1972年生まれの作者とは一学年下か、同じ学年か?一歳しか違わない彼にまず、親近感。しかし…タンノイのエジンバラ…タンノイという国のエジンバラという地名か?はぁ、SONYのWalkmanと同じ様な…って。びっくりでしたね。昔のオーディオのでかいことでかいこと!一部屋の3分の1以上埋めちゃいますから。
題名からして素敵だわ。
短編集でしたが、彼の小説を読むだに、温かな家族愛が感じられます。ひねてない。私と全然違うから惹かれます。゛夜のあぐら゛のゲイラカイトなんて!!まぁ。知っている方は私と同年代ね!ぺらっとした良く上がる タコ。兄弟で集まる。みんな別々な生き方で、血が繋がっていようと、個々でしかない。自分で感じ学び咀嚼し人生を一度きりしかない刹那的なこの地獄天国極楽阿鼻叫喚の世の中を一人で、歩いていくしかない。そして、許し易い血。
そんな、判っている事をちゃんと判っている方ですから、文章が頭に入り文化的なものすら共感出来る。゛感傷(!)が、現状を改善することは無い…゛(三十歳。)です。でも、ひとは、感傷で涙し祈り愛する。判っているのかというと、私自身は、全然何もかもメチャメチャな人間なので、少なくとも彼に共感は、出来るまで来たかなと。
尊敬してしまいます。作家。そして長嶋有さん。
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タンノイのエジンバラ (文春文庫 な 47-2) 文庫 – 2006/1/11
長嶋 有
(著)
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「なんか誘拐みたいだね」。失業中の俺は、ひょんなことから隣家の娘を預かるはめに……。芥川賞受賞第一作を含む珠玉の短篇集
- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2006/1/11
- ISBN-10416769302X
- ISBN-13978-4167693022
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2006/1/11)
- 発売日 : 2006/1/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 225ページ
- ISBN-10 : 416769302X
- ISBN-13 : 978-4167693022
- Amazon 売れ筋ランキング: - 180,379位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1972年生まれ。2001年に「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。02年に「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞、07年に『夕子ちゃんの近道』で第1回大江健三郎賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 エロマンガ島の三人 (ISBN-13: 978-4167693046 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主題含む4作、ある意味、日常に近い非日常の設定。
淡々とした話の展開に盛り上がりとかは決して感じられないのだけれど、
だからこそ逆に、少しずつ積み重なっていく人物像に思わずシンクロしてしまう。
強くないけど優しい想い、自分の性格に戸惑を持ち続けていることなど、
それぞれの人間らしさが、静かにじわっと伝わってくる作品ばかりでした。
「サイドカーに犬」が好きな読者はいいかも。
こういうの長嶋さんはとても巧いと思う。
読了後は、雨あがりに陽射しを垣間見た気分になりました。
淡々とした話の展開に盛り上がりとかは決して感じられないのだけれど、
だからこそ逆に、少しずつ積み重なっていく人物像に思わずシンクロしてしまう。
強くないけど優しい想い、自分の性格に戸惑を持ち続けていることなど、
それぞれの人間らしさが、静かにじわっと伝わってくる作品ばかりでした。
「サイドカーに犬」が好きな読者はいいかも。
こういうの長嶋さんはとても巧いと思う。
読了後は、雨あがりに陽射しを垣間見た気分になりました。
2016年9月30日に日本でレビュー済み
この小説を読んでいると歯切れの良さといえばいいのかリズム感といえばいいのか、心地いい不思議な調子とリズムを感じることがあった。いつだったか、村上春樹が「文章と音楽との関係」について、文章にはリズムが大切という面白い指摘をしていたことを思い出した。多くの批評家はそのことをあまり指摘しないともいっていたようにも思う・・・。長嶋有の作品は『愛のようだ』に続けて読んだ本著がまだ2冊目でしかないが、おもしろい小説家だと思った。
登場してくる固有名詞について、福永信は「居心地の悪さ」として解説いているけれど、ぼくはこの作家特有の文体のリズムをもたらすアクセントとして作用しているように思う。また、スピーカーやオーディオメーカーのこともほとんど知らないのだが、タンノイのエジンバラというスピーカーやCD、漫画や小説のタイトルや作家名、バルセロナの観光地や建築家の固有名詞などがテンポよく次々とでてくるのもおもしろいと思った。
ここでは4つの短編、すなわち「タンノイのエジンバラ」「夜のあぐら」「バルセロナの印象」「三十歳」という物語が収められているのだが、いずれも甲乙つけがたい代物でおもしろい。
唐突にも隣に住む小学生の娘を預かることになった失業中の男、“ちぐはぐな”その娘とのやりとりを描いた表題作の「タンノイのエジンバラ」。真夜中、実家の金庫を盗むことになる三姉弟の不器用で滑稽ともいえる感情の動きと切羽詰まった挙句の行動がおもしろい「夜のあぐら」。半年前、離婚した姉を元気づけるという大義名分があるにはあったが、「どこにもいかないなら、いってもいい」と妻に告げる“ちぐはぐな”動機で出かけたバルセロナへの旅行でのちぐはぐなエピソードや出来事を描いた「バルセロナの印象」。部屋いっぱいの大きなグランドピアノの下で寝ている秋子三十歳のちぐはぐな日常を描いた「三十歳」。
3.11の大震災以後、絆とか家族との繋がりということが注目されたけれど、ここではその繋がりの一方で離婚、フリーター、バイト生活、隣家との希薄な関係などといった時代を象徴する典型的な設定が用意されている。
だが、文章それ自体の起伏はほとんどなく平たんそのもの、淡々とした日常の時間の流れと会話が進行しているに過ぎない。“ちぐはぐな”様子として客観的には受けとれるけれど、当然ながら当事者たちにその客観性はないし意識もない。テンポの良いリズムとともに平たんな時間と会話が流れていく。もしかしたら、そこがいいようのない笑いを感じさせ滑稽さをもたらすのかもしれない。
他愛のないやりとりとはいえ物語の当事者たちはいずれもまじめで本気そのもの、それが滑稽さだけでなく切なさと哀しさを感じさせる、と言い換えてもいい。
だが、本著ではどことなく刹那的にみえる日常の価値観に支えられているようでもありそれは見事というほかない。それゆえに、この時代の気分を描いた傑出した小説といえるのではないか。芥川賞受賞後の注目の作品とあるけれど、なるほどこれは必見ものといって不思議ではない。
登場してくる固有名詞について、福永信は「居心地の悪さ」として解説いているけれど、ぼくはこの作家特有の文体のリズムをもたらすアクセントとして作用しているように思う。また、スピーカーやオーディオメーカーのこともほとんど知らないのだが、タンノイのエジンバラというスピーカーやCD、漫画や小説のタイトルや作家名、バルセロナの観光地や建築家の固有名詞などがテンポよく次々とでてくるのもおもしろいと思った。
ここでは4つの短編、すなわち「タンノイのエジンバラ」「夜のあぐら」「バルセロナの印象」「三十歳」という物語が収められているのだが、いずれも甲乙つけがたい代物でおもしろい。
唐突にも隣に住む小学生の娘を預かることになった失業中の男、“ちぐはぐな”その娘とのやりとりを描いた表題作の「タンノイのエジンバラ」。真夜中、実家の金庫を盗むことになる三姉弟の不器用で滑稽ともいえる感情の動きと切羽詰まった挙句の行動がおもしろい「夜のあぐら」。半年前、離婚した姉を元気づけるという大義名分があるにはあったが、「どこにもいかないなら、いってもいい」と妻に告げる“ちぐはぐな”動機で出かけたバルセロナへの旅行でのちぐはぐなエピソードや出来事を描いた「バルセロナの印象」。部屋いっぱいの大きなグランドピアノの下で寝ている秋子三十歳のちぐはぐな日常を描いた「三十歳」。
3.11の大震災以後、絆とか家族との繋がりということが注目されたけれど、ここではその繋がりの一方で離婚、フリーター、バイト生活、隣家との希薄な関係などといった時代を象徴する典型的な設定が用意されている。
だが、文章それ自体の起伏はほとんどなく平たんそのもの、淡々とした日常の時間の流れと会話が進行しているに過ぎない。“ちぐはぐな”様子として客観的には受けとれるけれど、当然ながら当事者たちにその客観性はないし意識もない。テンポの良いリズムとともに平たんな時間と会話が流れていく。もしかしたら、そこがいいようのない笑いを感じさせ滑稽さをもたらすのかもしれない。
他愛のないやりとりとはいえ物語の当事者たちはいずれもまじめで本気そのもの、それが滑稽さだけでなく切なさと哀しさを感じさせる、と言い換えてもいい。
だが、本著ではどことなく刹那的にみえる日常の価値観に支えられているようでもありそれは見事というほかない。それゆえに、この時代の気分を描いた傑出した小説といえるのではないか。芥川賞受賞後の注目の作品とあるけれど、なるほどこれは必見ものといって不思議ではない。
2010年11月8日に日本でレビュー済み
この中の「バルセロナの印象」が大好きです。
旅先で登場人物たちが別行動、はじめてひとつになるところ、
主人公が怒り出してとまらないところ。
友人と行った猛暑イタリア貧乏旅行の思い出と交じり合って
読むたび、なんとも言えない思いが胸に込み上げます。
そして美装丁。解説もよい。
タンノイもビックカメラの有楽町店に聴きにいきました。
旅先で登場人物たちが別行動、はじめてひとつになるところ、
主人公が怒り出してとまらないところ。
友人と行った猛暑イタリア貧乏旅行の思い出と交じり合って
読むたび、なんとも言えない思いが胸に込み上げます。
そして美装丁。解説もよい。
タンノイもビックカメラの有楽町店に聴きにいきました。
2003年2月8日に日本でレビュー済み
芥川賞作家の最新短編集。4つの物語に登場する主人公はみな違う人物
だけど、年齢的・やる気なさ的にどうにもこうにも自分に重ねて読んで
しまいがちだ。所謂「ちょっと冷めた感じ」の性格で積極性を発揮する
ことなど滅多にないようなヌボーッとした人たちが、隣家の女の子を
押し付けられてあずかるはめになったり、実家の金庫を盗みに行くはめに
なったりする。
私は通ではないので知らなかったが、タンノイのエジンバラとはイギリス
タンノイ社というオーディオメーカーのことで、エジンバラとはそこで
製作されたAV機器であった。この製品は実在し、インターネットでついつい
その実像を眺めてしまった。昨年で販売中止となったらしいこの勇姿も
登場するこの短編は、淡々と日常を描いているようでしっかりとした
後味が読者には残ると思う。
自分も今や立派な30代。なにか大きな目標をもって進んだことのない人間
だけに、どこかしら主人公には励まされるような気がしないでもない。
だけど、年齢的・やる気なさ的にどうにもこうにも自分に重ねて読んで
しまいがちだ。所謂「ちょっと冷めた感じ」の性格で積極性を発揮する
ことなど滅多にないようなヌボーッとした人たちが、隣家の女の子を
押し付けられてあずかるはめになったり、実家の金庫を盗みに行くはめに
なったりする。
私は通ではないので知らなかったが、タンノイのエジンバラとはイギリス
タンノイ社というオーディオメーカーのことで、エジンバラとはそこで
製作されたAV機器であった。この製品は実在し、インターネットでついつい
その実像を眺めてしまった。昨年で販売中止となったらしいこの勇姿も
登場するこの短編は、淡々と日常を描いているようでしっかりとした
後味が読者には残ると思う。
自分も今や立派な30代。なにか大きな目標をもって進んだことのない人間
だけに、どこかしら主人公には励まされるような気がしないでもない。
2012年9月19日に日本でレビュー済み
うまく言葉に出来ない微細な感覚を表現することに関して長嶋有は巧みです。
考え事が多かったり、自分の生活がうまくいってない時などに、惹かれるようにこの短編小説を手に取ってしまうことが、たまにあります。
考え事が多かったり、自分の生活がうまくいってない時などに、惹かれるようにこの短編小説を手に取ってしまうことが、たまにあります。
2005年8月19日に日本でレビュー済み
ジャージの二人も悪い小説ではないが、世界が狭くなっているのが気にかかった。彼と同年代にしかわからないのではないか・・。その点、タンノイのエジンバラはそこまで世界が狭くなっていないという点において、長嶋有のよさが出ているように思う。
2007年5月28日に日本でレビュー済み
今を生きる人たちの、特にすてきでもすばらしくもない人生を送る人たちのことが書かれています。
つまらないような日常を送る人たちですが、その人たち自身がつまらない分けではもちろんなく、読み終えると、じん、とします。今の時代を描く、ことに成功していると思います。
さらさらと流れていきますが、内容は薄くありません。
つまらないような日常を送る人たちですが、その人たち自身がつまらない分けではもちろんなく、読み終えると、じん、とします。今の時代を描く、ことに成功していると思います。
さらさらと流れていきますが、内容は薄くありません。