ちょっと屈折した、いたずらからすの「たまごにいちゃん」は
親にかまってもらえなくて、都合のよい「たまご」の殻にこもったまま、
「子ども」を演じます。
しかし、ある日、ねこの怒りを買って、とうとう
子ども時代の殻を自分で破らなくてはならない場面に遭遇します。
ところが、破ってみると「ちくしょー！きもちいいじゃんかよー！」。
以外に楽しく、自由を得ていくのです。
その後は達観した大人になったわけではなく、
いたずら好きがやまないところはご愛嬌。
あきやまただしさんの絵本にはじめて出会いました。
食わず嫌いを反省。
絵本の世界に、
新鮮かつ強烈なパワーを吹き込んでくれるような気がします。
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