「しがみつく」とは、「執着」「拘り(こだわり)」「囚われ(とらわれ)」。
「拘り」・「囚われ」とは、「拘束」、「囚人」、「不自由」であり、それは「奴隷」状態に在ります。何かの目標を持ったり、欲望を持ったりする事は、結局は「欲望の奴隷」となってしまいます。
「ふつうの幸せ」の「ふつう」に設定する基準は、何処に、どのレベルに置くかは人それぞれによって異なりますが、世間一般的には、「世間」や「空気」、「多数派」、「マスコミ」の言う事と同類である事を「普通」としています。しかし、その「普通」が決して正しい訳では有りません。
世間・社会の中に在って少数派であろうとも(俗に言う「普通」では無くとも)、自分の精神・心の上で自由や解放感が有り、マイペースであると言う、自分にとっての「自然な状態」が、自分にとっての「普通」であると思います。しがみつき拘る事は心が奴隷状態に在り、それはストレスを招く「不自然」な心の状態です。心の本来の状態(この世に生まれた時の状態)である、ストレスの無い「自然な状態」が、「本当の普通」です。世間・多数派の「偽りの普通」に合わせていると、却ってストレスは溜まってしまいます。
その「普通の基準」について、世間や社会のマジョリティー(多数派)にとっては周りの「世間・社会を基準」にしています。つまりそれは、周囲の人の顔色や反応、評判を気にしている事で、笑われない様にしようとか、見栄を張ったりする事で、常に「群れ」で行動し、最も未熟で幼稚な人達です。その様な人達よりも次元(レベル)が高いのが、「自分を基準」にしている人達で、主体的に考えた上での主義・主張・イデオロギーを持ち、マイノリティー(少数派)として、孤独にマイペースに、本当の自分にとっての普通で居る人達です。
それらの人達よりも、人間として最も次元(レベル)が高く、最も成熟した人達は、「神を基準」にしています。神は「真理」であり「真(まこと)」です。その「真理」・「真実」を基準・規範にする事は、正しい考え方・捉え方・判断の仕方・生き方に繋がり、「世間・社会の考え」や「自分の考え」に依らずに、「神に従い」、「神に委ねる」ことで「本当の自由」が得られます。世間・社会の考えに合わさなくとも、わざわざ自分で考えなくとも、神に委ね従う事で、自由に、楽になります。
故に、「神を基準」にする事が、本来の、本当の「ふつうの幸せ」であると思います。神に決められている「運命」を素直に受け入れて大きく委ねる事によって、喜んで神を賛美する事に繋がります。
恋愛や孤独感等において感じる寂しさは、「誰か」を待ち望んでいる様ですが、同様に人に依存せずに、「神に依存」する事が、寂しさと言う心の空白を真に埋める事が出来ます。人からの愛を求めず、神が支える「本当の自立」をする事が出来ます。この世に在って孤独であろうとも、信仰の有る心には聖霊(=父である神と、子なるイエス・キリストとの三位一体)が宿っています。「alone」とは聖霊が心に存在していて寂しくない孤独であり、反対に「lonely」とは心に空白があって寂しさを感じる孤独の事です。「魂の声」とは、「聖霊の声」です。
「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる。」(旧約聖書・箴言29章25節)。
ところで、就職活動などでは履歴書や面接においては自己PRをしなければならない面が有ります。この社会や世間が理想郷では無く、出来ればこの社会・世間を避けて遠ざかって生きたいと私は思うのですが、現実には社会に出て仕事をして、そこで生活の為のお金を稼がなければ、この世では生きていけません。社会の構造は強固で、それに従わざるを得ない面が在ります。自分を「出来ない者」として、自分には能力が無く、自分の力では無く「主に私は身を避ける」(旧約聖書・詩編11章1節より)等と言おうものなら、就職も儘(まま)ならない面が在ります。就職を目指す者等の様に、身分や地位が低い者の場合には、ある程度の自己PRや自己主張、アピール、反論は必要に思います。結局、この世で生きて行く上では、自分の心の「純粋な理想」と、社会の「偽善」の中で生きて行く姿勢・処世術との「バランス」をとる必要が有る様に思います。その上でも、「6対4」とか「7対3」等とそのバランスの取り方は人それぞれによって異なります。一方、社会的に身分・地位が高い人達は、謙譲・謙虚さの必要性はより高くなります。
生活の為だから等と、お金が一番等とお金にしがみつくのは勿論間違いですが、この世がお金で成り立っている以上は、額に汗して仕事をしてお金を稼ぎ、その「余裕」の部分から、募金・献金等で人々に分け与えたり、事業を起こして世の人々に貢献する事が正しい事となります。
「人はパンだけで生きるのではない、人は主の口から出るすべてのもので生きる」(旧約聖書・申命記8章3節より(新約聖書・マタイの福音書4章4節にも同様))。「主の口から出るすべてのもの」とは、「聖書」にある主の御言葉です。「貧しい者は幸いです。神の国はあなたがたのものですから。いま飢えている者は幸いです。あなたがたは、やがて飽くことができますから。」(新約聖書・ルカの福音書6章20〜21節より)。
現在の競争社会の中、「心のゆとり」が失われ、「人間の狭量化」が進み、「瞬間主義」(一瞬の勝ち負け)、「刹那主義」が進み、「寛容」を失い(自分と違う行動をする人の心を理解出来ない)、視野が狭くなっている事が挙げられています。「現世利益」は瞬間的で一時的なものですが、「魂」は永遠でこの世の後(死後)も続きます。
世論操作を行なっている「マスコミ」を通したマーケティングに、騙されている高齢者等が多いと有ります。マスコミは「自主規制」や企業(スポンサー)、支配階級に使われている為に、自分の意見が言えず、真実を伝えず、偽りの世間の「空気」を作っています。その様な「マスコミ」や「空気」・「世論」を疑い、それらに影響されず、煽られない様にしなければなりません。
自己の起源や根拠を問う傾向がある様ですが、人間の生と死は神の意志によるものであり、生命は「神の領域」で神に決定権が在り、神の計画の下に人の生命は置かれています。創造主によって一人ひとりの生命は造られ、人の生命はその人のものでは無く神のものです。
同様に自分の生まれた価値、生きる意味を問う傾向もある様ですが、人は皆、神にとっては尊い存在です。そして、創造主の御計画の下に、人それぞれに「使命」・「運命」が与えられ、「神の御心」に添った生き方が、生きる上での正しい意味となります。何の為に生まれたのかは、私自身を造られた創造主(神)の為に生まれたのであって、神の為に生きる訳です。人の為と書いて「偽り」、神の為が正しいのです。
「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(旧約聖書・イザヤ書43章4節より)。
出世等の社会的成功を得られなかったり、事業や挑戦した事に失敗したり、借金、失恋、配偶者の死や離婚、不治の病、この世全てのものに信頼出来なくなる事等により、「絶望」してしまう人が多いです。「絶望」とは、神の御計画に従わず、自分の「欲望」に従う事から起こるものです。神の望みと、自分の望みは異なります。故に、「神の御心」を知って、それに委ね従う事が必要なのです。
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しがみつかない生き方: 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書 か 1-3) 新書 – 2009/7/1
香山 リカ
(著)
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- ISBN-104344981324
- ISBN-13978-4344981324
- 出版社幻冬舎
- 発売日2009/7/1
- 言語日本語
- 本の長さ204ページ
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著者について
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1960年札幌市生まれ。
東京医科大学卒業。精神科医として病院での診察に携わりながら、立教大学現代心理学部映像身体学科教授として教壇にも立つ。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題を鋭く分析し、きめ細かな解決策を提示する。ほかにも、政治・社会批評、サブカルチャー批評、皇室問題から趣味のプロレスに関する批評まで、幅広いジャンルで活躍する。事務所では住み着いたノラ猫1匹、自宅では犬1匹と猫5匹と同居。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年10月25日に日本でレビュー済み
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2020年4月3日に日本でレビュー済み
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考え方的に答えが出にくいことがとても思いっきりよく指針を出してくれています。
2019年8月3日に日本でレビュー済み
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冒頭で「日本人は松田聖子に、なれなかったから不幸と感じている」に、げんなり。日本国民は、国民的スターに、なれなかった不幸を嘆いているわけではない。
通常、人は「今より幸福を願う」ものである。だが本書はそれを「幸福に、しがみつく 」という、悪い言い方に変えている。「今日よりは明日が幸福、明日よりは明後日が幸福」と信じ希望を持つから、人は生きていけるのではないのか? 「今日より明日が不幸、明日より明後日が不幸」などと、誰が生きられるものか?
弱くて貧しい者に対して「不幸な人間は、不幸な運命に生まれたのだから、ずっと不幸を我慢しろ」と言う。香山リカは、なぜ上から目線で威圧的に平民へ物を言うのか? 香山リカは、単なる精神科医でしかない。何の権限があって弱い平民を見下し、ダメ出しするのか? 本来、精神科医は弱者を救うのが仕事のはずだ。
香山リカの本は、これまで「これが精神科医の言う事か?」という弱者批判表現が度々見られたが、今回の書は、露骨で過激な弱者攻撃をしている。
自分がエリート医師で、好きな文章を書いて金を稼ぐ才能があっても、不幸を感じるのだから、平民も不幸を諦めろという理屈を述べている。
金が無いのは不幸だか、金持ちの不幸もある。この「世の中に幸福な者など誰もいない」というのは詭弁(きべん)だ。子供向けの道徳だ。
同じ不幸なら、貧乏より誰だって一攫千金の金持ちの不幸を望む。弱く貧乏な事を皆が耐えられるなど、そう世の中が簡単なら、社会に多くの問題は起こっていない。
だが、あろうことかこの「幸福に、しがみつくな」の本は売れに売れ、何と、その年に売れた本トップ10に入る大ベストセラーとなった。
その2年後「このまま日本はダメになるかもしれない…」と人々が嘆き出す、東日本大震災が発生。震災の2年前に多くの人が「世の中はダメになる…」という心の準備が出来ていたという事か…?
「今日より明日が不幸、明日より明後日が不幸」という先に、どんな世の中があるというのか? 「ブラックホールの様な世界」しか無いと思うが…
通常、人は「今より幸福を願う」ものである。だが本書はそれを「幸福に、しがみつく 」という、悪い言い方に変えている。「今日よりは明日が幸福、明日よりは明後日が幸福」と信じ希望を持つから、人は生きていけるのではないのか? 「今日より明日が不幸、明日より明後日が不幸」などと、誰が生きられるものか?
弱くて貧しい者に対して「不幸な人間は、不幸な運命に生まれたのだから、ずっと不幸を我慢しろ」と言う。香山リカは、なぜ上から目線で威圧的に平民へ物を言うのか? 香山リカは、単なる精神科医でしかない。何の権限があって弱い平民を見下し、ダメ出しするのか? 本来、精神科医は弱者を救うのが仕事のはずだ。
香山リカの本は、これまで「これが精神科医の言う事か?」という弱者批判表現が度々見られたが、今回の書は、露骨で過激な弱者攻撃をしている。
自分がエリート医師で、好きな文章を書いて金を稼ぐ才能があっても、不幸を感じるのだから、平民も不幸を諦めろという理屈を述べている。
金が無いのは不幸だか、金持ちの不幸もある。この「世の中に幸福な者など誰もいない」というのは詭弁(きべん)だ。子供向けの道徳だ。
同じ不幸なら、貧乏より誰だって一攫千金の金持ちの不幸を望む。弱く貧乏な事を皆が耐えられるなど、そう世の中が簡単なら、社会に多くの問題は起こっていない。
だが、あろうことかこの「幸福に、しがみつくな」の本は売れに売れ、何と、その年に売れた本トップ10に入る大ベストセラーとなった。
その2年後「このまま日本はダメになるかもしれない…」と人々が嘆き出す、東日本大震災が発生。震災の2年前に多くの人が「世の中はダメになる…」という心の準備が出来ていたという事か…?
「今日より明日が不幸、明日より明後日が不幸」という先に、どんな世の中があるというのか? 「ブラックホールの様な世界」しか無いと思うが…
2009年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を買った人は、「勝間和代を目指さない」という意味深な帯にひかれた方が多いだろう。
そう、勝間氏の本は、本屋のビジネスコーナーで平積みで置かれている事が多い。
その“旬”な成功者の象徴として勝間氏を取り上げているに過ぎないが、それでも反逆心が垣間見える名言だ。
ただ、読み手としては、勝間氏が正しいか、香山氏がどうか?ということではない。(その判断力は必要。)
さて中身については、多岐に渡る切り口で、やや散漫な印象も見受けられるが、なかなか真実を見抜いた言葉の数々が存在している。
・マスメディアなどは、ビジネスとして「恋愛」というテーマを扱っている。
・無理をして自分を大きく見せる必要はない。
一見、当たり前の様だが、日常の中で私達は、この事を完全に見失っている。
こういうテーマの本が出され、多くの人々が読む、それはどういう事なのだろうか?
強迫観念に駆られ、無理をした前向き、上昇志向、成功者にならなければ、負け犬ではいけない、
誰に勝ちたいのか? 他人、世間?
改めて、自分の日々を見つめ直す良い機会である。そのきっかけになるはず。
そう、勝間氏の本は、本屋のビジネスコーナーで平積みで置かれている事が多い。
その“旬”な成功者の象徴として勝間氏を取り上げているに過ぎないが、それでも反逆心が垣間見える名言だ。
ただ、読み手としては、勝間氏が正しいか、香山氏がどうか?ということではない。(その判断力は必要。)
さて中身については、多岐に渡る切り口で、やや散漫な印象も見受けられるが、なかなか真実を見抜いた言葉の数々が存在している。
・マスメディアなどは、ビジネスとして「恋愛」というテーマを扱っている。
・無理をして自分を大きく見せる必要はない。
一見、当たり前の様だが、日常の中で私達は、この事を完全に見失っている。
こういうテーマの本が出され、多くの人々が読む、それはどういう事なのだろうか?
強迫観念に駆られ、無理をした前向き、上昇志向、成功者にならなければ、負け犬ではいけない、
誰に勝ちたいのか? 他人、世間?
改めて、自分の日々を見つめ直す良い機会である。そのきっかけになるはず。
2010年1月11日に日本でレビュー済み
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閉塞感・孤独感が蔓延し、人々が悩む時代にちょうど良いヒントを与えてくれる本のような気がする。
立ち止まると追い落とされるぞ!という強迫観念が我々を追い込んでいく時代だが
精神科医の立場から少し視点を変えてみれば随分楽になることを教えてくれる。
精神科医という立場で書かれてるので少々難解な部分もあるが全体的には
平易に説こうとされていて好感が持てる。
ただ本書の中で勝間和代氏の説に疑問を呈したことで勝間氏が過剰に?反応して反論書を
書いたり、二人の対談の本が出たりと出版社側の商売気がもろに出てきた点は残念である。
この本の中で著者が論じたのはあくまで「勝間氏風の生き方がすべての人に合うわけではないですよ。
自分の生き方は最終的に自分で決めるもので違う生き方を選んでもなんの問題もありませんよ。」
と問うただけだと思うのでそれをすぐに商機とする出版社の有り様が厭らしい。
立ち止まると追い落とされるぞ!という強迫観念が我々を追い込んでいく時代だが
精神科医の立場から少し視点を変えてみれば随分楽になることを教えてくれる。
精神科医という立場で書かれてるので少々難解な部分もあるが全体的には
平易に説こうとされていて好感が持てる。
ただ本書の中で勝間和代氏の説に疑問を呈したことで勝間氏が過剰に?反応して反論書を
書いたり、二人の対談の本が出たりと出版社側の商売気がもろに出てきた点は残念である。
この本の中で著者が論じたのはあくまで「勝間氏風の生き方がすべての人に合うわけではないですよ。
自分の生き方は最終的に自分で決めるもので違う生き方を選んでもなんの問題もありませんよ。」
と問うただけだと思うのでそれをすぐに商機とする出版社の有り様が厭らしい。
2013年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
批判的なレビューが多いのに吃驚、内容全般、特に勝間氏については厳しい
コメントが多い、しかし批判的なレビューが多いのは本書に対する読者の期
待感がいかに大きかった表れでもある、しかし本書のなかで「生れた意味を
問わない」のなかで筆者は生れた意味や目的なんてあまりはっきりしないほ
うが幸福であると事例をあげてるところには正直共感できる。
コメントが多い、しかし批判的なレビューが多いのは本書に対する読者の期
待感がいかに大きかった表れでもある、しかし本書のなかで「生れた意味を
問わない」のなかで筆者は生れた意味や目的なんてあまりはっきりしないほ
うが幸福であると事例をあげてるところには正直共感できる。
2009年9月1日に日本でレビュー済み
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東京から帰りの新幹線のなかで香山リカセンセイ著の「しがみつかない生き方」を
読んだ。
なぜか通路を挟んだ反対側の席のおっさんも同じ本を読んでいた。
精神科医の香山センセイの書くお説教は(心療)内科医の私はおおかた嫌いだ。
嫌いだがなぜかいちおう読んでしまう。彼女の思うツボ、だ。
最近読んだ彼女の著書「大事なことは先のばしにしなさい」は、比較的受け入れ
られる著作だった。彼女自身がダメ人間だと思っていると各所に書かれているの
が好感度をアゲる点だったと思う。裏返せば彼女の言うことが気に入らない
のは、実は同じことを言いたいが彼女の方が有名でたくさん本が書けることに
嫉妬しているのだろう。
「しがみつかない〜」も彼女の嫌な点満載の書物に思えた。読んですぐゴミ箱に
捨てた。とにかく「そんなの分かっちゃいるけどどうしようもない」とか
「お前に言われたかぁない」とか「でどうすればいいわけ???」といった
ツッコミを入れたくなる本だった。香山節炸裂だ。どうして精神科医というのは
こんなにも説教臭いのだろう。
浮世離れというか、人間を知らないというか、上から目線というか。
とにかく指摘する視点はよいとして、ではどうしたらよいのか、という面では
極めてお説教臭く、学校の先生のようだ。また自身がもはや子供を持てないの
だろうという焦りと諦観が出てきていて、正直と言えば正直だがそれを
いっちゃあおしまいよである。不特定多数に向けて発信するならそれなりの
高楊枝があるべきなのではないか。
なんなんだろうこの不快感は。。。
読んだ。
なぜか通路を挟んだ反対側の席のおっさんも同じ本を読んでいた。
精神科医の香山センセイの書くお説教は(心療)内科医の私はおおかた嫌いだ。
嫌いだがなぜかいちおう読んでしまう。彼女の思うツボ、だ。
最近読んだ彼女の著書「大事なことは先のばしにしなさい」は、比較的受け入れ
られる著作だった。彼女自身がダメ人間だと思っていると各所に書かれているの
が好感度をアゲる点だったと思う。裏返せば彼女の言うことが気に入らない
のは、実は同じことを言いたいが彼女の方が有名でたくさん本が書けることに
嫉妬しているのだろう。
「しがみつかない〜」も彼女の嫌な点満載の書物に思えた。読んですぐゴミ箱に
捨てた。とにかく「そんなの分かっちゃいるけどどうしようもない」とか
「お前に言われたかぁない」とか「でどうすればいいわけ???」といった
ツッコミを入れたくなる本だった。香山節炸裂だ。どうして精神科医というのは
こんなにも説教臭いのだろう。
浮世離れというか、人間を知らないというか、上から目線というか。
とにかく指摘する視点はよいとして、ではどうしたらよいのか、という面では
極めてお説教臭く、学校の先生のようだ。また自身がもはや子供を持てないの
だろうという焦りと諦観が出てきていて、正直と言えば正直だがそれを
いっちゃあおしまいよである。不特定多数に向けて発信するならそれなりの
高楊枝があるべきなのではないか。
なんなんだろうこの不快感は。。。
2015年6月28日に日本でレビュー済み
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この本で私自身の、しがみつき(過度な上昇志向)に気づきました。これからは、力を抜いて生きていけそうで。