『永訣の朝』という詩から、宮澤賢治を知った人は幸せである。
2歳違いで、賢治の最愛の理解者。妹トシ。そのトシと永訣する朝のできごと。
涙を流しながら 声を出して読んだ者たちは多かったのだろう。
編集者が、宮澤賢治の詩集絵本の題名に『永訣の朝』を選んだのは よほどのことであったのだろう。
「無声慟哭」 という名で賢治とトシの別れの日、その後の詩がまとまっている。
宮澤賢治の詩は 編集する者によっていかようにも 選択され 編集されることがわかる。
それにしても、岩崎書店は 不思議な出版社である。
宮澤賢治の世界を知ろうとすれば もっと収録が多い 詩集を買わないといけない。

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永訣の朝: 宮沢賢治詩集 (美しい日本の詩歌 11) 単行本 – 1996/7/20
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宮澤賢治生誕百年記念出版
- 本の長さ102ページ
- 言語日本語
- 出版社岩崎書店
- 発売日1996/7/20
- ISBN-104265040519
- ISBN-13978-4265040513
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
賢治の書き遺した数多くの口語詩、文語詩、短歌の中から、その精髄を選んで編集。「永訣の朝」など妹トシとの別れを歌った挽歌やよく知られている「雨ニモマケズ」などを収録。宮沢賢治生誕100年記念出版。
登録情報
- 出版社 : 岩崎書店 (1996/7/20)
- 発売日 : 1996/7/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 102ページ
- ISBN-10 : 4265040519
- ISBN-13 : 978-4265040513
- Amazon 売れ筋ランキング: - 414,871位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 117,271位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1896-1933)明治29年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。
富商の長男。日蓮宗徒。1921(大正10)年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。生前刊行されたのは、詩集『春と修羅』童話集『注文の多い料理店』(1924)のみ。
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
6グローバルレーティング
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2008年3月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2023年4月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入(星4の理由)
すばらしい詩集である。でも・・・彼の生きた時代からの時間の隔たりを感じる。現代のわたしたちは賢治のように表現するのか・・・? その疑問があったため「4」にした。
(書評)
ここに収められた詩、宣言などによって宮沢賢治を理解できる。コンパクトではあるが網羅的であると言える。彼がうちこんだ仕事、新しい知識としての科学、思想的な法華経などの影響を感じる。
- 2004年1月16日に日本でレビュー済み彼ほどの詩のセンスをもった人は世界でも珍しい
あの時代に生きていながらも、いろんなことを知っていた
いろんなこと・・・書物から学ぶものもあるだろう だけども、それだけでないものが彼にはあった
それは、自然というものから受け取る不思議な感覚、宇宙、銀河の世界から感じ取る霊性・・・
彼を媒介にして、そういうものに書かされる そんなような 受け取ってきたものを文にあらわしている
この詩集、じっくり読み、時に声に出す ことばのもつ力 場所の持つ力 彼はよ~く知っていたのが分かると思う
本当の幸いとはなんだろうか
この本の持つ力、スピリチュアルな感覚を広げてくれる