人による純粋な信仰の減少で力を失いつつある神や妖怪たち「人ならざるもの」が
人間との共生を目指して作り上げた町とその町の秩序を守る組織「ニュートラルハウス」の物語第6弾です
今巻のテーマはまさにこの「ニュートラルハウス」の存在意義そのものでした
そしてその意義を嘲笑し、破壊しようという意図を持ったラスボスが登場
いよいよシリーズのクライマックスへ一気に突入しようという前振りの様な章になっています
ストーリーの中心は天人と亜夜花による一人の人外の少女・果乃の実尋市への輸送なのですが、極端な人間不信であり
同時に人間との共生を図る「ニュートラルハウス」の理念に疑念や不信を隠そうともしない果乃に対し
天人が襲いかかる危機に身を投げうって彼女を守る事で信頼を獲得するまでの姿が描かれます
想えば一巻時点での亜夜花も極端な人間不信でしたが、天人を信じるまでに至った理由が分かるような気がしました
エピローグでの果乃の台詞
「人間不信に打ち勝つコツを掴んだから」
「この人にだったら裏切られても後悔はない。そういう相手に出会う事」
この台詞は次巻以降も生きてくるような気がします
前巻エピローグでリョウタと対峙していた少年の姿をした神。やはり予想通り只者ではありませんでした
ウルリカが怯え、千那さんが殺意を剥き出しにするほど危険で、梨玖に亜夜花を排除するよう持ちかけ、
そして「ニュートラルハウス」の主催者てとらさんの絶対的な能力に縛りをかける策略を巡らす狡知の塊でした
彼は亜夜花に伝えます「お前はてとらが要求した『ニュートラルハウスへの人質』だ」と
意外にも天人はラノベにありがちな主人公と違い揺さぶりを掛けられた亜夜花の様子や4巻で明らかになった梨玖の
自分への盲信・追従に気付いていたんですね。そんな成長を見せた天人に遂にてとらさんが真実を告げる事を決意します
恐らく本シリーズはクライマックスに向けて大きく動き始めました。今巻はその前段階としての布石を配する章だと思います
それにしてもてとらさんの能力はチート過ぎですね。戦闘に使うとドン引きするぐらいに。確かに制限は必要かも…
新品:
¥681¥681 税込
お届け日 (配送料: ¥460
):
3月31日 - 4月1日
発送元: 京都大垣書店オンライン 販売者: 京都大垣書店オンライン
新品:
¥681¥681 税込
お届け日 (配送料: ¥460
):
3月31日 - 4月1日
発送元: 京都大垣書店オンライン
販売者: 京都大垣書店オンライン
中古品: ¥32
中古品:
¥32

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ひきこもりの彼女は神なのです。 6 (HJ文庫 す 3-2-6) 文庫 – 2012/6/29
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥681","priceAmount":681.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"681","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"dXHmv1b%2FWvtbbRje4RGTvkHmHrjC2GorpbTC372Xv3PXcSHkYbCb2LUcSF5Js5TJs52dCT%2Bh7uir%2FKIJD17%2BxC1IDLtZsFOkYdzWHzGLx6FkHiH23ryR5FCeYKArmKJfURcLe4ge7ZiBWbx9Xq8Toir8r1Y6X9C3eO8yMf18zd0jVpKvaKgQ6woaBAsnjaLE","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥32","priceAmount":32.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"32","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"dXHmv1b%2FWvtbbRje4RGTvkHmHrjC2GorsWcikkt%2BMuxzVgXQ7xtZPAo%2BmmcjT0NXKHj8tGdcGFhZ%2Fhw%2Bh786NFZYsJmUq2DpiAT5qoo3OAeKIIoRHzBqvWN8wJ5eMgxWSk0sBuG%2BJ84ObDhi8dbueJCVfKu%2FHFA%2FBKlAeoJqDVf9EfzVjvZ9LuAbbKbNuKPq","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
妹の奏を送るため市外へと出かけた天人と亜夜花は、ある組織から脱走してきた人外の少女、果乃を助ける。 天人は彼女にひとまず実尋市に身を寄せるよう提案するが「人間も、人間と共存しようとする人外も嫌いだ」と反発されてしまう。 一方、市内の寮には亜夜花の縁者で氷室結と名乗る少年が現れる。てとら達と因縁があるらしい結の用件とは……!?
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社ホビージャパン
- 発売日2012/6/29
- 寸法10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- ISBN-104798604259
- ISBN-13978-4798604251
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年6月30日に日本でレビュー済み
2013年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ついつい次回作を気にしてしまいます。
とても面白いです。
内容については、ネタばれするので避けますが、このシリーズは、最初の巻から順番に読んで行くと面白いです。
とても面白いです。
内容については、ネタばれするので避けますが、このシリーズは、最初の巻から順番に読んで行くと面白いです。
2012年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
簡単に言えば、今回は逃避行劇です。新キャラ果乃を実尋市まで護衛する感じです。 様々な思惑が交差し、傷つきますが、信じる強さで立ち向かっていきます。 次巻からは「ニュートラルハウス」を壊す側、守る側での戦いになっていくと思います。 バトルが熱い第6巻です!
2013年6月29日に日本でレビュー済み
妹を実家につれて帰った際に、
ある少女を助けることになった天人。
彼女は実は人外で…
シリーズ第6弾となった本作だが、
今までのシリーズの内容をそのままなぞったような作品に仕上がっている。
このシリーズらしいと言えば、聞こえはいいかもしれないが、
いつも通りの展開で正直飽きてきた。
ただ、本作は次巻以降の前ぶりをしているような展開であり、
次巻への興味は持たせる内容ではある。
ある少女を助けることになった天人。
彼女は実は人外で…
シリーズ第6弾となった本作だが、
今までのシリーズの内容をそのままなぞったような作品に仕上がっている。
このシリーズらしいと言えば、聞こえはいいかもしれないが、
いつも通りの展開で正直飽きてきた。
ただ、本作は次巻以降の前ぶりをしているような展開であり、
次巻への興味は持たせる内容ではある。