本当に思ったより美品でした。
梱包の綺麗でしかも低価格でありがたかったです。
今、本を読んで楽しんでいる最中です。
ありがとうございました。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥1,650¥1,650 税込
ポイント: 50pt
(3%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥1,650¥1,650 税込
ポイント: 50pt
(3%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥9
中古品:
¥9

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
歓喜の仔 上巻 単行本 – 2012/11/22
天童 荒太
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,650","priceAmount":1650.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,650","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"k8zPlwkQKDOIxrvAv%2BrEYB6mcBHFHPISatALvXmFrBCUOb8qlEzsir7UIn2X9QNI8lGmEEdlA5%2FJ%2FRfXMKmxbNdti0y%2Fyj4Pa8SiKCJR2vxrMGZN%2B4ZD47kr%2BV56SaYuME%2BpoWqU2nM%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥9","priceAmount":9.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"9","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"k8zPlwkQKDOIxrvAv%2BrEYB6mcBHFHPISUmjfW%2B3dF6TDYtLZmhZK0xUe1%2BFXihhylqDMExSQcsc%2B34ybfV%2FmGzZ688XZ6E%2FDueopJYhFV4rZTBkEdlF4oFlF%2Fs2tnbufwezDPBjS0MpKBTc5%2FvK7u%2BEe6izzS2rYQqsqq%2BvHzWGBStUJzTsWPwbfX8sYyLLa","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
愛も夢も奪われた。
残されたものは、
生きのびる
意志だけだった。
『永遠の仔』『悼む人』を経て、天童文学はここまで進化を遂げた。
日本の内実を抉り、混迷する世界と繋がり、私たちの魂の源を震撼させる金字塔、ここに。
父は突然消え、母は心に傷を負って植物状態になった。
残された三兄妹は、誰も知らない犯罪に手を染める道を選んだ。
救いは、戦地で生きる心の友。
残されたものは、
生きのびる
意志だけだった。
『永遠の仔』『悼む人』を経て、天童文学はここまで進化を遂げた。
日本の内実を抉り、混迷する世界と繋がり、私たちの魂の源を震撼させる金字塔、ここに。
父は突然消え、母は心に傷を負って植物状態になった。
残された三兄妹は、誰も知らない犯罪に手を染める道を選んだ。
救いは、戦地で生きる心の友。
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2012/11/22
- ISBN-104344022874
- ISBN-13978-4344022874
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
60年愛媛県生まれ。86年に「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。96年『家族狩り』で山本周五郎賞、2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞、08年『悼む人』で第140回直木賞を受賞。最新刊は『静人日記』。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2012/11/22)
- 発売日 : 2012/11/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 268ページ
- ISBN-10 : 4344022874
- ISBN-13 : 978-4344022874
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,336,623位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 31,566位日本文学
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の国は他国に比較して裕福となったといわれるが、本当にそうであるかを自問自答させらる名作でした。
2013年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、天童荒太氏の作品は、「永遠の仔」と「悼む人」を読み、どちらも深く感動し、人生観に少なからぬ影響を受けました。今回「歓喜の仔」が刊行され、書店で見ると、帯に「天童文学は、『永遠の仔』『悼む人』を経てここまで進化した。」とか「金字塔」とか「世界文学」とかと書かれていたので、「これは、すばらしい作品にちがいない。」と思い込み、上下そろえて購入しました。
ところが、作品の冒頭から「なんじゃこりゃ。」と思いました。作品の冒頭に主人公の1人が通う小学校のクラス担任「ハリガネ」と副担任「メタボ」が出てきます。小学校には副担任なんてかつても今も存在しません。天童氏は高校と小学校を混同しているのではないでしょうか。「悼む人」では、あれだけ綿密な取材の元に書き上げた氏が、これはまた何としたことでしょう。リアリティーが はなから失われてしまっています。また、あそこまでいじめられたら、いくら担任が無能で無気力でも、職員間で大きな問題になってしまいます。それに、昭和30〜40年代ならともかく、今ならあそこまで過酷な環境に置かれている子どもがいたら、児童相談所や教育委員会に通報する義務があります。
読み進めていくと、「これは『永遠の仔』の2匹目のドジョウねらいで出版された作品だ。」ということが分かってきました。「永遠の仔」と「悼む人」では大きく内容が違っていたのに、ワンパターンです。新鮮さがありません。即決で上下そろえて3千円余りで買ってしまった私がバカでした。少なくとも、上巻だけにしておけばよかったです。
ところが、作品の冒頭から「なんじゃこりゃ。」と思いました。作品の冒頭に主人公の1人が通う小学校のクラス担任「ハリガネ」と副担任「メタボ」が出てきます。小学校には副担任なんてかつても今も存在しません。天童氏は高校と小学校を混同しているのではないでしょうか。「悼む人」では、あれだけ綿密な取材の元に書き上げた氏が、これはまた何としたことでしょう。リアリティーが はなから失われてしまっています。また、あそこまでいじめられたら、いくら担任が無能で無気力でも、職員間で大きな問題になってしまいます。それに、昭和30〜40年代ならともかく、今ならあそこまで過酷な環境に置かれている子どもがいたら、児童相談所や教育委員会に通報する義務があります。
読み進めていくと、「これは『永遠の仔』の2匹目のドジョウねらいで出版された作品だ。」ということが分かってきました。「永遠の仔」と「悼む人」では大きく内容が違っていたのに、ワンパターンです。新鮮さがありません。即決で上下そろえて3千円余りで買ってしまった私がバカでした。少なくとも、上巻だけにしておけばよかったです。
2013年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
暗い内容ということでしたが、読み進めるほどに引き込まれるものがありました。
とても丁寧に作られていると思いました。
天童さんだからこそ!書けるものだと思いました。
とても丁寧に作られていると思いました。
天童さんだからこそ!書けるものだと思いました。
2013年1月26日に日本でレビュー済み
なんとも暗い。
暗すぎて救いがない。
高校生、小学生、幼稚園生の年齢の子供がこんな生活を送れるんだろうか?
って、そんなところに疑問を持っても意味のない本だと思うけど・・・・
まだ上しか読んでないけど、これからいったいどうなっていくんだろう?
でも、子どもに大したことが出来るとは思えない。
そうなると、寝たきりの母親を、幼い子供たちが見続け、やくざに仕事をもらって生き抜くんだろうか?
何を書きたいんだろう?何を書きたかったんであろう?何を伝えたいんだろう?なんだか全然わからない。
暗すぎて救いがない。
高校生、小学生、幼稚園生の年齢の子供がこんな生活を送れるんだろうか?
って、そんなところに疑問を持っても意味のない本だと思うけど・・・・
まだ上しか読んでないけど、これからいったいどうなっていくんだろう?
でも、子どもに大したことが出来るとは思えない。
そうなると、寝たきりの母親を、幼い子供たちが見続け、やくざに仕事をもらって生き抜くんだろうか?
何を書きたいんだろう?何を書きたかったんであろう?何を伝えたいんだろう?なんだか全然わからない。
2013年3月17日に日本でレビュー済み
『永遠の仔』から、
ずいぶんな時間を経ての今作。
その力の入れようは、
読めばわかる。
現代日本の底辺にいる少年たちが主人公。
父親は蒸発、
母親は寝たきり、
家族の経済を支えている17歳の少年。
学校でいじめられ、
孤独な12歳の少年。
そして、見えないものが見えてしまう、
6歳の少女。
3人兄妹は、
殺伐としながらも、
何とか寄り添って生きている。
また、
それぞれの生活の中で、
かすかな光を求めてもがいている。
彼らがなぜそこまで落ちたのか。
現在と、過去を行ったり来たりする。
また、寝たきりの母親の視線も入ってくる。
そして、
同時代を生きるパレスチナの少年。
フィクションの登場人物として、
17歳の少年が、
空想の友人として夢想する。
救いのないまま、
上巻は終わる。
ずいぶんな時間を経ての今作。
その力の入れようは、
読めばわかる。
現代日本の底辺にいる少年たちが主人公。
父親は蒸発、
母親は寝たきり、
家族の経済を支えている17歳の少年。
学校でいじめられ、
孤独な12歳の少年。
そして、見えないものが見えてしまう、
6歳の少女。
3人兄妹は、
殺伐としながらも、
何とか寄り添って生きている。
また、
それぞれの生活の中で、
かすかな光を求めてもがいている。
彼らがなぜそこまで落ちたのか。
現在と、過去を行ったり来たりする。
また、寝たきりの母親の視線も入ってくる。
そして、
同時代を生きるパレスチナの少年。
フィクションの登場人物として、
17歳の少年が、
空想の友人として夢想する。
救いのないまま、
上巻は終わる。
2014年3月9日に日本でレビュー済み
物語は一つの家族の複数の視点で進んでいく。
母、兄、弟、妹、それぞれが現実世界から逃避するための世界を所有しており、そこに逃げこむことで精神をかろうじて保っている。どちらの世界でも弱い物同志が群れになり、凶暴な肉食獣から身を守っている。妹の発する「いっしょにいたら、だいじょうぶ。むれで、あつまっていたら、やられない。」というささやきが全体を通して聞こえてくる。両方の世界がクロスするような物語の作りはとても工夫されている。
社会からどんどん堕ちていくような危うい作業が続く兄弟の日常が、ある事件をきっかけに大きく転換して、これまでのやりきれなさへの反動から一気に駆け上って「歓喜の歌」へとつながる終章は、多少芝居じみてはいるが、読んでいても堂々たる独唱が聞こえてきそうな高揚をもたらす。
著者の「幼いもの」「弱いもの」に対する視線はいつも優しい。また「人間は悪ではいつづけられない」という信念も彼にとっては不変である。本作品でも最後に光明が見えて、救いや希望を感じることができる。もしかしたらこの特徴は最大の弱点かもしれないが、「悪をなすことで報いがある」「祈りの対価として救いがある」というような一般的な宗教の教義ではなく、「どれほど悪をなそうと、人は必ず善きものを生み、善きものを育ててしまう。そのとき、悪は裏切られる。それが人間が滅びない秘密だ」という言葉こそ我々が信じるべき教えなのではないかと思う。
私は彼の新刊が出るたびに手に取るだろうし、人には読むことを勧める。天童荒太と同時代に生きて、彼の作品を読める幸せを喜び、それを共有したいと思う。
母、兄、弟、妹、それぞれが現実世界から逃避するための世界を所有しており、そこに逃げこむことで精神をかろうじて保っている。どちらの世界でも弱い物同志が群れになり、凶暴な肉食獣から身を守っている。妹の発する「いっしょにいたら、だいじょうぶ。むれで、あつまっていたら、やられない。」というささやきが全体を通して聞こえてくる。両方の世界がクロスするような物語の作りはとても工夫されている。
社会からどんどん堕ちていくような危うい作業が続く兄弟の日常が、ある事件をきっかけに大きく転換して、これまでのやりきれなさへの反動から一気に駆け上って「歓喜の歌」へとつながる終章は、多少芝居じみてはいるが、読んでいても堂々たる独唱が聞こえてきそうな高揚をもたらす。
著者の「幼いもの」「弱いもの」に対する視線はいつも優しい。また「人間は悪ではいつづけられない」という信念も彼にとっては不変である。本作品でも最後に光明が見えて、救いや希望を感じることができる。もしかしたらこの特徴は最大の弱点かもしれないが、「悪をなすことで報いがある」「祈りの対価として救いがある」というような一般的な宗教の教義ではなく、「どれほど悪をなそうと、人は必ず善きものを生み、善きものを育ててしまう。そのとき、悪は裏切られる。それが人間が滅びない秘密だ」という言葉こそ我々が信じるべき教えなのではないかと思う。
私は彼の新刊が出るたびに手に取るだろうし、人には読むことを勧める。天童荒太と同時代に生きて、彼の作品を読める幸せを喜び、それを共有したいと思う。
2012年12月29日に日本でレビュー済み
父は多額の借金を残したまま突然失踪し、母は事故で植物状態。残された3兄妹は、病院からも見放された母を介護しながら、借金を返済するために・・・やむなく犯罪を強いられていた。3兄妹の心は深い傷を負い、17歳の誠は音感を、小6の正二は色彩感覚を、そして5歳の香は臭覚を喪失してしまった。3兄妹には夢も希望も絶無の状態に閉じ込められていた。そんな彼らに、学校でのいじめ、差別、裏切り、裏社会の過酷な搾取・・・といった様々な拷問にも似た現実の悪意が執拗に襲いかかってくる。読んでいると、作者は一体どうしたいのだという気持ちになるのだが・・・。このような窮地に置かれた、子供は、自らの心の内に空想・仮想世界を創り出して、そこに生きることによって、現実に対処するようになることが実際にみられる。本書においては、長男・誠は、自らの想像の世界の中に創りあげた少年リートの存在が唯一の救いとなる。そして、誠の物語とリートの物語がいつしか交差・融合してゆく。言い換えれば、内なる心と現実の世界との境界がなくなっていくのである。この部分の記述をどのように読者が受け止められるかが本書の読みどころであるが、それは読者依存であろう。また、父に関する秘密を胸に秘めている“正二”、死んだ人間の姿が見えてしまう“香”・・・彼らも自らの物語をもっている、それが父と母の過去の物語と重なるとき・・・また別の物語のフィーチャーが・・・。本書は多重性と深淵さを合わせもっていて、本書を読みつくすのは容易ではない。しかし、頁をめくるとともに、幾度も“この物語に救いはあるのだろうか・・・”と思ってしまう。下巻を読み進んで行っても、その思いは消えない。3兄妹に奇蹟が起きて欲しいとはいうものの、奇蹟を起こさせないという作者の意図もあるのかもしれない・・・。
『仔』とは人間以外の子供を表現するときに使用する言葉。著者の用いた『仔』のイメージとは・・・悪が栄え、悪が勝つ、嫌な現実の世界を生き抜くことの尊さであろう、そのためには“子“は“仔“となって、まさしくケモノのように群れ、互いに支えあって生きる“本能”を身に付けている存在なのであろう。
また読んでもいいと思いました。
『仔』とは人間以外の子供を表現するときに使用する言葉。著者の用いた『仔』のイメージとは・・・悪が栄え、悪が勝つ、嫌な現実の世界を生き抜くことの尊さであろう、そのためには“子“は“仔“となって、まさしくケモノのように群れ、互いに支えあって生きる“本能”を身に付けている存在なのであろう。
また読んでもいいと思いました。