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「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た 単行本 – 2005/3/30

3.6 5つ星のうち3.6 54個の評価

就職試験、もろもろの適性検査、あるいは、臨床場面で多用されている心理(性格)テストは、実はほとんど使い物にならない、詐欺同然の代物であることを痛快に暴露する。キリは「血液型人間学」から、心理臨床家の使う「ロールシャッハ・テスト」、就職試験の常連「内田クレペリン検査」、性格テストの定番「YG検査」まで、何とみんな事実無根。
信じがたいほどズサンな基礎データの収集と解析、及び外国からの移植時の統計的処理への無知などを剔抉(てっけつ)。心理テストの第一人者が、実体験=研究団体とのやり取り、実際のテスト開発の経緯、噴飯物の学会・シンポジウム記録等々=を踏まえて、ユーモアと皮肉を交えて語り下ろす。血液型性格診断、占い、種々の心理・性格テスト好き、あるいは、それらを受ける必要のある人、使う側の人必読。面白くて、ためになる心理テストの正体!読んで損はさせません。
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商品の説明

メディア掲載レビューほか

「心理テスト」はウソでした。
 世に広く普及している適性検査の多くは、著しく信頼性を欠く詐欺同然の代物だった――。これまで右へ倣えで高額な適性検査を外注してきた社長や人事担当者が知ったらゾッとするような“ウソ”を、心理学の第一人者が痛快に暴露する1冊。

 「自分はいつも運が悪い」などの質問にYes、Noで答えていく性格テストの定番が「YG検査」だ。採用試験に臨む学生の中には費用を払ってまで事前対策指導を受けている者がいるという。しかし著者の下した結論は「有害無益」。同じく就職試験によく用いられる「内田クレペリン検査」も「世の中に害毒を流しているだけ」と斬り捨てる。日本人が大好きな「血液型人間学」や臨床心理士が用いる「ロールシャッハ・テスト」も事実無根だと論じる。


(日経ビジネス 2005/06/13 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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日経BP企画

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2005/3/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/3/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 226ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4822244466
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822244460
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 54個の評価

著者について

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村上 宣寛
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の内容は明解だ。説明は論理的で分かりやすい。
心理テストはまだ科学的に正しいとは言えない。むしろ科学的に否定されるはずものが、人生を左右する就職試験などで広く使われてしまった。とても残念で恐ろしいことだ。
もっと読まれて欲しいと願う一冊だ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本屋にて心理テスト対策本が販売されていて結果の信憑性を疑いこの本を買いました。とても分かりやすく事実をもって検証しています。現代においても本の中で紹介されている心理テストが大企業や教員採用試験に使われているのは時代遅れだと感じました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に教育にたずさわる心理学者が執筆した本だとすると、すごい本です! この本のロールシャッハテストに章についていえば、58頁のうちの前半37頁をつかって、自分のつくった自動診断ソフトの自慢話にあててます。とあるシンポジウムで秋谷たつ子氏、馬場禮子氏、斉藤久美子氏の解釈が食い違っていると述べ、自分のソフトと比較しているのですが、シンポジウム形式で意見交換がされるわけですから、食い違いが生じないはずはありません。でもでも、自分のソフトによる評価はあてになるんだ! と述べています。あてにならないロ・テストをベースとしてつくった自動診断ソフトがあてになる、というのは論理的に破綻しています。自慢話でない後半ではエクスナ法を取り上げて(ちなみに自分のソフトはクロッパー法、片口法に準拠)、大きな母集団から指標とすべき基準データをとろうとするとできない! という文献を引用(?)なさっていますが、標本・分類方法にかく乱要因が多数存在する場合、なにかの指標を基準データとして取り出せない、ということは統計処理をしているとしばしば出くわします。著者がこの後半21頁ですべきことは、自分のソフトで得られた要因と、ほかの矢田部ギルフォード法で得られた要因に関する多重回帰分析か、クロス表分析をすべきだと思います。あと本の冒頭16頁その他で、“カイ自乗分析”“カイ自乗検定”なる言葉が出現しますが、手元にある統計分析の本にあたるかぎりでは、すべて“カイ二乗…”あるいは“カイ2乗…”となっています。“カイ自乗…”という言葉は著者の造語だと思います。この本を購入なされる方は、どんな方々なのか、それが心配なのですが、冒頭の血液型人間学批判の章についてはともかくとして、それ以下の章については、著者の性格と態度が強引に主張されている、と考えられたほうがいいでしょう。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に気持ちの良い口上で読み易い本でした。
特に第6章のエピローグは、必読です。
バーナム効果は、誰にでも起こりうる(もちろん著者にも)ことなので、あまり過敏にならないことが一番の対策でしょう。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年12月2日に日本でレビュー済み
村上宣寛先生の『「心理テスト」はウソでした。受けたみんなが馬鹿を見た』世間で広く使われている心理テストはまったく当てにならないし、根拠もない。20年近く前に上梓されたものだが、現今でも刺激的な内容ではないだろうか。企業で適性検査で適用させているところがあるようではあるし。SPIなど。著者は心理測定、統計を用い、その知人のない読者(私も含め)理解できるように論述してゆく。読みやすく、理解しやすい。そして恐ろしくなるというか、ため息が出るというか。今もなお、こんなものが幅を利かせている状況を思って。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・全体像
「実は、世間で広く使われている心理テストは
         まったく当てにならないし、根拠も無いんです」

【村上宣寛】
富山大学教育学部。認知心理学・統計分析・性格測定に関するプログラム開発専門。
広く使われている心理テストの曖昧性、精度の低さに言及した一冊。
日本人には親しい血液型性格判断から専門的なロールシャッハ・テストまで広い範囲を、
統計を多用した説得力ある文面で記している。

・感想
題名から漂う心理学会に一石を投じる批判的な態度につられて購入させていただきましたが、
中身はとても論理的でした。
元々、見えなく変動性が高いものを扱う心理テストは、本当に有意性があるものなのか
知識人の間で言われてきました。その中でも、『血液型性格診断』は大きな反響と共に
激しい批判を受けてきた一つです。
自分もこれについては嫌いではないので、本当のところを知りたいと思っていました。

この本では、『血液型性格診断』の開祖【古川竹二】先生、それを受け継いだ【能美正比古】先生
の学説をきっぱりと切り捨てます。理由は古川学説の統計方法が統計学の観点から見て
まったく有意性のないものだということ、そこで著者や他の学者が正しい方法で統計を
取ってみた結果を本書に載せ、完膚なきまでに論破します。

その他にもロールシャッハ・テストや企業で使うYG、MG等の性格診断についても
論理的に言及されているので、理屈好きなひとに打って付けな一冊です。

・抜粋文
バーナム効果の原理
誰にでも当てはまる性格診断を自分だけに当てはまると感じる現象。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少し古い本なので、最新の心理テストには触れられていないのが唯一残念。
世間に流布されている似非科学をばっさりと切り捨てていきます。
統計学を知っていれば、こんなデタラメなデータで世間は踊らせるのか、と笑えますし、
知らなければそれをきっかけに統計学の基礎を学んでみるのも良いと思います(今後騙されないために)

この本でも書かれていますが、そもそも論、貴方はどんな人ですか?という質問を本人がアンケート形式で答える時点で既に信憑性等ないんですよね。
あるアンケートでは70%以上の人が自分は世間の平均より優れた人間だ、と自惚れているという結果がでています。
この本を読んでも良いですが、読まずとも以上の事から心理テストに何の価値もないということにいい加減気づいて欲しいものです。

作者は最後にそういったテストをご自身で作られては?と問われて「おっと時間が来たようだ」と逃げて終わりますが、
あれは作者からの「そんなもの作れるわけないだろう」という世間に対する皮肉だったのではないかと思える終わり方だと感じました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年3月27日に日本でレビュー済み
29ページの記載ですが「血液型と性格を結びつけたのは日本の医者たちだった」中略「もっとも大きな影響を与えたのは古川竹二の研究である」と医師批判をしておきながら、

古川氏が医師でない事実はねつ造できないのと古川氏は論文が「心理学研究」に採択採用されたので、最後は、「古川を心理学者としておこう」 とにげています。

一事が万事このような記載で、いい加減というか読むのがつらくなります。

誰もが心理テストを当たっているとだまされる事例として、58ページでは「医学分野でもあっさり」と題して、毛髪診断でだました例を挙げています。

「毛髪を物理的・化学的に注意深く検査すると身体の健康状態の手がかりが得られます。云々」という文章を読ませて、毛髪を実際に集め、何の毛髪分析もせずに、被検者に「あなたの家系には遺伝的に重大な欠陥はありません。」

などの結果を配り、

(60ページ)「被検者達は毛髪診断に基づいて、これらの文章が自分のためだけに書かれたと信じていた。」(実際の運用は毛髪診断は一切試行せず、結果も被検者全員に同じ物を結果として配布した)

つまり、テストなんて無意味で、人はだまされやすいと結論づけています。

日本では毛髪分析は保険診療が認められていませんが、これを保険診療が認められていて一般的な血液検査に置き換えてみてください。

あなたが、信用して検査に協力して検体採取に応じて、結果がかえってきてそれを信じたら、先生が『ほらだまされた、心理検査も同じこと、「あなたの家系には遺伝的に重大な欠陥はありません。」などという文章にはだれでもだまされる』など

といわれたら、きっとこう答えるでしょう「先生を信用して、検査に協力し、先生を信用して結果を信じたのに」と...正直、不適切だと思います。

62ページからの検査はもっとひどいかもしれません。純粋なボランティアではなく、教授が、「単位をあげない」、「落第させる」という心理学的に支配的な立場をもっているにもかかわらず、授業と偽って、学生に検査を受けさせ、

故意にでたらめな結果を渡し、「非常に当たった」「かなり当たった」「まあ当たった」「普通」「あまり当たらない」「かなり当たらない」「非常にあたらない」と評価させます。

でたらめな結果に対し「まあ当たった」の学生の評価が一番の多かったので、(72ページ)「おめでたい奴はどんどん生まれてくる」(=協力させられた学生のこと)と結論づけています。

なんとこの実験を試行した教授とは、この本の著者、村上宣寛氏です。

しかも、単位がかかった授業で、心理学的支配的立場で試行しておきながら(77ページ)では「この程度の実験は普通である」と開き直っています。

ついさっき第一章では適切な母集団で統計を取らなくてはいけないといっていた人間が、第二章ではきわめて不適切な、自分が単位の殺生権をもった集団で、試行し、

「まあ当たった」が一番の多かったので村上氏が「おめでたい奴はどんどん生まれてくる」と結論づけているのは異常です。

ちなみに、村上氏のいう「この程度の実験は普通である」は誤りで、完全なボランティアではなく、自分が単位を与える集団にこのような人体実験を行う際には学内の倫理委員会の許可を得なければいけなりませんし、

倫理委員会にはかれば現代において倫理委員会から許可がおりることはまずありません。
56人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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