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あらしの前 (岩波少年文庫 150) 単行本 – 2008/3/14
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/3/14
- ISBN-104001141507
- ISBN-13978-4001141504
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年8月7日に日本でレビュー済み
オランダとドイツの歴史も知らず、オランダの人に『オランダ語ってドイツ語に似ているんですよね』等と無神経な事を言っていました。少し考えれば、軍事強国のプロシア、ドイツの隣に位置する通商、農業国の小国のオランダにどんな歴史があったかくらいは想像できたのに。ヨーロッパの国々は深い辛い歴史を何世紀にも渡って経験してきたのだと思いました。
2022年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後半の「あらあしのあと」とセットで読んで初めて真価を発揮する作品だと思う。ドイツによるオランダ侵攻が始まりつつあった頃、当時の子沢山の大家族の様子を楽しく読めるが、その後へと続く成長過程の比較的平和な時代だからだ。
2020年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎月一冊、子供たちへ本を贈っています。今回は、コロナ禍で本屋へ行けず、Amazonで購入。良い本なのですが、訳文が古くて読みづらかったそうです。
2008年11月29日に日本でレビュー済み
ナチス・ドイツがポーランドへ侵攻し、第二次世界大戦が始まっていました。中立を掲げるオランダでも戦争に巻き込まれるかいなかと不安が広がっていましたが、人々は普段通りの生活を送っていました。オールト家の人たちもそうでした。医師のおとうさん、おかあさん、長女のミープ、長男のヤープ、勉強に悩むヤン、ヤン思いのルト、ピーター・ピム、生まれたばかりのアンネ、女中のへーシェたちはそれぞれの一日を過ごしていました。しかし、いつもどおりの平穏な毎日を過ごしていたオールト家にも戦争が忍び寄ってきました。ドイツから逃げてきたユダヤ人のヴェルナーを匿うことになり、それから防空壕を作るかどうかの話などが出ました。お互いに許しあう日であるクリスマスにルトは「もしも、年じゅういつもクリスマスだったら、そうなれさえしたら……(中略)そうすれば、人びとはいつもおたがいに親切にして、戦争なんて、もう二度とないのに」(168頁)と言いましたが、とうとうオランダはドイツの侵攻を受けることになりました。村にも爆撃があり、続々とドイツの落下傘部隊が降下してきました。ヴェルナーはミープの助けを借りて出国するためロッテルダムへと行きますが、5月14日ロッテルダムは空襲を受け、ついにオランダはドイツに降伏しました。ヴェルナーとミープは無事でしょうか。オールト一家は祖国の敗北と身内の安否で不安と絶望に陥りかけました。しかし、おかあさんが「あたしたちは、まだこれからも、じぶんを守っていきましょうね、武器を使ってではなく、正しいことを信じる、あたしたちの信念の力で――」(267-268頁)と励まし、一家は真っ暗な明日へと勇気を持って歩み始めました。
戦争が忍び寄る中での人々の日常と心理をときにユーモアをまじえてリアルに描いています。また、たとえ困難な状態でも希望を失わず前を見るオールト一家に勇気と希望を与えられました。
戦争が忍び寄る中での人々の日常と心理をときにユーモアをまじえてリアルに描いています。また、たとえ困難な状態でも希望を失わず前を見るオールト一家に勇気と希望を与えられました。