評せず無視しているので全国的な新聞TVでも記者クラブに出入り禁止になることを報道陣トップが許さない(これは私の想像だが間違いではないと思う)ので報道されたことがない。
こんな日本が世界に対して恥ずかしいと考えている人はここに紹介した3人の著者だけなのか?
2012年1月17日に講談社から発行された元日経新聞のワシントン支局長の牧野洋著「官報複合体」にも日本の記者クラブに対する批判の内容が出ているので購入した。
浜田宏一、マーチティン・ファクラー、牧野洋3氏の著書は日本中の新聞の書評欄に一切出ていなかった。
第二次大戦後日本を占領統治したアメリカのマッカーサーも「占領政策をスムースに進めることができるので「記者クラブ」を解散させなかったので各新聞社はアメリカの占領が終わっても明治以来の「記者クラブ」を利用しているのだろう。
マッカーサーが解散させなかったことを金科玉条にしてしているものと推測する。
日本の政治家も自分たちに利用しやすい「記者クラブ」を活用しているのだろう。
日本統治時代に韓国に作られた「記者クラブ」は戦後報道陣に申し入れにより解散したようだ。
現在も「記者クラブ」を存在させている日本はソ連、中国以外の世界中からバカにされているであろう。何しろ新聞TVでも記者クラブを利用して利益を得ているのを放置している国民の責任も重いと思うがここに挙げた3冊の本を買う知識人が日本には殆どいないのだろう。
最近、東京湾・三河湾などの水質が良くなっていることはNHKTVでも報道されている。その理由は東京中央区、愛知県・三重県の民間人たちが政府を頼らず、協力して水質を改善する安い薬剤を放流していることが水質改善の根本理由だ。その薬剤は30年前に沖縄の研究者が安価・安全・無害で効果が高い農薬として発明したものだが農林官僚が一切論評せず無視しているので全国的な新聞TVでも記者クラブに出入り禁止になることを報道陣トップが許さない(これは私の想像だが間違いではないと思う)ので報道されたことがない。
こんな日本が世界に対して恥ずかしいと考えている人はここに紹介した3人の著者だけなのか?
2013年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は東日本大震災をアメリカにつたえてきたジャーナリストだ. 自分がみた震災のすがたと日本の新聞などがつたえたそれとのあいだにギャップがあることを感じている. この本は日本人にはわかりにくい問題点をつたえている点で,価値がある.
日本のマスコミは震災における日本人の行動をほとんどいつも肯定的につたえていたようにおもうが,この本ではエゴイスティックな若者をとりあげている. それが真実なのかどうかには疑問もあるが,そういうケースもあったのかもしれない.
日本のマスコミが遺体の写真をとりあげないことについては私も不満をもっていたが,著者もそれを指摘している. しかし,それがとりあげられないのはそれに日本人のおおくがたえられないからであり,マスコミの側の問題ではないのだろう. こういう,受け手の問題がとりあげられなければ,真の解決にはつながらないだろう.
日本のマスコミは震災における日本人の行動をほとんどいつも肯定的につたえていたようにおもうが,この本ではエゴイスティックな若者をとりあげている. それが真実なのかどうかには疑問もあるが,そういうケースもあったのかもしれない.
日本のマスコミが遺体の写真をとりあげないことについては私も不満をもっていたが,著者もそれを指摘している. しかし,それがとりあげられないのはそれに日本人のおおくがたえられないからであり,マスコミの側の問題ではないのだろう. こういう,受け手の問題がとりあげられなければ,真の解決にはつながらないだろう.
2021年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
皆さんの仰る通り、日本の報道関係各社の報道内容が全く同じ内容なのがよくわかりました。どこかの通信社の記事を横並びで掲載、放送するのみ。スクープまで行かなくても、真実を忖度なしに伝えてほしいものです。テレビ業界では、政府に反する意見を話したキャスターは外されているようだし、もしかしたら新聞業界も。反政府よりかと思った社も上層部は政府側とべったりのような噂も聞く。
外国の新聞社が日本で日本向けに発行してくれないかな。
外国の新聞社が日本で日本向けに発行してくれないかな。
2019年10月24日に日本でレビュー済み
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著者は再三にわたって日本の巨大マスコミだけが占有する「記者クラブ」の存在とその働きについて苦言を述べています。「記者クラブ」の存在によって日本の為政者は大マスコミを容易に牛耳ることができ、日本の記者は政府に対する正しい批判ができません。この弊害は以前からフリーの記者からも指摘されていますが、本当に正しい国民のための日本を目指そうとするのであれば、現在の「記者クラブ」を解体して、外国人を含む全ての記者に公開する「記者会見」の機会をの場を設けることが必要でしょう。
2016年4月10日に日本でレビュー済み
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特に東日本大震災以来ずっと感じていたこと「なぜ日本の新聞で、知りたいことを読むことができず、みな似たり寄ったりの内容なのか」の理由が納得できました。
ジャーナリストでなければ知りえないことを、外部からの目線で俯瞰している感覚で分かりやすく読むことができ、助かりました。
米国へ帰れば引く手数多のジャーナリストでしように、日本にいてこのような発言を続けてくださる方の存在は、貴重だと思います。
ジャーナリストでなければ知りえないことを、外部からの目線で俯瞰している感覚で分かりやすく読むことができ、助かりました。
米国へ帰れば引く手数多のジャーナリストでしように、日本にいてこのような発言を続けてくださる方の存在は、貴重だと思います。
2016年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かねてわがの国マスコミ(新聞雑誌・TⅤなど)には疑問を抱いていた。本書で「記者クラブ」その他、諸問題を知り、合点した。ただ逆に
著者が推奨するのは、殆ど「サヨク」である点は、賛同できなかった。
著者が推奨するのは、殆ど「サヨク」である点は、賛同できなかった。
2014年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある人から紹介してもらった.現在のマスコミへのとある不信感から是非とも読んで自分自身のこの国のマスコミへの批判的立場を確認したかったことが「大きな理由」であった.
ファクラー氏の口述を日本人の秘書が日本語起こしをしたものであることが著者により明記されている.どうも,私の「物足りなさ」は,この辺りにありそうである.
著者のおそらく「間違いの無い日本のマスコミの姿勢への『違和感』」を確実に表現するには,著者自信の言語でタイプするのが最も良かったと思う.米国人ジャーナリストの「言葉」でその「機微」を含めて表現するのが「間違いなく」適切であったと信じる.
また,この国の若い将来のジャーナリストにとっても,経験と実績のある著者の「機微溢れる表現」が必ず役立つと思う.
60歳を過ぎた身ではあるが,著者に訴えたい『是非,ファクラー氏の機微にとんだ言語で,もう一度執筆してほしい』と.
お願いする!
ファクラー氏の口述を日本人の秘書が日本語起こしをしたものであることが著者により明記されている.どうも,私の「物足りなさ」は,この辺りにありそうである.
著者のおそらく「間違いの無い日本のマスコミの姿勢への『違和感』」を確実に表現するには,著者自信の言語でタイプするのが最も良かったと思う.米国人ジャーナリストの「言葉」でその「機微」を含めて表現するのが「間違いなく」適切であったと信じる.
また,この国の若い将来のジャーナリストにとっても,経験と実績のある著者の「機微溢れる表現」が必ず役立つと思う.
60歳を過ぎた身ではあるが,著者に訴えたい『是非,ファクラー氏の機微にとんだ言語で,もう一度執筆してほしい』と.
お願いする!