レンタルで借りたあと、久々にDVDを購入してみたいと思った映画。マイナーだけど、きっと人の心を打つ。
この物語の優れているところは、現代に生きる人なら誰でも思う感情を映像化してることだと思う。
教師という人を導かなければいけない職種なのに、自分の考え方に自身が持てず日々葛藤している、そんな人たちの迷い、優しさを、見事に描き出している。
残酷な、この世界。自分が生きていることで精一杯なのに、なぜか人のことにまで責任を負わなければならない。それは盲目的なモンスターペアレンツたちの所業であるとしても、その宿命に、日々立ち向かう、弱いけれどけなげな存在。
あと主人公とふたりの女性とのそれぞれの交流にも、心を動かされました。
デタッチメント [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | エイドリアン・ブロディ, トニー・ケイ |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 37 分 |
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商品の説明
『アメリカン・ヒストリーX』(アカデミー賞主演男優賞ノミネート)で衝撃デビューした鬼才トニー・ケイ監督最新作!『ハート・ロッカー』(アカデミー賞作品賞他6部門受賞)のグレッグ・シャピロ製作! 『戦場のピアニスト』でアカデミー賞主演男優賞のエイドリアン・ブロディ主演!荒廃した高校にやってきた臨時教員の目から、絶望と希望を描く。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4511749802450
- 監督 : トニー・ケイ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 37 分
- 発売日 : 2013/4/5
- 出演 : エイドリアン・ブロディ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : オンリー・ハーツ
- ASIN : B00B7R0CIA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 170,857位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 17,147位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の大好きな女優である、レネーフェリススミスが出演してると知りこの映画を鑑賞しました。90分のうち彼女の出番は1、2分。しかし最高に素晴らしかった。
また映画自体は私の場合ですが、一回見ただけでは理解の難しい場面もありました。が、もう一度見て理解したいなと思える映画でした。
また映画自体は私の場合ですが、一回見ただけでは理解の難しい場面もありました。が、もう一度見て理解したいなと思える映画でした。
2019年12月29日に日本でレビュー済み
監督は『アメリカン・ヒストリーX』(1998年)のトニー・ケイ。
主演は『戦場のピアニスト』(2002年)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)のエイドリアン・ブロディ。共演には、崩壊する高校の校長にマーシャ・ゲイ・ハーデン、ベテラン教師にジェームズ・カーン、生徒相談員にルーシー・リュー、生徒に馬鹿にされて精神を蝕まれている教員にティム・ブレイク・ネルソンなど、個性的なキャストが脇を固めています。またホームレスの女の子役の サミ・ゲイルもキャリアはまだ浅いですが魅力的です。
学校における学級崩壊やモンスター・ペアレント、教師の無力感やストレスに加え、未成年による売春、老人の孤独など様々な現代が抱える問題が描かれていきます。
映像も印象的で挿入歌も心に残ります。
ちなみに「デタッチメント」とは仏教、ヒンズー教、ジャイナ教などで、欲望から解放されそれによって苦しみから解脱することだとされています。
主演は『戦場のピアニスト』(2002年)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)のエイドリアン・ブロディ。共演には、崩壊する高校の校長にマーシャ・ゲイ・ハーデン、ベテラン教師にジェームズ・カーン、生徒相談員にルーシー・リュー、生徒に馬鹿にされて精神を蝕まれている教員にティム・ブレイク・ネルソンなど、個性的なキャストが脇を固めています。またホームレスの女の子役の サミ・ゲイルもキャリアはまだ浅いですが魅力的です。
学校における学級崩壊やモンスター・ペアレント、教師の無力感やストレスに加え、未成年による売春、老人の孤独など様々な現代が抱える問題が描かれていきます。
映像も印象的で挿入歌も心に残ります。
ちなみに「デタッチメント」とは仏教、ヒンズー教、ジャイナ教などで、欲望から解放されそれによって苦しみから解脱することだとされています。
2016年4月23日に日本でレビュー済み
いずれと言うべきか、既にと言うべきか、
どちらにしても我が国が踏襲する米国の学校現場がリアルに描写されている。
事なかれ主義の教師、オンリーワンが大好きな生徒、モンスターペアレンツ。
日本でもおなじみの面々が、激しさの度を増して揃い踏みである。
とは言え、本作の肝心は単に荒廃した日常を陳列することにあるのではなく、
荒廃の根底にある様々な無関心が真の主役である。
そのフィールドとしては、偶々教育現場がピックアップされただけで、
他者に対する関心の低下は、どの職域でも拡大しているので何とも寒々しい気持ちになる。
お前が何をしようとかまわない、しかし、俺にかまうな。というやり取りが映画の中で何度か繰り返される。
合理的に、効率的に、論理的に他者との間に一線を引くことで、確かにささやかな自由と平安は確保されるのだが、
誰とも苦悩を分かち合うこともできず、萎む一方の生きる命は、自ら引く線によって枯渇を余儀なくされていく。
「そっとしておく優しさ」も度を越せば、無関心と何ら変わりがない。
優しい無関心と言う撞着語法を用いた副題は、無関心の社会化を的確に指摘した風刺にも思える。
無関心は、職場から家庭に持ち込まれ、やがて自分自身に向けても放たれる。
感染しゆく無関心の行き着く先はどうなるだろうか。
映画の結末は多少予定調和的な感もなくはないが、ありうべき一つの実相としてなかなか核心を突いたものだった。
静かな展開ながら、観る者の感情を大いに揺さぶる傑作と評価したい。
どちらにしても我が国が踏襲する米国の学校現場がリアルに描写されている。
事なかれ主義の教師、オンリーワンが大好きな生徒、モンスターペアレンツ。
日本でもおなじみの面々が、激しさの度を増して揃い踏みである。
とは言え、本作の肝心は単に荒廃した日常を陳列することにあるのではなく、
荒廃の根底にある様々な無関心が真の主役である。
そのフィールドとしては、偶々教育現場がピックアップされただけで、
他者に対する関心の低下は、どの職域でも拡大しているので何とも寒々しい気持ちになる。
お前が何をしようとかまわない、しかし、俺にかまうな。というやり取りが映画の中で何度か繰り返される。
合理的に、効率的に、論理的に他者との間に一線を引くことで、確かにささやかな自由と平安は確保されるのだが、
誰とも苦悩を分かち合うこともできず、萎む一方の生きる命は、自ら引く線によって枯渇を余儀なくされていく。
「そっとしておく優しさ」も度を越せば、無関心と何ら変わりがない。
優しい無関心と言う撞着語法を用いた副題は、無関心の社会化を的確に指摘した風刺にも思える。
無関心は、職場から家庭に持ち込まれ、やがて自分自身に向けても放たれる。
感染しゆく無関心の行き着く先はどうなるだろうか。
映画の結末は多少予定調和的な感もなくはないが、ありうべき一つの実相としてなかなか核心を突いたものだった。
静かな展開ながら、観る者の感情を大いに揺さぶる傑作と評価したい。
2013年7月21日に日本でレビュー済み
アメリカはデトロイトの荒れ果てた高校にやってきた
臨時教師が荒廃した人の心を癒やしていくが、、、、、、。
美しい映像と詩的な言葉が胸を打つ。
「苦しいのは君だけじゃなくて、だれでも色んなカオスを内に抱えてる。今さえ乗り切れば何とかなるはずだ」
みたいな言葉が突き刺さった。
ややこしい家族関係、不良少女を更正させる、同僚の先生との触れあい、など、すべらないエピソード満載である。
「ゴッドファーザー」でコルレオーネの長男役、
アルパチーノの兄貴役をやっていた役者が出ていて、かなり存在感のある演技を疲労してる。
、、、見ごたえのある映画であり、
僕は気に入った。
だが、主人公の行動に共感できない人が多数派だろうから、
この映画の影響力は限定的に留まるだろう。
完成度は高くない。
そのぶん、突き抜けてるけど。
臨時教師が荒廃した人の心を癒やしていくが、、、、、、。
美しい映像と詩的な言葉が胸を打つ。
「苦しいのは君だけじゃなくて、だれでも色んなカオスを内に抱えてる。今さえ乗り切れば何とかなるはずだ」
みたいな言葉が突き刺さった。
ややこしい家族関係、不良少女を更正させる、同僚の先生との触れあい、など、すべらないエピソード満載である。
「ゴッドファーザー」でコルレオーネの長男役、
アルパチーノの兄貴役をやっていた役者が出ていて、かなり存在感のある演技を疲労してる。
、、、見ごたえのある映画であり、
僕は気に入った。
だが、主人公の行動に共感できない人が多数派だろうから、
この映画の影響力は限定的に留まるだろう。
完成度は高くない。
そのぶん、突き抜けてるけど。
2015年8月12日に日本でレビュー済み
はじめのインタビューから緊張感ある映像が・・・。
エイドリアン・ブロディの貫禄の演技に圧倒されます。
「美人にならないと好きになってもらえない」
「男はみな女性を娼婦だと思う」のくだりや,
夕日の写真との対比など,心に刺さりました。
ラストもじんわりきました。
見てよかった映画です。
エイドリアン・ブロディの貫禄の演技に圧倒されます。
「美人にならないと好きになってもらえない」
「男はみな女性を娼婦だと思う」のくだりや,
夕日の写真との対比など,心に刺さりました。
ラストもじんわりきました。
見てよかった映画です。
2013年8月18日に日本でレビュー済み
荒れた学校に臨時としてきた教師ですが、
学校を良くしていき生徒に好かれていくという内容ではないです。
学校、生徒、生徒の親、教師のさまざまな問題を
そのまま描いた作品。
レビューに対する批判・同調など、お待ちしています。
学校を良くしていき生徒に好かれていくという内容ではないです。
学校、生徒、生徒の親、教師のさまざまな問題を
そのまま描いた作品。
レビューに対する批判・同調など、お待ちしています。
2013年9月22日に日本でレビュー済み
荒れた高校を舞台に、誰しもが持つ心の闇を真正面から描いた秀作。
臨時教師として荒廃した高校にやってきたヘンリー(エイドリアン・ブロディ)。荒れた生徒と向き合うとき、ヘンリーもまた、心に闇を持ったような寂しさを見せる。ある少女との出会いで少しずつ変わりだすが……。
久々にすごく良い作品に出会いました。ヘンリーを含む様々な人間の心の闇を見事に描写しており、胸に突き刺さる映画です。途中で出会う少女、エリカ(サミ・ゲイル)の存在が良いですね。結局心に大きな闇を持つ人は、それを分かってるからこそ、同じような人の存在によってしか変われないのでしょうね。自分に重なるところも多く、何度も涙が出てきました。
キャストもかなり豪華です。エイドリアン・ブロディをはじめとし、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ルーシー・リュー、ジェームズ・カーン等、実力者揃いです。サミ・ゲイルはこの作品が長編デビュー作のようですが、これからどんどん伸びていくのではないでしょうか。今後に期待ができる女優さんでした。
少し重い作品ですがオススメです。「明日、君がいない」なんかが好きな人は気に入ると思います。
臨時教師として荒廃した高校にやってきたヘンリー(エイドリアン・ブロディ)。荒れた生徒と向き合うとき、ヘンリーもまた、心に闇を持ったような寂しさを見せる。ある少女との出会いで少しずつ変わりだすが……。
久々にすごく良い作品に出会いました。ヘンリーを含む様々な人間の心の闇を見事に描写しており、胸に突き刺さる映画です。途中で出会う少女、エリカ(サミ・ゲイル)の存在が良いですね。結局心に大きな闇を持つ人は、それを分かってるからこそ、同じような人の存在によってしか変われないのでしょうね。自分に重なるところも多く、何度も涙が出てきました。
キャストもかなり豪華です。エイドリアン・ブロディをはじめとし、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ルーシー・リュー、ジェームズ・カーン等、実力者揃いです。サミ・ゲイルはこの作品が長編デビュー作のようですが、これからどんどん伸びていくのではないでしょうか。今後に期待ができる女優さんでした。
少し重い作品ですがオススメです。「明日、君がいない」なんかが好きな人は気に入ると思います。
他の国からのトップレビュー

Pat Weegie
5つ星のうち5.0
Detachment. Be careful which dvd version you get
2024年3月2日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Great film but the version that I got was the German language version first and English 2nd, lucky for me I can navigate the menu easily to set it to spoken english.
My wife hates the fact she now has to ask me to set it so she can watch. Amazon, a tip for you, put in LARGE letters which language version is first on the dvd so people can select accordingly before buying, for that ..I award minus 2000 stars for inconvenience caused but 10/10 for the storyline and acting. Excellent film.
My wife hates the fact she now has to ask me to set it so she can watch. Amazon, a tip for you, put in LARGE letters which language version is first on the dvd so people can select accordingly before buying, for that ..I award minus 2000 stars for inconvenience caused but 10/10 for the storyline and acting. Excellent film.

NICOLAS
5つ星のうち5.0
pas de problème
2023年6月2日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Très bien merci

Churuss
5つ星のうち5.0
Buena película
2017年1月14日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Me gusta mucho este actor y me interesaba el problema que sufren los profesores día a día con el mal comportamiento de sus alumnos y los problemas en que derivan, en el ámbito personal dicho trabajo. Creo que refleja muy bien la sociedad en la que vivimos y es una buena reflexión hacia esta profesión muy mal valorada.

Someone
5つ星のうち5.0
Words fail...Hopefully this movie doesn't
2013年3月12日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
This is such a remarkably moving observation of modern ostracization! Without pointing the finger, it forces us to witness the unbecoming of our social fabric as Americans. Well shot with documentary style cinematography and performances by Brody and Sami Gayle are simply moving.
A must see! 8.5/10 for the film!
A must see! 8.5/10 for the film!

Marco Moraschinelli
5つ星のうち5.0
Il film più bello della scorsa stagione
2012年12月30日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Alcuni film vengono penalizzati da una distribuzione ingrata, che li relega alle poco frequentate proiezioni estive, eppure sono dei capolavori, toccanti miracoli di grazia e di poesia. Detachment – Il distacco uscirà oggi nelle sale italiane in poche copie e sarà una meteora veloce, un’occasione breve di incontro che forse pochi spettatori avranno la fortuna di poter fare.
La storia è quella di Henry Barthes, un supplente di letteratura che porta i suoi insegnamenti nelle scuole pubbliche delle degradate periferie americane, popolate da studenti svogliati e aggressivi, e in cui alcuni insegnanti, allo stremo delle forze, tentano di portare a termine un percorso educativo che ha il sapore amaro di una lontana utopia. L’incontro con i nuovi alunni, le discussioni tra i colleghi, la conoscenza con una giovane prostituta (Sami Gayle) e l’assistenza al nonno in una casa di riposo sono le tappe del percorso che il personaggio interpretato da Adrien Brody compie, in una sorta di cammino che assomiglia al calvario di un laico – ma misericordioso – messia contemporaneo. Con grazia il film si costruisce in inquadrature brevi, lievi tocchi di regia che non hanno mai la pretesa di spiegare ma si limitano a suggerire, lasciando intuire il corso di esistenze malinconiche, che si dipingono sulle facce stanche di tutti i bravissimi attori, che, con credibilità e talento, riescono a rappresentare archetipi di eroi dolenti, vinti dall’indifferenza di una vita a cui, si lascia intendere, è inutile chiedere la restituzione di un qualsivoglia senso.
Questa pellicola di Tony Kaye tocca temi scomodi, che il regista sceglie di raccontare affidandosi a un linguaggio visivo che attinge da diversi campi artistici (dai disegni animati alle suggestioni della fotografia in bianco e nero, dal linguaggio della poesia a sequenze visive dai rimandi onirici), per provare a raccontare la solitudine delle anime fragili, di quelle persone che si trovano, sole, ad affrontare gli ostacoli della vita. Detachment è un lavoro complesso, che non teme di sconvolgere lo spettatore mostrando separazioni strazianti, sentimenti viscerali e scomposti che sono evidenti nella supplica di un abbraccio che non è possibile concedere, in decisioni laceranti che è inevitabile prendere, dove alcune fughe dal male di vivere non hanno nessuna possibilità di ripensamento; eppure per raccogliere il senso profondo di questa storia, forse, basta abbandonarsi alla bellezza di una fotografia raffinatissima, all’eleganza delle immagini che si offrono allo sguardo e alla grazia della poesia, per provare a dire di quel senso di smarrimento comune che l’arte dei grandi poeti, come quel Poe citato dal professor Barthes nelle riflessioni che chiudono il film, seppe scrivere centinaia di anni fa. Un’opera dalla potenza struggente, difficile da dimenticare, che accompagna lo spettatore a lungo, una volta terminata la visione.
La storia è quella di Henry Barthes, un supplente di letteratura che porta i suoi insegnamenti nelle scuole pubbliche delle degradate periferie americane, popolate da studenti svogliati e aggressivi, e in cui alcuni insegnanti, allo stremo delle forze, tentano di portare a termine un percorso educativo che ha il sapore amaro di una lontana utopia. L’incontro con i nuovi alunni, le discussioni tra i colleghi, la conoscenza con una giovane prostituta (Sami Gayle) e l’assistenza al nonno in una casa di riposo sono le tappe del percorso che il personaggio interpretato da Adrien Brody compie, in una sorta di cammino che assomiglia al calvario di un laico – ma misericordioso – messia contemporaneo. Con grazia il film si costruisce in inquadrature brevi, lievi tocchi di regia che non hanno mai la pretesa di spiegare ma si limitano a suggerire, lasciando intuire il corso di esistenze malinconiche, che si dipingono sulle facce stanche di tutti i bravissimi attori, che, con credibilità e talento, riescono a rappresentare archetipi di eroi dolenti, vinti dall’indifferenza di una vita a cui, si lascia intendere, è inutile chiedere la restituzione di un qualsivoglia senso.
Questa pellicola di Tony Kaye tocca temi scomodi, che il regista sceglie di raccontare affidandosi a un linguaggio visivo che attinge da diversi campi artistici (dai disegni animati alle suggestioni della fotografia in bianco e nero, dal linguaggio della poesia a sequenze visive dai rimandi onirici), per provare a raccontare la solitudine delle anime fragili, di quelle persone che si trovano, sole, ad affrontare gli ostacoli della vita. Detachment è un lavoro complesso, che non teme di sconvolgere lo spettatore mostrando separazioni strazianti, sentimenti viscerali e scomposti che sono evidenti nella supplica di un abbraccio che non è possibile concedere, in decisioni laceranti che è inevitabile prendere, dove alcune fughe dal male di vivere non hanno nessuna possibilità di ripensamento; eppure per raccogliere il senso profondo di questa storia, forse, basta abbandonarsi alla bellezza di una fotografia raffinatissima, all’eleganza delle immagini che si offrono allo sguardo e alla grazia della poesia, per provare a dire di quel senso di smarrimento comune che l’arte dei grandi poeti, come quel Poe citato dal professor Barthes nelle riflessioni che chiudono il film, seppe scrivere centinaia di anni fa. Un’opera dalla potenza struggente, difficile da dimenticare, che accompagna lo spettatore a lungo, una volta terminata la visione.