フェイスブックというSNSの利用を勧めているのだが
視点が、ビジネス寄りではなく人間関係を作るところに
力点をおいているところが特徴的です。
なので、facebookを使った集客や
販売促進、ブランディングを考えている人には不向きです。
*その前段階の事が書かれてますので初めて取り組む方や
お客視点で考えるにはよいかも。
フェイスブック活用の書籍の多くが
「これからは、ソーシャルの時代だ」
「ソーシャルは儲かる!」といった
経済的な圧力でゴリ押しされているような雰囲気を感じます。
そんな中で、フェイスブックを通じて、リアルの人間関係をも
見直そうという本書のコンセプトはユニークです。
さらに、mixiをはじめフェイスブックなどSNSを使い始めた時に
多くの人が感じる「気疲れ」の原因を解き明かすことで
その人が、『リアルの人間関係』でも抱えている課題をも
一緒に明らかにしている本だと感じました。
フェイスブックを立食パーティーに喩えているのが
とてもわかり易かったです。
立食パーティーに出席するのと同じように
ステップを踏んでfacebookを利用していきましょう、
と提唱しており
1.パーティーに出向く→facebookに登録する
2.緩く繋がる→友達リクエスト、メッセージ
3.認め合い→いいね!
4.自分から働きかける→シェア、コメント、近況報告
5.リアルで繋がる→会う
という流れがとても理解しやすい内容でした。
むしろ立食パーティーよりも敷居が低いので
facebookをやることで人付き合いの練習する
意味合いさえ持たせている点も面白く感じました。
立食パーティーで仲良くなれない人の特徴として
・興味のない話だと、集中することが出来ない
・つい自分の話ばかり、したくなる
・批判的な視線や毒舌で、賢さをアピールしたがる
・自分と異なる人を見ると、心をシャットダウンしてしまう
・社交辞令や褒め合いを「くだらない」「ウソっぽい」と切り捨ててしまう
・人の愉しい話や幸福を目にすると、けなすか、ねたむしか出来ない
というのを挙げているのがとても面白く
それが、フェイスブックに感じる、
“上っ面のやりとりの嘘っぽさ”と直結して、それらが嫌悪感となっていることと
全く同じ構造だということに、私自身も気づかされました。
私もそうした面がありました。
筆者が語っている下記の内容、
【当り障りのない会話をうまく出来ないのは、人見知りだったり
世間話を馬鹿にしているからというだけではありません。
自意識が過剰で、自分のオリジナリティを何とか出そうとしているから、ということもあります。】
という後者の部分にはドキッとしました。
なんとなくfacebookに感じている苦手意識が
ひょっとしたら自分のそうした自尊心や優越感を感じたい気持ちから出ているのかもしれないです。
【他人への「善意」は、自分の「自己肯定感」につながる】
と筆者は言ってますが、まさにその通りだと感じました。
他人の素晴らしいこと、自慢などを認めて、肯定してあげることが
めぐり巡って自己肯定に繋がるのかと思います。
また、筆者はコミュニケーションの時代の変化に対しても
警告している部分もあります。
これは単にSNSというだけでなく、長い歴史を振り返って
人々はその技術に伴い、コミュニケーション形態を変えていった
コミュニケーションの常識すら変わっていった、といった部分で
強く勧めています。
facebookを使わなくても生きて行けますし、流行りモノに
乗らないのは自分を持っている、と思ってfacebookをやらないことに
ポリシーを感じている人も多いと思います。
ただ、それは自分のひとりよがりで
コミュニケーションをする相手のことを考えずに
古い考えに固執しているのかもしれません。
時代の変化で、常識は大きく変化します。
特にコミュニケーションのメディアは、それが
起こりやすい分野で、いま見るとバカげていると思えるようなことを、
実際に言っている人が多かったです。
・クビに縄を付けられているように感じるので携帯電話を持たない
・うちは老舗なのでHPを持たない
・連絡はEメールでなく、封書のほうが丁寧だ
・固定電話のほうが、携帯電話より印象が良い
・アナログレコードのほうが暖かみがあるのでCDは出さない
いま読むとずいぶん時代遅れ、常識はずれに思えますが
技術の普及時にはこういっていた有名人、業界のリーダーはたくさんいました。
これらと同じように
・俺は実際の人間関係を大切にしているからSNSはしない
というポリシーも、のちの歴史から振り返ると
バカげて映るかもしれないです。
私自身、SNSに関してEメールや電話などと同じように
コミュニケーションのスタンダードになると感じています。
なので、facebookというツールの好みうんぬんではなく
自分のこれからのコミュニケーション、人間関係を考える上で
とても役になる一冊だと感じました。

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フェイスブックで「気疲れ」しない人づきあいの技術 (フォレスト2545新書) 新書 – 2012/10/6
五百田達成
(著)
◆ところで、フェイスブック・・・やってます?
全世界でユーザー数10億人、日本国内で1000万人を超える
世界最大のSNS「フェイスブック」。
あなたはいま、フェイスブックとどんな関係ですか?
「よく分からないのでやってない」
「周囲がやれやれと言うけれど、なかなかやる気になれない」
という〈これから〉派。
「とりあえず始めてみたけど、面白さが分からないし、使い方もイマイチ」
「アカウントは持ってるけど、最近はまったくログインしてない」
という〈とりあえずやってはいるけど〉派。
「一時期かなりやりこんだけど、最近はごぶさた気味」
「いろいろ人間関係で気を使って、面倒になり休眠中」
という〈ごぶさた〉派。
ざっと見渡してみると、おおむねこんなタイプでしょうか?
◆あなたがフェイスブックを敬遠する7つの理由
フェイスブックをはじめとする
ソーシャルメディアに対する否定的なイメージとしては
以下のようなものが挙げられます。
1個人情報ダダ漏れが怖い
2新しい技術を覚えるのが面倒くさい
3人づきあいが面倒くさい
4恥ずかしい
5とりたてて発信することがない
6バーチャルな雰囲気が苦手
7ゆるい人づきあいが気持ち悪い
ですが、本書を読めば
□とりあえず始めてみたくなる
□フェイスブック上での交流が楽しくなる
□「ソーシャル疲れ」が治り、自分のペースで取り組めるようになる
このような、いいことづくめの効用が得られます!
◆フェイスブックが人づきあいの常識を変えた! ?
ところで、本書のタイトルを見て
「ああ……またソーシャルメディアの活用術か」と
うんざりされたあなた。
どうか、ご安心ください。
この本では「セルフブランディング」やら「情報発信」やら
ごく普通の人に関係のない話は
いっさい取扱いません。
かつて、電子メールや携帯電話が普及しはじめたころのように
フェイスブックは私たちの「人づきあいの常識」を
大きく劇的に変えようとしています。
そこで、本書で皆さんにお伝えしたいのは、
あくまでも「人づきあいの常識」を変えるであろうフェイスブックの
仕組みと側面、そしてそれを利用することのメリット。
「気疲れしない人づきあいとしてのフェイスブック」を目的に
最小限度、もっともシンプルなフェイスブック活用術をお伝えしていきます。
基本的に使うのは、たった3つの機能だけ。
「メッセージ」「いいね! 」「シェア」。
そうです。これだけです!
たったこれだけで、より豊かな人間関係を育み、
人生を100倍楽しむための秘訣をお教えいたします。
これから始めようと思っている人から
フェイスブック疲れでクタクタの人まで
あらゆる人間関係に役立つ1冊!
全世界でユーザー数10億人、日本国内で1000万人を超える
世界最大のSNS「フェイスブック」。
あなたはいま、フェイスブックとどんな関係ですか?
「よく分からないのでやってない」
「周囲がやれやれと言うけれど、なかなかやる気になれない」
という〈これから〉派。
「とりあえず始めてみたけど、面白さが分からないし、使い方もイマイチ」
「アカウントは持ってるけど、最近はまったくログインしてない」
という〈とりあえずやってはいるけど〉派。
「一時期かなりやりこんだけど、最近はごぶさた気味」
「いろいろ人間関係で気を使って、面倒になり休眠中」
という〈ごぶさた〉派。
ざっと見渡してみると、おおむねこんなタイプでしょうか?
◆あなたがフェイスブックを敬遠する7つの理由
フェイスブックをはじめとする
ソーシャルメディアに対する否定的なイメージとしては
以下のようなものが挙げられます。
1個人情報ダダ漏れが怖い
2新しい技術を覚えるのが面倒くさい
3人づきあいが面倒くさい
4恥ずかしい
5とりたてて発信することがない
6バーチャルな雰囲気が苦手
7ゆるい人づきあいが気持ち悪い
ですが、本書を読めば
□とりあえず始めてみたくなる
□フェイスブック上での交流が楽しくなる
□「ソーシャル疲れ」が治り、自分のペースで取り組めるようになる
このような、いいことづくめの効用が得られます!
◆フェイスブックが人づきあいの常識を変えた! ?
ところで、本書のタイトルを見て
「ああ……またソーシャルメディアの活用術か」と
うんざりされたあなた。
どうか、ご安心ください。
この本では「セルフブランディング」やら「情報発信」やら
ごく普通の人に関係のない話は
いっさい取扱いません。
かつて、電子メールや携帯電話が普及しはじめたころのように
フェイスブックは私たちの「人づきあいの常識」を
大きく劇的に変えようとしています。
そこで、本書で皆さんにお伝えしたいのは、
あくまでも「人づきあいの常識」を変えるであろうフェイスブックの
仕組みと側面、そしてそれを利用することのメリット。
「気疲れしない人づきあいとしてのフェイスブック」を目的に
最小限度、もっともシンプルなフェイスブック活用術をお伝えしていきます。
基本的に使うのは、たった3つの機能だけ。
「メッセージ」「いいね! 」「シェア」。
そうです。これだけです!
たったこれだけで、より豊かな人間関係を育み、
人生を100倍楽しむための秘訣をお教えいたします。
これから始めようと思っている人から
フェイスブック疲れでクタクタの人まで
あらゆる人間関係に役立つ1冊!
- 本の長さ201ページ
- 言語日本語
- 出版社フォレスト出版
- 発売日2012/10/6
- 寸法11 x 1.1 x 17.2 cm
- ISBN-104894518708
- ISBN-13978-4894518704
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商品の説明
著者について
五百田達成(いおた・たつなり)
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション」「恋愛・結婚・仕事」「生活者心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに執筆や講演を行う。
鋭い分析と優しい語り口が人気となり、「私の何がイケないの?」(TBS)、「極嬢ヂカラPremium」(テレビ東京)コメンテーターのほか、メディア出演多数。“日本一女心のわかる男"として、働く女性や職場で女性との接し方に悩む男性などから多くの支持を集めている。
米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
明治大学・堀田秀吾教授との共著『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング)が10万部を超えるベストセラーに。
その他の著書に『「2回目のない女」を卒業します! 』(メディアファクトリー)、『一瞬で幸せ本能がめざめる 心のゆるめかた』(中経出版)、『黒リッチってなんですか?』(集英社)などがある。
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション」「恋愛・結婚・仕事」「生活者心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに執筆や講演を行う。
鋭い分析と優しい語り口が人気となり、「私の何がイケないの?」(TBS)、「極嬢ヂカラPremium」(テレビ東京)コメンテーターのほか、メディア出演多数。“日本一女心のわかる男"として、働く女性や職場で女性との接し方に悩む男性などから多くの支持を集めている。
米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
明治大学・堀田秀吾教授との共著『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング)が10万部を超えるベストセラーに。
その他の著書に『「2回目のない女」を卒業します! 』(メディアファクトリー)、『一瞬で幸せ本能がめざめる 心のゆるめかた』(中経出版)、『黒リッチってなんですか?』(集英社)などがある。
登録情報
- 出版社 : フォレスト出版 (2012/10/6)
- 発売日 : 2012/10/6
- 言語 : 日本語
- 新書 : 201ページ
- ISBN-10 : 4894518708
- ISBN-13 : 978-4894518704
- 寸法 : 11 x 1.1 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,896,641位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 43位フォレスト2545新書
- - 2,077位SNS・ブログ
- - 5,309位コンピュータ・IT関連の一般・入門書
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

作家・心理カウンセラー。株式会社 五百田達成事務所代表。
米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー
「コミュニケーション×心理」を軸に恋愛や結婚、ジェンダーや言葉について執筆。「察しない男 説明しない女」「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」「話し方で損する人 得する人」「超雑談力」はシリーズ100万部を突破。
【オフィシャルサイト】
http://www.iotatatsunari.com/
【ツイッター】
https://twitter.com/ebisucareer
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/iotatatsunari/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年5月12日に日本でレビュー済み
2015年3月30日に日本でレビュー済み
「察しない男、説明しない女」を読んでおもしろかったので過去作品をチェック。
フェイスブックを用いて、発達心理を説いている本。
一番のメッセージは「ギャングエイジ」の時代からの卒業で精神的に成長しようというところ、と感じた。
少数とすべてを開示して付き合ってきた思春期のつきあい方を脱却しましょうと。
昨今の大人は子ども的と言われている(p121)はほんとかどうかわからないが。
フェイスブックを新しいコミュニケーションの練習として使用してみるという発想は面白かった。
その他にも善意のメディアだからネガティブなことは書かないとか。
コメントもゆるくつながるために、短く。
批判的な内容で盛り上がっているとき 「集団エゴイズム」だからあえて反論しないなど。
立食パーティでの状況に例えられているが理解しやすかった。
やはりイオタさんの作品は他とちょっと違っておもしろい。新しい発見があるというかかゆいところに手が届くというか。
フェイスブックを用いて、発達心理を説いている本。
一番のメッセージは「ギャングエイジ」の時代からの卒業で精神的に成長しようというところ、と感じた。
少数とすべてを開示して付き合ってきた思春期のつきあい方を脱却しましょうと。
昨今の大人は子ども的と言われている(p121)はほんとかどうかわからないが。
フェイスブックを新しいコミュニケーションの練習として使用してみるという発想は面白かった。
その他にも善意のメディアだからネガティブなことは書かないとか。
コメントもゆるくつながるために、短く。
批判的な内容で盛り上がっているとき 「集団エゴイズム」だからあえて反論しないなど。
立食パーティでの状況に例えられているが理解しやすかった。
やはりイオタさんの作品は他とちょっと違っておもしろい。新しい発見があるというかかゆいところに手が届くというか。