原書を読んでいる人はダイレクトに著者の文章表現を堪能できて羨ましい。 いっぽうで私は英語の本など到底読めないが、いつもキング翻訳を楽しく拝読できる。翻訳の皆さん、素敵な翻訳、いつも楽しんでおります。ありがとうございます。
奇抜な猟奇性とかミステリーといった観点以外に、文学としてとても楽しめる。少し短めの作品がふたつ。とても読みごたえがある。
次はビッグ・ドライバー
ビッグ・ドライバー (文春文庫)

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1922 (文春文庫 キ 2-38) ペーパーバック – 2013/1/4
恐怖の帝王キングの最新作品集!
かつて妻を殺害した男を徐々に追いつめる狂気。友人の不幸を悪魔に願った男が得たものとは。巨匠が描く、真っ黒な恐怖の物語を2編。
かつて妻を殺害した男を徐々に追いつめる狂気。友人の不幸を悪魔に願った男が得たものとは。巨匠が描く、真っ黒な恐怖の物語を2編。
- 本の長さ308ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2013/1/4
- ISBN-104167812142
- ISBN-13978-4167812140
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2013/1/4)
- 発売日 : 2013/1/4
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 308ページ
- ISBN-10 : 4167812142
- ISBN-13 : 978-4167812140
- Amazon 売れ筋ランキング: - 187,408位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,569位文春文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
犯した罪は、生活の歯車を狂わせ、最終的には自分に返りくる。
そんな物語。1922年のランプ時代のアメリカの農場生活を想像しながら
読み進め、十分に楽しめた。ネズミが恐怖のキーとなり、物語のポイント
に出て来る。あとがきにもあったが、映画「俺たちに明日はない」が
ヘンリーとシャノンの強盗カップルと重なって蘇ってきた。
いつものステイーブンキングの恐怖とは別タイプの味わいがある恐怖だ。
そんな物語。1922年のランプ時代のアメリカの農場生活を想像しながら
読み進め、十分に楽しめた。ネズミが恐怖のキーとなり、物語のポイント
に出て来る。あとがきにもあったが、映画「俺たちに明日はない」が
ヘンリーとシャノンの強盗カップルと重なって蘇ってきた。
いつものステイーブンキングの恐怖とは別タイプの味わいがある恐怖だ。
2013年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「公正な取引」の中で主人公の息子が両親に車を贈るくだり、
”サブ車”という言葉が出てきて、なんだこれは、どういう意味だと一瞬思ったが、
”SUV”のことだとすぐに思いあたった。
それにしても翻訳者よ、いくらなんでもサブ車はないだろう、ひどすぎる。
SUVはSUVだろう。エスユーブイ。
あと、贈られた車は"パスファインダー”だったのだが、
なぜかスティーブン・キングはこれを”トヨタの…”としていた。
しかし、パスファインダーは”日産”の車だろう。
まあこれはキングの小説の中のことだからよしとしよう。
”サブ車”という言葉が出てきて、なんだこれは、どういう意味だと一瞬思ったが、
”SUV”のことだとすぐに思いあたった。
それにしても翻訳者よ、いくらなんでもサブ車はないだろう、ひどすぎる。
SUVはSUVだろう。エスユーブイ。
あと、贈られた車は"パスファインダー”だったのだが、
なぜかスティーブン・キングはこれを”トヨタの…”としていた。
しかし、パスファインダーは”日産”の車だろう。
まあこれはキングの小説の中のことだからよしとしよう。
2015年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キングの短編集ならぬ中編集は、日本では分厚くなりすぎるからか二冊に分冊される。
これは原題「Full Dark, No Stars」。
「星なき 真の闇」とでも訳すそのタイトルにふさわしくオリジナル収録の4編は
どれも、きわめて苦みと毒気が強い。
こちらの収録作品はスーパーナチュラルな要素が強い2編。
「1922」は妻殺しの話だが、背景には古いアメリカの農村地帯における時代の推移とそれに翻弄される
人々が描かれており、告白という形を取られたその筆致はきわめて後味の悪い話しながら
どこか郷愁もあり、先が知りたくてしょうがなくなる。妻の霊といったスーパーナチュラルな要素もあるが
主人公が持つ罪の意識からの静かな狂気ともとれ、不思議な余韻が残る。
「公正な取引」は、よくある悪魔と取引した男の話だが、そんな手垢のついたテーマをここでも
十分に読ませる。悪魔の描写も面白いし、話の展開も徹底的にブラックで後味は悪いが
この手垢のついたテーマからああいう展開になるだろう、という予測から・・・・・
という展開で後味の悪さにも、こちらも不思議な余韻が残る。
後味が悪く、ダークで、強い苦みと毒気がありながら、どうしても続きが気になり
ページを繰る手が止まらなくなるリーダビリティを兼ね備えていて、そこに不思議な余韻を
隠し味に。この味わいの複雑さが読後の満足感に繋がっていると思われる。
キングはこれくらいの長すぎない(十分長いのだが)物語の方が切れ味が良いように思う。
これは原題「Full Dark, No Stars」。
「星なき 真の闇」とでも訳すそのタイトルにふさわしくオリジナル収録の4編は
どれも、きわめて苦みと毒気が強い。
こちらの収録作品はスーパーナチュラルな要素が強い2編。
「1922」は妻殺しの話だが、背景には古いアメリカの農村地帯における時代の推移とそれに翻弄される
人々が描かれており、告白という形を取られたその筆致はきわめて後味の悪い話しながら
どこか郷愁もあり、先が知りたくてしょうがなくなる。妻の霊といったスーパーナチュラルな要素もあるが
主人公が持つ罪の意識からの静かな狂気ともとれ、不思議な余韻が残る。
「公正な取引」は、よくある悪魔と取引した男の話だが、そんな手垢のついたテーマをここでも
十分に読ませる。悪魔の描写も面白いし、話の展開も徹底的にブラックで後味は悪いが
この手垢のついたテーマからああいう展開になるだろう、という予測から・・・・・
という展開で後味の悪さにも、こちらも不思議な余韻が残る。
後味が悪く、ダークで、強い苦みと毒気がありながら、どうしても続きが気になり
ページを繰る手が止まらなくなるリーダビリティを兼ね備えていて、そこに不思議な余韻を
隠し味に。この味わいの複雑さが読後の満足感に繋がっていると思われる。
キングはこれくらいの長すぎない(十分長いのだが)物語の方が切れ味が良いように思う。
2017年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キングは、昔「スタンド・バイ・ミー」を読んだきりだ。
この度「ビッグドライバー」と「1922」をいっしょに読んだ。
こちらの方がおもしろい。
殺すシーンはリアルで気色わるい。
父親が息子を殺人の共犯者にしようというのは‥
しかも、母親殺しの共犯者にというのはあり得ない。
無理がある。息子がかわいそう。
やるなら親父一人でやれよ!
「心なんてものは公正さと同じで、精神力の弱い連中が最後の拠り所とするものだ‥」
この度「ビッグドライバー」と「1922」をいっしょに読んだ。
こちらの方がおもしろい。
殺すシーンはリアルで気色わるい。
父親が息子を殺人の共犯者にしようというのは‥
しかも、母親殺しの共犯者にというのはあり得ない。
無理がある。息子がかわいそう。
やるなら親父一人でやれよ!
「心なんてものは公正さと同じで、精神力の弱い連中が最後の拠り所とするものだ‥」
2019年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あることをきっかけにどんどん不幸になる男の話。
リアリティーがありつつ、幻想的で、
おちぶれていくさますら気持ちよく描くキングの手腕に脱帽。
リアリティーがありつつ、幻想的で、
おちぶれていくさますら気持ちよく描くキングの手腕に脱帽。
2019年11月17日に日本でレビュー済み
超常現象的なものよりも現実的な内容の話です。
人体の損傷に関する描写がエグいので、誰にでもオススメできるわけではありませんが、安易な選択をすると人生が転げ落ちるように転落する、因果応報を嫌というほど味わえる傑作。
読後、どちらを選択していれば幸せだったのか…、破廉恥に思えた母親の選択と言動が実は最良だったのではないか?
人生を転げ落ちる破滅型ジェットムービーを見ているかのような感覚で一気に読み終えました。
人体の損傷に関する描写がエグいので、誰にでもオススメできるわけではありませんが、安易な選択をすると人生が転げ落ちるように転落する、因果応報を嫌というほど味わえる傑作。
読後、どちらを選択していれば幸せだったのか…、破廉恥に思えた母親の選択と言動が実は最良だったのではないか?
人生を転げ落ちる破滅型ジェットムービーを見ているかのような感覚で一気に読み終えました。
2013年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編集が好きなので久々に買ってよかったです。
三月にもキングの短編集が出るとあったので、それも買う予定です。
三月にもキングの短編集が出るとあったので、それも買う予定です。