Amazonより
東京湾から突如として大怪獣が出現、首都東京を壊滅させてしまう。やがて怪獣は進路を変え、福井市へと向かう。福井市で平和な時を過ごしていた主婦(桃井かおり)や自分史を執筆中の老人(高松英郎)、キレた教師(田口トモロヲ)らは大騒ぎ。その時、福岡県に亀の形をした第二の怪獣が姿を現した。
怪獣映画ではあるが、怪獣が出現しないという、人を食った着想が生きた作品。金子修介監督が『ガメラ・大怪獣空中決戦』で、怪獣を現在の日本に登場させた時のリアリティ表現として、報道機関のリアクションをドラマに挿入して見せたが、本作における宮坂武志監督と脚本のNAKA雅MURAの手法は、いわばその発展バージョン。通常の生活を送る市民たちのリアクションとSE、音楽、CGを持って、怪獣そのものを描写せずに怪獣が巻き起こすパニック・シチュエーションを見せている。我が国の怪獣映画に欠けている視点を補完しているとも受け取れる作品。(斉藤守彦)
レビュー
桃井かおり、本田博太郎、田口トモロヲなど個性派俳優共演で贈るパニック・コメディ。福井県の田舎町を舞台に、怪獣出現に慌てふためく人々の姿をユーモラスに描く。
-- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
製作: 木村政雄/古里靖彦/渡邊惇
監督: 宮坂武志
脚本: NAKA雅MURA
撮影: 江坂正明
音楽: 鈴木大介
出演: 桃井かおり/本田博太郎/角替和枝/西山由海/吉行由実/奥野敦士/田口トモロヲ/竹内力
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)