お客さんのエピソードがいいだけでなく
お店の3人のキャラクターが個性的でどんどん読んでしまいます。
出てくるお菓子も想像してつい食べたくなってしまいます。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
西洋骨董洋菓子店 (1) (ウィングス・コミックス) コミック – 2000/6/25
よしなが ふみ
(著)
「早く死ね、このホモ!!」そんな酷い言葉で昔振った相手が、目の前に現れた。
今は天才パティシエになっているという。
俺は洋菓子店を開こうとしていて、彼が自分を覚えていないのをいいことに彼を口説きはじめるが、彼は今や『魔性のゲイ』に成長していて……!?
大人気! よしながふみのスペシャルレシピをぜひお試しあれ!
今は天才パティシエになっているという。
俺は洋菓子店を開こうとしていて、彼が自分を覚えていないのをいいことに彼を口説きはじめるが、彼は今や『魔性のゲイ』に成長していて……!?
大人気! よしながふみのスペシャルレシピをぜひお試しあれ!
- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社新書館
- 発売日2000/6/25
- ISBN-104403615880
- ISBN-13978-4403615887
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
深夜まで営業している「アンティーク」というフランス菓子の店をオーナーの橘圭一郎が開き、そこで出会ったパティシエの小野祐介、元プロボクサーの神田エイジ、圭一郎の家政夫小早川千影という4人で店を盛り上げていく。
そして、この店を舞台にオーナーの圭一郎を軸として日常や人間関係が進められていくというもの。
物語は高校生の橘が小野の心を酷く傷つけて罵るシーンから始まるのだけれど、そのシーンから始まる理由が全ストーリーを読めば、なるほどと思えます。
橘がケーキ屋を始めた理由が冒頭では軽く描かれているけれど、本当の理由は話が進んで行くにつれ、本人すら言葉にできない深刻な理由であることが明らかになっていきます。
そして、それがストーリーの中核をなす大きな一要素であることがわかります。
また、ゲイのキャラクターは出てきますが、直接的な性描写はなくBLではありません。
プロットも素晴らしいし、ケーキや料理の内容も本格的だし、場面の切り替えが自然でストーリーに入り込みやすく、シリアスな部分とコミカルな部分の配分や配置が丁度いいです。
セリフや説明だけに頼らず、コマ割りや表情などで表現する場面があり、キャラクターの心情が文学的にさえ感じられ魅せられて引き込まれます。
是非全巻読んで欲しい作品です。
そして、この店を舞台にオーナーの圭一郎を軸として日常や人間関係が進められていくというもの。
物語は高校生の橘が小野の心を酷く傷つけて罵るシーンから始まるのだけれど、そのシーンから始まる理由が全ストーリーを読めば、なるほどと思えます。
橘がケーキ屋を始めた理由が冒頭では軽く描かれているけれど、本当の理由は話が進んで行くにつれ、本人すら言葉にできない深刻な理由であることが明らかになっていきます。
そして、それがストーリーの中核をなす大きな一要素であることがわかります。
また、ゲイのキャラクターは出てきますが、直接的な性描写はなくBLではありません。
プロットも素晴らしいし、ケーキや料理の内容も本格的だし、場面の切り替えが自然でストーリーに入り込みやすく、シリアスな部分とコミカルな部分の配分や配置が丁度いいです。
セリフや説明だけに頼らず、コマ割りや表情などで表現する場面があり、キャラクターの心情が文学的にさえ感じられ魅せられて引き込まれます。
是非全巻読んで欲しい作品です。
2021年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よしながふみの出世作
アンティークの3人の人生を織り込んだ笑えるコメディです(一部シリアス)
ドラマ化もされていますよ
4巻全部読んでね
アンティークの3人の人生を織り込んだ笑えるコメディです(一部シリアス)
ドラマ化もされていますよ
4巻全部読んでね
2009年11月26日に日本でレビュー済み
昔、BLが好きで、ノベル、コミックと、色々な作家さんの作品を乱読していましたが、当時から、よしながさんは、他のBLの作家さんと違って、失礼ながら絵はお世辞にも巧いとは言えなかったし、背景が平気で真っ白だったりとしたのですが、それでもよしながさんのコミックを読んでいたのは、構成力の巧みさと登場人物の斬新さに、確かにひきつけられていました。
よしながさんは、BLを描いていた時代でも、ノーマルなコミックも描いていました。ここからは、わたしの推測ですが、BLといういまだに偏見のあるジャンルに閉じ込めておくには、惜しい作家さんだと、周囲の編集者たちも思っていたと思います。それで、描かれたのがこのコミックではないでしょうか?。ゲイのキャラクターは登場しますが、メインではありませんしSEXシーンもありません。そして、このコミックの成功によって、講談社の賞を受賞したのも、BLではなく、ノーマルなストーリーで、いつものように読者を夢中にさせる構成力と、オリジナリティのある魅力的なキャラクターたちを生み出したよしながさんの情熱だったと思います。それだけ、出版界では期待されていた作家さんで、ここからあとは語るまでもないでしょう。今ではすっかり絵も達者になって頼もしい限りです。
なお日本のTVドラマ化のさいには、もちろんゲイのキャラではありませんでしたし、健全なドラマとなっていました。
よしながさんは、BLを描いていた時代でも、ノーマルなコミックも描いていました。ここからは、わたしの推測ですが、BLといういまだに偏見のあるジャンルに閉じ込めておくには、惜しい作家さんだと、周囲の編集者たちも思っていたと思います。それで、描かれたのがこのコミックではないでしょうか?。ゲイのキャラクターは登場しますが、メインではありませんしSEXシーンもありません。そして、このコミックの成功によって、講談社の賞を受賞したのも、BLではなく、ノーマルなストーリーで、いつものように読者を夢中にさせる構成力と、オリジナリティのある魅力的なキャラクターたちを生み出したよしながさんの情熱だったと思います。それだけ、出版界では期待されていた作家さんで、ここからあとは語るまでもないでしょう。今ではすっかり絵も達者になって頼もしい限りです。
なお日本のTVドラマ化のさいには、もちろんゲイのキャラではありませんでしたし、健全なドラマとなっていました。
2018年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
洋菓子店を舞台に、なんでもそつなくこなすノン気のオーナーとゲイのパティシエ、元ボクサーのイケメン見習い助手の三人で洋菓子店を舞台に繰り広げられる基本ドタバタなコメディー。最初は唐突な感じで話が始まるけど、それがちゃんとした伏線となり、ただ単にキャラがレギュラー化していくだけでなく、それぞれが物語の中の役割を担っていて、のちに明らかになる大きなサブストーリーとして展開していく... というところまでは1巻の感想ではないですね。1巻はドタバタしながら3人をはじめキャラが定着してゆく話。日常の上質コメディです。以前、手放してしまったので、Kindle化を待ち望んでいた作品でした。
しかし出版社、なぜに全巻一気に出してくれないのだろうか。完結している作品の月1巻リリースの意味はいまいちわからない。が、そんなことで星を減らせることなどできない面白さ。待ち遠しい。
しかし出版社、なぜに全巻一気に出してくれないのだろうか。完結している作品の月1巻リリースの意味はいまいちわからない。が、そんなことで星を減らせることなどできない面白さ。待ち遠しい。
2010年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
警告です。とにもかくにも、読む前に、おいしい洋菓子のお店を最低一つ、見つけておくことをお勧めします。そして、できればそのお店の営業時間内に読むことをお勧めします。(笑)
さて、この作品の主要キャラは『魔性のゲイ』なる天才パティシェの小野、『小野を唯一振った、酒とアンキモを愛するばりばりの辛党』なるオーナー橘、『リングのジャ○ーズ(笑)と呼ばれた、元チャンプ・ボクサー』なる見習いのエイジ、そして『あまりに仕事が出来ず、そして散らかし魔』なる大ボケ色男千景、この四人です。
時の流れの中で、時に運命はその人の歴史にひっかき傷を付けていきます。それを抱えて、人は大人になっていきます。
その人その人の歴史の重さ、よしながさんはこれを描いてキャラを立てるのがすっごく上手い人です。すごくすごく上手いのです。
メインも脇役も、皆歴史があり、それがストーリーと絡んでより深い味を出しています。これは、思いがけない食材の組み合わせで、ケーキがより美味しくなるという感じに似ています。
たとえるなら、ストーリーというお店にあって、キャラクターという菓子を、才能豊かに、至上の美味として創り出すパティシェ、それがよしながさんなのです。
で、ゲイシーンもちょびっとありながら、男の方でも多分、するっと読めてしまうであろう、そこがよしながマジックかと。
しかし、この作品…ケーキが本当に美味しそう!立て板に水の解釈付きで。いやもう、本当に。
ですから、気に入りの店を見つけてから漫画を楽しみましょう。
我慢できなくなったら?もちろんお財布をつかんで、ケーキを買いに行くのです。
さて、この作品の主要キャラは『魔性のゲイ』なる天才パティシェの小野、『小野を唯一振った、酒とアンキモを愛するばりばりの辛党』なるオーナー橘、『リングのジャ○ーズ(笑)と呼ばれた、元チャンプ・ボクサー』なる見習いのエイジ、そして『あまりに仕事が出来ず、そして散らかし魔』なる大ボケ色男千景、この四人です。
時の流れの中で、時に運命はその人の歴史にひっかき傷を付けていきます。それを抱えて、人は大人になっていきます。
その人その人の歴史の重さ、よしながさんはこれを描いてキャラを立てるのがすっごく上手い人です。すごくすごく上手いのです。
メインも脇役も、皆歴史があり、それがストーリーと絡んでより深い味を出しています。これは、思いがけない食材の組み合わせで、ケーキがより美味しくなるという感じに似ています。
たとえるなら、ストーリーというお店にあって、キャラクターという菓子を、才能豊かに、至上の美味として創り出すパティシェ、それがよしながさんなのです。
で、ゲイシーンもちょびっとありながら、男の方でも多分、するっと読めてしまうであろう、そこがよしながマジックかと。
しかし、この作品…ケーキが本当に美味しそう!立て板に水の解釈付きで。いやもう、本当に。
ですから、気に入りの店を見つけてから漫画を楽しみましょう。
我慢できなくなったら?もちろんお財布をつかんで、ケーキを買いに行くのです。
2023年3月13日に日本でレビュー済み
99年から2002年ぐらいの作品だったと思うが、読んでて懐かしかったわ。ガングロの女子高生とか出てくるし、雰囲気がその時代そのものだった。ドラマだとミスチルの曲が多用されていて、観ていた時、ちょっとウザいなとは思ったけど、ミスチルの曲もその時代を反映しているかな。当時、学生時代の友達がこの漫画が好きで、全四作を持っていて、その漫画を読んだのだが、そのときは、BLネタがあり過ぎて、良さがイマイチ分からなかった。作者のよしながふみは、都立高校から慶應法だから、この漫画にも、公立のガサツさと慶應のブルジョワっぽさが混在している気がした。
2004年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オーナー・橘、パティシエ・小野、ギャルソン・千影、パティシエ見習・エイジの男4人の物語。洋菓子店アンティークを舞台に日常のさまざまな出来事を通して人と人の多彩な関係性を繊細に描いている。よしなが作品で男4人とくればBLものかと勘違いしそうだけど、基本的に新書館出版のよしなが作品はBL作品ではないそうだから男性も読みやすいところが嬉しい(ちょっと出てきますが小野は魔性のゲイだし、3巻とか。でもあれくらいならOKでしょう)。
巻が進むにつれて4人それぞれの過去や抱えている問題などが段々とわかってくるのだけれど、問題が根本から解決しない場合もある、それは現実でも同じ。人と人の関わりを経て良い方向に向かうといった感じかな・・・人生は容赦なく進んでいくものだ。そういう所がリアルな印象を与えていると思う。
巻が進むにつれて4人それぞれの過去や抱えている問題などが段々とわかってくるのだけれど、問題が根本から解決しない場合もある、それは現実でも同じ。人と人の関わりを経て良い方向に向かうといった感じかな・・・人生は容赦なく進んでいくものだ。そういう所がリアルな印象を与えていると思う。