心理学と経済学はそれぞれ少し学んだことがあります。
学問の世界の融合とはこの様になされるものなのか、新しい視点でとらえる為に自分なりにとても勉強になりました。
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ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る 単行本 – 2011/3/1
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■ノーベル経済学賞受賞者にして、行動経済学の創始者が、自らの研究を初めて語る。
予備知識なしでもわかる、行動経済学入門の決定版。
人間が、従来の経済学が想定してきたような
「常に合理的」な存在ではなく、時に合理的といえない、
まさに人間臭い存在であることを心理学的に実証し、
その研究を行動経済学の誕生につなげたカーネマン。
経済学をより人間的なものにした彼の研究とは?
その概要を本人が語る。
リチャード・セイラー(2017年ノーベル経済学賞受賞者)との
共著論文も収録。
■目次
第一章 ノーベル賞記念講演 限定合理性の地図
・本講演の三つのテーマ
・知覚が、直接利用できる特徴と、直接利用できない特徴がある
・直感は高度なことをするが、系統だったバイアスやエラーも犯す
・知覚の特性1──「変化」に集中し「状態」を無視する
・単なる賭けと、財産を考えに入れた場合の賭けでは、好まれ方に違いが生じる
・ベルヌーイの偉大なアイデア
・ベルヌーイの誤り
・プロスペクト理論──効用(満足度)を決めるのは「変化」であって、「状態」(富の絶対量)ではない
・心理学的な誤りが経済学で使われてきたのは、経済主体は合理的とする説に合致するから
・無差別曲線の欠点──富の最終的な量は示されるが現在の状況は示されない
・知覚の特性2──足し算をすべきときに平均値を求めてしまう
第二章 自伝
・ダニエル・カーネマン 年譜
・幼少期
・青春時代
・軍隊経験
・大学院時代
・プロになるためのトレーニング
・エイモス・トヴェルスキーとの共同研究
・一九七四年「サイエンス」誌の論文と合理性論争
・プロスペクト理論
・フレーミングと心の会計
・行動経済学
・その後
・エイモス・トヴェルスキー追悼(一九九六年六月五日)
第三章 効用最大化と経験効用
・序
・現在の感情状態の影響
・選択状況の影響
・過去に学ぶ
・適応の予測の誤り
第四章 主観的な満足の測定に関する進展
・主観的経験の測定原理と、実験室での測定
・生活上の満足と幸せについての調査
・生活上の満足に関するデータが有効な証拠
・時間の使い方の評価
・適応の謎
・社会における幸せの測定──U指数
・まとめ
<著者紹介>
ダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)
心理学者。プリンストン大学名誉教授。
2002年ノーベル経済学賞受賞(心理学研究から得られた洞察を経済学に統合した功績による)。
1934年、テル・アビブ(現イスラエル)に生まれ、フランスで育つ。
1948年、英国委任統治領パレスチナ(現イスラエル)へ移住。ヘブライ大学で学ぶ。専攻は心理学、副専攻は数学。
イスラエル軍での兵役を務めたのち、米国へ留学。カリフォルニア大学バークレー校で博士号(心理学)取得。
その後、人間が不確実な状況下で下す判断・意思決定に関する研究を行い、
その研究が行動経済学の誕生とノーベル賞受賞につながる。
<監訳者紹介>
友野典男(ともの・のりお)
1954年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒業、同大学院経済学研究科博士後期課程退学。
明治大学短期大学教授を経て、2004年より明治大学情報コミュニケーション学部教授。
専攻は行動経済学、ミクロ経済学。
主な著書・訳書に、『行動経済学──経済は「感情」で動く』(光文社新書)、
『慣習と秩序の経済学』(訳書、日本評論社)などがある。
<訳者紹介>
山内あゆ子(やまのうち・あゆこ)
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。
戯曲「エドマンド」の翻訳で第13回湯浅芳子賞受賞。
予備知識なしでもわかる、行動経済学入門の決定版。
人間が、従来の経済学が想定してきたような
「常に合理的」な存在ではなく、時に合理的といえない、
まさに人間臭い存在であることを心理学的に実証し、
その研究を行動経済学の誕生につなげたカーネマン。
経済学をより人間的なものにした彼の研究とは?
その概要を本人が語る。
リチャード・セイラー(2017年ノーベル経済学賞受賞者)との
共著論文も収録。
■目次
第一章 ノーベル賞記念講演 限定合理性の地図
・本講演の三つのテーマ
・知覚が、直接利用できる特徴と、直接利用できない特徴がある
・直感は高度なことをするが、系統だったバイアスやエラーも犯す
・知覚の特性1──「変化」に集中し「状態」を無視する
・単なる賭けと、財産を考えに入れた場合の賭けでは、好まれ方に違いが生じる
・ベルヌーイの偉大なアイデア
・ベルヌーイの誤り
・プロスペクト理論──効用(満足度)を決めるのは「変化」であって、「状態」(富の絶対量)ではない
・心理学的な誤りが経済学で使われてきたのは、経済主体は合理的とする説に合致するから
・無差別曲線の欠点──富の最終的な量は示されるが現在の状況は示されない
・知覚の特性2──足し算をすべきときに平均値を求めてしまう
第二章 自伝
・ダニエル・カーネマン 年譜
・幼少期
・青春時代
・軍隊経験
・大学院時代
・プロになるためのトレーニング
・エイモス・トヴェルスキーとの共同研究
・一九七四年「サイエンス」誌の論文と合理性論争
・プロスペクト理論
・フレーミングと心の会計
・行動経済学
・その後
・エイモス・トヴェルスキー追悼(一九九六年六月五日)
第三章 効用最大化と経験効用
・序
・現在の感情状態の影響
・選択状況の影響
・過去に学ぶ
・適応の予測の誤り
第四章 主観的な満足の測定に関する進展
・主観的経験の測定原理と、実験室での測定
・生活上の満足と幸せについての調査
・生活上の満足に関するデータが有効な証拠
・時間の使い方の評価
・適応の謎
・社会における幸せの測定──U指数
・まとめ
<著者紹介>
ダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)
心理学者。プリンストン大学名誉教授。
2002年ノーベル経済学賞受賞(心理学研究から得られた洞察を経済学に統合した功績による)。
1934年、テル・アビブ(現イスラエル)に生まれ、フランスで育つ。
1948年、英国委任統治領パレスチナ(現イスラエル)へ移住。ヘブライ大学で学ぶ。専攻は心理学、副専攻は数学。
イスラエル軍での兵役を務めたのち、米国へ留学。カリフォルニア大学バークレー校で博士号(心理学)取得。
その後、人間が不確実な状況下で下す判断・意思決定に関する研究を行い、
その研究が行動経済学の誕生とノーベル賞受賞につながる。
<監訳者紹介>
友野典男(ともの・のりお)
1954年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒業、同大学院経済学研究科博士後期課程退学。
明治大学短期大学教授を経て、2004年より明治大学情報コミュニケーション学部教授。
専攻は行動経済学、ミクロ経済学。
主な著書・訳書に、『行動経済学──経済は「感情」で動く』(光文社新書)、
『慣習と秩序の経済学』(訳書、日本評論社)などがある。
<訳者紹介>
山内あゆ子(やまのうち・あゆこ)
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。
戯曲「エドマンド」の翻訳で第13回湯浅芳子賞受賞。
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社楽工社
- 発売日2011/3/1
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104903063488
- ISBN-13978-4903063485
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商品の説明
著者について
心理学者。プリンストン大学名誉教授。2002年ノーベル経済学賞受賞(心理学的研究から得られた洞察を経済学に統合した功績による)。
1934年、テル・アビブ(現イスラエル)に生まれへ移住。ヘブライ大学で学ぶ。専攻は心理学、副専攻は数学。イスラエルでの兵役を務めたのち、米国へ留学。カリフォルニア大学バークレー校で博士号(心理学)取得。その後、人間が不確実な状況下で下す判断・意思決定に関する研究を行い、その研究が行動経済学の誕生とノーベル賞受賞につながる。近年は、人間の満足度(幸福度)を測定しその向上をはかるための研究を行なっている。著作多数。より詳しくは本文第2章「自伝」および年譜を参照。
1954年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒業、同大学院経済学研究科博士後期課程退学。明治大学短期大学教授を経て、2004年より明治大学情報コミュニケーション学部教授。専攻は行動経済学、ミクロ経済学。主な著書・訳書に、『行動経済学ーー経済は「感情」で動く』(光文社新書)、『慣習と秩序の経済学』(訳書、日本評論社)などがある。
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。法政大学、日米会話学院他で講師も務める。戯曲「エドマンド」の翻訳で第13回湯浅芳子賞受賞。訳書に『ある広告人の告白[新版]』『「売る」広告[新訳]』(海と月社)、『ダルフールの通訳』(ランダムハウス講談社)など。著書に『会社でゆ買う英語表現集』(共著/ナツメ社)がある。
1934年、テル・アビブ(現イスラエル)に生まれへ移住。ヘブライ大学で学ぶ。専攻は心理学、副専攻は数学。イスラエルでの兵役を務めたのち、米国へ留学。カリフォルニア大学バークレー校で博士号(心理学)取得。その後、人間が不確実な状況下で下す判断・意思決定に関する研究を行い、その研究が行動経済学の誕生とノーベル賞受賞につながる。近年は、人間の満足度(幸福度)を測定しその向上をはかるための研究を行なっている。著作多数。より詳しくは本文第2章「自伝」および年譜を参照。
1954年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒業、同大学院経済学研究科博士後期課程退学。明治大学短期大学教授を経て、2004年より明治大学情報コミュニケーション学部教授。専攻は行動経済学、ミクロ経済学。主な著書・訳書に、『行動経済学ーー経済は「感情」で動く』(光文社新書)、『慣習と秩序の経済学』(訳書、日本評論社)などがある。
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。法政大学、日米会話学院他で講師も務める。戯曲「エドマンド」の翻訳で第13回湯浅芳子賞受賞。訳書に『ある広告人の告白[新版]』『「売る」広告[新訳]』(海と月社)、『ダルフールの通訳』(ランダムハウス講談社)など。著書に『会社でゆ買う英語表現集』(共著/ナツメ社)がある。
登録情報
- 出版社 : 楽工社 (2011/3/1)
- 発売日 : 2011/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4903063488
- ISBN-13 : 978-4903063485
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
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- - 93位経済学 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月15日に日本でレビュー済み
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2018年8月19日に日本でレビュー済み
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ダニエルカーネマンの幸福と経済の考え方を知りたくて購入しました。
内容は大きく4つに分かれており一部は生い立ちを記したものになってます。ただし研究の考え方や実験の難しさまで書いてありボリュームとしては十分です。
経済学や心理学を学んだことのないわたしからするとやや難解で、読み進めるのに時間はかかりましたが面白い内容だったと思います。
内容は大きく4つに分かれており一部は生い立ちを記したものになってます。ただし研究の考え方や実験の難しさまで書いてありボリュームとしては十分です。
経済学や心理学を学んだことのないわたしからするとやや難解で、読み進めるのに時間はかかりましたが面白い内容だったと思います。
2021年1月24日に日本でレビュー済み
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「行動経済学」といえば、ダニエル・カーネマン。これまで一般向けの著した本はなく、ダニエル・カーネマンの研究のキーとなる要素と、分かりやすい論文を取り上げたのがこの本です。
この本の翌年に『ファスト&スロー』が刊行されましたが、素人にはとっても読みにくい。眠くなる。上下巻で長いですしね。東大生に一番読まれた本という触れ込みがありますが、東大生、半端ないっす。
なので、『ファスト&スロー』を読む前に、こちらを読めばおおよそダニエル・カーネマンがわかるのではないかと思うので、ぜひ手に取ってほしいなと思います。とはいえ、それでも難解なことに変わりはありませんが…特にU指数はどういう測定と集計をしているのか、何度読み直してもわからない。
なんだかおススメしているようでしていない文章になってしまいましたが、この本を読んで分からない(U指数もエッセンスだけわかればいいと思う)なら、『ファスト&スロー』もわからないと思いますので、推奨するという漢字です。
この本の翌年に『ファスト&スロー』が刊行されましたが、素人にはとっても読みにくい。眠くなる。上下巻で長いですしね。東大生に一番読まれた本という触れ込みがありますが、東大生、半端ないっす。
なので、『ファスト&スロー』を読む前に、こちらを読めばおおよそダニエル・カーネマンがわかるのではないかと思うので、ぜひ手に取ってほしいなと思います。とはいえ、それでも難解なことに変わりはありませんが…特にU指数はどういう測定と集計をしているのか、何度読み直してもわからない。
なんだかおススメしているようでしていない文章になってしまいましたが、この本を読んで分からない(U指数もエッセンスだけわかればいいと思う)なら、『ファスト&スロー』もわからないと思いますので、推奨するという漢字です。
2012年11月27日に日本でレビュー済み
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行動経済学のカーネマンが行なった講演と雑誌掲載論文を日本で監修し、邦訳したもの。出版元の楽工社は、2005年にできた出版社。邦訳に当たっては、専門用語に対する注釈や前後の関係での用いられ方、漢字で表現する際のルビ表記など、気配りのある一冊にまとまっている。友野先生が述べているように、私たちは日常語なら”well-being”も”happiness”も「幸せ」程度の日本語しか口にしないが、それぞれを満足と幸福に使い分けを行なっている。日本語は、この辺りの概念が弱い言語なのだろうか。
おもしろいのは、「第4章主観的な満足の測定に関する進展」で扱っている私たちの生活を全体として見たときの満足や幸せについての調査と解釈についてである。生活上の満足度のより高い人々が、風邪のウィルスによってどのような症状が現れたか。また、生活上の満足度の高い被験者が、傷を負わされた後に治癒するまでのスピードはどうであったか。結果は、主観的に満足と感じている人々の方がそうでない人々よりも、風邪にかかりにくく、傷の治りも早かったそうだ(pp.185-186)。このようなことは、心の状態にも相関があるといえるのか、著者の知見や各研究者のレビューが紹介されている。
ほかにも、これまでの研究成果の説明として、「心の会計」、「効用をもたらすのは状態と変化のどちらか」、「決定効用と経験効用の違い」、「主観的経験についての時間的変化」など多くの思考の基軸が紹介されている。先頃、ブータン国王が我が国を訪れたが、主観的満足の測定方法として用いられている国民総幸福量(Gross National Happiness)ではなく「U指数」(U:unpleasant、人が好ましくない状態で過ごす時間の割合を測定する序数的な指標)の利用への期待を述べている。
目次は、章節。注釈・脚注あり。参考文献あり。索引なし。しおり紐なし。
おもしろいのは、「第4章主観的な満足の測定に関する進展」で扱っている私たちの生活を全体として見たときの満足や幸せについての調査と解釈についてである。生活上の満足度のより高い人々が、風邪のウィルスによってどのような症状が現れたか。また、生活上の満足度の高い被験者が、傷を負わされた後に治癒するまでのスピードはどうであったか。結果は、主観的に満足と感じている人々の方がそうでない人々よりも、風邪にかかりにくく、傷の治りも早かったそうだ(pp.185-186)。このようなことは、心の状態にも相関があるといえるのか、著者の知見や各研究者のレビューが紹介されている。
ほかにも、これまでの研究成果の説明として、「心の会計」、「効用をもたらすのは状態と変化のどちらか」、「決定効用と経験効用の違い」、「主観的経験についての時間的変化」など多くの思考の基軸が紹介されている。先頃、ブータン国王が我が国を訪れたが、主観的満足の測定方法として用いられている国民総幸福量(Gross National Happiness)ではなく「U指数」(U:unpleasant、人が好ましくない状態で過ごす時間の割合を測定する序数的な指標)の利用への期待を述べている。
目次は、章節。注釈・脚注あり。参考文献あり。索引なし。しおり紐なし。
2021年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幸せとは、そのような絶対的な状態があるのではない。
幸せに向かっていく変化を感じることそれ自体である。
その説に私は納得します。
しかし、
『ダニエル・カーネマン心理と経済を語る』
というタイトルはこの本の企画者の騙りのような気がしなくもない。
妙な読後感を得た。
どことなく、カーネマンの述べる内容を援用して企画者の主張を補強する意図が臭う。
幸せに向かっていく変化を感じることそれ自体である。
その説に私は納得します。
しかし、
『ダニエル・カーネマン心理と経済を語る』
というタイトルはこの本の企画者の騙りのような気がしなくもない。
妙な読後感を得た。
どことなく、カーネマンの述べる内容を援用して企画者の主張を補強する意図が臭う。
2014年5月23日に日本でレビュー済み
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平易で心に残る.内容の分厚さは他の本に譲るにしても,カーネマンの本として最初に手に取るのにはいいのでは.
2022年9月9日に日本でレビュー済み
経済モデルの人間は常に合理的だが、
実際は限定的合理的で、時にはエラーを起こす。
知覚→直感(システム1)→推論(システム2) の順に進んでいくが、この直感が非合理的な認知・判断を下してしまうことがある(そして推論も直感の認知の精査が時に甘いときがある)
ファスト&スローとセットで読むと、
「見たものが全て」になりがちだと、よくわかる。
実際は限定的合理的で、時にはエラーを起こす。
知覚→直感(システム1)→推論(システム2) の順に進んでいくが、この直感が非合理的な認知・判断を下してしまうことがある(そして推論も直感の認知の精査が時に甘いときがある)
ファスト&スローとセットで読むと、
「見たものが全て」になりがちだと、よくわかる。
2015年7月23日に日本でレビュー済み
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分かりやすく面白い
例えば人間は10枚のお皿と10枚のお皿プラス8枚のお皿(うち6枚が割れてる)だったら
後者の方が12枚の正常なお皿があり価値があるはずなのに前者の方が高い値段をつけてしまう傾向がある
その理由は平均値に直感が働くからだ、というような
しかし自伝以降は全く不要
実質数十ページで終わる内容でコスパは低い
例えば人間は10枚のお皿と10枚のお皿プラス8枚のお皿(うち6枚が割れてる)だったら
後者の方が12枚の正常なお皿があり価値があるはずなのに前者の方が高い値段をつけてしまう傾向がある
その理由は平均値に直感が働くからだ、というような
しかし自伝以降は全く不要
実質数十ページで終わる内容でコスパは低い