イースは数年前ににPCエンジンで1-4までやって、PSPでフェルガナ(体験版のみ)、イース7(クリア)のみやりました
イース7もとても良くできたARPGでしたが、セルセタの樹海は圧倒的にそれを越えてます
まずグラフィックですが、これは正直VITAの他のタイトルと比較するといまいちですが、PSPでは無理な表現だと思います
人物はそれなりですが、背景や街の造形がとてもよく作りこまれてて結構感動します
いわゆるエリア切り替えタイプのARPGですが、一つ一つのエリアがとても広い上に凝ってます
そんな広いマップが多数あり、それらを探索するのがとても楽しいです
昔、RPGをプレイしてワクワクした気持ちが再び味わえる、そんな感じです
イース7よりワクワク感ははるかに上です
マップはとにかく広いですが、序盤からワープが使える上に移動がとても早いので、探索にあたってストレスを感じる部分はないと思います
序盤の街にすぐ帰れるようなショートカットも開通します
×ボタンによる回避移動もイース7ではキャラが小さかった分やたら跳びすぎてる印象がありましたが、本作ではキャラの等身が高いせいか適当な跳び具合に見えます
システム的にはイース7を踏襲してますが、決定的に違うのはUIです
VITAのタッチパネルを活かしたUIで、アイテムやマップ、メインメニューなどタッチパネルから簡単にアクセスできます
その分、ボタンはアクションにフルに割り当てられてます
このため、7ではやりにくかったガードも△ボタンひとつで可能になってます
このあたりの操作性は非常に快適です
背面タッチのピンチイン・アウトで仲間への指示
前面タッチのピンチイン・アウトでカメラズームイン・アウト
という操作もあるのですが・・・これは右スティックが余ってるのでそちらに割り当てられるとよかったと思います
めったに使わないのでいいのですが
広大なマップなのに移動が快適でテンポが早く、無駄なスキル・経験値稼ぎ等の水増しがない分早い時間でクリアできてしまいますが、中身が濃いのでボリューム不足と感じる部分はないと思います
ファルコムのRPGの品質の高さを改めて思い知らされる傑作でした
今後はもう少しだけグラフィックやモーションに力を入れてもらって、でもそちらに力入れすぎてこの快適なゲーム性を損なわないように、ハイエンドゲーム機向けに良作をどんどん出していって欲しいです