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レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫) 文庫 – 1967/5/12

ユゴー (著), 佐藤朔 (翻訳)

64

すべての形式と版を表示

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わずか一片のパンを盗んだために、19年間の監獄生活を送ることになった男、ジャン・ヴァルジャンの生涯。19世紀前半、革命と政変で動揺するフランス社会と民衆の生活を背景に、キリスト教的な真実の愛を描いた叙事詩的な大長編小説。本書はその第一部「ファンチーヌ」。ある司教の教えのもとに改心したジャンは、マドレーヌと名のって巨富と名声を得、市長にまで登りつめたが……。

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ISBN-10

4102117016
ISBN-13

978-4102117019
版

改
出版社

新潮社
発売日

1967/5/12
言語

日本語
寸法

14.8 x 10.5 x 2 cm
本の長さ

475ページ
すべての詳細を表示

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	レ・ミゼラブル〔一〕	レ・ミゼラブル〔二〕	レ・ミゼラブル〔三〕	レ・ミゼラブル〔四〕	レ・ミゼラブル〔五〕

カスタマーレビュー	64	34	35	31	34
価格	￥869	￥825	￥737	￥979	￥825
【新潮文庫】『レ・ミゼラブル』シリーズ	飢えに泣く子供のために一片のパンを盗んだことから始まったジャン・ヴァルジャンの波乱の人生……。人類愛を謳いあげた大長編。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 改版 (1967/5/12)
発売日 ‏ : ‎ 1967/5/12
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 475ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4102117016
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4102117019
寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm

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- - 275位フランス文学 (本)
- - 3,837位新潮文庫

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Nori

波瀾万丈のジャン・バルジャンの人生の始まり

2021年4月17日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

さすがユゴーの名作！ジャン・バルジャンの波瀾万丈の人生の始まりです。

2020年8月24日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

先生からの推薦図書にて、大事に購読してまいります。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ジョバンニ

物語の部分だけ読んだ

2023年4月19日に日本でレビュー済み

以前まともに全てのページを理解して読もうとして1巻の途中で頓挫したか、歴史背景やら作者の思想信条、敢えて言わせてもらえば冗長で長ったらしい解説を飛ばして、物語の部分だけ読んだ。物語しては抜群に面白かった。

2020年4月21日に日本でレビュー済み

　この本は、全五部中の第一部「ファンチーヌ」、８章４７０頁余りの分量です。
　中の第６章が、題して『ジャヴェール』で、分量は、僅か２０頁です。勿論ジャヴェールが描かれるのは、この章だけではありませんし、第五部「ジャン・ヴァルジャン」にも、第９章『脱線したジャヴェール』はありますが、それにしてもこの扱いは、何と言うことでしょう。著者ユーゴーが如何に、ジャン・ヴァルジャンの敵役としてしか、ジャヴェールを描く積りがなかったかを、顕わしていると言えないでしょうか。ですが短いこの第６章には、傾聴すべき言葉が詰まっているのです。それもジャヴェールの言葉として。
　曰く『今、わたしは自分にたいして厳格でなかったら、わたしのしたすべての正当なことは、不正になってしまうでしょう。』
　曰く『他人を罰するだけで、自分を罰しなかったら、わたしは卑劣な人間です』
　曰く『残念ながら、親切であるのはやさしく、正しくあることは困難です！』
　曰く『わたしは他人を扱うように、自分も扱わなければなりません。』
　ジャヴェールは、この言葉に沿った生き方を貫くため、警部職を免じてくれるよう、マドレーヌ市長（ジャン・ヴァルジャン）に要求さえするのです。
　こうしたジャヴェールであったからこそ、最後はジャン・ヴァルジャンに救われた命を、自ら絶つジャヴェールとなるですが、それしか描きようはなかったのでしょうか。
　また小学校での「あゝ無情」から、ジャン・ヴァルジャンの絶対『善』とジャヴェールの絶対『悪』を描く物語として、読まされて来ましたが、今思うに、これは間違ってはいなかったでしょうか。
　この本の冒頭に、ユーゴーは「現世紀（１９世紀）の三つの問題」として、「貧乏のための男の落伍」「飢えのための女の堕落」「暗黒のための子供の衰弱」を挙げて、「地上に無知と悲惨がある以上、本書のような性質の本も無益ではあるまい」と記していますが、男の『落伍』、女の『堕落』という観念・表現からして、最早そぐわなくなっていますし、この本の読み取りも、変えて行かなければならない、そう思うようになりました。

7人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

デリーラ

深い名作!!

2013年1月4日に日本でレビュー済み

『レ・ミゼラブル』読みました。これほどレビューを書くのが難しい作品はないと思います。
この物語は一言では言い表せないくらい深いです。たくさんの事を考えさせられ、心を揺さぶられます。
ジャン・ヴァルジャンは元々とても貧しく惨めな者でしたが善良な人間でした。
貧しさゆえに一片のパンを盗んでしまうのですが、その罪に対して重すぎる懲役を科せられ徒刑場に送られます。
そこで彼は社会の無慈悲と残酷さに憤慨し、社会を増悪し、邪悪な人間になります。そんな彼が出獄後、ミリエル司教に魂を買われ生まれ変わり、正直に善の味方として、魂を捧げて生きていく事を誓うのですが、人生はみじめな者に対して無情で過酷ですから、平穏に幸せにとはいきません。
現代でも前科者に対して世間の目は厳しいですが、19世紀においては、更正する機会すら与えてもらえず永遠に人間以下の扱いを受けるのが当然とされるような非常に厳しい未熟な社会です。
このような社会で、彼は誓いのもと懸命に徳をなして生きようとします。
彼の心の葛藤、生き様、当時の社会情勢が丁寧に描かれていて、スケールの大きさに圧倒されます。
途中、宗教的、哲学的思想や政治の下りは読みにくかったりするのですが…それでも最後まで引きつけられました。
特に、彼の終焉のあり方は読んでいて辛かったです。
読後には複雑な思いが残り、私の中で切ない感動と疑問が生まれました。
ジャン・ヴァルジャンの人生をどう捉えたらよいのか? 彼の人生は報われたのか? みじめな者には結局みじめな人生しかないのか? 惨めなままで死んでいく定めなのか?
---答えは読者の解釈によって様々になると思います。
そんな物語だからこそ19世紀から今もなお愛され続け、この先何世紀も愛されていくのでしょう。
深い名作です。天国にいるユゴー先生ありがとう。

27人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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pooh_san

驚くべき人間賛歌

2002年12月13日に日本でレビュー済み

レ･ミゼラブルが私達に示すもの、それは人間肯定と、ヨーロッパ世界における神と人間との距離感であると思う。
人間肯定については、この物語はあまりにも有名であり、いまさらそれをここでくどくどしく書く必要はない。しかし一言いうならば、迫害され、虐げられた小さな魂がジャン・バルジャンに出会う前、その小さな魂には「愛する機会が与えられていなかった」とはすさまじい洞察であったといえる。愛とはそこにあるものではなく、機会が必要であるとは、私は気づいていなかった。それだけでも、この本は偉大である。
そして神と人間との距離感は、この物語を貫くもうひとつの大きな柱である。孤独ですさんだジャン・バルジャンが、たちなおるきっかけを得たのは神の教えをもたらす者の前であり、ジャン・バルジャンが小さな魂に出会ったのも、神の御手によるものであるとしてある。このような絶対的な神の存在は、我々日本人には理解しがたく、しかしながら物語りの流れが、その存在を私に納得させたことも、ここに告白しなければならないだろう。
今まで気づかなかった多くのものに、気づかせてくれた小説でもある。

37人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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mgarden

ミュージカル→本で感動！→ミュージカル感動！→もう一度読む！

2013年5月20日に日本でレビュー済み

なんて作品でしょう！　素晴らしいです。

ミュージカルが好きで、何度も観ていた作品。
今回、初めて５冊読みました。小学生の頃、「ああ無情」を読んでいたので、話はわかっているつもりでしたが、全くわかっていませんでした。
うわべだけではない、そんなものではない、心の深い深いところの話でした。
そして、時代背景が詳しく書かれていたり、登場人物１人１人に、それぞれ抱えているものがあり、物語があり、葛藤があり、で、これだけの長い小説になっているんですね。
読んでいる最中は、自分がその人物になったかのように、一緒に喜び、悩み、苦しみ、泣きました。
そんな風に感じてしまう文章です。
バルジャンが、窮地に立たされる度に、自分も、その場にいるような気持ちになってしまうのです。
バルジャンだけではなく、すべての人物に感情移入できてしまいます。
何度、涙したかわかりません。
もっと、難しく、読みづらいかと思っていましたが、全くそんなことはなく、どんどん物語に引き込まれていきました。

そして、ミュージカルにはない、それぞれの繋がりも知ることができました。
それを踏まえて、もう一度、ミュージカルの世界に浸り、今まで以上に感動を覚え、号泣しました。
そして、また原作を読み返したくなり・・・きっと、この後も、何度も読み返す本になりそうです。
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1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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たんぼ

フランス文学の最高傑作

2018年2月16日に日本でレビュー済み

ミュージカルのレビュー数がえらいことになってますがその割に小説は少ないです。まあ巻数が多いし内容に冗長な部分も多いので敬遠されてるんだと思われますが、本が好きであるなら一度は読むべき名作だと思います。一冊で3回くらい感動させられます。無人島に持ってく本に選びます
ミュージカルも途中まで見ましたが一巻の多くを費やしたミリエル師がぽっと出のキャラクターになってます。師が実はこんなに濃いキャラクターなんだとぜひ原作を読んで補完してほしいです。でもストーリー追うだけならミュージカルの方がいいでしょうね。つまらないけど短いし

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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