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自立する国家へ! (ベスト新書 393) 新書 – 2013/1/19
安倍新政権がスタートした今、保守とリベラルの論客が日米同盟と 対米従属を検証し、国家のあるべき姿(対米従属からの自立)を問う問題作。 専守防衛か、自主防衛・国防軍か? 憲法9条か、改憲か? 核武装は? 反骨の元外交官(駐レバノン特命全権大使)の天木直人が、 元航空幕僚長であり日本派保守の田母神俊雄に論戦を挑む。 第1部:天木、第2部:田母神により個々の持論を展開した上で、 第3部:激論(対談)を闘わす刺激的な3部構成。 安倍新政権の覚悟を問う!
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社ベストセラーズ
- 発売日2013/1/19
- ISBN-104584123934
- ISBN-13978-4584123935
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商品の説明
著者について
田母神俊雄(たもがみとしお)
1948年、福島県郡山市生まれ。67年、防衛大学電気工学科(第15期)入学。
卒業後の71年、航空自衛隊入隊。地対空ミサイルの運用幹部として部隊勤務10年。
統合幕僚学校長、航空総隊司令官などを経て、2007年、第29代航空幕僚長に就任。
08年、民間の懸賞論文へ応募した作品が政府見解と異なるものであったことが問題視され、
幕僚長を更迭される。同年11月3日付で定年退職。同年11月11日、参議院防衛委員会に
参考人招致されたが、論文内容を否定するものでないことを改めて強調した。その後は執筆、
講演活動を中心に活躍。『自らの身は顧みず』(WAC)『田母神塾』(双葉社)、
『田母神大学校』(徳間書店)『間接侵略に立ち向かえ』(宝島社)『ほんとうは強い日本』
(PHP新書)『日本はもっとほめられていい』(廣済堂新書)『日本を守りたい日本人の反撃』
一色正春との共著(産経新聞出版)など著書多数。人気のツイッターは常に上位をキープしている。
天木直人(あまきなおと)
1947年、山口県下関市生まれ。69年、京都大学法学部中退後、上級職として外務省入省。
中近東アフリカ局アフリカ第二課長、内閣安全保障室審議官、在マレーシア日本国大使館公使、
在オーストラリア日本国大使館公使、在カナダ日本国大使館公使、在デトロイト日本国総領事などを経て、
01年2月から駐レバノン日本国特命全権大使。03年8月末、小泉政権下、イラク戦争に反対し、
外務省を解雇処分となる。その後、評論・執筆活動を続ける。日本ペンクラブ会員。
『さらば外務省! 』をはじめ『さらば小泉純一郎! 』『さらば日米同盟! 』『ウラ読みニッポン』
(以上、講談社)の他『イラク派兵を問う』(岩波書店)『九条新党宣言』(展望社)などがある。
「天木直人のブログ―日本の動きを伝えたい―」で安倍新政権発足の日より「インターネット政党を
立ち上げよう」の連載を開始している。
1948年、福島県郡山市生まれ。67年、防衛大学電気工学科(第15期)入学。
卒業後の71年、航空自衛隊入隊。地対空ミサイルの運用幹部として部隊勤務10年。
統合幕僚学校長、航空総隊司令官などを経て、2007年、第29代航空幕僚長に就任。
08年、民間の懸賞論文へ応募した作品が政府見解と異なるものであったことが問題視され、
幕僚長を更迭される。同年11月3日付で定年退職。同年11月11日、参議院防衛委員会に
参考人招致されたが、論文内容を否定するものでないことを改めて強調した。その後は執筆、
講演活動を中心に活躍。『自らの身は顧みず』(WAC)『田母神塾』(双葉社)、
『田母神大学校』(徳間書店)『間接侵略に立ち向かえ』(宝島社)『ほんとうは強い日本』
(PHP新書)『日本はもっとほめられていい』(廣済堂新書)『日本を守りたい日本人の反撃』
一色正春との共著(産経新聞出版)など著書多数。人気のツイッターは常に上位をキープしている。
天木直人(あまきなおと)
1947年、山口県下関市生まれ。69年、京都大学法学部中退後、上級職として外務省入省。
中近東アフリカ局アフリカ第二課長、内閣安全保障室審議官、在マレーシア日本国大使館公使、
在オーストラリア日本国大使館公使、在カナダ日本国大使館公使、在デトロイト日本国総領事などを経て、
01年2月から駐レバノン日本国特命全権大使。03年8月末、小泉政権下、イラク戦争に反対し、
外務省を解雇処分となる。その後、評論・執筆活動を続ける。日本ペンクラブ会員。
『さらば外務省! 』をはじめ『さらば小泉純一郎! 』『さらば日米同盟! 』『ウラ読みニッポン』
(以上、講談社)の他『イラク派兵を問う』(岩波書店)『九条新党宣言』(展望社)などがある。
「天木直人のブログ―日本の動きを伝えたい―」で安倍新政権発足の日より「インターネット政党を
立ち上げよう」の連載を開始している。
登録情報
- 出版社 : ベストセラーズ (2013/1/19)
- 発売日 : 2013/1/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 230ページ
- ISBN-10 : 4584123934
- ISBN-13 : 978-4584123935
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,222,991位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 517位ベスト新書
- - 132,750位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2014年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恥ずかしながら、日米安保条約について、知ったかぶりをしていたことがわかりました。有事の際は、、、自国に影響がなかったら他国の紛争に喜んで入って行く国なんかないですよね。兵器を使う事で儲ける企業がある国だけですね。とても参考になりました。
2013年2月3日に日本でレビュー済み
「右であれ左であれ、わが祖国」と言ったのはイギリスの作家ジョージ・オーウエルである。
右である元自衛隊幹部の田母神さんと、左である元外務官僚の天木さんの「対論」を一読してまず思ったのは、このオーウエルの言葉であった。右派をラジカルに突き詰めて行き、左派をラジカルに突き詰めて行くとぐるっと回って同じような地平に立つことは時にあることだ。たとえば、江藤淳と吉本隆明の対談などまさにそれのお手本のようなものである。
この対論は安倍政権が樹立した後を受けて実施されたものだが、二人の出発地点も、経験も、思考回路も、着地点も違いもありながら、お互いに「日本はアメリカから独立して、自立せよ!」では一致する。しかも歴代の政権で長持ちしたのは日本をアメリカに売った総理大臣だったという認識が同じなのは、さすがに官僚として霞ヶ関で仕事をしてきただけのことはある。佐藤栄作も、中曽根康弘も、小泉純一郎もアメリカに日本を売った。
田母神さんは最終的には「核武装」が日本自立の条件だと言い、天木さんは「憲法9条」こそが日本自立の鍵だとの主張はお互いに平行線をたどるが、この「対論」の妙味はそこにはなくて、「右であれ左であれ、わが祖国」という「熱い思い」と、現在の「日本」への危機感である。
少なくとも「日本」を語ろうとするならば、「馬鹿ウヨ」と「馬鹿サヨ」と言ったレッテル張りではなく、少しはこの折り目正しい「対論」を見習ってはどうだろうか。
右である元自衛隊幹部の田母神さんと、左である元外務官僚の天木さんの「対論」を一読してまず思ったのは、このオーウエルの言葉であった。右派をラジカルに突き詰めて行き、左派をラジカルに突き詰めて行くとぐるっと回って同じような地平に立つことは時にあることだ。たとえば、江藤淳と吉本隆明の対談などまさにそれのお手本のようなものである。
この対論は安倍政権が樹立した後を受けて実施されたものだが、二人の出発地点も、経験も、思考回路も、着地点も違いもありながら、お互いに「日本はアメリカから独立して、自立せよ!」では一致する。しかも歴代の政権で長持ちしたのは日本をアメリカに売った総理大臣だったという認識が同じなのは、さすがに官僚として霞ヶ関で仕事をしてきただけのことはある。佐藤栄作も、中曽根康弘も、小泉純一郎もアメリカに日本を売った。
田母神さんは最終的には「核武装」が日本自立の条件だと言い、天木さんは「憲法9条」こそが日本自立の鍵だとの主張はお互いに平行線をたどるが、この「対論」の妙味はそこにはなくて、「右であれ左であれ、わが祖国」という「熱い思い」と、現在の「日本」への危機感である。
少なくとも「日本」を語ろうとするならば、「馬鹿ウヨ」と「馬鹿サヨ」と言ったレッテル張りではなく、少しはこの折り目正しい「対論」を見習ってはどうだろうか。
2013年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田母神氏には悪いのですが、良いイメージは持っていませんでしたが、
この本で見直しました。そして非常に勉強になります。政治、経済に一歩踏み込んでいて、
私は、政治や経済などには無知な人間ですが、何となく理解でき
なかなか良い本だと思います。
この本で見直しました。そして非常に勉強になります。政治、経済に一歩踏み込んでいて、
私は、政治や経済などには無知な人間ですが、何となく理解でき
なかなか良い本だと思います。
2013年2月15日に日本でレビュー済み
こういう立場の違う者の対談って好きなんだけど、この2人は保守とリベラルという立場ながら、元官僚、更迭経験(笑)、対米自立という共通点があって面白かった。
天木氏の9条と対米自立を実現しようとしたら、スイス並の覚悟は必要だと思う。非武装論者ではなく自衛隊を認めているところに元官僚としての現実路線がある。
田母神氏の核兵器を持ってる国は攻められない(戦争をするためではなく、戦争をしないための核兵器)という観点も面白かった。(その過程では国際社会との軋轢があるんだろうが)
唯一の被爆国、戦後非戦を貫いた国。アメリカ陣営に入れば入るほど中国と軋轢。あるいはアメリカから自立すればするほどアメリカと軋轢。
大きく面舵を切ればどちらにしても軋轢がある。与党、霞ヶ関、経団連の現状維持路線は消去法か。
マクロなことを考える余裕がないくらい、身の回りの生活に追われている毎日なのだが。
「何をやったって無駄さ」って言ってたってしょうがないさ。
何かする。何か考える。国家も社会も人生も、その積み重ねだと思う。
天木氏の9条と対米自立を実現しようとしたら、スイス並の覚悟は必要だと思う。非武装論者ではなく自衛隊を認めているところに元官僚としての現実路線がある。
田母神氏の核兵器を持ってる国は攻められない(戦争をするためではなく、戦争をしないための核兵器)という観点も面白かった。(その過程では国際社会との軋轢があるんだろうが)
唯一の被爆国、戦後非戦を貫いた国。アメリカ陣営に入れば入るほど中国と軋轢。あるいはアメリカから自立すればするほどアメリカと軋轢。
大きく面舵を切ればどちらにしても軋轢がある。与党、霞ヶ関、経団連の現状維持路線は消去法か。
マクロなことを考える余裕がないくらい、身の回りの生活に追われている毎日なのだが。
「何をやったって無駄さ」って言ってたってしょうがないさ。
何かする。何か考える。国家も社会も人生も、その積み重ねだと思う。
2013年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国脅威論がますます強まる中、憲法改正の是非を含めた外交、防衛について大いに議論は盛り上がっていくことと思われます。孫崎享氏の「戦後史の正体」を読み、本書「独立する国家へ」を読むことで将来日本が進むべき道が見えてきます。日本の将来の姿を思い描くと、そこには私達の子孫が生きているのだと思います。今までまったく政治については無知であった自分ですが、外交、国防に対する考えをしっかりと持てるようになりました。一人でも多く読んで頂きたいと願います。
2013年9月26日に日本でレビュー済み
による対談本です。
帯には新政権の覚悟を問う!とあり、
安倍首相に対する論もちらほらとあります。
WJFというブログにて天木氏を知り、
「こういう人もいるんだなぁ。」と。
左だからと聞かないのは良くないのかなと思い購入。
天木氏⇒田母神氏⇒両者の対談という形で進みます。
私は田母神氏の考えに近かったので、天木氏の論は非常に
新鮮さがありました。
二人ともアメリカ依存から脱却しなくてはいけない、
TPPには反対と、根っこは一緒なのですがそれまでに至る考えが違います。
田母神氏は、簡単に言ってしまえば、9条を改正し、
軍備を強くしてアメリカと対等に外交できるようにすると
よく保守の方々が言われる論ですが、
天木氏はこれまた簡単に言ってしまうと
憲法9条を盾にアメリカに対抗せよとの事です。
9条があれば自衛隊を海外に派兵する必要もないからそれを盾に
アメリカと渡り合えるとの事です。
彼は自衛隊は必要と言っており、よくある左の人間と一線を画します。
反日行為をする左寄りが多いのは確かで、ネットにおいては
サヨクと叩かれ、左の印象が悪くなりがちですが
こういう国を愛する左な方がいる事が嬉しかったです。
アメリカから脱却をし日本を自立した国家にしたい。
そのやり方が全然違う。
だけど到着点は一緒。
新たな視点を取り入れるにもってこいの本ではないでしょうか。
アメリカや新自由主義者らの影響で、右と左とかの分け方が困難な時代に
なっていますが、
(例を挙げれば、右と言われる安倍首相や左と言われる朝日新聞も
新自由主義で構造改革好きという点では一緒です。)
よくある分け方としての、右、左、どちらの方にもオススメ出来る本です。
新書なので読みやすいですし、良い刺激になると思います。
帯には新政権の覚悟を問う!とあり、
安倍首相に対する論もちらほらとあります。
WJFというブログにて天木氏を知り、
「こういう人もいるんだなぁ。」と。
左だからと聞かないのは良くないのかなと思い購入。
天木氏⇒田母神氏⇒両者の対談という形で進みます。
私は田母神氏の考えに近かったので、天木氏の論は非常に
新鮮さがありました。
二人ともアメリカ依存から脱却しなくてはいけない、
TPPには反対と、根っこは一緒なのですがそれまでに至る考えが違います。
田母神氏は、簡単に言ってしまえば、9条を改正し、
軍備を強くしてアメリカと対等に外交できるようにすると
よく保守の方々が言われる論ですが、
天木氏はこれまた簡単に言ってしまうと
憲法9条を盾にアメリカに対抗せよとの事です。
9条があれば自衛隊を海外に派兵する必要もないからそれを盾に
アメリカと渡り合えるとの事です。
彼は自衛隊は必要と言っており、よくある左の人間と一線を画します。
反日行為をする左寄りが多いのは確かで、ネットにおいては
サヨクと叩かれ、左の印象が悪くなりがちですが
こういう国を愛する左な方がいる事が嬉しかったです。
アメリカから脱却をし日本を自立した国家にしたい。
そのやり方が全然違う。
だけど到着点は一緒。
新たな視点を取り入れるにもってこいの本ではないでしょうか。
アメリカや新自由主義者らの影響で、右と左とかの分け方が困難な時代に
なっていますが、
(例を挙げれば、右と言われる安倍首相や左と言われる朝日新聞も
新自由主義で構造改革好きという点では一緒です。)
よくある分け方としての、右、左、どちらの方にもオススメ出来る本です。
新書なので読みやすいですし、良い刺激になると思います。
2013年5月18日に日本でレビュー済み
2013年、天木直人氏、田母神俊雄氏の著書です。
本書は、
【第1部】 今こそ自主・自立した日本を取り戻すときである (天木氏)
【第2部】 日本は国力と軍事力を備えた独立国家たれ! (田母神氏)
【第3部】 激論! 最強の自主防衛とは? (天木氏 vs 田母神氏)。。。と、3部構成になっています。
リベラル・外務省出身・元外交官・護憲の天木氏。
保守・防衛省出身・元航空幕僚長・改憲の田母神氏。
視点が異なる2人ですが、共通するのは「対米独立」路線です。
お2人の意見を【第1部】【第2部】で読むわけですが、各部・70ページほどにコンパクトにまとめられているので、中身は濃いです。
天木氏に対してYes & No、田母神氏に対してYes & Noというのが、私自身の率直な感想です。
ただ、新書1冊で、相反する意見を読めるという構成は、ナイスプレー!だと思います。
実際、いろいろ、考えさせられます。
安保は破棄するのか? 改正するのか?、9条改正するのか?、
安保の変更・9条の改正等、国防軍の創設、これらの順序やラグをどうするのか?、
現行9条は機能しているのか?(例・ソマリア沖の海賊対策)、China・北朝鮮で軍部の暴走の可能性は?、
核・核の傘は対話のための時間稼ぎではないのか? などなど
それと、「国を弱くさせるには国民を分断すればいい」(P179・天木氏)とあります。
全く同感で、「なんとか組・なんとか組とか言ってる人は、一体何者?」「官民挙げて、一体何やってんねん」と、ずーっと思ってます。
片方の意見ばかり読みがちな人には、相対する意見に耳を傾ける重要性を教えてくれますし、
リベラル・保守といったカテゴリーよりも1段高い視点へ上げてくれる1冊だと思います。
ちなみに、私自身は、右にChinaを教わり、左に米国を教わって、後は自分で考えるというスタンスです。ご参考までに。
本書は、
【第1部】 今こそ自主・自立した日本を取り戻すときである (天木氏)
【第2部】 日本は国力と軍事力を備えた独立国家たれ! (田母神氏)
【第3部】 激論! 最強の自主防衛とは? (天木氏 vs 田母神氏)。。。と、3部構成になっています。
リベラル・外務省出身・元外交官・護憲の天木氏。
保守・防衛省出身・元航空幕僚長・改憲の田母神氏。
視点が異なる2人ですが、共通するのは「対米独立」路線です。
お2人の意見を【第1部】【第2部】で読むわけですが、各部・70ページほどにコンパクトにまとめられているので、中身は濃いです。
天木氏に対してYes & No、田母神氏に対してYes & Noというのが、私自身の率直な感想です。
ただ、新書1冊で、相反する意見を読めるという構成は、ナイスプレー!だと思います。
実際、いろいろ、考えさせられます。
安保は破棄するのか? 改正するのか?、9条改正するのか?、
安保の変更・9条の改正等、国防軍の創設、これらの順序やラグをどうするのか?、
現行9条は機能しているのか?(例・ソマリア沖の海賊対策)、China・北朝鮮で軍部の暴走の可能性は?、
核・核の傘は対話のための時間稼ぎではないのか? などなど
それと、「国を弱くさせるには国民を分断すればいい」(P179・天木氏)とあります。
全く同感で、「なんとか組・なんとか組とか言ってる人は、一体何者?」「官民挙げて、一体何やってんねん」と、ずーっと思ってます。
片方の意見ばかり読みがちな人には、相対する意見に耳を傾ける重要性を教えてくれますし、
リベラル・保守といったカテゴリーよりも1段高い視点へ上げてくれる1冊だと思います。
ちなみに、私自身は、右にChinaを教わり、左に米国を教わって、後は自分で考えるというスタンスです。ご参考までに。
2013年2月6日に日本でレビュー済み
国を思う気持ちと向かう方向性は同じだが、その理由と具体策が真逆の二人。
そんなふたりの主張、討論を紹介し、彼らに代表される戦後日本の「わが国策論」の
どこがどう違うかについて、これまでにない深さで理解できる本。
非常にコンパクトな書であるが、わが国における米の影の実態を余すところなく
把握できる点がうれしい。
そんなふたりの主張、討論を紹介し、彼らに代表される戦後日本の「わが国策論」の
どこがどう違うかについて、これまでにない深さで理解できる本。
非常にコンパクトな書であるが、わが国における米の影の実態を余すところなく
把握できる点がうれしい。