坂本真綾、という名前を聞いて
歌手 声優 女優 ラジオパーソナリティ エッセイスト という肩書きを思い浮かべる人は多い。
しかし、このエッセイに書かれている坂本真綾 はどれでもない。
読んだ人以外は知らなかったであろう
『坂本真綾』が本人によって
ありのまま、剥き出しに書かれている。
今の坂本真綾があるためには決して欠かせなかった、いろんな坂本真綾がこのエッセイに詰まっている。
読むと もっと、もっと
坂本真綾が好きになる素敵な本です。
まるで、真綾さんのあの澄んだ 声 が
ことばになって、文章になって
紡ぎだされた一冊です。
ぜひお手にとって、読んでみてください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
アイディ。 (星海社文庫) 文庫 – 2011/8/12
坂本 真綾
(著)
遠くまで来たけれど、
いつか見た地平線で感じたように、
すべてはつながっている。
児童劇団、初恋、音楽、舞台、そして、『from everywhere.』ヘとつながるひとり旅の記録──。紡がれた言葉のひと粒ひと粒までが瑞々しくきらめく、珠玉の一冊。
2005年に刊行された坂本真綾のファーストエッセイ集が、ファン待望の文庫化。「その後」についても綴った文庫版あとがきを書き下ろしで収録。
いつか見た地平線で感じたように、
すべてはつながっている。
児童劇団、初恋、音楽、舞台、そして、『from everywhere.』ヘとつながるひとり旅の記録──。紡がれた言葉のひと粒ひと粒までが瑞々しくきらめく、珠玉の一冊。
2005年に刊行された坂本真綾のファーストエッセイ集が、ファン待望の文庫化。「その後」についても綴った文庫版あとがきを書き下ろしで収録。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2011/8/12
- ISBN-104061389157
- ISBN-13978-4061389151
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/8/12)
- 発売日 : 2011/8/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 4061389157
- ISBN-13 : 978-4061389151
- Amazon 売れ筋ランキング: - 139,319位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1位星海社文庫
- - 2,451位近現代日本のエッセー・随筆
- - 33,648位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.9つ
5つのうち4.9つ
27グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
真綾さんをもっと好きになった本です。考えとか今までの人生とかすごく感動させられる本でした。
2011年9月18日に日本でレビュー済み
著者は声優・女優・歌手・ラジオパーソナリティとして八面六臂の活躍中。
先日同じ著者の20代最後のエッセイ集『 from everywhere. 』を手にして感銘を受けたところでした。このエッセイ集『アイディ。』は18歳から25歳までに綴った文章をまとめて2005年に出版したものを今年2011年に文庫化したものです。
前半は自身が児童劇団「グループこまどり」で学んだ子役時代の想い出が綴られます。
大手とはいえない、こじんまりとした、だからこそ兄弟姉妹のように過ごすことのできた劇団の、お母さん的存在だった西村先生のこと。著者が幸せな子役時代を送ったことが行間ににじみ出てくる文章です。
中盤は、7年間演じることになる『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役との出会いが記されています。舞台となる19世紀フランスの時代背景を理解するために教科書が配られ、当時の服装や労働賃金の相場に至るまで勉強する期間があったり、娼婦役を演じるにあたって男に買われることの意味を知るために女性キャストが男性キャストによって“買われる”場面の「エチュード」(即興演劇)をやってみたりするなど、あの世界的に知られた演劇の舞台裏を垣間見ることが出来て興味がつきません。
役をうまくつかみきれない著者が悔し涙を見せたときに、共演者のマルシアがかけた、
「悔しさは、タカラだよ。その気持ちがある人は、絶対強いから」と言う言葉は、演劇の世界に身を置かない私のような読者の時として臆しがちな心をも、どこかで支えてくれそうな気がします。
後半綴られるイギリスでの短期ホームステイに、『from everywhere.』のヨーロッパ一人旅の原点があったことが分かりました。
現地ロンドンで世話になったのはアルメニア出身の50代女性ヴァートーク。彼女が発する、「あなたは作詞するときにどんなことを考え、何を伝えたいと考えるの?」という質問に、たどたどしい英語を駆使して、それでも真摯に懸命にこたえようとする著者の姿が印象的です。
「私は詞を書くことで、なんとか諦めずに自分のドアをノックすることにチャレンジし続けている。そしてもしかして私が歌って何かを伝えることで、誰かのドアをノックすることができたら素晴らしいと思う。」(171頁)
この本を出版する星海社は2010年に立ちあげられた新しい出版社のようです。
巻末に設立にあたっての決意表明のような文章が掲げられています。
その中に「『人生のカーブを切らせる』出版社。それが僕たち星海社の理想とする出版です」とあります。
この『アイディ。』で著者・坂本真綾が言う「誰かのドアをノックする」歌詞と、星海社の目指す「人生のカーブを切らせる」本。
二つの間に縁(えにし)のようなものを感じないではいられませんでした。
先日同じ著者の20代最後のエッセイ集『 from everywhere. 』を手にして感銘を受けたところでした。このエッセイ集『アイディ。』は18歳から25歳までに綴った文章をまとめて2005年に出版したものを今年2011年に文庫化したものです。
前半は自身が児童劇団「グループこまどり」で学んだ子役時代の想い出が綴られます。
大手とはいえない、こじんまりとした、だからこそ兄弟姉妹のように過ごすことのできた劇団の、お母さん的存在だった西村先生のこと。著者が幸せな子役時代を送ったことが行間ににじみ出てくる文章です。
中盤は、7年間演じることになる『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役との出会いが記されています。舞台となる19世紀フランスの時代背景を理解するために教科書が配られ、当時の服装や労働賃金の相場に至るまで勉強する期間があったり、娼婦役を演じるにあたって男に買われることの意味を知るために女性キャストが男性キャストによって“買われる”場面の「エチュード」(即興演劇)をやってみたりするなど、あの世界的に知られた演劇の舞台裏を垣間見ることが出来て興味がつきません。
役をうまくつかみきれない著者が悔し涙を見せたときに、共演者のマルシアがかけた、
「悔しさは、タカラだよ。その気持ちがある人は、絶対強いから」と言う言葉は、演劇の世界に身を置かない私のような読者の時として臆しがちな心をも、どこかで支えてくれそうな気がします。
後半綴られるイギリスでの短期ホームステイに、『from everywhere.』のヨーロッパ一人旅の原点があったことが分かりました。
現地ロンドンで世話になったのはアルメニア出身の50代女性ヴァートーク。彼女が発する、「あなたは作詞するときにどんなことを考え、何を伝えたいと考えるの?」という質問に、たどたどしい英語を駆使して、それでも真摯に懸命にこたえようとする著者の姿が印象的です。
「私は詞を書くことで、なんとか諦めずに自分のドアをノックすることにチャレンジし続けている。そしてもしかして私が歌って何かを伝えることで、誰かのドアをノックすることができたら素晴らしいと思う。」(171頁)
この本を出版する星海社は2010年に立ちあげられた新しい出版社のようです。
巻末に設立にあたっての決意表明のような文章が掲げられています。
その中に「『人生のカーブを切らせる』出版社。それが僕たち星海社の理想とする出版です」とあります。
この『アイディ。』で著者・坂本真綾が言う「誰かのドアをノックする」歌詞と、星海社の目指す「人生のカーブを切らせる」本。
二つの間に縁(えにし)のようなものを感じないではいられませんでした。
2013年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私もふらっと立ち寄った店で『fromeverywhere』を目にし暇つぶしになれば・・程度で読み始めたが・・。そんなレベルではなかった。
私のようなにわか者に毛の生えたようなのではなく本当に本が好きな方々には笑い飛ばされてしまうことを百も承知で言うなら確かな読みごたえがあった。そして本書も読んだのだが『fromeverywhere』と同様読みごたえのあるものだった。私は著者のことは声優として知った。
(もちろん歌手活動もしていることは知っていたが、そのくらいはゴロゴロいるので「坂本真綾は声優さん」という認識である)なので本書も
「声優さんの書いた本、声優さん名義の本」としての視点からの私見になってしまうが、「しっかりと読みごたえのある本」である。
興味のある方は読んでみてもいいと思う
私のようなにわか者に毛の生えたようなのではなく本当に本が好きな方々には笑い飛ばされてしまうことを百も承知で言うなら確かな読みごたえがあった。そして本書も読んだのだが『fromeverywhere』と同様読みごたえのあるものだった。私は著者のことは声優として知った。
(もちろん歌手活動もしていることは知っていたが、そのくらいはゴロゴロいるので「坂本真綾は声優さん」という認識である)なので本書も
「声優さんの書いた本、声優さん名義の本」としての視点からの私見になってしまうが、「しっかりと読みごたえのある本」である。
興味のある方は読んでみてもいいと思う
2015年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章量としてはそんなに多くなく、今ほどまだ文章がこなれてないのですが、それでも凄く面白いです。