前作「ユア メディスン」とは、曲調が一変して
所謂「一青窈らしい」バラードである。
一青窈は、「生きることが楽しい」と言うメッセージを
歌に託して発信してきたが、身近かな人、本当に届いて欲しい人に
届いていなかったという出来事があって生まれたのがこの曲らしい。
暗い世相や鬱々した気分になって、何がしたいのか解らなくなった時
でも、
普段は何気なく見逃してしまう瞬間に小さな喜びの数々が存在し、
溢れるばかりの幸せが見つかるものである。
それが見えなくなったり、それを見ようとしなくなることが
「病気」の状態である。
そう言う些細な幸せを並べていくことが、
その全部が一々幸せと思えるようになることが、
自分で自分を癒したり前向きに起こしていくことが、
人生を楽しむ術(すべ)である。
自分が自分らしく生きることに気付いて欲しいとの願いから、
一青窈自身がうんと幸せだと感じたことを書き綴った作品である。
通常盤なので、ボーナストラックの「モノローグ」が無い。