この作品は、若い頃からシネフィルだった亡き母が最も好きな映画の1本だと言っていた。戦前の日本公開時に、女子大生だった母は劇場で鑑賞している。
僕はタイトルはよく知っていたものの、ちょっと食指が動かなったのだが、10数年前に、年間500本の映画を見るという友人が、彼の最も好きな洋画10本のうちの1本に挙げていたので、遅まきながらDVDを見たら、僕もすっかりこの作品の虜になった。と同時に、母が何故この作品に惹かれたのかも良く分かった。
戦前の特権階級の家に生まれた母は、近づく戦争の足音と共に、これから訪れるであろう波乱万丈の生涯を予感していたのだと思った。この作品において、ヒロインがかつて舞踏会で踊った男性達が流転の人生を歩んだように…
余談だが、フランス映画好きの母の影響で、僕は小学校低学年の頃から既に、ルイ・ジューベやジャン・ギャバンやジェラール・フィリップなどの俳優を知っていた。母のお気に入りはジャン・マレーだった。世代は異なるが、母はアラン・ドロンが嫌いだった。
このBDは、若し叶う事なら母と一緒に見ようと思って予約したのだが、願い空しく、BD到着から1か月余りで未見のまま母は96歳で他界した。
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舞踏会の手帖 [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | マリー・ベル, アリ・ボール, ジュリアン・デュヴィヴィエ, ピエール・ブランシャール, ルイ・ジューヴェ, フランソワーズ・ロゼー |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 2 時間 10 分 |
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商品の説明
1937年ヴェネチア国際映画祭最優秀外国映画賞
1938年キネマ旬報外国映画ベストテン第1位
想い出はワルツの調べに生きて
「今でも私の夢を見る?」
オムニバス映画の最高峰はこれ
オムニバス(もとの意味は乗合馬車)、つまり短編集的構成の映画の最高傑作のひとつ。夫を亡くしたクリスティーヌ(マリー・ベル)は、昔の手帳を手に、社交界デビューの夜にワルツのお相手をしてくれた男たちの今の姿を訪ね歩く。ベルを初め、7つの話の登場人物は名優ぞろい(たとえば第2話のルイ・ジューヴェ。朗読がうまく、ここで口ずさむのはヴェルレーヌの詩)で、当時のデュヴィヴィエ監督がいかに大物だったかがわかる。内容も語りくちもそれぞれ違う点、何回見てもあきないが、いかにもデュヴィヴィエ好みの悲劇的なものより、むしろ喜劇的な部分に心の傷は深く、味わいもある。エピローグにチラリと出る青年は、監督の出世作『にんじん』(1932年)の名子役ロベール・リナンの大人になった姿である。彼は第2次世界大戦中レジスタンス運動で死んだ。
三木宮彦
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : フランス語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83 g
- EAN : 4933672236599
- 監督 : ジュリアン・デュヴィヴィエ
- メディア形式 : ドルビー, ブラック&ホワイト
- 時間 : 2 時間 10 分
- 発売日 : 2009/2/20
- 出演 : マリー・ベル, フランソワーズ・ロゼー, ルイ・ジューヴェ, アリ・ボール, ピエール・ブランシャール
- 字幕: : 日本語
- 言語 : フランス語 (Mono)
- 販売元 : IVC,Ltd.(VC)(D)
- ASIN : B001O4J9VW
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 80,809位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 7,506位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年10月21日に日本でレビュー済み
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2020年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の女性が訪ねる、かつて若い頃舞踏会で知り合った今は中年の男性達の、人生模様がそれぞれ個性的で必見です。人生について、深く考えさせられます。
2012年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごく古い映画だから仕方がないと思いますが、非常に画質が悪いものでした。
特典のスタッフ・キャスト紹介、作品の解説も詳細な情報がなくて残念です。
北イタリアのコモ湖畔の邸宅に住む未亡人クリスティーヌがヒロイン。
夫を亡くしたばかりの36歳のクリスティーヌは、裕福だが子供も友人もいない孤独な女性。それまでの彼女の歩んできた人生、夫との結婚生活がどんなものだったのか、冒頭のシーンだけで想像できます。
20年前、クリスティーヌが16歳の時に初めての舞踏会に出たとき、自分に愛を囁いた男性達を一人一人訪ね歩いていきますが、歳月の流れの残酷さと現実の厳しさを知る自分探しの旅です。
以前から名画だということを聞いていましたが、今回が初見。
誰でもが人生の節目や辛い時に立ち止まってふと考える「もしあの時〜だったら?」美しい過去を思い起こして過去に出会った男性を訪ね歩く、それを映像化した味わい深い作品だと思います。
記憶というのは美化されるもの、昔美しかったものが時を経て改めて見るとその落差に気づいて愕然として幻滅するものでしょう。
クリスティーヌが、自分の生き方を模索して新たな生き方を見出していく過程と帰結は、現代にも通じる普遍のテーマかもしれません。
特典のスタッフ・キャスト紹介、作品の解説も詳細な情報がなくて残念です。
北イタリアのコモ湖畔の邸宅に住む未亡人クリスティーヌがヒロイン。
夫を亡くしたばかりの36歳のクリスティーヌは、裕福だが子供も友人もいない孤独な女性。それまでの彼女の歩んできた人生、夫との結婚生活がどんなものだったのか、冒頭のシーンだけで想像できます。
20年前、クリスティーヌが16歳の時に初めての舞踏会に出たとき、自分に愛を囁いた男性達を一人一人訪ね歩いていきますが、歳月の流れの残酷さと現実の厳しさを知る自分探しの旅です。
以前から名画だということを聞いていましたが、今回が初見。
誰でもが人生の節目や辛い時に立ち止まってふと考える「もしあの時〜だったら?」美しい過去を思い起こして過去に出会った男性を訪ね歩く、それを映像化した味わい深い作品だと思います。
記憶というのは美化されるもの、昔美しかったものが時を経て改めて見るとその落差に気づいて愕然として幻滅するものでしょう。
クリスティーヌが、自分の生き方を模索して新たな生き方を見出していく過程と帰結は、現代にも通じる普遍のテーマかもしれません。
2016年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人生のほろ苦さをオムニバス形式で描いています。
全てが美しく輝いていた1919年に較べ、何もかも色褪せた20年後の現実を主人公は知ることになりますが、
それでも有益な旅だったと思います。
フランソワーズ・ロゼーが文字通り「大」女優なのを再確認しました。
171センチのガルボより大きいでしょうね。
弁護士崩れの悪党ジョーを演じたルイ・ジューヴェは文句なしの名優で、
殆どセリフがなく登場時間も短いのに、恐ろしいほどの迫力で一見の価値があります。
デュヴィヴィエ監督は後年アメリカで同じくオムニバス形式の「運命の饗宴」を撮ります。
これも良い映画なので、画質の悪いYouTubeではなくBlu-rayで鑑賞できればと願います。
全てが美しく輝いていた1919年に較べ、何もかも色褪せた20年後の現実を主人公は知ることになりますが、
それでも有益な旅だったと思います。
フランソワーズ・ロゼーが文字通り「大」女優なのを再確認しました。
171センチのガルボより大きいでしょうね。
弁護士崩れの悪党ジョーを演じたルイ・ジューヴェは文句なしの名優で、
殆どセリフがなく登場時間も短いのに、恐ろしいほどの迫力で一見の価値があります。
デュヴィヴィエ監督は後年アメリカで同じくオムニバス形式の「運命の饗宴」を撮ります。
これも良い映画なので、画質の悪いYouTubeではなくBlu-rayで鑑賞できればと願います。
2019年11月20日に日本でレビュー済み
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大変懐かしかったです。有り難う
2017年10月13日に日本でレビュー済み
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大体、想い出旅行、センチメンタルジャーニーは期待が大きいだけにがっかりする事が多いものだが、この映画もその一つ。只、主人公が余りにも若くて美しく、一方想い出の相手の6人の友人の20年後の変貌振りが余りにも大きいだけにその落差にこの映画のドラマとしての面白さがある。そして最後に、本当に彼女が好きだった7人目の男性だけは予想通りの人生を歩んで早世したことを発見し、彼女がその忘れ形見を養子としてこれからの人生を生きて行くと想像させる所で、どんでん返しのような救いが待っているという、これぞドラマのお手本のような映画である。けだし傑作、名作と言うべきか。尚、途中主人公が「どこにお住まい?」と聞かれて、字幕で「ナポリ」と答えているのは勿論間違いで、原文は「En Italie.」だから「イタリー」とするのが正しい(正確にはイタリアのコモ湖)。
2014年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史に、たられば、は無い。悔やんでも悔やんでも時間は戻らない。それが事実。