5年前の大量殺人事件で唯一の生存者となったMolly Keller(A.J.Cook)は今では大学生。そんな彼女は殺人鬼に関心を抱く教授Marshall Kane(Bruce Payne)の元で同級生たちと共同研究を始めるが、そこへ5年前の殺人鬼が再び…。1888年の「Jack the Ripper」事件をモチーフにしながらも過去の欧米ホラー作の諸要素をゴッタ煮的に盛り込んだ本作は資金面でRoyal Bank of Canadaに依存し、Victoria市で撮影された典型的なカナダ製B級低予算映画です。本作の究極的テーマは殺人鬼と被害者との間の特殊な純愛関係というDario Argentoテーマなのですが、個人としては魅力的ながらも何故か出演作に出来の悪い作品ばかりのA.J.Cook主演作だけに作品全体が凡作以下の出来であり、其のテーマは未消化のままです。