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キュッパのはくぶつかん (福音館の単行本) 単行本 – 2012/4/15
オーシル・カンスタ・ヨンセン
(著, イラスト),
ひだにれいこ
(翻訳)
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キュッパは丸太の男の子です。森でいろいろなものを集めてくるのが大好きです。でも、集めたもので部屋はいっぱい。おかたづけをはじめます。キュッパは、集めたものを分類して、ラベルを貼って、みんなにも見てもらうために、博物館を開くことにしました。博物館を開いたら、今度は記録に残します。展示してあったものは、森に戻したり、リサイクル。そして中には芸術作品に早変わりしたものまでありました。
- 本の長さ32ページ
- 言語日本語
- 出版社福音館書店
- 発売日2012/4/15
- ISBN-10483402685X
- ISBN-13978-4834026856
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商品の説明
著者について
オーシル カンスタ ヨンセン
1978年ノルウェーのベルゲンに生まれる。イラストレーターであった父の影響もあり幼少期より絵を描きはじめる。ベルゲン国立芸術大学でデザインを学ぶ。木の枝や、根を収集する趣味から、それらを模写するようになる。デビュー作である『キュッパのはくぶつかん』は、母国ノルウェーだけでなく、フランス、スウェーデン、ドイツ、韓国でも高い評価を得ている。ベルゲン在住。
枇谷 玲子
1980年富山県に生まれる。デンマーク教育大学児童文学センターに留学。大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。
主な訳書に『くまのバルデマール ぼくって サイコー!』(文研出版)がある。北欧の児童書の翻訳・紹介を精力的に行っている。埼玉県在住。
1978年ノルウェーのベルゲンに生まれる。イラストレーターであった父の影響もあり幼少期より絵を描きはじめる。ベルゲン国立芸術大学でデザインを学ぶ。木の枝や、根を収集する趣味から、それらを模写するようになる。デビュー作である『キュッパのはくぶつかん』は、母国ノルウェーだけでなく、フランス、スウェーデン、ドイツ、韓国でも高い評価を得ている。ベルゲン在住。
枇谷 玲子
1980年富山県に生まれる。デンマーク教育大学児童文学センターに留学。大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。
主な訳書に『くまのバルデマール ぼくって サイコー!』(文研出版)がある。北欧の児童書の翻訳・紹介を精力的に行っている。埼玉県在住。
登録情報
- 出版社 : 福音館書店 (2012/4/15)
- 発売日 : 2012/4/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 32ページ
- ISBN-10 : 483402685X
- ISBN-13 : 978-4834026856
- Amazon 売れ筋ランキング: - 361,990位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25,928位絵本・児童書 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丸太のキュッパに誘われて、もうひとつの世界に入り込んできました。
動物も樹木も人間も生あるものとして等しく存在している、幻想的な世界です。
キュッパのコレクターぶりは、うちの子供とそっくり。
「なぜそんな枝を大事にもってかえるの?」「いったいどういう理由でその何の変哲もない石を拾うんだろう?」
と、大人である私はつい思ってしまうけれども、世の中に同じものは何一つ存在しないので、
子供の目で見ればすべてが特徴あるモノ、貴重なコレクション。
今は子供であるあなたは、大人になりながら一生をかけて、すべてを拾ってくるつもりなの?
すべてを保管して独占するの? それで自分のものにしたと思いこむの?
たくさんのものを所有することで、自分の時間も空間も失ってしまうのに?
そんなことを考えながら物語を読み進めていると、奇妙になつかしい、ある感覚にとらわれました。
すべてが共存している世界の中なら、どこに置いておいても、それはキュッパのものであるとともに、
誰かのものであり、みんなのものなのではないかしら、と。
私も子供だった頃は、たしかにそういう感覚をもっていたような気がするのです。
たとえば、葉っぱが1枚あったとして……
その葉っぱのことを何も知らないでただ手に握っている人と、
葉っぱの特徴を調べ、知り尽くした後に、他の誰かと共有するために森に返した人と、
いったいどちらがその葉っぱを自分のものとして真に楽しんだことになるでしょうね?
キュッパは丸太、“動ける樹木”。
(そういえば、ベッドも机も家も、身の回りのたいていのものは木でできています。)
もしあるのなら、キュッパがまだ地面に植わっていた頃の物語もぜひ読んでみたいものです。
木から切り出されて丸太になるってどんなかんじ? ところで兄弟はいるの?
あなたが男の子なら、おばあちゃんはいったい何年前に切り倒された木なの?
もしかして、丸太になった木はもう死なないの?
と、あらぬ方向に想像が膨らむ、豊かな物語でした。
動物も樹木も人間も生あるものとして等しく存在している、幻想的な世界です。
キュッパのコレクターぶりは、うちの子供とそっくり。
「なぜそんな枝を大事にもってかえるの?」「いったいどういう理由でその何の変哲もない石を拾うんだろう?」
と、大人である私はつい思ってしまうけれども、世の中に同じものは何一つ存在しないので、
子供の目で見ればすべてが特徴あるモノ、貴重なコレクション。
今は子供であるあなたは、大人になりながら一生をかけて、すべてを拾ってくるつもりなの?
すべてを保管して独占するの? それで自分のものにしたと思いこむの?
たくさんのものを所有することで、自分の時間も空間も失ってしまうのに?
そんなことを考えながら物語を読み進めていると、奇妙になつかしい、ある感覚にとらわれました。
すべてが共存している世界の中なら、どこに置いておいても、それはキュッパのものであるとともに、
誰かのものであり、みんなのものなのではないかしら、と。
私も子供だった頃は、たしかにそういう感覚をもっていたような気がするのです。
たとえば、葉っぱが1枚あったとして……
その葉っぱのことを何も知らないでただ手に握っている人と、
葉っぱの特徴を調べ、知り尽くした後に、他の誰かと共有するために森に返した人と、
いったいどちらがその葉っぱを自分のものとして真に楽しんだことになるでしょうね?
キュッパは丸太、“動ける樹木”。
(そういえば、ベッドも机も家も、身の回りのたいていのものは木でできています。)
もしあるのなら、キュッパがまだ地面に植わっていた頃の物語もぜひ読んでみたいものです。
木から切り出されて丸太になるってどんなかんじ? ところで兄弟はいるの?
あなたが男の子なら、おばあちゃんはいったい何年前に切り倒された木なの?
もしかして、丸太になった木はもう死なないの?
と、あらぬ方向に想像が膨らむ、豊かな物語でした。
2015年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵が良い。
細部まで、見ていると楽しくなります。
続きの作品が見たいです。
細部まで、見ていると楽しくなります。
続きの作品が見たいです。
2013年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
孫にブレゼントしたところ、非常に喜んで、逆に内容を話して聞かせてくれました。
2015年12月19日に日本でレビュー済み
安心してお子さんに贈れる絵本です。
いつの間にか家にいっぱい集まった「大好きなもの」を、
おばあちゃんのアドバイスを聞きながら
分類・展示して、自分だけの博物館を作り、
図録にまでまとめてしまう木の男の子のお話です。
町中の人が観覧に訪れました。
そして、展示が終わった後の片づけやものの
処分のことにもきちんと触れられています。
モミのお友達と、博識なおばあちゃんもいい味を出しています!
いつの間にか家にいっぱい集まった「大好きなもの」を、
おばあちゃんのアドバイスを聞きながら
分類・展示して、自分だけの博物館を作り、
図録にまでまとめてしまう木の男の子のお話です。
町中の人が観覧に訪れました。
そして、展示が終わった後の片づけやものの
処分のことにもきちんと触れられています。
モミのお友達と、博識なおばあちゃんもいい味を出しています!
2015年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんなに有名で
こんなに人気のキャラクターの絵本を
☆3つしか付けないのは、きっと私ぐらいかも…ですが
片付けたいのに片付かない私にはキツ~い本でした。
どれだけたくさんの物があっても、
焦らず
慌てず
キチンと
楽しく
片付けられてしまうキュッパの
その満点なお片付け度に、
断捨離できない生活と自分自身に改めて落胆もし
片付けられない強迫観念がより離れなくなった次第で、
心が全く落ち着かなかったのです…
ある意味、とても教戒めいていて、
おばあちゃんに優しく導かれれば導かれるほど、
優しく声を掛けられれば掛けられるほど、
より「こんなに小さな子どもをも、整理整頓の呪縛が取り巻いているのか・・・」と思わずにいられなかったというか。
その、
当たり前のことを当たり前に片付けましょう♪ リサイクルしましょう♪ エコしましょう♪
の世界観に、
ウキウキと浸れないことに前半で気づいてしまって
ちっとも楽しめないまま足早に閉じた次第です。
子どもに読み聞かせるのも、なんだか説教じみていて、積極的にできず…無念。
こんなに人気のキャラクターの絵本を
☆3つしか付けないのは、きっと私ぐらいかも…ですが
片付けたいのに片付かない私にはキツ~い本でした。
どれだけたくさんの物があっても、
焦らず
慌てず
キチンと
楽しく
片付けられてしまうキュッパの
その満点なお片付け度に、
断捨離できない生活と自分自身に改めて落胆もし
片付けられない強迫観念がより離れなくなった次第で、
心が全く落ち着かなかったのです…
ある意味、とても教戒めいていて、
おばあちゃんに優しく導かれれば導かれるほど、
優しく声を掛けられれば掛けられるほど、
より「こんなに小さな子どもをも、整理整頓の呪縛が取り巻いているのか・・・」と思わずにいられなかったというか。
その、
当たり前のことを当たり前に片付けましょう♪ リサイクルしましょう♪ エコしましょう♪
の世界観に、
ウキウキと浸れないことに前半で気づいてしまって
ちっとも楽しめないまま足早に閉じた次第です。
子どもに読み聞かせるのも、なんだか説教じみていて、積極的にできず…無念。
2012年6月1日に日本でレビュー済み
北欧の絵本をみるとよく感じることなんですが、なんか独特の雰囲気が
ありますよね。本書では、緑と白の色使い、収集マニアの丸太のキャラクター、
歩むように展開するストーリー、などが印象的でした。
好奇心のおもむくままに集めたものを、自分なりに意味付けし、
博物館としてプレゼンするという流れが興味深い。
今風の視点でみると、色々なものが落ちている森は、さまざまな情報で
あふれかえる現代社会のよう。博物館という形でみんなに公開するのは
ブログやHPの開設を彷彿させる。
そう考えると、枝葉にみえる部分は独特ながらも、根っこのところでは
多いに通じるものがあるかも。久々に心地よく感覚をゆさぶられました。
そういえば同じく北欧生まれで、石を集める犬の絵本がありましたね。
「アストンの石/ロッタ・ゲッフェンブラード」ご参考まで。
ありますよね。本書では、緑と白の色使い、収集マニアの丸太のキャラクター、
歩むように展開するストーリー、などが印象的でした。
好奇心のおもむくままに集めたものを、自分なりに意味付けし、
博物館としてプレゼンするという流れが興味深い。
今風の視点でみると、色々なものが落ちている森は、さまざまな情報で
あふれかえる現代社会のよう。博物館という形でみんなに公開するのは
ブログやHPの開設を彷彿させる。
そう考えると、枝葉にみえる部分は独特ながらも、根っこのところでは
多いに通じるものがあるかも。久々に心地よく感覚をゆさぶられました。
そういえば同じく北欧生まれで、石を集める犬の絵本がありましたね。
「アストンの石/ロッタ・ゲッフェンブラード」ご参考まで。
2013年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生理整頓に苦手なわたしには、耳の痛い?話?絵が思ったより、素人だったので、星3にしました。