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トリシュナ Trishna 渇望する愛の落日 [DVD]

5.0 5つ星のうち5.0 1個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 通常版
¥2,790
フォーマット 色, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン
コントリビュータ リズ・アーメッド, フリーダ・ピント, マイケル・ウインターボトム
言語 英語
稼働時間 1 時間 54 分

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商品の説明

▼巨匠マイケル・ウインターボトム×フリーダ・ピント
イギリスを代表する監督として数多くの受賞歴を持つマイケル・ウインターボトム監督。
本作品はウインターボトム監督が2004年に映画化を考えた。当時、『CODE46』という作品の撮影でラジャスタン州に滞 在した時に、工業化、都市化するこの土地を眺め、
トーマス・ハーディの『テス』をこの土地で撮影したいと直感したという。
主役のトリシュナに扮するのはフリーダ・ピントは殆ど全てのシーンにて登場する。
監督が「フリーダ以外には考えられなかった」というほどの熱の入れようで、『スラムドッグ$ミリオネア』(08)で注目を集め、
本作品では外面的な美貌とは裏腹に繊細で壊れやすい内面を持つ女性を見事に演じている。

▼原作は文豪トーマス・ハーディの『テス』! !
ウインターボトム監督にとって『トリシュナ』は、『日陰のふたり』(96)『めぐり逢う大地』(00)に続く3作目のハーディ文学の映画化である。
中でもハーディの最高傑作との呼び声も高い「テス」を原作に、村落社会が次第に産業化によって近代化していく19世紀のインドを舞台にしている。
「ハーディは主人公の内面を繊細に描きながら社会そのものも描き出す。主人公たちは社会に影響を受けながら運命に翻弄される。
一般に思われているよりもハーディはかなり過激だ。そして何よりも素晴らしいストーリーテラーなのだ。」と監督自ら語る通り、
ハーディの世界観を見事に再現。その圧巻の映像美にも注目。
「テス」は1979年に鬼才ロマン・ポランスキー監督よって映画化され、ナスターシャ・キンスキーが主人公テスを演じたことがある。
同じ小説を原作にもつ二人の巨匠監督の違いにも是非注目してもらいたい。


STORY】
文豪トーマス・ハーディの原作『ダーバヴィル家のテス』。
舞台はインド北西部、パキスタンとの国境があるインド最大の州ラジャスタン州。
父のホテル経営を引き継ぐ前に、最後の休暇としてこの地を訪れたイギリス在住のビジネスマン、ジェイ・シン(リズ・アーメッド)はトリシュナ(フリーダ・ピント)と出会う。
父親が交通事故でジープを失い生活に困ったトリシュナはジェイの元で働き始め、2人は恋に落ちる。
しかし2人の絆は急速に工業化と都市化が進む地方都市の因習や教育の違いによって引き裂かれる。
トリシュナは伝統を守って暮らす家族と、都会的な教育を受けた末に抱いた夢の間で悲劇的な結末を迎えることになる。

【CAST】
フリーダ・ピント「スラムドッグ$ミリオネア」(2008) 「インモータルズ -神々の戦い-」(2011)
リズ・アーメッド 「センチュリオン」(2010)「大暴落 サブプライムに潜む罠」(2009)
ロシャン・セス 「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984) 「ガンジー」(1982)
ミート・ワシシュト
ハリシュ・カーナ

【STAFF】
監督:マイケル・ウインターボトム
撮影カメラマン:マルセル・ザイスキンド
編集:マッグス・アーノルド
美術:デビット・ブライアン
衣裳デザイン:ニハリカ・カーン
オリジナルスコア:梅林 茂
音楽: アミット・トリベディ
ラインプロデュサー:アリス・ドーソン
プロデュサー:メリッサ・パーメンター/マイケル・ウインターボトム
日本語字幕:落合寿和


(C)The British Film Institute/Trishan Film LTD2011.

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 英語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4571153234636
  • 監督 ‏ : ‎ マイケル・ウインターボトム
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 54 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/4/26
  • 出演 ‏ : ‎ フリーダ・ピント, リズ・アーメッド
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ 英語 (Dolby Digital 5.1)
  • 販売元 ‏ : ‎ ビデオメーカー
  • ASIN ‏ : ‎ B00BWIIYYS
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 1個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年11月8日に日本でレビュー済み
文豪トーマス・ハーディの原作『ダーバヴィル家のテス』の映画化である。
映画化化作品としては、ロマン・ポランスキー監督の「テス」があまりにも有名で、こちらは、かなり原作通りの映像化だが、本作はインドを舞台に、かなり大胆な脚色が行われている。

が、さすがにマイケル・ウィンターボトム監督は、原作のテーマだけはしっかりと描きだし、ポランスキー版に勝るとも劣らない素晴らしい作品に仕上げられていた。

主人公となるテスはトリシュナと名前を変更し、原作通り、貧しい農家の娘である。
そのトリシュナが、ホテルを経営するシン家の息子ジェイと知り合い、彼の計らいによって、ホテルで働くことになる。農家の娘にとって、その収入は破格のもので、一家は彼女からの仕送りによって、なんとか最低の生活を維持できるようになる。

ジェイはトリシュナを最初に見た時から、まさにひと目ぼれをし、彼女との生活をのぞんでいた。
が、身分も違い、ジェイはやがて父の後継者となる身のため、トリシュナと結婚することは叶わない。そのため、愛人のような存在として、交際を始めることになる。

極貧の農家の娘とホテル王の息子、その身分や生活の違いを描くと同時に、貧しい農村生活と大都会ボンベイの暮らしをも描きながら、正式な結婚もできず、人にも言えない愛人の生活に甘んじなければならないトリシュナ。

原作通りに、トリシュナは歯車の狂った運命に翻弄され、一度は幸福に満たされた生活から、悲しくも悲惨な生涯へと落ちていくことになる。

本作が素晴らしいのは、原作のテーマをきちんと描き出しながら、全編インドで撮影され、インドの社会を原作の時代と見事にオーバーラップさせていることだ。
簡単に言えば、時代も場所も違えども、人の本質だけは永遠に同じだということである。
しかし、よくも、ここまで、イギリス人監督がインドを舞台に、英文学の傑作を映像化したものだと感心した。

原作を読まれた方はもちろん、ポランスキー版「テス」を見た人も、是非、本作と比較してみてほしいと思う。
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