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革命前夜 すべての人をサッカーの天才にする 単行本(ソフトカバー) – 2012/9/7
初公開! 風間流「サッカーの天才になる方法」
あなたはこの風間語録を理解できますか?
「本当にうまい選手は正確にプレーしなくていい」
「シュートコースは相手が教えてくれる」
「パスが正確になれば走る暇はなくなる」
「数的優位を作ることがディフェンスではない」
「中央の選手には足の速さは関係ない」
「攻撃のときは相手を見て、守備のときは味方を見る」
……etc
川崎フロンターレの監督に就任して革命的なサッカーに取り組む
風間八宏の非凡なサッカー哲学と類まれな理論を丹念に解き明かす一冊です。
風間監督はこう言います。
「Jリーグは世界一になれる。もっと自分たちに期待しろ」
そして「日本はバルセロナを超えられる」とも。
「風間八宏」という本物の天才だけが見えている世界、そこに日本のサッカーをもっと面白く、
もっと進化させるヒントがたくさん散りばめられています。
そして世界のサッカーをも変える新たな常識があります。
風間監督就任以降、劇的な変貌を遂げている川崎フロンターレで
異端の天才はどんな革命を起こそうとしているのか?
「翻訳不能」と言われた独特のサッカー観を詳しく紐解いていきます。
非常識であれ、異端であれ、本質であれ――。
【風間八宏からのメッセージ/サッカーを愛するすべての人たちへ】
小さなころからサッカーを始めて、いまだにその奥行きの広さに一喜一憂する毎日です。
サッカーというのは考え方ひとつで、ボールが友達にも敵にも爆弾にもなる。
そして自分たちの「目」を揃えることで戦術練習をしなくてもしっかりチームにもなる。
こういうところを考えると、ものすごくたくさんの要素がサッカーをつくっている。
そのなかでどういう方法で自分が楽しむのか、小さいころからずっとそこを追い求めてきています。
サッカー選手はみんなボールを自由に扱いたくてサッカー選手になったはずです。
グラウンドで球技としての面白さをたくさん出していくこと、
これがやる人、見る人、すべての人に一番大きな喜びを与えると思います。
とにかく楽しい発想でサッカーをやりたい。
そんな気持ちがこの本には詰まっています。
風間八宏
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社カンゼン
- 発売日2012/9/7
- 寸法15 x 1.7 x 21 cm
- ISBN-104862551521
- ISBN-13978-4862551528
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商品の説明
レビュー
サッカージャーナリスト・西部謙司氏による書評
天才とは、発想の違う人だ。人とは異なる発想から、誰も思いも寄らぬ成果を生み出す。
著者の木崎伸也が“天才”風間八宏に挑んだのが本書である。その発想の分析をいろいろな角度から行った。
木崎は「風間さんの話は難しい」と言うが、実は難しいのではなく、簡単すぎてわかりづらい。
思考に言葉がついていかない。言葉を並べるのがもどかしく、つい手近に思いついた単語で代用してしまう。その結果が“風間語”ともいうべき難解な言葉なのだろう。
言葉自体は簡単すぎるほど単純なのだが、その背景がわからないと理解不能になる。ヨハン・クライフも“クライフ語”があるそうだ。
風間監督は、その単純すぎて難解な言葉を、意図的に使うようになった。
正確に止めろ、では選手は耳を傾けない。しかし、親指の前に止めろ、ならば注意を喚起できるからだ。
風間はよく「俺は何も教えていない」と言う。謙遜でないと思う。彼自身、18歳のときにボールの置き所をネルソン吉村から盗んだ。
日本代表の練習に吉村大志郎が来た。止める、蹴るにブレがない。それを見て、風間は自分の置き所を考えた。それで彼のプレーは一変したという。
知らないことを教えるのではなく、知っているつもりだったことに気づかせる。そのために“風間語”を駆使しているようだ。
本書には、読者に疑問を抱かせ、驚かせ、気づかせる、言葉の数々が並ぶ。
ところで天才の逸話としてコロンブスの卵がある。
誰もが卵を立てるのは不可能だと考えた。ところが、コロンブスは卵の底をつぶして立ててみせた。やってみれば誰もが気づくが、最初の1人がやってみるまでは誰も気づかない。発想の転換だ。
風間は、日本人にはバルセロナを超えるサッカーができると言う。いまは誰もそれが可能だとは思っていない。けれども風間は「できる」ことを“知っている”。彼の発想から、それは可能だからだ。
卵の底をつぶそうというのではない。そんな小手先のことではない。
実は、卵は直立する。
立春の卵という。だが、卵が立つのは立春の日だけではないらしい。根気よくやれば、誰でも立てられるそうだ。
風間なら、こう言うのではないか。
「ちゃんとやれ。立つから」
サッカージャーナリスト・西部謙司
--「サッカー批評issue58」(双葉社)書評より 2012/9/10著者について
1961年10月16日、静岡県生まれ。清水商業高校時代から天才と騒がれ、日本ユース代表として79年のワールドユースに出場。その後、筑波大学在学時に日本代表に選出される。大学卒業後は複数の実業団からのオファーを断り、1984年ドイツに渡る。レバークーゼン、レムシャイトなどで5年間プレー。1989年にマツダへ加入し、1995年までサンフレッチェ広島でプレーを続けた。『すぽると!』などでテレビ解説者を務めるかたわら、2008年より筑波大学蹴球部監督に就任。低迷していたチームを独自のスタイルで変革し、大学サッカー界を席巻する。2012年4月、川崎フロンターレの監督に就任。
木崎伸也(きざき・しんや)
1975年1月3日、東京都生まれ。中央大学大学院理工学研究科物理学専攻修士課程修了。2002年夏にオランダに移住し、翌年からドイツを拠点に活動。高原直泰や稲本潤一などの日本人選手を中心に、欧州サッカーを取材した。2009年2月に日本に帰国し、現在は『Number』『週刊東洋経済』『週刊サッカーダイジェスト』『サッカー批評』『フットボールサミット』などに寄稿。おもな著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『クライフ哲学ノススメ 試合の流れを読む14の鉄則』(サッカー小僧新書)など。
登録情報
- 出版社 : カンゼン (2012/9/7)
- 発売日 : 2012/9/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4862551521
- ISBN-13 : 978-4862551528
- 寸法 : 15 x 1.7 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 216,962位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,797位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
FIFAワールドユース選手権(現U20W杯)日本代表に高校生ながら選出。筑波大学在学中に日本代表に選ばれ、卒業後ドイツのレバークーゼン、ブラウンシュバイクなどで5年間プレーを続けた。
帰国後、サンフレッチェ広島で主将としてプレー。日本人選手Jリーグ初ゴールを記録。現役引退後は解説者として活動する傍ら、桐蔭横浜大学サッカー部、筑波大学蹴球部監督を務め、2012年からはJリーグ川崎フロンターレ監督、2017年から名古屋グランパス監督を歴任。
静岡県の清水地域で展開した選手育成プロジェクト「清水スペシャルトレーニング」や、全国各地で活動するサッカースクール「トラウムトレーニング」を監修するなど、選手の育成にも力を注いでいる。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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サッカー観戦で目からウロコが落ちる本。
サッカーライターである著者は、風間さんがJリーグに革命を起こすと予想したうえで「革命前夜」とタイトルを付けています。そして、その予想は、2021年現在、現実になりつつあります。川崎フロンターレが圧倒的な力を出している今こそ、この本を手に取る意味があるのではないかと思います。
読めば確かに「こういう考え方もあるのか」と思わされる部分が多い。
ただ、風間サッカーは斬新かも知れないが結果が出ていない。筑波でも川崎でも。筑波大学では4年間
指導しながら主要タイトルは一つも取れず(これは筑波が元々弱かったのではなく、筑波は風間監督
になる前から関東大学サッカーでは名門です)。川崎でも結果が出ず。
現状見ている限り、理論としては一流でも、監督としては一流未満なのかなと。監督は理論も大事だ
けど、優れたモチベーターでなければ結果は出せませんから。
結果が出てないのにこういう本を出されてもなぁ・・・と言う感じです。
先日のFC東京戦を見ていても結果だけみれば2−1ですが、それ以上の力の差があった。
とても狭いエリアの中で「外す」動きを繰り返し、2点のチャンスを'ぎ取った。
試合のイニシアティブも80%は支配されていたのではないでしょうか。
ゲームマネジメントにおいても、戦術においても完敗でした。
この本はそのよってきたるところを詳細に説明してくれています。
筑波での監督時代から同じサッカーを指向されてきた風間さん。
革命は始まったばかりかもしれませんが、今後も注目していきたいです。
監督的視点でなく、技術コーチ的視点であり個人の力の上昇なくしてチームは強くならないのはおっしゃるとおり。でも現実的には不揃いな個ばっかりなチームを機能させるのが監督。
筑波大ですぐ成果らしいものがでたのは個の技術アップによるもの(技術伸びシロ多い)で、プロ(一部の天才を除いて技術的には完成に近い)で結果がでないのもわかる。